小室圭 NY司法試験不合格で波乱

様々な意見のある中で婚姻に踏み切った以上、2人で支え合って生きていくと決意したのでしょう
小室夫妻に婚姻から1週間も経たないうちに試練が訪れています。合格確実であると言われてたニューヨーク州の司法試験で、合格者の中に小室圭の名前はなく不合格だったと報じられています
不合格となった理由、事情は不明です。単純に法律の知識が足りなかったのか、法律を駆使するロジックが身についていないのか?
フォーダム大学の法科大学院出身者なら合格して当たり前、と言われるのですから不合格はさすがに外聞が悪すぎでしょう
来年2月に次の司法試験があるので、小室圭はそちらを受験するつもりのようです


10月26日、秋篠宮家の長女・眞子さんと結婚した小室圭さん。翌27日には眞子さんと運転免許試験場を訪れるなど、ニューヨークでの新婚生活に向けて準備を進めていた。
ところが、新婚間もない小室夫妻に暗雲が立ち込める出来事が。なんと圭さんが、ニューヨーク州の司法試験で不合格となってしまったのだ。
「試験を主催するニューヨーク州の司法試験委員会は、28日に合格者数を5791人と発表しました。ですが29日にホームページで公表された合格者の名簿には、圭さんの名前がなかったのです。一方、名前が発表された合格者数は5785人で、残った6人の名前は未公表でした。そのことから圭さんに、『名簿に掲載されていないだけで、合格している可能性もあるのではないか』といった憶測も飛び交っていました」(皇室担当記者)
NHKによると圭さんの合否の結果を明らかにしたのは、圭さんが日本でパラリーガルとして勤務していた奥野総合法律事務所の奧野善彦弁護士。奥野氏は30日午前に、圭さんから電話で報告を受けたとのこと。
圭さんは「今回の試験の結果は不合格でした。大変申し訳ございません」と謝罪し、「来年2月の試験に再びチャレンジします。努力を積み重ねていきます」と話したという。
奥野氏は眞子さんとも話したといい、眞子さんは「小室さんの話をそのとおりに受け止めています」と夫の勉強を支える意思を示していたという。
「圭さんは、今年5月にフォーダム大学のロースクールを卒業。その後、7月に司法試験を終えてからわずか1カ月あまりで、眞子さんと年内に結婚する方向で調整が進められていると報じられました。すでに圭さんはニューヨークの弁護士事務所『ローウェンスタイン・サンドラー』に就職し、法務助手として働いています。つまり、合格を見越した上で結婚を進めてきたのです」(前出・皇室担当記者)
しかし圭さんが不合格となれば、描いていた眞子さんとのニューヨークでの新婚生活に支障をきたす恐れも出てくる。
「すでに新居として、ドアマンが常駐する家賃80万円ほどのアパートメントを契約しているそうです。広さは約100平方メートルの2DKで、場所はマンハッタン島の西側にある高級住宅街のアッパーウエストサイド。治安がよい場所で知られており、公園や世界的にも有名な文化施設が多数あります。そのため育児に適している地域として、セレブも大勢住んでいます」(NY在住のジャーナリスト)
弁護士の道から遠ざかってしまった圭さんに、果たしてそのような“セレブ生活”が維持できるのだろうか。
「ニューヨークで余裕のある暮らしが成り立つのは、圭さんの収入があってこそでしょう。圭さんが弁護士資格を取得すれば、2000万円前後の年収を得ることができると言われていました。しかし現在の法務助手のままだと、年収は600万程度だといいます。
眞子さんもメトロポリタン美術館で働く可能性が浮上しており、そうなれば学芸員の年収は1500万円だといいます。ですが夫婦の世帯年収が当初予定していた3500万円から2100万にまで下がってしまうとなれば、年間家賃1000万円のアパートメントで暮らすのは厳しいのではないでしょうか」(前出・ジャーナリスト)
圭さんが次回、司法試験を受けるのは来年2月。新婚早々にもかかわらず困難に見舞われた夫妻は、どのように乗り越えていくのだろうか。
(女性自身の記事から引用)


不合格でも法務助手として年収600万円が保証されている、との記事になっていますが、必ずしもそうではないようです。小室圭が司法試験に合格することを前提に弁護士事務所は彼を雇っているのであり、合格できないのであれば解雇するでしょう
なので、年収600万円が保証されているわけではなく、合格を逃したのであれば解雇されても文句は言えない状況です
年間家賃約1000万円のアパートで暮らしながらも無職、という事態になるのでしょうか?
眞子さんがメトロポリタン美術館の正規雇用の学芸員になって、収入を得られればよいのかもしれませんが、臨時雇いのパートタイム学芸員の口しかなければ年収ははるかに小さくなります。学芸員の給与が1500万円だとするなら、相当に厳しい競争を勝ち抜かないとその職には就けないのであり、日本からふらりとニューヨークに舞い降りた人が即座に採用されるものなのか、大いに疑問です。コネで正規雇用扱いになるというのなら別ですが
さて、上昇志向にまみれるのは勝手ですが、目論見が外れると周囲にも迷惑をかけます
2人が手を取り合って、どんどんと道を逸れていくように思えてなりません

(関連記事)
眞子さま結婚 マスメディアへの怒り爆発
眞子さま結婚 PTSDという診断
小室圭 記者会見拒否か?
眞子さま結婚問題 年内結婚へ
小室圭母 労災で洋菓子店とトラブル
小室圭母「自分はアダルトチルドレン」発言を考える
眞子さま結婚問題 小室殿下を国民は受け入れるか
眞子さま結婚問題 小室圭の憂鬱
小室圭釈明文から見る小室家の流儀
小室圭に母親の元婚約者が反論
小室圭の方針転換 宮内庁のお膳立てか
小室圭 解決金支払うと方針転換
眞子内親王との結婚は? 小室圭釈明文を考える3
眞子内親王との結婚は? 小室圭釈明文を考える2
眞子内親王との結婚は? 小室圭釈明文を考える
眞子様結婚問題 小室母「天皇陛下に会わせろ」要求
眞子様結婚問題 小室「解決済み」発言で波乱
眞子様結婚問題 小室圭留学決意
眞子さま結婚延期問題 小室母の元婚約者を批判する記事
眞子様結婚延期問題 小室氏借金はどうする?
眞子様ご結婚の障害 小室母が皇室に金銭求める
眞子様ご結婚延期を考える

ヒステリックブルーのナオキ 懲役1年6月の求刑

今年3月から始まった裁判が10月末、ようやく結審し、後は判決を待つだけとなりました。実に長い裁判です
検察は二階堂直樹被告に対し、懲役1年6月を求刑しています
これまで書いてきたように、検察は性犯罪で懲役12年の判決を受けて服役したにもかかわらず、再犯に至った二階堂被告を厳しく批判して強制わいせつ未遂罪の適用を主張してきました。二階堂被告は被害者の体を一瞬触っただけであり、県迷惑防止条例違反(いわゆる痴漢行為)として扱うべき事件だと反論してきました
求刑公判を朝日新聞は以下のように報じています。二階堂被告は被害者に恐怖を与えた点を認め猛省すると発言してはいますが、自身の犯行を終始、軽微なものであると言い張ったところに認知の歪みを感じてしまいます。被害者女性もそうした二階堂被告の態度に憤慨したのか、示談には応じたものの、「厳しい処罰を求める」との意見を寄せていました


女性の胸を触ろうとしたとして強制わいせつ未遂の罪に問われた、ロックグループ「ヒステリックブルー」(解散)の元ギタリスト二階堂直樹被告(42)=甲府市=の公判が25日、さいたま地裁(任介辰哉裁判官)であり、検察側が懲役1年6カ月を求刑し、結審した。判決は11月24日に言い渡される予定。
起訴状などによると、二階堂被告は昨年7月6日午前2時10分ごろ、埼玉県朝霞市内の路上を歩いていた20代女性に背後から近づき、左手で口をふさぎ、服の上から胸を触ろうとしたとされる。抵抗され、未遂に終わったという。
検察側は論告で「相当な力で口を塞ぎ、被害者が助けを呼ぶことや抵抗することを困難にした」とし、「性的刺激や満足を得ようとしたことは明白」などと主張した。
弁護側は、「女性の胸に一瞬だけ触る意図しかなかった」とし、強制わいせつ罪の要件には当てはまらず、「県迷惑防止条例違反の適用にとどまる」と主張した。また、強制わいせつ未遂罪に該当したとしても、執行猶予判決が妥当だとした。
紺のスーツ姿の二階堂被告は公判の最後に証言台に立ち、「被害者の方に深い恐怖を与えたことを猛省しております。二度と犯罪に関わらないで生きていきたい」と述べ、頭を下げた。
(朝日新聞の記事から引用)


以前にも書いたように、深夜、路上で背後から男に口をふさがれれば、そのまま拉致されてレイプされるのではないかと女性なら考えるでしょう
二階堂被告は「深い恐怖を与えた」と理解し反省すると言いながら、犯行は「痴漢程度のもの」だと主張し続けているわけで、どうにもちぐはぐな印象を受けます。一見、物分りが良さそうに見えて、実は歪んだ受け止め方しかしていない、と言わざるを得ません
さて、ここで二階堂直樹被告が山形刑務所に服役していた当時の手記から、一部を引用します。月刊誌「創」に掲載されたものからの抜粋です


元ヒステリックブルーのナオキが出所を前に獄中12年の心情と事件の真相を手記に綴った
(前略)
山形刑務所では毎年4月に「観桜会」が実施される。もっとも、その名称ほど大仰なものではなく、運動場の片隅に数本生えている桜の木の下にブルーシートを広げ生菓子を喫食するという10分15分の行事だ。
冬の間ずっと不機嫌だった太陽がようやく顔を出した昨年の観桜会。春風にあおられた花びらが小躍りする様を眺めながら、「交談禁止」のため黙々とプレミアムスイーツ『ふんわりワッフル(4ケ入り)』を食していた。脳内再生されていたBGMはオリビア・ニュートンジョンである。その瞬間、私は確実に小さな幸せを噛み締めていた。生クリームとともに。
税金で犯罪者にそんな贅沢させるなという意見もあるだろう。しかし、単調な生活を送る毎日にあって、このような行事が受刑者に与える心理的影響は決して小さくない。幸せを感じると同時に、改めて気付かされるのである。
――ああ、幸せだ。社会からは忌み嫌われるべき存在でしかない犯罪者のオレが、こうして美味しいお菓子を食べさせてもらいながら桜を眺め幸せを感じている。でも、オレの被害者の人たちは事件以降こんな幸せさえ感じることができなくなってしまったのかもしれない。彼女たちは事件の傷とどう向き合い、どう乗り越え、あるいは乗り越えられず今も苦しんでいるのだろうか。本当に、本当に申し訳のない、取り返しのつかないことをしてしまった……。
2004年3月4日、私は建造物侵入及び強制わいせつ容疑で逮捕された。事案は、マンション内の共用廊下に立ち入り、その場で女性にわいせつ行為をしたというもの。その後、余罪を自供し、強姦1名を含む計9名に対するわいせつ・強姦事件で06年6月に実刑判決が確定した。
〈そのような事を行うのは、人間の行い得る犯罪の中で最も醜悪で下等で、残酷な犯罪だと、自分はいまでは思っています。〉(太宰治『人間失格』新潮文庫)
逮捕から12年、受刑者としてはちょうど10年の節目を迎える。償いとは何か。被害者の方々に罪を償うにはどうすればよいのか。それをずっと考えてきた。……いや、ちょっと待てよ。その問いの背景には、何らかの方法によって償うことができるとの前提が隠れているのではないか。「償える」と思うことが被害者の苦しみを過小評価した加害者側の傲慢さの表れではないのか。そもそも、加害者(しかも性犯罪)が被害者に対し償うこと自体可能なのか。答えは否である。たとえ死んでお詫びしたところで被害者の傷が癒えるわけでもない。ならば私は償うことさえ叶わない大きな罪を犯したのだという自覚を持ち、一生それを背負って生き続けなければならないのだ。
懲役刑に服するということはあくまで社会治安を乱したことに対する国家への償いでしかなく、むしろ服役を終え自由を手にした後こそが真の償いの始まりである。自分の被害者に対して償えないのであれば誰に対して償うのか。まずは「未来の被害者」なのだと思う。今はまだ被害に遭っていないが将来何らかの事件に巻き込まれるかも知れない存在。つまり私自身が再犯に至らないことを大前提として、その上でなお、新たな犯罪を防ぐことができないだろうか。


「自分自身が再犯に至らないようにする」との自戒の念を手記の中で表明していた二階堂被告ですが、その自覚はどこへ消えてしまったのか?
裁判の中で、「犯行は痴漢行為の未遂だから、(性犯罪の)再犯ではない」と詭弁を弄んでいるだけと映ってしまいます

(関連記事)
ヒステリックブルーのナオキ 懲役1年2か月の実刑判決
https://05448081.at.webry.info/202111/article_40.html
ヒステリックブルーのナオキ 法廷で検察官と激しい応酬
ヒステリックブルーのナオキ 性犯罪を繰り返す理由
ヒステリックブルーのナオキ 性犯罪ではないと釈明
ヒステリックブルーのナオキ 示談成立も被害者は刑罰求める
ヒステリックブルーのナオキ 初公判でわいせつ否認
ヒステリックブルーのナオキ 強制わいせつ未遂で起訴
ヒステリックブルーのナオキ 再犯に至る事情
ヒステリックブルーのナオキ 強制わいせつでまた逮捕
性犯罪支援団体代表 強姦容疑で逮捕
性犯罪支援団体代表強姦で逮捕 妻と涙の面会
性犯罪支援団体代表強姦 被害者は200人?
性犯罪者支援団体代表 強姦で初公判も黙秘
岡山女児殺害事件を考える 性犯罪防止プログラムは役に立たないか
岡山女児殺害事件を考える 勝田容疑者の異常性癖
岡山女児殺害事件を考える 14年目で犯人特定
福岡女児遺棄事件を考える6 性犯罪更生プログラムは有効か?
福岡女児遺棄事件を考える7 内間被告会見記
性犯罪者に対する薬物療法の実際
女児誘拐殺人犯小林薫 死刑執行
福岡強姦殺人 性犯罪を繰り返した古賀被告
8人を強姦殺害 大久保清事件から50年(3)
8人を強姦殺害 大久保清事件から50年(2)
8人を強姦殺害 大久保清事件から50年(1)

外国人参政権 日本は外国人差別なのか?

衆議院議員選挙にかこつけ、またぞろ外国人にも選挙権を与えるべきだとの主張が蒸し返されています
こうした報道の決り文句は、「税金を支払っているのだから選挙権を与えるべき」とのセリフです。しかし、税金の対価として選挙権が認められるいるわけではなく、読者をミスリードしようとする意図がありありです
外国人でも警察や消防によって安全が確保されており、ゴミの収集など公共サービスを受けています。これが税金の対価です
参政権は決して納税の見返りではなく、日本国憲法の規定において日本国民に与えられたもので別次元の話であり、混同するのは大間違いです


投開票日(31日)が迫る衆院選の行方に視線を注いでいるのは、日本人だけではない。公選法上、選挙権が認められていない京都や滋賀の在日外国人らも「外国籍だからこそ政治に敏感にならざるを得ない」などと各党の政策や争点を熱心に見つめている。
「いち京都市民だから、生活に直結した消費税や給付金への政策は気になる」。朝鮮籍の会社員男性(43)=右京区=は注目する論点を挙げ、「朝鮮半島に対する各党の立ち位置は気になる」と付け加えた。
2人の子を朝鮮学校の幼稚部に通わせる。2019年10月から実施された国の幼保無償化で、朝鮮学校幼稚部は対象外となった。同校によると、幼稚部の学費は1人当たり年間約21万円。「恩恵を受けられないのは、正直しんどい」。パスポート取得の煩雑さなど、他にも制度上のハンディがある。昨年に支給された国民1人当たり10万円の特別定額給付金も、当初は「自分たちに配られるのか」と不安だった。
しかし、投票権のために、国籍を変更しようとは考えていない。「日本に生まれ育ち、税金も払っているのに、なぜ国籍で権利が制限されるのか。日本国籍取得が『忠国の踏み絵』のようだ」と明かす。
法務省によると、外国籍住民は京都府が6万1696人、滋賀県は3万3881人(20年末時点)。15年以降、増加傾向にあり、多様なルーツを持つ子どもも増えている。一方、在日コリアンへの差別など排外的なムードも漂う。男性は「誰もが自分のルーツを肯定でき、生きやすい社会を実現してほしい」と願いを込める。
技能実習生として4年前に来日したベトナム人のグェン・ヒュ・トゥンさん(29)とグェン・ドゥック・ズイさん(25)は彦根市内のバルブ製造会社に勤める。休みの日は日本語を学び、簡単な会話ができるようになった。2人の在留期限は来年9月までだが、さらに最大5年間延びる在留資格「特定技能」の取得を目指している。
ともに日本での暮らしに疎外感を抱くことはほとんどない。それでも、トゥンさんは「可能なら選挙に参加したい。日本でも外国人が投票できたら、より平等な社会が実現できると思う」と語る。ズイさんは「日本は発展していて高齢者も長生きできる。でも働き手は不足していて矛盾を感じる」と指摘した。
今回の衆院選では、公明と共産、社民の3党が、外国人の地方参政権導入を公約に掲げる。一方、日本維新の会は、地方参政権を認めないと明記している。
外国人参政権を巡る国際状況はさまざまだ。ニュージーランドは国政参政権を認め、オランダや韓国などは地方参政権を認めている。一部自治体の住民投票を除き参政権を認めていない日本は、世界で少数派となっている。
(京都新聞の記事から引用)


京都新聞の記事には朝鮮籍の人が登場しますが、北朝鮮に住む日本人に北朝鮮の参政権が保証されているのでしょうか?
北朝鮮も中国も一般国民には議会選挙に立候補する権利も、議員候補者に投票する権利も与えておらず、いわゆる普通選挙は存在しません。
日本の隣りにある2つの国が国民に選挙権を与えない特殊な政治体制を採用しているのであって、何も日本だけが外国人を差別しているわけではない、と明記しておかなければなりません
さらに朝鮮学校幼稚部に通園させているからお金がかかるというのは日本政府による差別ではないのであり、日本の幼稚園なり保育園に通わせればよいのです。なぜ、わざわざ朝鮮学校幼稚部に通園させるのでしょうか?
さて、外国人に地方参政権を認めるとするなら、憲法改正の手続きをするべきでしょう。憲法は国民の基本権を定めているのですから、憲法改正なしに公職選挙法だけを改正して地方参政権を外国人にも与えようとするのは、本来の姿ではありません。ところが、外国人に地方参政権を与えようと公約に明記する公明党も共産党、社会党も憲法改正には消極的ないし反対している政党です
これは矛盾であり、実現しないのを承知の上で公約に載せるという、国民を欺く行為なのでは?
本気で外国人に地方参政権を与えようというのであれば、憲法改正をも公約に掲げ、外国籍をも含む国民の権利として憲法条文に明記させると国民に約束するのが筋でしょう

(関連記事)
朝鮮学校支援を叫ぶ朝日新聞社説の不気味さ
朝鮮学校無償化 大阪高裁は除外を支持
朝鮮学校無償化訴訟 前川喜平を証人と認めず
朝鮮学校授業料無償化訴訟 名古屋地裁請求認めず
朝鮮学校への補助金 各自治体が見送り決定
元専属料理人が講演「正恩氏、拉致解決に前向き」
朝鮮学校授業料無償化を訴える詩人たち
民主党代表選の裏で菅首相、朝鮮学校無償化を指示
高校無料化 朝鮮学校除外の是非
高校無料化 鳩山首相は朝鮮学校除外でブレるか?
朝鮮学校の存在は日本に有益だと主張する愚論
朝鮮学校無償化 「日本は度量を示せ」と書く朝日新聞

岡山女児殺害事件を考える 自白のビデオ画像

任意の取り調べでは女児殺害を自供したものの、その後は一転して犯行を否認している勝田州彦被告の裁判が続いています
前回、当ブログでは勝田被告が母親宛に書いた手紙の中に犯行を認める内容が含まれている、と検察側が提示した件を取り上げました
今回は取り調べ時のビデオ映像が証拠として検察から提示された件について言及します
ビデオ映像ですが、録画されたビデオは再生されず、コマ割り画像が法廷で示され、勝田被告の供述を検察官が読み上げたと報じられています
これは別の裁判(今市少女殺害事件)で勝又被告が犯行を自供する場面を撮ったビデオを再生したところ、「映像のインパクトが強すぎて裁判員が勝又被告こそ真犯人に違いないと思い込んでしまったのが問題」だと上級審で指摘された結果なのでしょう
自白の任意性を証明するために始まったビデオ撮影が、かえって証拠の公平性、客観性を歪めると言われるのですから何とも言い難いものがあります。ならば、どうしろと裁判所は言うのでしょうか?


岡山県津山市で2004年、小学3年の女児(当時9歳)を殺害したとして殺人などの罪に問われた勝田州彦(くにひこ)被告(42)の裁判員裁判で、検察側は29日、勝田被告が自白したとされる取り調べ映像を44コマに分割し、静止画で裁判員らに示した。自白の信用性が争点になり、岡山地裁が映像の証拠採用を保留しているため。映像内容の読み上げに加え、コマ割り画像を法廷で映すのは異例だ。
映像は18年6月3日、取り調べを録音・録画したもの。警察官2人が勝田被告に確認しながら犯行状況を再現する内容で、裁判員が見るモニターに字幕付きのコマ割り画像が映された。
起訴状によると、勝田被告は04年9月3日、津山市内の女児宅にわいせつ目的で侵入。女児の首を絞めた際に抵抗され、刃物で刺殺したとされる。
勝田被告は18年5月に逮捕された当初、首を絞めたことなどを認めたが、その後否認。公判でも無罪を主張している。
地裁は映像の強い印象に裁判員の判断が左右されることを懸念して採用を保留しているとみられる。検察側は28日から映像内容の読み上げを始めた。
(毎日新聞の記事から引用)


2004年、津山市で当時9歳の女の子を殺害した罪に問われている男の裁判です。28日の証拠調べでは、捜査段階の男の取り調べのやり取りを検察官が法廷で朗読しました。
この裁判は、岡山市の無職、勝田州彦被告(42)が2004年に津山市で当時9歳の女の子の首を絞めたうえ、刃物で胸や腹を数カ所刺し、殺害した罪などに問われているものです。
28日の証拠調べでは、警察や検察の取り調べの録音を文字起こししたものを検察官が読み上げました。
勝田被告は、逮捕後には首を絞めたことを認め、刃物で刺したことを否認。その後、「こわくなって気付いたら刺していました。パニックになって逃げました。」と犯行を認める供述を始め、なぜ、言おうと思ったのかと問われると「言い逃れできると思っていました。もうあかんなと思いました」などと話しました。
また、勝田被告を事件の関係先へ連れて行った際に女の子の自宅について特定できなかったことについては「表札があったんでビンゴでした。家の形で分かりました。刑事さんにはここやと思うけど、確信はできないと答えました。」と供述し「捕まるまでずっとびくびくしていました。結局バレましたね。」などと話しました。
この裁判の争点は、捜査段階の勝田被告の自白の信用性で、10月6日の初公判では起訴内容を否認しています。
(FNNプライムオンラインの記事から引用)


一旦は犯行を自供しても、その後否認に転じるのは珍しくありません。勝田被告の場合、別の事件で服役していた際、岡山県警に本件犯行をほのめかす手紙を書いたところから捜査が始まっており、そのまま犯行を認めていれば自首したものとして情状酌量の余地があったのかもしれません
しかし、否認に転じて裁判で争っているのですから、もはや情状酌量の余地はないのであり、無期懲役を求刑されるのものと予想します
被害者である9歳の女の子に殺害される理由、事情などなかったのであり、突然襲いかかられた恐怖はいかばかりであったかと思います
それでも勝田被告は犯行を否認し、足掻き続けているわけで、業の深さを感じます。これまで何人もの少女を襲い、殴りつけたり刃物で刺したりを繰り返して自身の性欲を満たしてきたわけですが、己の所業を正面から見据え受け止める気はないのでしょう
勝田被告がどれだけやっていないと主張したところで、「勝田くんは無罪だ。勝田くんを救え」と支援者が集まり、救援活動を始めるとは思えません
むしろ、勝田被告の地元である兵庫県やその近隣で起きた未解決の少女殺害事件も、勝田被告の犯行ではないのかと、勘ぐりたくなります

(関連記事)
岡山女児殺害事件を考える 無期懲役を求刑
https://05448081.at.webry.info/202111/article_42.html
岡山女児殺害事件を考える 勝田被告が公判で黙秘
https://05448081.at.webry.info/202111/article_26.html
岡山女児殺害事件を考える 自供内容は全部ウソと主張
https://05448081.at.webry.info/202111/article_11.html
岡山女児殺害事件を考える 手紙に「女の子の首を絞めた」
https://05448081.at.webry.info/202110/article_33.html
岡山女児殺害事件を考える 初公判で否認
岡山女児殺害事件を考える 初公判は10月6日
岡山少女殺害事件を考える 自供の真偽でモメる
岡山少女殺害事件を考える 父親は警察官
岡山少女殺害事件を考える 公判前争点整理でも全面否認
岡山女児殺害事件を考える 一転して殺害否認
岡山女児殺害事件を考える 14年間の捜査は?
岡山女児殺害事件を考える 未解決の女児殺害事件にも関与か
岡山女児殺害事件を考える 性犯罪防止プログラムは役に立たないか
岡山女児殺害事件を考える 岡山、兵庫県警で連携なし
岡山女児殺害事件を考える 勝田容疑者の異常性癖
岡山女児殺害事件を考える 14年目で犯人特定
14年前の廿日市女子高生殺害事件で容疑者逮捕
廿日市女子高生殺害事件 初公判で犯行を認める
廿日市女子高生殺害事件 無期懲役判決
広島女児殺害事件を高裁に差し戻し 最高裁判決
今市女児殺害事件 勝又被告に無期懲役判決
今市女児殺害事件 犯行を示唆する手紙
今市女児殺害事件 無罪を主張
今市女児殺害事件 犯行の状況
今市女児殺害事件 逮捕まで8年半

「闇バイト」で強盗が増える実態

「闇バイト」とか「アポ電強盗」とか、新しい犯罪の形態が目につくようになりました
インターネットのサイトで強盗に加わるメンバーを募ったり、オレオレ詐欺で金を受け取る役目の「出し子」を募って犯罪の片棒を担がせる、などという仕組みが横行しています。いずれも首謀者がどこの誰であるか、表に出ないようになっているわけです
ただし、闇バイトに応じた人間は運転免許証など個人情報を渡すよう強要された上で首謀者に逆らえない状態に置かれ、成功報酬のわずかしかもらえないようになっています。首謀者に逆らえば(奪った金を持ち逃げしたら)、個人情報を警察にバラすと脅されるのです
大阪と名古屋で起きた強盗事件も、「闇バイト」で集められた人間による犯行でした


強盗傷害などの疑いで逮捕されたのは、住居不定・無職の前園海人容疑者(20)と、京都市の無職、平井和真容疑者(24)、そして大阪市の作業員、西尾駿風容疑者(21)の3人です。
事件があったのはことし7月4日。名古屋市千種区の住宅に1人で住んでいた86歳の女性が、男に口をふさがれて「金はどこにある」などと脅されたうえ、顔を殴られました。
女性の財布から現金12万円を奪うと、ほかの男2人も、室内にあった現金を奪って逃げました。
捜査関係者によりますと3人の面識はほとんどなく、インターネット上の「闇バイト」で知り合ったとみられています。
この「闇バイト」。ツイッターで検索すると、数分おきに投稿が…。
取材班はアカウントの一つにダイレクトメッセージを送ってみることに。すると、7分後最初の返信が…
「簡単に話すと、UDと叩きですと書かれてあります」
(CBCテレビ 中道記者)
「UD」とは「受け出し」を意味し、高齢者などからキャッシュカードをだまし取り金を引き出す詐欺のこと。一方、「叩き」は強盗を意味すると言います。
さらに電話をかけてみると。
電話に出たのは丁寧な話し口調の男性。仕事の内容を説明します。
「例えば質屋の空き巣したら、窓から入って、アルソックがだいたい5分くらいで来るので、5分以内に金庫を取る」
「受け出しは報酬が5%、叩きに関しては一応25%」
さらに、こんな不可解な説明も…
「弁護士をいれることによって、起訴された人はいない、前科に残らない」
この男性のような「指示役」は、闇バイト組織の中間層にいて、さらにその上には、暴力団などがいる場合も。
バイト感覚で犯罪に手を染めると、抜け出せなくなるケースも少なくないといい、22日逮捕された3人も、これが初めての逮捕ではありません。
前園容疑者と西尾容疑者は、別の住宅に空き巣に入った窃盗の疑い、平井容疑者は大阪市のマンションで留守番をしていた小学6年生の男の子を脅し、7000円を奪った疑いでそれぞれ逮捕されています。
「犯罪の入口」となっている闇バイトの実態。強盗傷害の容疑について前園容疑者は「覚えていない」、平井容疑者は「全部違います」とそれぞれ否認、西尾容疑者は認めているということです。警察は、共犯者がいる可能性も視野に調べています。
(CBCの記事から引用)


これまで犯罪に関与してこなかった人間が軽い気持ちで「闇バイト」に応じ、強盗事件を起こすのですから影響は甚大です。強盗犯は窃盗犯より刑罰が重く、執行猶予がつかず実刑になる場合がほとんどです。初犯だからと大目に見てくれたりはしません。押し込んだ先の被害者に怪我でも負わせたなら懲役7年以上のいわゆる長期刑が科せられます
が、「闇バイト」に手を出す犯罪素人はそんな刑法上の扱いなど知らないのでしょう
上記の記事にもある、「弁護士をいれることによって、起訴された人はいない、前科に残らない」という説明もデタラメであり、犯罪組織が親切に弁護士をつけてくれたりはしません。捕まれば切り捨てるだけです。前科も残ります
オレオレ詐欺の「出し子」をやって数百万円を受け取るのに成功にしても、その金は犯罪組織に上納しなければならず、報酬としては1万円しか得られないという話もあります。割の合わない仕事であるのは明らかです。勧誘するときは高額の報酬を約束するわけですが

(関連記事)
青梅強盗殺人 懲役24年と20年の判決
青梅強盗殺人 アタッシュケースに多額の現金
福山強盗事件 SNSで誘われ加担した大学生
甲子園優勝校主将 強盗で懲役5年判決
甲子園優勝校主将が強盗 駒大野球部のしごきを暴露
甲子園優勝校主将が強盗 公判で犯行認める
甲子園優勝校主将の転落人生
甲子園優勝校主将が強盗で逮捕
アポ電強盗殺人 懲役28年から27年の刑
碧南強盗殺人で死刑確定 闇サイト殺人の堀慶末懲役囚
闇サイト事件堀被告 別件強盗殺人で死刑判決
闇サイト殺人で無期懲役の堀被告 別の強盗殺人で死刑求刑
「闇サイト殺人事件」神田司の死刑執行
闇サイト強盗殺人事件 控訴審で心理鑑定を証拠採用
新潟強盗放火殺人 無期懲役判決

村上春樹「羊をめぐる冒険」とマジックリアリズム

村上春樹の短編集「蛍・納屋を焼く・その他の短編」に収められている「踊る小人」を取り上げた際、村上作品には南米文学に見られる魔術的リアリズムの影響を受けていると指摘した論文を引用したのですが、自分はその魔術的リアリズムがどのようなものかさっぱり分からないままでした
ブログに記事を書いた後、ウェッブサイトを検索し「南米文学における魔術的リアリズム(マジックリアリズム)」を説明したサイトを読み歩き、多少なりとも理解しようと試みたわけです
南米文学作品は未読なのでしかとは分かりかねるのですが、貴重な学習の機会となりました
その際に見つけたのが、「羊をめぐる冒険」におけるマジックリアリズムを論じた記事です
筆者は葛生賢治という翻訳家兼哲学者です

仮定法な世界で

文学の世界にマジックリアリズムと呼ばれる手法があります。「ありえない現実」と「本当の現実」が奇妙な形で直結するというもの。1982年にノーベル文学賞を受賞したコロンビアの作家ガルシア・マルケスの代表作「百年の孤独」をはじめ、60年代にブームとなったラテンアメリカの文学作品に多く使われ、有名になりました。
日本では村上春樹がマジックリアリズムを多用している作家と言われます。彼の長編小説「羊をめぐる冒険」がその代表格でしょう。
主人公の「僕」はある日、巨大な権力を持つ右翼団体のトップらしき人物に命令され、日本には存在しないはずの羊を見つけ出す奇妙な旅に出ます。問題の羊とは人に憑依する霊的な存在だということが分かり、徐々にその全貌が明かさていきます。ついに羊がいると思われる場所、親友の別荘に到着しますが、現れたのは羊の皮を着ぐるみのように被った男、「羊男」でした。
羊男はタバコを吸い日本語をしゃべり、ヒゲ面の口元が羊の仮面からむき出しになっています。拍子抜けするほど凡庸で「現実的」。その姿は不格好で滑稽ですらありながら、同時に超現実的で霊的な存在として「僕」の前に登場します。目の前に展開されるのがファンタジーなのか現実なのか、判断がつかない状態。ファンタジーでもあり、同時に現実でもある、そんな世界。

「羊をめぐる冒険」を読む読者のほとんどは「風の歌を聴け」や「1973年のピンボール」といった作品を読んでおり、その物語世界の延長(必ずしも同じ物語世界、同じ登場人物ではなくとも)として「羊をめぐる冒険」を読み進めるのでしょう
読者を迎え入れるのはおなじみの村上ワールドであり、そこでは次々と奇妙な出会いがあり、別れがあり、喪失がめぐってきます
しかしながら読者は、村上ワールドで起こる奇妙な出来事を受け入れ、物語世界の中を歩み続け、やがて出口にたどり着きます
この村上ワールドを構成するものがマジックリアリズムなのだ、と自分は受け止めます
ただ、上記の引用部分で、「目の前に展開されるのがファンタジーなのか現実なのか、判断がつかない状態。ファンタジーでもあり、同時に現実でもある、そんな世界」と表記するは賛同できません。後述のように、筆者は「ファンタジーとマジックリアリズムは別物」と述べているわけですから、ここではファンタジーと表記せず、「非現実」等の表記を用いて区別した方がよかったのでは?

日本文学研究者のマシュー・ストレッカーはマジックリアリズムを「詳細にまで描写された現実的な場面が信じがたいほど奇妙なものに侵略されること(what happens when a highly detailed, realistic setting is invaded by something too strange to believe)」と定義しています。
「侵略される」とはどういうことでしょう。国家による侵略を想像してください。侵略国(X)は侵略された国(Y)の同意なくその土地に居座り、X語をYの公用語にし、Xの文化とルールでYを塗りつぶします。それでYはXになったのでしょうか?そんなわけはありません。侵略の暴力で抑圧されたYの怨念は影となってXに漂います。XはXでありながら、「存在しないはず」のYを含んでいるのです。Yは消滅した。でも、どこかに存在する。それがどこなのか、誰にもわからない。

言い換えると「日常が非日常によって侵食される事態」を指し示すのでしょう
どこまでが日常なのか、どこからが非日常なんか、境界は曖昧で区別するのが困難な事態を思い浮かべれば、理解しやすいかもしれません

マジックリアリズムがファンタジーと違うのはこの点です。ファンタジーは要するにおとぎ話。これは架空のお話です、と宣言することで成立し、「奇妙なもの」と「現実的な場面」が完全に切り離されています。マジックリアリズムでは、両者の距離がゼロになります。侵略により、違和感を残しながら両者が同時に存在する。どこまでが「現実的な場面」なのか、「奇妙なもの」なのか、区別がつかない。そんな世界観。
現実の中で現実に起きていないことを想定し、「仮にこの現実(A)が違う現実(B)だったとしてみよう」「AだってBだったかもしれない」と考える点で、仮定法と同じ構造を持つと言えないでしょうか。

マジックリアリズムとファンタジーの違いをを筆者は上記のように表現していますが、かならずしも納得できる説明とは言い難いものがあります
ただ、わかりにくい説明でありながらも、「AだってBだったかもしれない」との考えこそ、重要なのではないかと思います
幾度となく描かれる村上春樹作品の喪失体験には、「AだってBだったかもしれない」とする未練、あるいは未達の思いが存在しており、その痛み、うずきが読者にも伝わるからです

2016年にイギリスのオックスフォード辞書が発表した「今年の言葉」はpost-truth(ポスト真実)でした(こちらの記事)。莫大な量のニュースとフェイクニュースがフラットに並べられたサイバー空間にスマホでつながり、私たちは情報の濁流に身をさらしています。事実とファンタジーを分けるのは受け取る側の判断力のみ。昨日までの人気者が今日からは炎上の対象。真実を証明する政府の公式文書さえも、いとも簡単にシュレッダーにかけられる現実。一体、誰が桜を見たのでしょう。
まさに私たちは仮定法的な現実を生きている、と言えないでしょうか。
そこで「何が現実で、何がファンタジーか?」を問うのは哲学の仕事ではありません。もちろん両者を識別するのは大事ですが、哲学は「『現実』とは何か?」を問います。私たちはそもそも「現実」という言葉で何を意味しているのか?私たちにとってリアリティとは何か?
そう問うとき、多くの人が共有する「リアルなもの」として、私たちは仮定法的な世界に直面するのかもしれません。

コロナウィルス感染という事態を私たちは飲み込めないまま、受け入れられないまま感染爆発の中に投げ込まれてしまいました
昨日まで元気だった知人が感染したと聞き、一週間後には亡くなってしまうという現実。リアリティがまったく感じられなくても、現に亡くなっているのであり、二度と会えないのです
村上春樹の小説は幾度も「喪失体験」を描き、失ってしまうリアルをこれでもかと表現します。何かを失う体験、人生にぽっかりと穴があき、それを埋められないまま、傷のうずきを抱えて生きるというリアルが、国境を超え、人種を超え、政治体制の違いを超えて多くの人の共感を呼び覚ますのでしょう

(関連記事)
村上春樹「踊る小人」と魔術的リアリズム
村上春樹「踊る小人」と南米文学の影響
村上春樹「ハナレイ・ベイ」 深い余韻と波
村上春樹が世界の読者に刺さる理由
村上春樹とレイモンド・カーヴァー 救済の不在
「風の歌を聴け」 デレク・ハートフィールド讃
村上春樹「アイロンのある風景」と「焚き火」
村上春樹「アイロンのある風景」を眺めて
村上春樹 井戸と異界の物語
村上春樹「一九七三年のピンボール」研究Ⅳ
村上春樹「一九七三年のピンボール」研究Ⅲ
村上春樹「一九七三年のピンボール」研究Ⅱ
村上春樹「一九七三年のピンボール」研究
「1973年のピンボール」
「風の歌を聴け」 回想あるいは追憶、創作
「ノルウェイの森」 直子の人物像について
村上春樹「風の歌を聴け」 自我の語りと沈黙
「風の歌を聴け」 鼠は主人公の影
「ノルウェイの森」 直子と緑
「ノルウェイの森」 直子の自死について
「海辺のカフカ」 迷宮としての物語
「海辺のカフカ」 自己愛の行方
「海辺のカフカ」を巡る冒険 性と暴力の神話として(2)
「海辺のカフカ」を巡る冒険 性と暴力の神話として
中国は「ノルウェイの森」をどう読んだのか2
中国は「ノルウェイの森」をどう読んだのか
「ノルウェイの森」をセカイ系だと批評する東浩紀
韓国は村上春樹をどのように読んだのか2
韓国は村上春樹をどのように読んだのか

上記の記事も含めて「村上春樹」のカテゴリーに属する記事は、本文右側のテーマ別記事から「村上春樹」を選択すると表示されます

髪の黒染強要 違法性なく学校の裁量と判決

大阪府立懐風館高校で生徒(生まれつき髪の色が茶色)に髪を黒く染めるよう強要した結果、生徒が不登校となった問題では、一審である大阪地裁が「校則は学校の裁量で決めるものであり、指導に違法性はない」との判断を示し、生徒側が敗訴しています
控訴審でも一審同様の判断が示されました
大阪府の公立高校では、外国から受け入れた留学生に対しても、「金髪はダメ。黒く染めないと授業には出席させない」と指導していたのだとか
民族、人種の多様性を認めようとしない硬直ぶりに呆れます。アフリカ系の留学生が来たら、「肌が黒いのはダメだから白く染めろ」とでも指導するのでしょうか?
また、裁判所がそんな偏狭な学校の指導を裁量の範囲内と容認したのですから、驚きです。今の時代に何を考えているのやら


生まれつきの茶色の髪を黒く染めるよう学校に強要され不登校になったとして、大阪府立懐風館高校(同府羽曳野市)の元生徒の20代女性が府に約220万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が28日、大阪高裁であった。本多久美子裁判長は「(学校教育の)裁量の範囲を逸脱しない」として、頭髪指導に違法性はないとした1審大阪地裁判決を支持し、女性の控訴を棄却した。
1審判決は教員らの黒染め指導について、「生来の髪色が黒色だとする合理的な根拠に基づいていた」と認定。一方、不登校後の対応には一部違法性があったとして、府に33万円の賠償を命じていた。
高裁の判決理由で本多裁判長は、学校が多様な生徒に指導するためには「広範な裁量が認められなければならない」と指摘し、1審同様に黒染め指導の違法性は認めなかった。ただ、「規則を守らせること自体が目的化していないかなど、指導のあり方を常に検証する不断の努力が求められる」と述べ、学校側の対応にも注文をつけた。
平成27年に入学した女性は訴訟で、地毛が茶色であるにもかかわらず学校から繰り返し黒染めの指導を受け、精神的な苦痛で不登校になったと主張。髪形や服装などを厳格に定める「ブラック校則」の是非をめぐる社会的な議論のきっかけにもなっていた。
判決後に取材に応じた女性側の代理人弁護士は「こちらの主張には触れられておらず、1審通りの乱暴な事実認定による判決で残念。教育(に認められる)裁量は生徒の利益のためであって、教師の免責のための理屈ではない」と話した。
大阪府教育庁は「学校と生徒、保護者との間で信頼関係を構築できず、訴訟となったことを残念に思う。今後とも子供が安全安心に過ごせる学校づくりに取り組む」とコメントした。
(産経新聞の記事から引用)


この髪の黒染強要問題がメディアで報じられた際も、大阪府教育庁は自分たちの対応は適切であると主張していました。その後、教育長が会見し、「校則が適切か、保護者や地域住民らを交えた学校協議会などの意見を聞きながら点検するよう、全府立高に指示する」との方針を明らかにしていました
しかし、上記の記事の末文にある大阪府教育庁のコメントを読むと、「校則を定めるのは学校の責任であり、保護者や生徒の意見など聞く必要はない。学校づくりは我々の仕事であって、保護者や生徒の介入はお断り」と言ってるも同然です
教育行政は自分たちのものだと思い込み、周囲の意見に耳を傾ける気などないのでしょう
当ブログで取り上げた過去の報道を読めば、大阪府教育庁が例外を認めず、どのような事情があろうとおかまいなしに髪の毛を黒く染めろと強要しているのは明らかです
日本人でも遺伝子の変化によって赤い髪をもつこどもが生まれる場合があるわけですが、それでも大阪府教育庁は「黒く染めろ」と強いるわけです。黒く染めさせすれば何も問題ないと
頭がどうかしているのではないか、と思ってしまいます

(関連記事)
髪の黒染強要で生徒が不登校 大阪府立懐風館高校
髪の黒染強要 教育長謝罪も訴訟で争う構え
髪の黒染強要 大阪府立懐風館高校訴訟の結果
女子中学生の髪を切ったら不登校 甲府市に賠償判決
https://05448081.at.webry.info/202112/article_3.html
聖カタリナ学園高校セクハラ教師を解雇
パワハラ会見 至学館大谷岡郁子学長炎上騒動
伊調馨選手へのパワハラ認定 レスリング協会大揺れ
大阪桐蔭高 賭けゴルフに暴力事件を隠蔽
中学教師体罰 全治3カ月の重傷で逮捕
中学体罰教師 上野宝博を傷害で起訴
チア練習で下半身不随 高校に賠償求め提訴
小学生バレーボール部監督 体罰で永久追放
児童を黒板に叩きつけた教師に有罪判決
児童の頭を黒板に叩きつけた教師 停職処分で辞任
児童を黒板に叩きつける 豊橋の小学校教諭
福井中学生自殺 担任の?な釈明
福井中学生自殺 生徒を死に追いやった教師

空港トイレで出産殺害の女子大生 懲役5年判決

世の中には何とも痛ましい事件があります。金銭目的の強盗とか性欲を満たすための性犯罪などは動機も明確で、意図もはっきりしており、ある意味わかりやすい事件です
逆に、動機も意図も判然とせず、成り行き任せとも言える犯行はわかりにくいものです
2019年11月、羽田空港のトイレで出産した乳児の首を絞めて殺害し、公園に埋めたとして殺人と死体遺棄の罪に問われたのが北井小由里被告(24)です。女子大生が妊娠し、空港のトイレで出産…という、世のオヤジたちが眉をひそめて説教したくなる事件でした
その北井被告に東京地裁は懲役5年の判決(求刑は懲役7年)を言い渡した件を取り上げます


就活女子大生、乳児殺害遺棄に懲役5年 法廷で明かされた“ジャニーズオタク”と“性の悩み”
被告は取り乱すこともなく、冷静な表情で判決を聞いていたという。2019年11月、出産したばかりの乳児の首を絞めて公園に埋めたとして、殺人と死体遺棄の罪に問われた北井小由里被告(24)に、東京地裁は24日、懲役5年の実刑判決を言い渡した。風俗店でアルバイトをしていたという北井被告の奔放な大学生活にも注目が集まった今回の裁判員裁判。鼻の整形費用に数十万もの大金をつぎ込み、ジャニーズの追っかけに夢中になっていたという被告の“素顔”とは――。
(中略)
殺害後にアップルパイ
法廷では、犯行時の詳細な行動が再現された。北井被告は、トイレットペーパー「3巻分」をちぎって3回、赤ちゃんの口に突っ込み、さらに首を絞めて殺害。遺体を持ったまま空港内のカフェに入り、アップルパイとチョコレートスムージーを頼み、写真まで撮っていた。その後、予約していたホテルにチェックイン。スマートフォンで検索して見つけたイタリア公園に向かっていた。
「パニックになって頭が真っ白になった」。被告人質問で犯行動機についてこう答えた北井被告。彼女がもっとも気にかけていたのは、翌日に控えていた航空関連会社の面接試験だった。
「一人では子供を育てていく経済的な余裕がない。就職活動の邪魔になると思った」
だが、北井被告が風俗で得た高額な報酬で奔放に暮らしていたことも法廷で明らかにされた。裁判を傍聴し続けてきた記者が語る。
「彼女が通っていたのは地元の芦屋大学です。大学進学後まもなく風俗の仕事を始め、稼ぎは月に10万円から30万円くらい。友達と一緒にジャニーズの追っかけをしたり、約54万円かかった鼻を小さくする整形手術などに使っていた。事件後に約15万円の二重まぶたの整形手術を受けた領収書も検察側から証拠として出されましたが、なぜかこの手術については否定。風俗の仕事は、出産3カ月前の19年8月に辞めています」
「北井被告の話には不可解な点が多かった。妊娠中には、お腹を蹴る子供がかわいいと思っていて、名前まで考えていたとも語っていたのです。裁判官から『自首を考えなかったのか』と問われ、『自首ってなんですか』と問い返し、『そんな制度があるなんて知らなかった』と答えた場面もありました」(同前)
空白だらけのエントリーシート
弁護側は最終弁論で、北井被告が就職活動で企業に提出したエントリーシートを取り上げた。名前と経歴だけが書かれ、自己PRと志望動機の欄が空白になっているお粗末なものだ。結局、遺棄翌日に受けたという空港内のホールスタッフのほか、大手航空会社子会社の空港グランドスタッフなど、片っ端から航空関連企業を受けたがすべて不採用で、地元の衣料品店でアルバイトをしていたという。
「弁護人は、このエントリーシートをもとに、彼女は知的能力が低く、周囲に相談する相手も少なかったと情状酌量を訴え、執行猶予付きの判決を求めた。一方、検察側は、『自己中心的で極めて身勝手な動機』として、懲役7年を求刑していた」(前出・記者)
判決で裁判長は「強い殺意に基づく執拗かつ惨たらしい犯行」「身勝手で短絡的な動機」と指摘し、5年の実刑判決を言い渡した。
最終意見陳述では涙を拭いながら「赤ちゃんに申し訳ない気持ちでいっぱいです」と述べていた北井被告だったが、判決公判では、無表情でじっと裁判長の話に耳を傾けていたという。
尊い命を救えなかったことが悔やまれてならない。
(デイリー新潮の記事から引用)


大学在学中から性風俗店に勤務し、整形手術をし、ジャニーズの追っかけをするという、世のオヤジたちが思い描く「軽薄な女子大生」の姿です
が、公判で明かされたのは北井被告が知能指数(IQ)が74という「境界知能」級だという事実です。70以下なら「知的障害者」と判定されるレベルであり、相当低いといえます
上記の記事の中でも北井被告が「自首」という制度を知らなかった、というエピソードが書かれています。「境界知能」だと中学校での授業にはついていけない状態であり、北井被告が高校や大学に進学しているのも信じられないところです。漢字の読み書きは訓練によってある程度こなせるようにはなるでしょうが、単純な四則演算も難しく、もちろん分数計算の概念は理解できないでしょう
一般には中学生くらいで集団式知能検査を受けるはずですから、その段階で北井被告が「境界知能」であると判明していたはずです。親はそれを受け入れられなかったのかもしれません。「うちの子はやればできる子なんです」とか言って。親からすれば、こどもが特別支援学級に入るのは世間体が悪く、反対する人も少なくないのですが、能力に応じた教育を受ける機会を逃すのは本人のためになりません。親の見栄のため、適切な教育や訓練を受けられないまま卒業してしまうと、本人が実社会で苦労するわけです
就職のためのエントリーシートが空白だらけ、というのも理解できます。自分のアピールポイントを具体的に書くよう求められても、何をどう記入すればよいかわからないのですから
ただ、今の私立大学の就職活動のサポートには力を入れていますので、キャリアカウンセラーとかがエントリーシートの記入の仕方や面接でも対応の仕方など、細かく指導しているのでは?
北井被告が大学の提供する就職活動支援を理解できず、相談もしていなかった可能性もありますが
少子化の時代を迎え、進学を希望すれば定員割れの不人気な高校なら入学試験で名前を書くだけで合格できますし、Fランク大学のように入学金と授業料を納付すれば通えるところもあります。ただ、授業についていけるかどうかは別です
軽度の知的障害のある人の特徴として、周囲に同調し行動を真似ることで仲間になり、付き合いを維持する傾向が見られます。北井被告がジャニーズのおっかけをしていたのも、同調できる仲間がいたからなのでしょう。ジャニオタになれば、多少おバカな行動があっても皆から仲間として扱ってもらえるわけですし、そこに所属していられる安心感があります
「境界知能」というレッテルを貼るのはよくないという意見、差別だという意見はありますが、本人も親も知的能力に問題があると早くから認識した上で、知的水準に合った教育や訓練を受けていたなら、このような結果にはならなかったのではないか、という気がします

(関連記事)
レッサーパンダ帽男殺人を考える1 発達障害
レッサーパンダ帽男殺人を考える2 不幸な誤解
AKB握手会襲撃男に懲役6年の判決
AKB襲撃犯のプロフィールを考える 発達障害
発達障害で姉を刺殺した男性 控訴審で減刑も
つくば路上刺殺事件 18歳少年裁判で犯行認める
つくば路上刺殺事件 18歳少年に懲役10~15年不定期刑
「3月のライオン」より 森安九段殺人事件を考える
「少年革命家ゆたぼん」父とひろゆきのバトル
少年革命家ゆたぼんを考える

韓国ロケット打ち上げ失敗も精神的勝利宣言

今月21日、韓国は国産ロケットと称する「ヌリ号」を打ち上げましたが、試験用のダミー衛星を所定の軌道に載せられず失敗に終わりました
が、文在寅大統領は「半分成功ニダ」と演説し、失敗を認めない姿勢を示したところです。韓国の主要メディアも同じく、「最後の段階で失敗はあったが半分成功した」と成果を誇示する報道を繰り返しています
ロケットはあくまで人工衛星を軌道に投入するための道具ですから、軌道投入できなければ「失敗」です。どれだけ空高く打ち上げようとも
しかし、韓国は国産ロケットの打ち上げに成功したと宣伝し、精神的な勝利に酔っているわけで、何だかなと思ってしまいます
韓国のインターネット・ポータルサイト、ネイバーが配信した記事でも、「韓国の成功を伝える外電」をこれでもかと引用しまくり、精神的勝利の支えとしているのが伝わってきます


海外でも注目されたヌリ号発射…「中国・日本の宇宙技術に追いつく」
韓国型ロケットヌリ号(KSLV-ll)が21日、高興郡ナロ宇宙センター第2発射台から炎を噴き出しながら力強く飛び立っている。
韓国型ロケットヌリ号(KSLV-Ⅱ)が「半分の成功」を成し遂げた中で、主要な外国メディアもヌリ号発射の意味に注目した。
ヌリ号は21日午後5時、全羅南道高興郡ナロ宇宙センターから発射され、衛星分離に成功したが、ダミー衛星を軌道に安着させる最後のステップには失敗した。
米国のCNN放送は「ヌリ号は韓国初の自社開発ロケットで、未来人工衛星の扉を開いた」とし「今回の任務に成功した場合、韓国は、ロシア、米国、フランス、中国、日本、インドに次いで世界で7番目に1トン以上の衛星を搭載することができる宇宙ロケットを開発する国になっていた」と伝えた。
CNNは、「韓国はこれまで、北韓の衛星情報を全面的に米国に依存してきた」とし「独自にロケットを保有することは、韓国が偵察衛星を保有することを意味する」と説明した。
米国のブルームバーグ通信は「今回のミッションは順調に進まなかったが、韓国は軍事ミサイル能力と民間プログラムの両方で進展を達成し、中国と日本の宇宙プログラムに追いついている」と伝えた。
香港のサウスチャイナモーニングポスト(SCMP)は、「韓国は、中国と日本の宇宙プログラムに追いつくために努力しながら、軍と民間のミサイル能力を加速している」と伝えた。
フランスのAFP通信は、ヌリ号の飛行コースを伝え、「戦争の灰の中から抜け出し、世界12位の経済大国になった韓国は、スマートフォンとメモリチップメーカーであるサムスン電子の本拠地」と紹介した。
北韓との関係に注目した外信もあった。日本の共同通信は「ヌリ号発射が、北韓のミサイル試験によって韓国や日本などの周辺国に緊張感が漂う時期に行われた」と指摘した。北韓は最近、極超音速ミサイル火星8型、新型潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の試験発射をはじめ、今年に入って武力示威を8度行った。
BBCのは、「北韓と韓国の間で軍備競争が加熱されている中、韓国はロケットを成功裏に宇宙に送った7番目の国になった」とし「韓国はヌリ号を人工衛星を発射するためにのみ使用すると言うが、弾道ミサイルと宇宙ロケットは似たような技術を使用するため、韓国が進行中の兵器開発の拡大の一環として見ることができる」と指摘した。
(ネイバーの記事から引用)


韓国のロケット打ち上げが失敗に終わった翌週、日本は準天頂衛星「みちびき」をH2Aロケット44号機で打ち上げ、所定の軌道に投入させています。
民放各社により打ち上げの場面を撮影したニュース動画がYou Tubeにアップされているのですが、数週間後には削除されてしまいますので、個人のYou Tubeチャンネルの動画をアップしておきます。いわゆるネット右翼系のチャンネルなので、ナレーションは適当に聞き流してください
このH2Aロケット打ち上げの抜群の安定感を見れば、「半分成功」などというものが存在しないと理解できるのではないでしょうか?


(関連記事)
「韓国はすでに世界6位の宇宙強国」という記事
https://05448081.at.webry.info/202111/article_21.html
韓国ロケット打ち上げ 衛星の軌道投入失敗
最新版韓国宇宙開発計画 「日本に負けないニダ」
月面探査「アルテミス計画」参加できない韓国
中国大型ロケット制御不能 地表に落下か?
「はやぶさ2」に邪魔されたと怒る中国人
「はやぶさ2」と「嫦娥」を比較する中国メディア
「はやぶさ2」の成功を羨む韓国
韓国 国産通信衛星の開発に着手?
韓国「宇宙開発の遅れ このままでは乞食になる」
「固体燃料ロケット開発で弾道ミサイルにもできる」とはしゃぐ韓国
インドの月探査機 着陸失敗、月面で大破
作家中沢けい「韓国は8つも偵察衛星をもっている」発言で炎上
迷走する韓国の宇宙計画
韓国 月面探査が2030年以降へ大幅遅延
ロケット開発焦る韓国 トラブル続出で打上げを10ケ月先送り
月探査機「かぐや」 全長50キロの空洞発見
「準天頂衛星みちびきで日本が弾道ミサイル装備」と中国メディア
韓国「偵察衛星が必要ニダ」といまさら騒ぐ
新型ロケット「イプシロン」成功を妬む韓国
韓国が米と宇宙技術協力協定締結 NASAの技術入手と浮かれる
2020年に月面着陸を目指す韓国
韓国の2016年月面探査計画
日本の月面探査計画に怒る韓国
日本に負けない韓国の宇宙開発?
気象衛星打ち上げで日本の鼻を折ったと書く韓国メディア
日本の偵察衛星打ち上げに神経を尖らせる韓国

3歳児に熱湯を浴びせて殺害 母親も暴行で逮捕

非常に不愉快なニュースを取り上げます。8月に大阪摂津市で3歳の男児に熱湯をかけて殺害する事件があったのを取り上げたところですが、殺害された男児の母親も暴行を加えており、それをケラケラと笑いながらスマートフォンで撮影していたとして、大阪府警が逮捕したとの報道です
ここ母親、新村寿希容疑者は、熱湯をかけて殺害した同棲相手の松原拓海容疑者をやたら擁護する発言を繰り返していたわけで、いかにも不自然であり不可解でした
男児が殺され、同棲相手の男が逮捕されたという事態に直面しながら、「私は一人になってしまう。せめてこどもがほしい」など、松原容疑者との間にこどもを作りたい発言をし、周囲をドン引きさせていました


大阪府摂津市のマンションで8月、新村桜利斗(にいむらおりと)ちゃん(3)が熱湯をかけられて死亡した事件で、府警は27日、桜利斗ちゃんの顔を生前にクッションでたたいたとして、母親の寿希(じゅき)容疑者(23)を暴行の疑いで逮捕した。交際相手の松原拓海(たくみ)被告(24)=殺人罪で起訴=も暴行と傷害容疑で再逮捕した。2人は暴行の様子をスマートフォンで動画撮影していた。府警は桜利斗ちゃんが日常的に虐待されていた疑いが強いとみている。
野球のバットをスイングするようにクッションで殴られ、勢いよく体を飛ばされる桜利斗ちゃん。母親と交際相手は笑い声を上げ、桜利斗ちゃんは激しく泣き叫ぶ――。松原容疑者のスマートフォンには、いたいけな3歳児をもてあそぶ異常な動画が保存されていた。
府警によると、「虐待」動画が撮影されていたのは6月20日夜。午後8時10分以降、わずか30分間に3本の映像が記録され、桜利斗ちゃんはいずれも松原容疑者に顔や頭を殴られていた。暴行には素材が柔らかいクッションが使われており、府警は桜利斗ちゃんの顔に傷を残さないようにするためだったとみている。
「こっちおいで」。こう誘う母親の寿希容疑者に向かって歩き出した桜利斗ちゃんを、松原容疑者が力を込めてクッションでたたく。殴打された桜利斗ちゃんがソファから転落する姿を映した動画もあった。
この約1カ月前、松原容疑者の桜利斗ちゃんに対する暴力を案じて摂津市に相談していた寿希容疑者。しかし、泣き叫ぶ我が子を前に、スマホで動画撮影を続けていたのは母親本人だった。
寿希容疑者は桜利斗ちゃんが死亡した直後、松原容疑者の関与を疑う知人に対し、「彼はちゃんと育児をしていた。『全部やるから』と言ってくれていたので、彼を責めるのは違うと思っている」とかばう言動を繰り返していたという。
(毎日新聞の記事から引用)


寿希容疑者は殺害に関与していないのでしょうが、こどもを養育する姿勢が欠如しているのは明らかです。男と面白おかしく暮らすことばかり考えており、こどもは犬か猫でも飼っている感覚なのかもしれません(犬や猫の飼い主の方が怒りそうです)
こんな2人に説教などしても無駄であり、刑務所に入れて己の罪深さを認識させるのが効果的でしょう
摂津市は、「行政としてやるべきことはやっていた」などと主張していますが、夫婦による虐待が繰り返されていた事実を見抜けなかったのですから、放置していたも同然でしょう
救えるはずの命を救おうとしないまま、「やるべきことはやっていた」などと言い張るのが公務員の仕事ではありません
元公務員として、「ここぞという時には殴られようが何をされようが体を張る覚悟を持て」と言いたくなります

(関連記事)
3歳児に熱湯を浴びせて殺害 91回母親と面談?
3歳児に熱湯を浴びせ殺害 摂津市「適切な対応した」
3歳児に熱湯を浴びせ殺害 義理の父親逮捕
車内に女児放置 竹内被告に懲役6年判決
車に女児放置 死亡させた母親逮捕
保育園バスで置き去り 男児死亡
西淀川虐待死事件 母親に懲役8年6月の判決
西淀川虐待死事件 内夫に懲役12年の判決
こどもの虐待死 刑罰が軽すぎる
里子を虐待・死亡させた声優に懲役9年の判決
里親の声優が3歳児を殴り殺害した容疑で逮捕
北海道で山に子どもを置き去り 無事発見も謎だらけ
目黒女児虐待死事件を考える 義父に懲役13年の判決
目黒女児虐待死事件を考える 雄大被告を苦しめた実の両親
栗原心愛ちゃん殺害事件を考える 栗原被告の控訴棄却
栗原心愛ちゃん殺害事件を考える 勇一郎被告に懲役16年の判決
栗原心愛ちゃん殺害事件を考える 虐待する父親

眞子さま結婚 マスメディアへの怒り爆発

眞子内親王のご成婚を心からお祝いしたいところですが、そうもいきません
昨日の会見を見る限り、見切り発車のような印象が強く、国民一般の懸念など置き去りにされた感じがします
言うまでもなく、小室家をめぐる疑惑は何も解消されておらず、単に小室圭が「遺族年金の不正受給などという事実はない」と主張しただけです
元婚約者から生活費の支援を受けていた時点で事実婚と見なされるわけで、事実婚の状態にあれば遺族年金は受給できません。事実婚にあるからと遺族年金受給を辞退する手続きをしていたならともかく、そんな手続きはしないまま受給を続けたのでしょう。事実婚ではないと主張するなら、元婚約者から受け取った金は贈与にあたります。贈与として確定申告し、贈与税を支払ったのでしょうか?
あるいは贈与ではなく借りたお金だったとでも弁解するのでしょうか?
ならば返済するのが当然でしょう。が、小室圭は金銭問題など存在しなかった、と主張していました。その後、主張を撤回し、和解金を支払う用意があると言い出したのですが、和解する必要があるというのは金銭問題が存在するからでしょう
弁護士になろうという人物が、こうした矛盾だらけの釈明を押し通そうとするから、いかがわしく映るのです
ましてや、そのいかがわしい人物を「素晴らしい男性です」と言ってのける眞子内親王の感覚も、世間一般とはずれが大きいと感じます
まあ、宮家のお姫様なので仕方がないとは思いますが


秋篠宮家の長女・眞子さん(30)と小室圭さん(30)が26日、結婚した。晴れて「小室眞子」となった眞子さんには祝福の声が寄せられているが、その後行われた記者会見ではマスコミ報道に苦言を呈する場面が目立った。なかでも、小室家の借金問題に眞子さんが主体的に首を突っ込んでいたことは驚き。皇室的に「ありえない行為」といった声もある。また、別室に妹の佳子さま(26)が待機していたことも一部で波紋を呼んでいる――。
すったもんだの末にこの日を迎えた2人。会見で眞子さんは「圭さんはかけがえのない存在。結婚は、自分たちの心を大切に守りながら生きて行くために必要でした」と強調。圭さんも「眞子さんを愛しています。眞子さんと人生を歩みたいという思いを持ち続けられたのは支えてくれた人のおかげです」と永遠の愛を誓った。
しかし穏やかだったのはここまで。眞子さんは晴れて「一般人」となったことで、これまで我慢してきたマスコミへの不満をあらわにした。
なかでも許せなかったのは、最愛の夫・圭さんへの苛烈なバッシング。眞子さんは「本日まで私が公に発言する機会は限られてきました。そのために生まれてしまった誤解もあったと思います。一部の方はご存じのように、婚約に関する報道が出て以降、圭さんが独断で動いたことはありませんでした」と言い切った。
続けて「例えば、圭さんのお母さまの元婚約者の方への対応は私がお願いした方向で進めていただきました」と断言。
これは何かというと、今年4月に圭さんの母・佳代さんの金銭トラブルに関して公表された通称「小室文書」は、眞子さんの意向が100%反映されたものであると認めたことを意味する。
さらに、眞子さんは圭さんの米フォーダム大留学についても「圭さんが将来計画していた留学を前倒しして海外に拠点を作って欲しいと私がお願いしました。留学に際して私は一切の援助はできませんでしたが、圭さんが厳しい状況の中、努力してくれたことをありがたく思っています」と告白。
その上で「圭さんのすることが独断で行われていると批判され『私の気持ちを考えていない』と一方的な憶測が流れるたびに、誤った情報がなぜか間違いのない事実であるかのように取り上げられ、いわれのない物語となって広がっていくことに恐怖心を覚え、辛く悲しい思いをいたしました」と苦言を呈した。
自身が盾となり、圭さんを誹謗中傷から守ったようにも映るが、皇室の伝統を知る者から言わせれば「ありえないこと」だという。
「ようは小室家の金銭トラブルに皇族が積極的に関与したということですからね。圭さんの進路についてもそう。『私がブレーンでした』というカミングアウト。前代未聞ですよ」とは皇室ライター。
さらに会見を行ったホテルに妹の佳子さまが駆け付けたことも、別の視点から見ると違和感があるという。
「その時点で眞子さんは一般人です。姉妹であることや、眞子さんが複雑性PTSDを患っているという特別な事情はあるにせよ、カタチ上は『私人の結婚会見に皇族が“同席”した』ということになる。それを姉妹の“感動秘話”にしていいものかどうか…」とはテレビ局の皇室担当ディレクターだ。
(東京スポーツの記事から引用)


そもそも、小室家の問題は小室家が解決すべきであり、「金銭問題は存在しない」と突っぱねたがゆえにいつまでもくすぶり続けたわけです。対応を誤った結果であり、それをマスメディアのせいにするのは筋違いでしょう
留学にせよ、結婚後の生活プランを小室圭がきちんと説明していれば、マスメディアの対応も違ったものになったいたはずです。何も説明せず、放置した結果、マスメディアがあれこれ取材して回り、憶測を含めて記事にせざるを得なかったわけで
秋篠宮様は「国民から理解を得られるように(説明しなさい)」と苦言を呈していたわけですが、2人は最後までその意味を理解できないままだったと痛感します
眞子さまにはそれが小室圭の説明不足と問題解決能力の欠如のせいであるとは認識できず、マスメディアのせいだと思い込んで今日に至ったと分かります。が、所詮は世間知らずのお嬢さんの八つ当たりにすぎません
せいぜい、結婚後はお幸せに暮らしていただきたいものです。あと、小室家の問題はきちんと解決されるように。解決しないといつまでも叩かれます。「令和のバカップル」と言われないよう、目配り気配りも必要です

(関連記事)
小室圭 NY司法試験不合格で波乱
眞子さま結婚 PTSDという診断
小室圭 記者会見拒否か?
眞子さま結婚問題 年内結婚へ
小室圭母 労災で洋菓子店とトラブル
小室圭母「自分はアダルトチルドレン」発言を考える
眞子さま結婚問題 小室殿下を国民は受け入れるか
眞子さま結婚問題 小室圭の憂鬱
小室圭釈明文から見る小室家の流儀
小室圭に母親の元婚約者が反論
小室圭の方針転換 宮内庁のお膳立てか
小室圭 解決金支払うと方針転換
眞子内親王との結婚は? 小室圭釈明文を考える3
眞子内親王との結婚は? 小室圭釈明文を考える2
眞子内親王との結婚は? 小室圭釈明文を考える
眞子様結婚問題 小室母「天皇陛下に会わせろ」要求
眞子様結婚問題 小室「解決済み」発言で波乱
眞子様結婚問題 小室圭留学決意
眞子さま結婚延期問題 小室母の元婚約者を批判する記事
眞子様結婚延期問題 小室氏借金はどうする?
眞子様ご結婚の障害 小室母が皇室に金銭求める
眞子様ご結婚延期を考える
秋篠宮家眞子さま婚約と女性宮家問題
女性宮家創設へ動く政府 皇室典範改正

就活生を強姦 リクルート子会社社員10回目の逮捕

余罪の取り調べが続く中で、先に起訴された強姦事件の公判が始まった丸田憲司朗被告です
警視庁は10回目の逮捕に踏み切ったと報道されており、どうやらこれが最後の再逮捕となるようです。被害を受けた女性はいるにしても、1年以上も前の強姦事件を思い起こし、被害届を出す気にはなれない事情もあるのでしょう
全部で何件の強制性交罪で罪を問われるのかは不明ですが、丸田被告にすればようやく終わりが見えてきたのではないか、と思われます
大勢の女性を蹂躙する犯行を繰り返したのですから、延々と取り調べに応じなければならないのは自業自得です。が、精神的には相当辛いのは確かでしょう。本音からすれば、「もう取り調べも裁判もどうでもいいから、刑務所にブチ込んでくれ」と言いたいのでは?
前にも述べたように、逮捕後の勾留が始まった時点から未決勾留期間として算定され、その日数は服役した期間として数えられます。裁判で刑が確定するまで身柄が拘束されるとしても、それが服役した期間と見なされるのですから、被告にとってまったく不利な扱いというわけではありません
以下、デイリー新潮の掲載記事から引用します


警視庁は1カ月に1回のペースで再逮捕を繰り返していったが、この種の犯罪でここまで再逮捕を繰り返すことは非常に珍しいという。
「数回再逮捕して、残りの余罪は追送検するのが一般的です。卑劣な性犯罪に断固として向き合っていこうという警視庁の強い意思の表れだったのではないか。捜査幹部は当初から『挙げられる余罪はすべて挙げる』と意気込んでいました。丸田容疑者が余罪を認めようとしなかった姿勢も影響したでしょう。再逮捕を繰り返せば、物理的に保釈が認められなくなる」(同前)
再逮捕の合間に始まっていた公判
8月31日に初公判が開かれた後も再逮捕が続いた。
「9月1日に9回目の逮捕があったため、予定していた第二回公判はキャンセルになりました。今後、新たに追起訴された分も併合して審理されることになります」(司法担当記者)
初公判を傍聴したジャーナリストの高橋ユキ氏によれば、
「被告は読み上げられた起訴状3件のうち1件は否認していました。ただ、小声で『記憶がなく……』などとボソボソ言っており非常に分かりづらく、裁判官からは度々『聞こえない!』と叱られていました。坊主頭にスーツ姿でしたが、爽やかで清潔感がある印象を受けました」
10月5日には、知人女性への準強制性交未遂容疑で10回目と再逮捕。これでようやく捜査は終結する見通しだという。
「ずっと余罪を認めようとしなかった丸田容疑者ですが、最後の逮捕後、ようやく『女性たちに申し訳ないことをした』と反省の言葉を述べ始めたそうです」(前出・警視庁担当記者)
果たして、丸田容疑者は本当に被害女性たちに向き合い始めたのか。今後の裁判を注目していきたい。
(デイリー新潮の記事から引用)


最初に起訴された事件のうち、1件については否認したと記事に書かれています
それぞれの犯行についても、「やっていない」と争うつもりなのでしょうか?
どなれば長い裁判になります。被害者を証人として法廷に招き、証言してもらう必要が発生するからです
検察が起訴したからには丸田被告の犯行と断定するだけの証拠(携帯電話に写真が残っているとか)があるわけで、無駄な足掻きで否認すれば裁判がそれだけ長引くだけです。加えて、否認する=犯行を反省していない、と受け取られ情状酌量も得られない可能性が出てきます
もちろん、犯行を認めるのも否認するのも被告人の判断ですから、無関係な人間がどうのこうのと言ってもはじまらないのですが
強制性交罪で起訴された丸田被告ですが、被害者が丸田被告の犯行によってPTSD(心的外傷性ストレス障害)を発症したと訴えた場合、強制性交致死傷罪にも問われるでしょう。最高刑は無期懲役です
女性を次々と口説き、薬物を盛って抵抗不能な状態にした上で陵辱するのが、丸田被告にとって何よりも快感だったのでしょうが、高い代償を払う結果になります。自分の行為が犯罪であり、重い刑罰を受けると予見できたはずなのに、どうして歯止めがかからなかったのか、丸田被告に訊いてみたいものです

(関連記事)
就活生を強姦 リクルート子会社社員の公判始まる
就活生を強姦 リクルート子会社元社員9度目の逮捕
就活生を強姦 リクルート子会社元社員7度目の逮捕
就活生を強姦 リクルート子会社元社員5度目の逮捕
就活生を強姦 リクルート子会社社員逮捕
三菱UFJ銀行員 薬物レイプで懲役22年判決
就活女子大生レイプの住友商事社員はどうなったか?
住友商事元社員(慶大出)を就活生への強制わいせつで再逮捕
住友商事社員(慶大出)が就活生を強姦
「ミスター慶応」渡辺陽太 6度目逮捕も不起訴
「ミスター慶応」渡辺陽太 強姦で6度目の逮捕
「ミスター慶応」渡辺陽太 強姦や強盗の余罪
イケメン慶大生の強姦事件 家族の素性も暴露
また慶大生 強制わいせつで逮捕
ミス慶応中止 広告学研究会メンバーに無期停学処分
ミス慶応中止 レイプ動画を拡散させる学生たち
電通女性新人社員、100時間残業で自殺の波紋
共同通信人事部長 女子大生に手を出しクビに
連続強姦魔 原田義人に無期懲役判決
強姦の元NHK記者に懲役24年求刑
元Jリーガー神村奨連続強姦事件で懲役30年
8人を強姦殺害 大久保清事件から50年(3)
8人を強姦殺害 大久保清事件から50年(2)
8人を強姦殺害 大久保清事件から50年(1)
福岡強姦事件 キスマークつけ懲役17年

神戸5人殺傷事件を考える 無期懲役求刑

2017年7月、神戸市北区で祖父母やに実母、近隣住民ら5人を殺傷したとして殺人及び殺人未遂など起訴された竹島叶実被告に対し、神戸地検は無期懲役の求刑をしています
自分の予想では死刑を求刑するものと思っていました。死刑を求刑しても判決では、統合失調症による影響があったと裁判官が判断し、罪一等を減じて無期懲役にするものと検察が読んだ上で、あえて死刑を求刑するのではないかと考えたわけですが、外れました
検察の求刑が無期懲役ですから、裁判官が考え違いをしない限り死刑判決はあり得ません。判決は無期懲役か、あるいは有期刑になるのでしょう
検察側は論告求刑で、被告は統合失調症による妄想の影響下にあったとし、「完全責任能力があれば死刑を選択するべきだが心神耗弱状態だった」として、無期懲役を選択したと述べています


神戸市北区で2017年、家族や近隣住民ら3人を殺害、2人に重傷を負わせたとして殺人罪などに問われた無職、竹島叶実(かなみ)被告(30)の裁判員裁判が25日、神戸地裁(飯島健太郎裁判長)であった。検察側は「結果は極めて重大で取り返しがつかない」として無期懲役を求刑。弁護側は「心神喪失状態だった」として無罪を主張し、結審した。判決は11月4日。
竹島被告は事件当時、統合失調症の影響で幻聴を聞いていたとされ、刑事責任能力の有無が争点。
検察側は論告で、竹島被告が逮捕後、「大変なことをした」と警察官に話していた点などから、「犯行を思いとどまることができた」と指摘。責任能力が完全に失われていない心神耗弱にとどまると主張した。
一方、弁護側は竹島被告が「哲学的ゾンビを倒せば知人女性と結婚できる」と思い込み、殺傷した相手を「ゾンビと認識していた」と主張。鑑定した医師の意見を踏まえて「妄想に支配されていた」と述べた。
法廷では、死亡した辻やゑ子さん(当時79歳)の長男が意見陳述。「突然母がいなくなり、被告を憎んでいる。罪を軽くされたくない。強く強く死刑を願う」と訴えた。
竹島被告は現在、服薬で症状が改善しているとみられ、最終意見陳述では「被害者の方々には非常に申し訳ないことをした」と謝罪した。
起訴状などによると、竹島被告は17年7月16日早朝、自宅で祖父、南部達夫さん(当時83歳)と祖母観雪(みゆき)さん(同83歳)を金属バットで殴ったり、包丁で刺したりして殺害。止めに入った母親(57)を殴って重傷を負わせた。さらに、近くの民家に侵入して辻さんを刺殺。別の小屋にいた近隣女性(69)にも重傷を負わせたとされる。
(毎日新聞の記事から引用)


補足すると、犯行の数日前、竹島被告は株式投資を扱うインターネットの掲示板を見ていて、「13」という数字に目が止まります。「13」は竹島被告が以前通っていた専門学校で片思いだった女性の出席番号です。そこから妄想が連鎖し、彼女と結婚するには「哲学的ゾンビを倒さなければならない」と思い込み、凶行に至ったと竹島被告は犯行の背景を説明しています
随分と荒唐無稽な話に聞こえるのですが、当時の竹島被告の頭の中では筋道立った展開だったのであり、疑いもしなかったのでしょう
ちなみに竹島被告は精神科や心療内科で診察を受けた経歴はない、と判明しており、いつから統合失調症の症状が出始めたのかよく分かりません。引きこもりの息子を説得し、診察を受けさせるのは困難であるのは十分想像できるものの、もっと早く医療機関なり保健所に相談していたなら、3人が殺害され2人が重傷を負う事態は避けられたかもしれません

(関連記事)
神戸5人殺傷事件を考える 心神喪失で無罪判決
https://05448081.at.webry.info/202111/article_9.html
神戸5人殺傷事件を考える 「ゾンビを殺した」
神戸5人殺傷事件を考える 初公判で心神喪失主張
神戸5人殺傷事件を考える 初公判は10月13日
神戸5人殺傷事件を考える 2度連続の精神鑑定
神戸5人殺傷事件を考える 逮捕後は黙秘
酒鬼薔薇は「命の大切さを知らない」とする誤解
文藝春秋が神戸連続児童殺傷事件家裁決定を全文掲載
神戸事件元少年Aは「絶歌」で何をしたかったのか?
宝塚ボーガン殺人 野津英滉を起訴
宝塚ボーガン殺人 家族3人殺害
豊川引き篭もり殺人を考える1 対処法の問題
豊川引き篭もり殺人を考える2 なぜ15年間放置されたか
豊川引き篭もり殺人を考える3 殺人事件はまれなケース
豊川引き篭もり殺人を考える4 殺人未遂のケースは多発?
豊川引き篭もり殺人を考える5 インターネット依存という誤解
豊川引き篭もり殺人を考える6 引き篭もりは精神病?
豊川引き篭もり殺人を考える7 責任能力で論争
豊川引き篭もり殺人を考える8 懲役30年の判決
鹿児島5人殺害事件を考える 岩倉知広容疑者とは
鹿児島5人殺害事件を考える 岩倉被告起訴も初公判はまだ

「記憶がない」は通用せず 塩尻女性強姦殺人

刑事裁判では被告が罪を免れようと精神病のふりをしたり、多重人格や記憶喪失を装ったりするケースがあります
当ブログで取り上げてきた事件でも、日立市で妻子を殺害し放火した小松被告は犯行時の記憶を喪失を主張していましたが、一審では死刑が言い渡されています。福岡で女性を殺害した佐久田なつき被告は事件前に解離性同一性障害との診断を得て通院していた事実はあり、犯行は別人格によるものと主張しましたが、懲役22年の判決を言い渡されています。大阪市西成区で看護師の女性を殺害した後、中国に逃亡していたオーイシ・ケティ・ユリ被告も解離性同一性障害を主張し、犯行は別人格によると裁判で無期懲役判決が下されています
秋葉原の歩行者天国にトラックで突っ込み、17人を殺傷した加藤智大死刑囚も「犯行時の記憶がない」と主張していましたが、裁判所は刑事責任能力に問題はなかったとして死刑判決が確定しています
今回は2005年4月、長野県塩尻市に住んでいたフィリピン人女性(19)を山の中に連れ出し、強姦した上で殺害、キャッシュカードで現金を引き出し奪った強盗強姦殺人事件を取り上げます。問題は一審で無期懲役が言い渡された後の控訴審で、被告が突然「記憶喪失」を主張したところにあります
主犯とされた高木正幸と川上美香は一審で無期懲役、強姦のみに加担した宮坂裕は懲役7年の判決となりました。判決を伝える長野日報の記事を以下、引用します


塩尻市の山林で昨年4月、諏訪市内のフィリピン国籍の女性=当時(19)=が殺された事件で、強盗殺人や強盗強姦などの罪に問われた、ともに住所不定、無職の高木正幸(25)=本籍下諏訪町=、川上美香(23)=同大町市=両被告の判決公判は15日、長野地裁で開いた。土屋靖之裁判長は「短絡的かつ身勝手極まりない犯行の動機に酌むべき点は全くない」とし、両被告に求刑通り無期懲役を言い渡した。
判決理由で、土屋裁判長は昨年3月中旬ごろ、女性が妹に送った携帯電話の電子メールに、川上被告を敬遠する内容があったことを同被告が知り、腹を立てたことが犯行の発端となったと説明。「若年の両被告が社会性に乏しく未成熟なため、自己の行為の規範的な意味合いや他者の人格ならび立場を十分顧みることができなかった」と指摘した。
前回公判で、川上被告の弁護人が「主導的立場にあるのは高木被告。川上被告は従っただけ」とし、同被告の関与が部分的であった点から酌量減刑を求めたことについては「一連の経緯、行動などに照らせば、川上被告も各犯行遂行上、重要な役割を果たした」と退けた。
判決によると、両被告は昨年4月1日午後10時ごろ、塩尻市片丘北熊井の林道に駐車した乗用車内などで女性の顔面を殴るなどし、共犯の下諏訪町社、元会社員宮坂裕受刑者(24)と共謀して約5時間にわたり女性を乱暴した。
宮坂受刑者が現場を立ち去ったあと、両被告は女性の首をベルトで締め付けるなどして殺害。山林内に死体を捨てた上、奪ったキャッシュカードを使い、松本市内のコンビニエンスストアのATM(現金自動預払期)から現金11万9000円を引き出すなど、女性の金品を盗んだ。
(長野日報の記事から引用)


無期懲役判決が不服だったのか、控訴審で高木正幸被告は「記憶を失った」と突如、主張し始めます。いかにも唐突で、刑罰を免れるための嘘としか言いようがないのですが、高木被告にすれば最後の切り札のつもりだったのかもしれません
裁判の傍聴記録を集めたウェッブサイトから引用します

傍聴記

(控訴審における、A=高木被告に対する弁護人質問から引用)
-弁護人によるA被告への被告人質問-
弁護人「どのような理由で控訴したのですか?」
A「おぼえてないです」
弁護人「あなたは強盗殺人などに関わったことを覚えていますか?」
A「おぼえてないです」
弁護人「いつ頃から記憶が無くなったのですか?」
A「分からないです」
弁護人「後ろに座っている女性が誰であるか分かりますか?」
A「元妻のBです」
弁護人「Bさんの記憶は覚えているのですか?」
A「はい」
弁護人「その女性との間の子供は覚えていますか?」
A「覚えてないですけれど先生にこれが自分達の子供だよと言われました」
弁護人「記憶を失うようなきっかけがあったのですか?」
A「気が付いたらなくなっていました」
弁護人「いつごろからですか?」
A「忘れてしまいました」
弁護人「東京拘置所で薬を飲んでいますか?」
A「安定剤と●●を飲んでいます」
弁護人「長野で薬を飲んでいた記憶はありますか?」
A「ないです」
弁護人「夜は眠れていますか?」
A「眠れてないです」
弁護人「なぜですか?」
A「寝ようとすると悪い夢見るからです」
弁護人「どんな夢ですか?」
A「殺される夢とか・・・」
弁護人「どうやって殺されるのですか?」
A「包丁で刺されたり、首をしめられたりして殺される夢を見ます」
弁護人「誰に殺されるのですか?」
A「男の人と女の人です」
弁護人「若い人ですか?年取った人ですか?」
A「若いです」
弁護人「毎日のようにですか?」
A「ほぼ毎日」
弁護人「第1審では死にたい気持ちがありましたが現在はありますか?」
A「あります」
弁護人「なぜ死にたいと思うのですか?」
A「生きていてもつまらないからです」
弁護人「東京拘置所では1人部屋ですか?何人かと一緒の部屋ですか?」
A「1人部屋です」
弁護人「1日中会話しない日が続くのですか?」
A「はい」
弁護人「Y1さんを知っていますか?」
A「知ってないです」
弁護人「宮坂裕さんを知っていますか?」
A「知っています」
弁護人「宮坂裕さんとはいつから一緒だったのですか?」
A「中学校時代から一緒です」
弁護人「成人してから会ってますか?」
A「わからないです」
弁護人「お母さんの名前は何といいますか?」
A「Aさちこ」
弁護人「お母さんに手紙を出しましたか?」
A「はい」
弁護人「お母さんと暮らしていたことはありますか?」
A「あります」
弁護人「いつごろまで暮らしていましたか?」
A「はっきりおぼえてないですけれど・・・・・」
弁護人「あなたは仕事をしていましたか?」
A「だいたい」
弁護人「何というところに勤めていましたか?」
A「北斗急送です」
弁護人「いつ頃までですか?」
A「忘れてしまいました」
弁護人「お弁当屋さんに勤めていましたか?」
A「おぼえてないです」
弁護人「あなたは記憶が無いのに人を殺す根拠はありますか?」
A「殺してもいないのに殺したというのもおかしいと思います。」
弁護人「あなたの大切な人を誰かに殺されたらどういう気持ちになりますか?」
A「許せないと思います。」
弁護人「あなたが誰かを殺したらどういう気持ちですか?」
A「申し訳ない気持ちです。」
弁護人「Bさんに手紙を出した記憶はありますか?」
A「あります」
弁護人「東京拘置所の発信記録を見れば分かるけれど何回出しましたか?」
A「おぼえてないです」
弁護人「どういう内容ですか?」
A「記憶にないです」
(以下、略)

弁護人に続いて検察官も被告人質問をしていますが、引用は割愛します。全文を読みたい方は上記のウェッブサイトにアクセスしてください
「記憶にない」と主張して誤魔化そうとする気満々、というのが伝わってきます
もちろん控訴審は高木被告の主張を退け、一審どおり無期懲役判決を言い渡しています
他方で、共犯として無期懲役判決を受けた川上美香被告も判決を不服とし、自分は高木被告の指示に従っただけで事件への関わりは少なかったと主張して控訴していたのですが、これも退けられています。上記の「傍聴記」にも高木被告とのやりとりがありますので、参照してください。被告人質問を終えて川上被告が席に戻る際、法廷にいた被害者遺族を睨みつけた、と傍聴人は観察しています
付言すると、殺害された女性は松商学園高校を卒業し、日本人の友人・知人も多かったようです。女性と交際していた男性は彼女の死を悲観し自殺したのだとか。痛ましい事件です

(関連記事)
日立母子殺害を考える 小松被告に死刑判決
日立母子殺害を考える 死刑求刑
日立市母子6人殺害を考える 記憶喪失で無罪?
福岡女性転落殺人を考える6 控訴審でも懲役22年
福岡女性転落殺人を考える5 懲役22年の判決
福岡女性転落殺人を考える4 人格障害を疑う
福岡女性転落殺人を考える3 解離性同一性障害
福岡女性転落殺人を考える2 復讐に執着
福岡女性転落殺人を考える1 懲役25年求刑
西成准看護師殺人事件を考える 無期懲役判決
西成准看護師殺害事件を考える 解離性同一性障害
大阪多重人格殺人で懲役16年の判決1 6つの人格
大阪多重人格殺人で懲役16年の判決2 人格障害認めるも有罪
秋葉原17人殺傷事件を考える12 死刑求刑も無表情
秋葉原17人殺傷事件を考える13 中身のない最終陳述
秋葉原17人殺傷事件を考える14 被告に死刑判決

甲府放火殺人 少年A(19歳)の生き様

事件報道にあたっては加害者、被害者の何をどこまで報道するかが問題になります
甲府放火殺人では週刊新潮が逮捕された容疑者の氏名を「遠藤裕喜」であると報じ、顔写真の掲載しています
少年法第61条では付審判少年、犯罪少年については氏名、容貌等の出版、報道を禁止しています。禁止はしていますが、罰則はありません
ただし、出版物に掲載した場合、民事訴訟の対象とされ当該少年または親族から損害賠償を請求される可能性があります
また、この少年法は報道、出版を規制の対象としており、個人のブログは報道でも出版でもないので対象外となります。少年法制定当時はブログやツイッターのない時代ですから、最初から想定されていないのです
何のための、誰のための報道規制か
少年法が実名報道を禁じているのは、一般に少年を保護するためとされます。非行少年であれ犯罪少年であれ、未成年者として保護する必要があるとの立場です。それを怪しむつもりはないのですが、甲府放火殺人のような重大事件とシンナー吸引事件を同一に扱う必要があるのか、と言いたくなります
本件のように死刑が求刑される可能性のある重大事件については、19歳であろうと15歳であろうと氏名を秘匿するのはいかがなものかと思うのです
遠藤裕喜の生い立ち
幾つかの週刊誌の報道にある遠藤裕喜容疑者の生い立ちに触れたものをまとめておきます
遠藤容疑者が小学生だった頃、電気工事関係の会社に勤務していた父親が窃盗で逮捕されており、両親は離婚します。よその会社の資材置場にあった中古の家庭用給水器2台を盗んだという犯行です。本件だけなら微罪扱いで、執行猶予付き判決が出て刑務所に収監されなかったと思うのですが、他に余罪があったのかどうか?
ともあれ、小学生だった遠藤容疑者にとっては突然の出来事であり、父親がいなくなって生活も苦しくなったのでしょう。新聞に父親の名前が出たため学校ではいじめられ、円形脱毛症になったとも報じられています。学校に行かず、家の前で呆然と立ち尽くす姿が近隣の住民に目撃されたのだとか。おそらく父が帰ってくるのを期待し、家の外に立っていたものと思われます
その後、母親が再婚し新たな家庭を築いたものの、遠藤容疑者は人見知りで疑い深く、他人と交流するのを苦手な少年のままだったようです
中学1年の夏休み明けから不登校となり、その状態が続いたようです。中学卒業後は、山梨県立中央高校定時制に入学し、被害者である井上夫妻の長女と出会うわけです
犯行までの経緯
遠藤容疑者は生徒会長に立候補し、選出されます。井上さんの長女も生徒会の役員をしています。そこで2人がどのような出会いをし、遠藤容疑者が一方的に惚れ込んだか、詳細は明らかになっていません。遠藤容疑者から聴取し、さらに井上さんの長女からも事情を聞いているはずですが、おそらく2人の話は噛み合わないのではないか、と想像します
遠藤容疑者が思い描いていた恋愛劇と、井上さん長女が感じたつきまとい被害は真逆でしょうから、合致するはずがありません
遠藤容疑者なら、「彼女はそっけないフリをしていたが、自分のことを愛していたはずだ」とか、「二人の出会いは運命だった」など虚実まぜた話をするのでしょう
遠藤容疑者の生い立ちに同情する余地はあれど、自分が不幸な生い立ちだからといって他人を不幸に巻き込むような真似をするのは大間違いです
さて、犯罪少年の氏名の特定が事件を解き明かすのに資するのであれば、それは必要だと自分は考えます。事件を解き明かすのに必要でないなら匿名で構わないでしょう
本件の場合、遠藤容疑者の生い立ちそのものが事件を解き明かす鍵となっていますので、実名報道は必要だったと思います。日弁連は怒り狂うでしょうが

(関連記事)
甲府放火殺人 犯人は19歳の生徒会長
甲府放火殺人 交際拒否で逆恨み
甲府放火殺人 19歳少年を逮捕
静岡女子大生殺害 同じ学部の学生が犯人
静岡女子大生殺害 懲役20年の判決は妥当か?
町田 読者モデル女子高生殺害事件を考える1 幼なじみ
町田 読者モデル女子高生殺害事件を考える2 どこまでが発達傷害なのか
稲美町放火殺人 殺意をもって放火した未必の故意
https://05448081.at.webry.info/202112/article_2.html
稲美町放火殺人 逃走していた伯父を逮捕
https://05448081.at.webry.info/202111/article_41.html
藤沢ストーカー殺人(昭和57年) 藤間静波死刑囚
千葉印西市放火殺人 判決はどうなったか?
千葉印西市放火殺人 3人のうち2人が無罪主張
千葉印西市放火殺人 男女4人逮捕
死刑執行 三島女子大生殺人の服部死刑囚
台東区放火殺人の高校生 懲役4年以上7年以下判決
台東区放火殺人の高校生 嘱託殺人で家裁送致
台東区放火殺人で高校生逮捕
日立母子殺害を考える 小松被告に死刑判決
日立母子殺害を考える 死刑求刑
日立母子6人殺害を考える 無罪主張と処刑願望と
日立市母子6人殺害を考える 小松博文容疑者とは
武富士強盗放火殺人の小林死刑囚 死刑執行

大口病院不審死 死刑求刑

横浜市神奈川区の旧大口病院で5年前、高齢の入院患者3人の点滴に消毒液を混ぜて中毒死させたとして、殺人罪などに問われた元看護師久保木愛弓被告(34)の論告求刑公判があり、検察は死刑を求刑しています
繰り返し述べてきたように、大口病院では高齢の入院患者48人が不審な亡くなり方をしており、久保木被告の手によって殺害された可能性があります。しかし、ほとんどの方は司法解剖しないまま火葬されてしまい立件できません。かろうじて立件できたのは3件の殺人容疑と1件の殺人予備だけです
起訴されない殺人を裁判所は裁くわけにはいきませんので、あくまでも3件の殺人と1件の殺人予備で久保木被告は裁かれるわけですが、検察が死刑を求刑するのは想定されたとおりです
いつものように東京新聞が公判の模様を詳細に報じていますので、引用します
検察の論告は前回取り上げた岩波明昭和大学教授による精神鑑定結果の批判が中心で、久保木被告は統合失調症ではなく刑事責任能力を欠いていなかった、と主張するものです。長文の記事なので、要点部分以外は割愛します


【詳報・第10回】死刑求刑に久保木被告「死んで償いたい」 弁護側は無期懲役を主張 旧大口病院の3人点滴中毒死
「岩波鑑定は大いに問題」
休廷の後、女性検察官による検察側の論告求刑が始まった。
お配りした論告メモに基づいて説明したします。
まず第一の事実関係です。今回の争点の一つは犯行時の被告人の責任能力の程度です。前提として、被告人の精神疾患については検察側がASD(自閉スペクトラム症)、弁護側が鬱病、統合失調症があったと異なっています。
論告では今回2人の医師が行った精神鑑定をどう評価するべきか検討していきます。(ASDと鑑定した)田村医師は全て診断基準に則っているが、(犯行時はうつ病が再発し、統合失調症の前駆症状の可能性があると鑑定した)岩波医師は明らかに則らずに診断しています。岩波鑑定は大いに問題があります。
次に田村医師は両親や被告人との面談記録を残しているのに対し、岩波医師は両親の記録を残さず、被告人の重要証言も記録に残っておらず、不適切です。
恣意的な診断
次にASDについてです。田村医師は被告人に軽度のASDがあったとしていますが、岩波医師は否定しています。田村医師は本人の証言を重視しと事実を正確に考慮しているのに対し、岩波医師は両親や学校の通知表を重視しています。田村医師は両親の理解の限界を踏まえているのに対し、岩波医師は認識に限界がある両親や事実を正確に反映しているとは言いがたい通知表を重視しているのです。
次に判断基準について。田村医師はまぶたを閉じる、音に過敏などの症状から基準を満たすとしていますが、岩波医師は症状がないとしています。田村医師は該当する行為を十分踏まえているのに、岩波医師が重視する例は典型例に過ぎず、必須事項ではない。
次に鬱病について。田村医師は犯行時は鬱状態ではあったが、鬱病ではなかったとしています。根拠としては毎日症状はなく看護師の仕事もできていたことなどから基準を満たしていないとしています。
対して岩波医師は軽度もしくは中等症としています。根拠として2015(平成27)年当時、休職していたときと同じ状況で抑うつや薬の大量服薬をしていたことを挙げていますが、過剰に評価していると言わざるを得ません。
次は統合失調症についてです。田村医師は犯行時は統合失調症ではないとしています。幻覚、妄想の症状がないため、診断基準を満たしていません。岩波医師は発症する前か、発症し始めていたとしています。鬱は統合失調症の前兆と特定できない。岩波医師は前兆として恣意的な判断をしている。
犯行の特異性ですが、波医師は衝動的で無差別的な犯行は統合失調症の影響だとしているが、具体的な影響についての説明はできないとした。診断として岩波医師は具体的に示せておらず、誤り。田村医師は幻覚や妄想は一時的としており、信用できる。鬱は統合失調症ではなく、軽度のASDが認められる。
非難の場に居合わせ不安
メモの2枚目。被告の精神状態がそれぞれどの程度影響したか検討します。動機形成したことと犯行の意志決定を分けて検討すべきだと思います。
まず動機形成について、犯行は2016(平成28)年4月、患者が亡くなった家族が医師と看護師を非難する場に居合わせ、不安を感じるようになり、不安を引きずり、自分の勤務時間に死ぬことを避けられるよう犯行することを考えました。第1と4事件は勤務時間外に殺害することを考えました。
田村医師の説明をもとにすると、不安を引きずることはASDの影響であるが、ASDに自己中心的な特性はなく、ASDではなく性格による影響が圧倒的に大きい。鬱状態ではあったが、思いものではなく判断に影響することではない。動機形成にASDは無関係ではないが、犯行が処罰されるべきで、遠因に過ぎない。
犯行の意志決定について、第1事件は無断外出した興津さんを引き戻したことで、次の勤務日までに殺害することを決意、第2事件は西川さんの容態が悪化したことを知り、日勤の看護師がいるときに殺害すれば説明をしなくて済む可能性があったことから決意。各犯行の計画と実行ですが、ニュースを参考にヂアミトールを入れることで殺害できることを認識した上で、他の消毒液がある中で無色透明のヂアミトールを選んだ。点滴に入れたり、ワンショットにしたり使い分けている。他の看護師に見られないようにしていたことは見られてはいけないことをしているということを認識していた。
完全責任能力は明らか
また、西川さんが亡くなったときに「さっきまで元気だったのに」と他の看護師に伝え、自分が無関係であるかのように話していること。これは被告人本人は否定しているが、証人の説明に不可解な点はなく、多くの記憶がない中でここだけ否定しているので信用できない。
2016年4月、遺族から非難された場面をきっかけに非難をなるべく避けたいというのは理解可能だ。不自然に異質とはいねない。岩波鑑定では、犯行は不安解消の根本的な解決にならず了解不能というが、後先考えずに犯行に及ぶことはある。精神状態と犯行の具体的な関係を指摘されていない。無差別という評価はあたらない。
犯行は、注意深く行い、殺害行為の選択実行にはASDの特性ではない。ASDの特性は殺害には一切関係していない。心神耗弱とはおよそ言えず完全責任能力であったことは明らかだ。


最終弁論で被告弁護側は田村鑑定を批判し、田村医師が久保木被告は「自閉症スペクトラム障害」と鑑定したのは誤りであり、統合失調症と鑑定した岩波鑑定こそが正しい、と主張しています。田村鑑定が久保木被告の幻聴・幻覚を無視しているのは問題で、鑑定結果は信頼できないとの言い分です
検察側、弁護側とも2つの鑑定書の書かれ方、内容、鑑定手法の不足をあれこれ指摘し合っているのですが、精神鑑定の結果を書き記す書面に厳密な書式は定められていないのであり、鑑定人が己の学識と知見、経験に従って必要と判断した項目を記すものです。もちろん、法廷で審議の対象となるのを踏まえ、説得力のある内容に整えるのが前提です。が、それぞれの精神科医が信じるところの理論や症例研究をベースにするので、内容に濃淡や過不足はつきものです
検察庁は鑑定書の書式について「参考例」を複数用意していますが、かならずしもこの書式でなれでなければダメ、というものではありません

精神鑑定書の書式参考例

過去の裁判では、「3ヶ月の鑑定留置期間に鑑定医が直接被告人に面接し、診断したのは1度だけであり、そんな鑑定結果は信用できない」と弁護人が噛みついた例もあります
大学教授が鑑定を担当する場合、研究室の助手や附属病院の新人研修医が被告との面接を繰り返した上で所見を書き、教授がそれを読んで「なぜ、そう判断したのか。他の病気・障害の可能性は考えられないのか」などとディスカッションを交わし、再び研修医が問診を実施するという「教育」や「研修」のプロセスが介在します。教授がつきっきりで被告と面接し、診断するわけではない、と書き添えておきます。手抜きの精神鑑定をすれば評判を落とすと分かっていますし、学界での評価も下がるのですから、露骨な手抜きはないものと自分は思っています
さて、最後に久保木被告の最終陳述を引用します

「看護師という人の命の守る職に就きながら、自分の弱さ故に事件を起こしてしまい、深く反省しています。裁判で興津さんは痛く苦しいと訴え、西川さんや八巻さんも苦しんで亡くなったと知りました。申し訳ない気持ちでいっぱいです。興津さんは退院し、西川さんは家族に囲まれていたでしょうし、八巻さんはあと1つ年を重ねるはずでした。そのようなことを想像するたびに胸が苦しくなります。裁判では遺族にお詫びできればと考え、お詫びの気持ちを伝えました。許してもらえないことをしたと思っています。死んで償いたいと思っています」

判決は11月9日に言い渡される予定ですが、裁判長は当日の判決について主文は後回しにすると告知しています。主文を後回しにするのは死刑判決を下す際のやり方です。冒頭で「死刑」との主文を読み上げてしまうと、被告は頭が真っ白になったり興奮して怒り出したりと、判決理由を冷静に聞けなくなるためです。裁判長の中では死刑を言い渡すしかない、との思いがあるのでしょう

(関連記事)
大口病院不審死 無期懲役判決への疑問と批判
https://05448081.at.webry.info/202111/article_18.html
大口病院不審死 3人殺害しても無期懲役判決
https://05448081.at.webry.info/202111/article_16.html
大口病院不審死 久保木被告の精神鑑定結果(その2)
大口病院不審死 久保木被告の精神鑑定結果
大口病院不審死 久保木被告は心神耗弱だったのか?
大口病院不審死 公判で久保木被告が犯行認める
大口病院不審死 20人殺害と語る久保木愛弓の裁判は
大口病院不審死 初公判は10月の予定
大口病院不審死 久保木被告起訴も公判はまだ
大口病院不審死 3人殺害で久保木容疑者起訴へ
大口病院不審死 元看護師が48人殺害か
横浜病院点滴殺人 内部犯行の可能性
岐阜の老人施設で5人死傷 連続殺人として立件へ
岐阜の老人施設で5人死傷 元職員を逮捕
岐阜の老人施設で5人死傷 連続殺人の可能性も
点滴に水道水を混ぜて娘を殺害した母親 代理ミュンヒハウゼン症候群
代理ミュンヒハウゼン症候群の補足
「黒い看護師」殺人の吉田純子 死刑執行
看護師4人による保険金殺人事件を考える2 同性愛
看護師4人による保険金殺人事件を考える
老人ホーム3人転落死 今井被告に死刑判決
老人ホーム3人転落死 管理会社の見苦しい釈明
老人ホーム3人転落死 今井容疑者は自己愛障害?
川崎3人転落死老人ホーム 問題だらけの実態
老人ホームで3人が転落死 同じ職員が当直
老人ホーム睡眠薬殺人 最高裁の判斷は?
老人ホーム睡眠薬殺人 控訴審で差し戻し判決
患者85人を殺害 元看護師に終身刑(ドイツ)

ショパンコンクール優勝ユンディ・リー 買春で逮捕

ショパンコンクールは数あるピアノのコンクールの中でも頂点の1つ、と言われます
2000年に開催されたショパンコンクールで優勝し、「ピアノの王子」と呼ばれたユンディ・リー(李雲迪)が買春容疑で逮捕された、と報じられ衝撃を与えています。「ピアノ王子」が「買春王子」だったわけです
ただ、ユンディ・リーは逮捕前から評判が芳しくない人物であり、素行に問題がありました
芸能人好きで知られ、芸能人との交遊を優先する態度が度々批判されています。代表的な例としては、ショパンコンクールの審査員に選ばれ、その任に就いたにもかかわらず、知人である中国芸能人の結婚式に参加するため、コンクールの審査を途中ですっぽかしポーランドから中国に帰国した行動です
ユンディ・リーは取材で、「コンクールを数日離れただけ。批判されるようなことじゃない」と答え、まったく反省していませんでした
この受け答えを知り、興ざめしてしまったのは自分だけではないと思います


中国人として初めて「ショパン国際ピアノコンクール」で優勝し、「ピアノ王子」の愛称で知られる有名ピアニストが買春の疑いで拘束されたと中国メディアが報じました。
中国メディアなどによりますと、買春の疑いで北京市の公安当局に拘束されたのは有名ピアニストのユンディ・リ氏(39)で、公安当局は容疑を認めていると発表しています。ユンディ・リ氏は2000年に中国人として初めて世界三大コンクールの1つ「ショパン国際ピアノコンクール」で優勝、「ピアノ王子」の愛称で知られていて、中国のSNSのランキングでは関連ニュースがトップとなっています。
ネットユーザーからは「中国系のピアニストがショパンのコンクールで優勝したのと同じ日に過去の優勝者について警察から発表された」「信じられない」などの声があがっていますが、国営中央テレビは、このニュースに関連し「最近、一部の芸能人が法の尊厳にまで挑戦することが頻繁にあった」「世の中から賞賛された人々は幻想の中で生きていてもはや自分の道を見つけることができない」と非難。「芸能人が自浄作用を発揮してこのようなスキャンダルが減ることを願う」と論評しています。
習近平指導部は経済的格差の是正を意味する「共同富裕」を掲げ、8月には有名女優に脱税で巨額の罰金を科すなど、富裕層の象徴ともいえる芸能界への統制を強めています。
(TBSニュースの記事から引用)


芸能人、文化人、芸術家も中国社会で生きていくため、後ろ盾として中国共産党の幹部とねんごろになり、当局から目こぼしをしてもらっている部分はあるのでしょう。「オレのバックには共産党中央政治局員の◯◯がついてるんだぞ」と
しかし、習近平は空気を読まないのか、そんな後ろ盾を無視して逮捕させている気がします
また、最近のユンディ・リーの演奏については、「練習不足のまま、適当に弾いている」との指摘もあり、ピアニストとしては終わった人物、と厳しい見方をする人もいるくらいでした
まだ39歳なのに、ピアニストとして精進する気も失せ、芸能人と遊んだり買春したりの生活だったのでしょう。それでも中国国内で演奏会をすれば、十分稼げたのかもしれません。質の低い演奏でも「中国の英雄」であり「ピアノの王子」扱いですから
さて、これで終わるとどうにも後味が悪いので、中国人ピアニストでショパンコンクール3位の実績があるフー・ツォンの演奏を紹介しておきます。上海生まれのフー・ツォンは文化大革命に巻き込まれてしまい、両親を殺されています。その後、ワルシャワ音楽院に留学し、1955年のショパンコンクールで3位に入賞を果たします。中国には戻らずヨーロッパを拠点に演奏活動を続けていましたが、昨年コロナウィルス感染によりロンドンで亡くなっています
フー・ツォンの情念あふれるショパンの夜想曲をお聞きください。昔、このレコードを買い今でも持っています

ショパン:夜想曲 第13番 ハ短調 作品48の1 フー・ツォン


(関連記事)
ショパンコンクール優勝ユンディ・リー 買春で公職失う
https://05448081.at.webry.info/202111/article_8.html
アニメ「四月は君の嘘」 海外の反応
2015ショパンコンクール 優勝は韓国のチョ・ソンジン
2015ショパンコンクールの話題 日本から12人が参加
「音楽コンクールで台頭著しい韓国勢」という記事
ブザンソン指揮者コンクールで垣内悠希さん優勝
全盲の日本人ピアニスト クライバーン・コンクール優勝
12歳のピアノ王子 牛田智大デビュー
音楽コンクール 光と影
ジュネーブ国際音楽コンクール 萩原麻未さん優勝
ローザンヌ国際バレエコンクール 佐々木万璃子3位に
シルヴィ・ギエムが舞う「ボレロ」 神の領域
ローザンヌ入賞のバレエダンサーを逮捕 少女淫行容疑
ローザンヌ入賞のダンサー 淫行で逮捕後どうなった?

慶応大秘書課長 女子トイレをカメラで盗撮

最近ブログで取り上げる話題が殺人事件と性犯罪ばかり、というのが気になっているこのごろです
が、懲りずに今日も性犯罪の話題です。2020年1月、慶応大学三田キャンパスの女子トイレにカメラが設置されるという盗撮事件があり、東京都迷惑防止条例違反等の容疑で慶応大学病院経営企画室課長の石原一章が逮捕されています
その後、続報がないのでどうなったのか調べてみました
なお、記事のタイトルに秘書課長とつけたのは石原容疑者が犯行当時塾長室秘書課長を務め、当時の清家塾長の片腕だったという経緯があり、警察の捜査を受けた後に病院の経営企画室課長へ異動となったのを踏まえて、です
事件発覚を伝える記事は以下のようになっています


名門・慶應義塾大学三田キャンパスの女子トイレで、大量の盗撮被害があった。これだけでも許しがたいが、隠しカメラを仕掛けていたのが犯行当時、塾長室秘書担当課長というご立派な肩書の人物だったというからあきれてしまう。
警視庁生活安全特別捜査隊が東京都迷惑防止条例違反などの疑いで逮捕したのは、慶応大病院経営企画室課長、石原一章容疑者(49)。
石原容疑者が慶大塾長室秘書担当課長だった2018年12月、東京都港区の慶大三田キャンパスの女子トイレに侵入して天井付近に隠しカメラを設置し、複数の女性を動画撮影した疑いがもたれている。
警視庁によると、19年3月に女性職員がカメラに気付き、警視庁に相談。動画に石原容疑者が写っていたため自宅を家宅捜索したところ、パソコンなどから盗撮したとみられる動画が実に1000件以上も見つかったという。
石原容疑者は塾長室秘書担当課長当時、京都や大阪の慶応OB会に、塾長に随行するなどしていた。こうした業務のかたわら長期間にわたり盗撮を繰り返していたとみられる。
慶大広報室は「事実であれば大変遺憾。事実関係を確認し厳正に対処したい」とコメントしたが、もしネット上に流出でもしていたら、取り返しがつかない。
慶大をめぐっては、応援指導部が部員らによる盗撮やのぞき報道を受けて、「リーダー部」を解散すると発表するなど、女の子を持つ親なら進学をためらわせるような不祥事が相次いでいる。
2月には一般入試が実施されるが、「慶応ブランド」は大丈夫なのか。
(夕刊フジの記事から引用)


歴史の古い慶應義塾大学は分厚いOB組織「三田会」を有しており、このOB会を通じて寄付金を集めるのが塾長の役割でもあります。余談ながら慶応は創立150周年記念としてOB会から250億円もの寄付金を集めたのですが、これをデリバティブ取引に突っ込んで、225億円を失うという事態を起こしています
さて、慶応大学では学生による性犯罪、不祥事が相次いでいたのはご承知の通りです。さらに学園の運営に関与する課長まで盗撮で逮捕される事態になったわけですが、それにしても報道される機会が少ないのは奇妙です。検索しても当時の記事があまり出てこないのですから
一部には新聞社やテレビ局に勤務する慶応出身者が大勢いるため、できるだけ報道しないようOBが結束している、などという噂もあります。ガセだと信じたいところです
2020年6月に求刑公判があり、懲役1年6月を検察が求刑したとの情報があります。が、判決がどうなったのか、よく分かりません
執行猶予がついたのか、実刑だったのか?
判決が分かりましたら追記します
さて、事件の方ですが被害者は20人とも30人とも言われます。上記の記事にもあるように塾長の秘書として各地で開催されるOB会出席に飛び回る傍ら、三田キャンパス内の女子トイレに潜入してはカメラのバッテリーやSDカードを交換し、盗撮を続けていたのでしょう
どのような動機があったのか、本人に直接取材したメディアがないので不明です。なお、上記の求刑公判に取材記者は誰もおらず、事件マニアの方のみが傍聴したのだとか。週刊誌が飛びつきそうなネタなのに、無反応だったというのは何とも不可解です

(関連記事)
慶応大野球部鶴岡嵩大の給付金詐欺はどうなった?
慶応大野球部員詐欺で逮捕 故鶴岡監督の孫
慶応大広告研レイプ事件で6人を書類送検
ミス慶応中止 広告学研究会メンバーに無期停学処分
ミス慶応中止 広告学研究会の集団強姦は以前から
ミス慶応中止強姦事件 広告学研究会の非道な所業
慶応大生 線路に女性を突き落とし逮捕
「ミスター慶応」渡辺陽太 強姦や強盗の余罪
イケメン慶大生の強姦事件 家族の素性も暴露
イケメン慶大生を強姦で逮捕 ミスター慶応候補
東大生 コンパで飲酒し死亡
東大生コンパで死亡事故 サークル仲間は「責任ない」と主張
泥酔させた女子大生に淫行 逮捕された東大生5人の氏名
東大集団淫行事件 3人を退学処分に
東大生淫行事件 執行猶予付き有罪判決

韓国ロケット打ち上げ 衛星の軌道投入失敗

かねてから注目していた韓国の純国産ロケット(エンジンの設計図はウクライナから購入したものですが)の発射実験が今夕行われ、打ち上げには成功したものの、模擬衛星を所定の軌道に投入できず失敗に終わっています
打ち上げ成功を祝う中央日報の記事から、以下引用します。この記事(予定稿として準備されていたのでしょう)を掲載した時点では、まだ模擬衛星が軌道に投入できたかどうか判別できなかったので、手放しの喜びようとなっています


宇宙ロケット独立の日だ。21日午後5時、全羅南道(チョンラナムド)の高興(コフン)半島先端にある羅老(ナロ)宇宙センターで韓国科学技術の自尊心がわき上がった。15度と寒い天気の中、打ち上げ場には火炎が作り出した巨大な綿雲が広がり始めた。2010年から10年余り純国産技術で開発してきた韓国型ロケット(KSLV-2)ヌリ号が打ち上げられ、地球上空700キロメートルの軌道に到達するのに成功した。これで韓国は世界で10番目にロケット打ち上げに成功した。
ヌリ号は当初午後4時に打ち上げ予定だったが、打ち上げ台下部システムとバルブ点検に時間がかかり、1時間遅い午後5時に打ち上げられた。ヌリ号は離陸後127秒で高度59キロメートルに到達し1段目を分離した。離陸233秒後には高度191キロメートルに達し3段目の末端にあるフェアリングを分離した。フェアリングはヌリ号の先端に搭載している人工衛星を保護する一種のカバーだ。ヌリ号の場合、開発後初の打ち上げだけに正式な人工衛星ではなくダミー衛星を載せた。ヌリ号は打ち上げ274秒後に高度258キロメートルに達して2段目も分離した。すぐに3段目が火を噴いた。打ち上げ967秒が過ぎ3段目のロケットが目標高度の700キロメートルに到達し、重さ1.5トンのダミー衛星を分離して軌道に乗せるのに成功した。
ヌリ号の打ち上げ成功は韓国が世界10大宇宙ロケット技術保有国になったことを意味する。これに先立ち2013年に最初の韓国型ロケット(LSLV-1)ナロ号が打ち上げられたが、実際には半分の成功だった。当時韓国政府は「自国の打ち上げ場で自国のロケットで自国の人工衛星を軌道に乗せた国になった」と自慢したが、ナロ号の1段目のロケットはロシア製の「完成品」だった。2段目もやはり液体ではなく固体ロケットを使った。
宇宙ロケット技術は代表的安保技術で国同士の技術移転は厳しく制限された分野だ。宇宙ロケット技術と戦略兵器であるミサイル、特に大陸間弾道ミサイル(ICBM)技術は大きく変わらないためだ。米国とロシアなど宇宙ロケット技術をすでに確保した国の大学と研究所では外国国籍者がロケット開発技術に近づけないよう遮断している。現在世界的に宇宙ロケットの自力打ち上げ能力を備えた国は米国、ロシア、中国、フランス、インド、日本、イスラエル、イラン、北朝鮮の9カ国だけだ。この中でも重さ1トン以上の実用人工衛星を打ち上げられる国は6カ国だけだ。イスラエルとイラン、北朝鮮は300キログラム以下の衛星打ち上げ能力だけ保有している。
ヌリ号は長さが15階建てビルの高さに相当する47.2メートルに達する。総重量も200トンに達する。1段目はケロシンを燃料に、液体酸素を酸化剤に使う推進力75トンの液体ロケットエンジン4基を備える。2段目には75トンエンジン1基を、3段目には7トンの液体エンジンを装備した。1.5トン級実用衛星を地球上空600~800キロメートルの低軌道に乗せられる。ヌリ号は来年5月に2度目の打ち上げをした後、2027年まで4回の追加打ち上げを通じて性能を確認する予定だ。2010年3月から来年10月まで続くヌリ号開発には総額1兆9572億ウォンの予算が投入された。
ヌリ号が成功するまでには「蓄積の時間」があった。1989年の韓国航空宇宙研究院設立後、1993年に開発した1段型固体科学ロケットのKSR-1がその始まりだ。その後1998年に2段型固体科学ロケットのKSR-2、2003年に液体推進科学ロケットのKSR-3と続いた。
2002年からは100キログラムの小型衛星を地球軌道に実際に打ち上げられる韓国型ロケット(KSLV-1)のナロ号プロジェクトが始まった。ナロ号は2009年をはじめ3回打ち上げられたが、最初と2回目は失敗し、3回目の挑戦で成功できた。2009年8月の最初の打ち上げ時は離陸には成功したが、搭載した科学技術衛星2号を保護するフェアリングの一方が分離せず目標軌道への進入に失敗した。2010年6月の2回目の打ち上げ時は離陸137秒後に空中爆発した。ナロ号はこうした過程を経て2013年1月31日午後3時45分に3回目の打ち上げで宇宙に行くのに成功した。
韓国航空宇宙研究院はヌリ号とは別に韓国型ロケット高度化事業に対する準備も進めている。ヌリ号よりも重い搭載物を宇宙軌道に上げることができ、月探査ができる水準のロケットを開発するという目標だ。昨年推進力75トンのヌリ号エンジンを改良し82トンに増やし、最大2.8トンまで搭載できるようにする内容の韓国型ロケット高度化事業計画書を提出したが、8月の予備妥当性調査で「挑戦性と革新性が不足する」という理由で脱落している。
(中央日報の記事から引用)


これまでにも書いてきたように、ロケットエンジンはウクライナから設計図を入手した推力30トンのエンジンがベースです。これを大型化して推力75トンにパワーアップし、4基を搭載して300トンの推力を得られるように改良したのは韓国の技術です
今回の打ち上げで格段のロケットエンジンは予定された通り燃焼したのですから、素直に称賛しましょう
では、なぜ模擬衛星を所定の軌道に投入できなかったのか、は不明のままです。これを解明し、改善しないと人工衛星の打ち上げはできないわけです
来年5月に次の打ち上げを予定していると報じられていますが、それまでに問題を解決できるのかどうか?
そしてナロ号の課題はより大型で重い人工衛星を打ち上げられるようにすることです。例えば日本が運用している気象衛星は静止軌道上(地球から3万6000キロの位置)にあり、重さは約5トンです。ヌリ号が重さ2トンにも満たない人工衛星を700キロ上空に打ち上げるのがやっとですから、とても実用的とは言い難い性能です
日本の次期主力ロケットH3型ですと、地球上約400キロの軌道を回る国際宇宙ステーションへの輸送機(機体と貨物併せて最大重量14トン)の打ち上げを予定しており、その打ち上げ能力がナロ号とは段違いであるのがわかってもらえるでしょう
韓国を見下したり、くさす意図はありませんが、日本だけでなくアメリカも中国も大型ロケットの実用化をすすめているわけで、1.5トンの人工衛星打ち上げ能力では見劣りします。大型ロケットの開発で先行する国々に追いつくのは簡単ではなく、韓国が夢見るように「宇宙ビジネスに参入して大儲け」というわけにはいきません
現時点では国威発揚として国民の支持を得られているので予算も付けられますが、国民の熱が冷めてしまえば「無駄遣い」と糾弾されるでしょう
宇宙ビジネスで儲けられるようになるまであと10年から15年はかかりますし、数千億円の投資が必要です。韓国メディアの報道によれば、アジア諸国や中東諸国の商業衛星の打ち上げを毎年10基ほど受注し、1基のロケットで複数の商業衛星を軌道に投入して儲けるビジネスモデルを見込んでいるそうです

(関連記事)
「韓国はすでに世界6位の宇宙強国」という記事
https://05448081.at.webry.info/202111/article_21.html
韓国ロケット打ち上げ失敗も精神的勝利宣言
https://05448081.at.webry.info/202110/article_49.html
最新版韓国宇宙開発計画 「日本に負けないニダ」
月面探査「アルテミス計画」参加できない韓国
中国大型ロケット制御不能 地表に落下か?
「はやぶさ2」に邪魔されたと怒る中国人
「はやぶさ2」と「嫦娥」を比較する中国メディア
「はやぶさ2」の成功を羨む韓国
韓国 国産通信衛星の開発に着手?
韓国「宇宙開発の遅れ このままでは乞食になる」
「固体燃料ロケット開発で弾道ミサイルにもできる」とはしゃぐ韓国
インドの月探査機 着陸失敗、月面で大破
作家中沢けい「韓国は8つも偵察衛星をもっている」発言で炎上
迷走する韓国の宇宙計画
韓国 月面探査が2030年以降へ大幅遅延
ロケット開発焦る韓国 トラブル続出で打上げを10ケ月先送り
月探査機「かぐや」 全長50キロの空洞発見
「準天頂衛星みちびきで日本が弾道ミサイル装備」と中国メディア
韓国「偵察衛星が必要ニダ」といまさら騒ぐ
新型ロケット「イプシロン」成功を妬む韓国
韓国が米と宇宙技術協力協定締結 NASAの技術入手と浮かれる
2020年に月面着陸を目指す韓国
韓国の2016年月面探査計画
日本の月面探査計画に怒る韓国
日本に負けない韓国の宇宙開発?
気象衛星打ち上げで日本の鼻を折ったと書く韓国メディア
日本の偵察衛星打ち上げに神経を尖らせる韓国

神戸5人殺傷事件を考える 「ゾンビを殺した」

親族を含む3人を殺害し、2人に重傷を負わせる凶行で逮捕された竹島叶実被告の裁判が続いています
第4回と第6回公判の模様を伝える神戸新聞の記事を以下、引用します
犯行時、竹島被告は自分以外人間ではない(ゾンビであると)思い込むようになった、と法廷で明かされています。突発的な凶行も、「ゾンビに取り囲まれ殺すしかない」と思い極めたものとすれば理解できます。従来の報道では動機が、「誰でもいいから殺そうと思った」とされ、腑に落ちませんでした
逮捕後、精神状態が不安定だった竹島被告ですが、現在は投薬治療を受けており法廷では問題なく受け答えができる状態にあるようです


神戸市北区で2017年7月に男女5人が死傷した事件で、殺人や殺人未遂などの罪に問われた竹島叶実被告(30)の裁判員裁判の第4回公判が18日、神戸地裁(飯島健太郎裁判長)であった。被告人質問で竹島被告は被害者や遺族に「取り返しのつかないことをしてしまった」と謝罪した。
竹島被告は、死亡した祖父、祖母=いずれも当時(83)=について「長い間、お世話になったのにこんな形で別れることになって悲しい」と供述。亡くなった女性=同(79)=とその遺族に対して「何の罪もない人をあやめ、申し訳ない」とも話した。
負傷した母親(57)には「いつも優しくしてくれた母に傷を負わせ、両親を奪って申し訳ない」。けがをした近くの女性(69)には「すごく怖い思いをされたと思うので、すごく申し訳ないです」と述べた。親族以外の被害者を優先に、預金を賠償に充てる意思も示した。
自身の統合失調症の症状にも言及。現在、投薬治療により幻聴は数日に1回程度だが、事件直前にはほぼ休みなく聞こえ、前日夜には幻聴の声と自分以外は人間ではないと思うようになっていたとした。
(神戸新聞の記事から引用)

神戸市北区で2017年7月に男女5人が殺傷された事件で、殺人や殺人未遂などの罪に問われた竹島叶実被告(30)の裁判員裁判の第6回公判が20日、神戸地裁(飯島健太郎裁判長)であった。証人尋問で精神科医2人が、争点となっている精神疾患が事件に及ぼした影響の程度について、異なる意見を示した。
神戸地検は起訴前に2度の鑑定留置を実施し、それぞれ別の精神科医に鑑定を依頼。19日の公判によると、最初の鑑定医は同被告との11回の面会などから統合失調症と診断し、「犯行と元々の性格に直接の関係はなく、症状の中で行われた」と判断した。
20日の公判では、2度目の鑑定をした医師が検察側証人として証言。統合失調症は「疑い」で、症状は中等度にとどまり、竹島被告は「思いとどまる判断を行う自由が一定程度あった」と話した。鑑定は、同被告側の拒否で1回しか面会できなかったとも明かした。
これに対し、弁護側証人として出廷した3人目の精神科医は「最初の鑑定は優れている。2回目の鑑定は不十分」と主張。事件時に同被告が抱いた「周りの人は人間ではない」という内容の妄想は「かなり荒唐無稽」で、本人の性格などからも飛躍があり、統合失調症の影響は「圧倒的」との意見を述べた。
(神戸新聞の記事から引用)


統合失調症については世間一般に誤解が多く、「わけのわからない妄想にとらわれ、正常な判断を失い、他人に危害を加える病気」だと思い込んでいる方が少なくないのでしょう
しかし、現在の竹島被告のように適切な投薬治療によって病状をある程度コントロールし、妄想や幻聴を抑え、正常に近い状態を維持できる場合が少なくありません。ただ、本人に治療動機がなく薬の服用を拒否する患者もいるため、症状の悪化を招くケースが見られるのも事実です
話はそれますが、竹島被告はひきこもり状態の中でゾンビを倒すシューティングゲームなど、やり込んでいたものと推測されます。周囲の人がゾンビに思えたという竹島被告の言い分は奇抜に感じられますが、現実検討能力が低下した状態ならそうした錯覚もあり得るでしょう
ただ、それはゲームの悪影響と考えるのではなく、病気による影響で現実検討能力が著しく低下した結果だと理解するのが妥当です
ひきこもりになった時点で統合失調症が発症していたと推測でき、早期に適切な治療を受けていたのであれば事件を回避できたかもしれません。ただ、その時点で竹島被告自身に「自分は病気である」との認識はなかったのでしょう。診察を受けるのを拒否したのでは?
統合失調症は青年期の病気と言われ、完全に治癒するのは難しくとされますが、投薬で症状を軽減したりできますので早期に受診するのが大切です。本人に病気を理解させ、納得させ、治療を受けようという気構えをもたせるのが肝要です
上記の記事によれば竹島被告には3度の精神鑑定が行われ、うち2度の鑑定では統合失調症によって事件を起こしたとの意見です。検察は死刑を求刑するとしても、判決では死刑を回避して無期懲役を言い渡すものと予想します

(関連記事)
神戸5人殺傷事件を考える 心神喪失で無罪判決
https://05448081.at.webry.info/202111/article_9.html
神戸5人殺傷事件を考える 無期懲役求刑
https://05448081.at.webry.info/202110/article_43.html
神戸5人殺傷事件を考える 初公判で心神喪失主張
神戸5人殺傷事件を考える 初公判は10月13日
神戸5人殺傷事件を考える 2度連続の精神鑑定
神戸5人殺傷事件を考える 逮捕後は黙秘
酒鬼薔薇は「命の大切さを知らない」とする誤解
文藝春秋が神戸連続児童殺傷事件家裁決定を全文掲載
神戸事件元少年Aは「絶歌」で何をしたかったのか?
宝塚ボーガン殺人 野津英滉を起訴
宝塚ボーガン殺人 家族3人殺害
豊川引き篭もり殺人を考える1 対処法の問題
豊川引き篭もり殺人を考える2 なぜ15年間放置されたか
豊川引き篭もり殺人を考える3 殺人事件はまれなケース
豊川引き篭もり殺人を考える4 殺人未遂のケースは多発?
豊川引き篭もり殺人を考える5 インターネット依存という誤解
豊川引き篭もり殺人を考える6 引き篭もりは精神病?
豊川引き篭もり殺人を考える7 責任能力で論争
豊川引き篭もり殺人を考える8 懲役30年の判決
鹿児島5人殺害事件を考える 岩倉知広容疑者とは
鹿児島5人殺害事件を考える 岩倉被告起訴も初公判はまだ

大口病院不審死 久保木被告の精神鑑定結果(その2)

横浜市の大口病院で入院患者の点滴に消毒液を混入させ、3人を殺害した元看護師久保木愛弓被告の裁判が続いています。10月13日の第7回目の公判では精神鑑定にあたった医師が出廷し、見解を説明しました。10月19日の第8回公判では、起訴後に弁護人が請求した2回目となる精神鑑定を担当した岩波明昭和大学教授が出廷し、見解を説明しています。岩波教授は犯行時、久保木被告が鬱病を発症し、加えて統合失調症の前駆的症状を呈しており、心神喪失状態にあったと鑑定結果で述べています
東京新聞の記事から引用します


【詳報・第8回】3人殺害認める久保木被告「死刑にすべきではない」と主治医 世のゆがみ背負わせるのは正義か…
起訴後に精神鑑定を行った医師が、証人として出廷する。検察側は久保木被告に刑事責任能力があったとしている。この医師は「犯行当時、統合失調症が発症し始めていた可能性がある」と診断。弁護側はこれに基づき「統合失調症の影響で、心神耗弱の状態にありました」と減軽を求めている。医師は法廷でどのように証言するのか。
医師が説明 犯行時「統合失調症の前駆症状の可能性」
法廷の久保木被告は、上下グレーのスーツにめがね姿。裁判員の座席の前に仮設された席に3人座っている。一つの席には「司法修習生」と書かれた札が置かれていた。
岩波明医師が入廷し、証言台で深く一礼して座った。裁判長が「経歴、業績は事前にいただいた資料の通りですか」などと質問するやり取りのあと、おおよそ1時間をめどとして、岩波医師による説明が始まった。
説明は資料に基づいて進められたが、傍聴席から見えるモニターには映し出されなかった。
岩波医師は昭和大医学部精神医学講座の主任教授を務める。久保木被告が犯行時の精神疾患の有無や犯行への影響、鑑定時の精神状態を鑑定した。
鑑定の結果、犯行時は「うつ病が再発、統合失調症の前駆症状の可能性があるが、断定は困難」と診断した。また、犯行が「幻聴、被害妄想と密接な関係を持つ根拠は認められない」としつつも、非合理的で短絡的な行動、問題行動は「潜行性の統合失調症あるいは前駆症状に基づく」との認識を示した。
鑑定時には、統合失調症が進行し、入院治療が必要と考えた。
実習苦手「C」が9つ
続いて岩波医師は、久保木被告の生い立ちや職歴を語り始めた。
小学校時代は「おとなしくて、友だち少なかったが、近所の子どもと遊んでいた。要領があんまりよくなくなかったが、思いやる心が育っていた」という。一方で、「小学校の通知表を見る限り、発達障害の痕跡は見つからなかった」と語った。
神奈川県伊勢原市の公立中学校時代は、成績は中くらい。音楽と読書が趣味だった。
同県立高校に進んだ後は、学校になじめず、親しい友人はおらず孤立していた。推理小説が好きだった。ただハンバーガー店とスーパーマーケットでそれぞれ1年ずつアルバイトはしていて、スーパーでは経営者からかわいがられていた。岩波氏は、場所を与えられると適応できていた、との見方を示した。
看護学校に進学した。学科の成績は中くらいだったが「実習は苦手で、だいぶ下だった」という。学科は30科目のうち、Cは3つのみで、ほかはA、Bだったが、実習は24科目のうちCが9科目あったという。
(中略)
好きなタレントの雑誌、汚い手で触ったから…
職場では、声をかけても無視する同僚がいて、陰口を言われていると感じていた。調子が悪くても同僚、上司に相談できなかった。夜勤後にコンビニで菓子を買って過食したり、仕事をやめたいと思っていた。事件後の16年末、神奈川県伊勢原市内の精神科クリニックでPTSDと診断された。
また2018年9月には、検察官の鑑定留置で入院した病院で、他の患者の耳と鼻に洗剤をつめた。
続いて岩波医師は、久保木被告が2019年8月、鑑定のために岩波医師の病院に入院した際の出来事を述べた。
同年9月に入ると、久保木被告は便器に雑誌をつめこみ、水浸しにした。汚い手で自分が好きなタレントが載っている雑誌を触ってしまったのが理由だったという。
10月になると、複数の看護師が私の方を見て笑っているとか、「死ね」などと悪口を言っているのが聞こえるようになった。「人を殺した私が言うのも変だが怖い」といい、「特殊部隊は何分でつくか」とも怯えたりした。入り口にバリケードのようにマットレスを置いて、「誰も入ってくるな」と言ったり、毒が入っていると思い込んだのか、拒食をして体重も減った。廊下に向かって助けてくれとか、警察呼んでくれとか言ったりした。
(中略)
「あいまいな診断でやすい」
久保木被告は内向的な性格で、対人関係が上手でなかった。検察側が採用した起訴前の精神鑑定では、ASDと診断された。根拠の一つに対人関係の問題をあげている。岩波氏は「多くの精神疾患では対人関係で問題がある」と指摘し、根拠にはならないとの考えを示した。
起訴前鑑定をした精神科医の田村由江氏は、両目まぶたを閉じるくせが常同運動に該当するとしている。これに対して、「子どものころから、大人になっても症状が必ず存在する。それがなければ診断にならない」と反論。
米国精神医学会の診断基準には、常同運動の具体的な頻度や強度は記載されていないため、「あいまいな診断でやすくなっている。物心ついたときから常同を繰り返す患者が大部分。積極的に小児期に確認されていない症状でASDと診断することは通常行っていない」と述べた。
犯行時の統合失調症「断定できない」
大口病院の勤務時に、犯行前にエプロンを切るといった問題行動を取ったことと統合失調症の症状との関係も説明した。
岩波氏は「反社会的、非倫理的な犯罪行為ともいえることを短絡的で衝動的にするのが統合失調症。統合失調症の症状でよく見られる」と話した。
続いて検察が質問した。岩波氏は、久保木被告の入院時の主治医ら計3人で鑑定した。主治医らと情報交換した上で、鑑定書は岩波氏が書いた。「2人のカルテは適宜参照した」と話した。
犯行時に統合失調症を発症していたのか。岩波氏は「断定は正直できない。情報が不足している」「私は前駆状態と考えているが、断定まではしかねる」といい、統合失調症の前駆状態だった可能性があるとの見方を示した。
(以下、略)


長々と引用しました。元記事はもっと長いわけで、適宜省略させてもらいました
記事のタイトルにもなっている「世の中のゆがみをこの人に背負わせて、『はい、死刑』というのは正義なのか」という発言は岩波教授のものではなく、久保木被告が通院していた精神科のクリニックの主治医の発言です
検察官が岩波教授提出の資料の中に上記の発言が盛り込まれていたと指摘したのは、東京新聞の記者にすれば「精神鑑定の客観性に疑問を投げかけるため」と推測しています。つまり、久保木被告を死刑にしたくないとの思いの上で精神鑑定が行われ、結果が偏ったものになっていると検察官は言いたいのでしょう
さて、起訴前の田村由江医師による鑑定と、起訴後の岩波明教授による鑑定では大きな違いがあります
ただ、上記の記事にも書かれているように久保木被告のこども時代がどうであったのか、説明できる資料が乏しいという制約があり、断定的なことは言えないというのが実際でしょう。学校の教師とて、児童1人の様子を注意深く観察し、記録しているわけではありません。親にしても自分のこどもを育てた経験しかないわけで、他人のこどもと細かく比較し行動を観察したりはしません。そのため久保木被告がどのようなこどもであったのか、曖昧なままです。それでも小動物を殺して遊ぶような、残虐性をこどもの頃から示していたとは考えられないのであり、反社会的な価値観を有していたとも思えません
生来のさまざまな要因を内に有していたとしても、久保木被告は看護師という職に就いてから大きく変貌したと推測されます
どちらの鑑定を採用するかと問われれば、岩波鑑定の方が「断定しかねる」と統合失調症である可能性を留保している点が、説得力を欠いているように受け取られるのではないでしょうか?
医師として、学究の徒として乏しい判断材料の中では断定するのが難しい、と正直に述べていると自分は評価するところですが、裁判というシロクロをつける場としては説得力を欠くものとして扱われるのは仕方がありません
精神鑑定のため入院した間に奇矯、奇抜な行動があったわけですが、それがただちに統合失調症である証拠、にはなりません。精神的な混乱、自意識の衰弱、極度の不安や疲弊を抱えていれば、大なり小なり奇矯な行動が観察されるものです

(関連記事)
大口病院不審死 無期懲役判決への疑問と批判
https://05448081.at.webry.info/202111/article_18.html
大口病院不審死 3人殺害しても無期懲役判決
https://05448081.at.webry.info/202111/article_16.html
大口病院不審死 死刑求刑
大口病院不審死 久保木被告の精神鑑定結果
大口病院不審死 久保木被告は心神耗弱だったのか?
大口病院不審死 公判で久保木被告が犯行認める
大口病院不審死 20人殺害と語る久保木愛弓の裁判は
大口病院不審死 初公判は10月の予定
大口病院不審死 久保木被告起訴も公判はまだ
大口病院不審死 3人殺害で久保木容疑者起訴へ
大口病院不審死 元看護師が48人殺害か
横浜病院点滴殺人 内部犯行の可能性
岐阜の老人施設で5人死傷 元職員を逮捕
岐阜の老人施設で5人死傷 連続殺人の可能性も
点滴に水道水を混ぜて娘を殺害した母親 代理ミュンヒハウゼン症候群
代理ミュンヒハウゼン症候群の補足
「黒い看護師」殺人の吉田純子 死刑執行
看護師4人による保険金殺人事件を考える2 同性愛
看護師4人による保険金殺人事件を考える
老人ホーム睡眠薬殺人 准看護師に懲役24年判決
老人ホーム3人転落死 今井被告に死刑判決
老人ホーム3人転落死 今井容疑者は自己愛障害?
老人ホーム3人転落死 元職員が犯行自供
患者85人を殺害 元看護師に終身刑(ドイツ)

岡山女児殺害事件を考える 手紙に「女の子の首を絞めた」

2004年に岡山県津山市内で小学3年生の女児を殺害した容疑で起訴された勝田州彦被告の公判が続いています。判決まで26回もの公判が予定されており、検察側は次々と証人を出廷させ、勝田被告が犯人であると強く印象付ける作戦のようです
勝田被告が逮捕される前、任意で事情聴取をした岡山県警の警察官が証言に立ち、さらにはこれも逮捕前に勝田被告が母親に宛てた手紙の中で、女の子の首を絞めたと書き記してあった件が公判で明かされています
NHKの記事を2本、貼ります


平成16年9月、津山市の住宅で小学3年生の女の子が首を絞められ、腹などを刺されて殺害され、事件から14年近くがたった平成30年、別の事件で服役中だった勝田州彦被告(42)が、殺人などの罪で逮捕・起訴されました。
被告の裁判は今月から岡山地方裁判所で始まり、12日の証人尋問で取り調べを担当した警察官が出廷しました。
警察官は検察側の質問に対して、逮捕のおよそ半年前に事件について任意で複数回、取り調べをおこなった際、被告がみずから「津山市内で鍵のかかっていない家に入り、30秒から1分くらい女の子の首を絞めた。苦しむ姿を見たかった」などと関与をうかがわせる内容を話した経緯を説明しました。
そして「現場付近の図面や家の間取りを書いてもらうと、事件と合致するような内容だったのでびっくりした」と証言しました。
勝田被告はその後、供述を一転させ「犯行現場には行っていない」などと裁判では無罪を主張していて、警察官の証言をじっと聴き入っていました。
警察官への証人尋問は、13日も行われる予定です。
(NHKの記事から引用)


17年前、津山市の住宅で小学3年生の女の子を殺害したとして、殺人などの罪に問われている被告の裁判で、18日検察は、被告が逮捕前、母親に送った手紙を証拠として示し「女の子の首を絞めた」などという内容が記されていたことを明らかにしました。
平成16年9月、津山市の住宅で、小学3年生の女の子が首を絞められ、腹などを刺されて殺害され、事件から14年近くがたった平成30年、別の事件で服役中だった勝田州彦被告(42)が、殺人などの罪で逮捕・起訴されました。
18日、岡山地方裁判所で行われた裁判の証拠調べで、検察は被告が逮捕の半年前に母親に送った手紙を読み上げました。
手紙には「あの日のこと」という書き出しで、津山市で1人で下校している女の子のあとをつけて、家に上がったことなどがつづられ「苦しむ顔が見たくなり、首を1分間くらい絞めました。女の子の顔を見たら土気色になっていました。怖くなったので慌てて逃げました」などと、関与をうかがわせる内容が記されていたということです。
一方、手紙には「女の子」が誰なのか特定できる情報はなく、首を絞めること以外はしていないとも書かれていました。
勝田被告はその後、警察の取り調べで関与を認めたものの、供述を一転させ、裁判では「犯行現場には行っていない」と無罪を主張しています。
(NHKの記事から引用)


津山市の殺人事件で逮捕される半年前に、勝田被告が母親宛ての手紙に書いた犯行をほのめかす内容は、犯人しか知らない秘密の暴露に当たるのでしょう。勝田被告はその後、津山市の殺人事件で逮捕されてから供述をひっくり返し、「自分はやっていない」と主張し続けているわけですが、積極的に無罪を証明できる材料はありません。「犯行現場となった津山市には行っていない」と言いはるものの、犯行当日どこで何をしていたか、証言できる人物はいません。津山市に行っていないのなら、その日はどこに居たのか?
以前取り上げた今市女児殺害事件でも、勝又被告が女児殺害をほのめかす内容の手紙を母親宛に出しており、それが有力な証拠となりました
公判はまだ続きますので、検察はまだ隠し玉を用意しているのかもしれません

(関連記事)
岡山女児殺害事件を考える 無期懲役を求刑
https://05448081.at.webry.info/202111/article_42.html
岡山女児殺害事件を考える 勝田被告が公判で黙秘
https://05448081.at.webry.info/202111/article_26.html
岡山女児殺害事件を考える 自供内容は全部ウソと主張
https://05448081.at.webry.info/202111/article_11.html
岡山女児殺害事件を考える 自白のビデオ画像
https://05448081.at.webry.info/202110/article_53.html
岡山女児殺害事件を考える 初公判で否認
岡山女児殺害事件を考える 初公判は10月6日
岡山少女殺害事件を考える 自供の真偽でモメる
岡山少女殺害事件を考える 父親は警察官
岡山少女殺害事件を考える 公判前争点整理でも全面否認
岡山女児殺害事件を考える 一転して殺害否認
岡山女児殺害事件を考える 14年間の捜査は?
岡山女児殺害事件を考える 未解決の女児殺害事件にも関与か
岡山女児殺害事件を考える 性犯罪防止プログラムは役に立たないか
岡山女児殺害事件を考える 岡山、兵庫県警で連携なし
岡山女児殺害事件を考える 勝田容疑者の異常性癖
岡山女児殺害事件を考える 14年目で犯人特定
14年前の廿日市女子高生殺害事件で容疑者逮捕
廿日市女子高生殺害事件 初公判で犯行を認める
廿日市女子高生殺害事件 無期懲役判決
広島女児殺害事件を高裁に差し戻し 最高裁判決
今市女児殺害事件 勝又被告に無期懲役判決
今市女児殺害事件 犯行を示唆する手紙
今市女児殺害事件 無罪を主張
今市女児殺害事件 犯行の状況
今市女児殺害事件 逮捕まで8年半

甲府放火殺人 犯人は19歳の生徒会長

甲府市の住宅が放火され、焼け跡から夫婦の遺体が発見された放火殺人事件では、定時制高校に通う19歳の出し生徒が容疑者として逮捕されています。文春オンラインではこの男子生徒の周辺を取材し、記事にしています
こうした事件の取材では、容疑者の学校の成績が良かったとか悪かったとか、挨拶をするこどもだったかどうか、などという話が中心になります
近所の人に話を聞いても、そうした外見的な情報しか得られない場合がほとんどであり、彼の人となりを掘り下げるような内面のエピソードを語る人に取材で巡り遭うのは困難です
なので、文春オンラインの記事も外見的なエピソードにとどまり、事件の本質に迫るような話はありません


「急にツーブロックに刈り上げ、ワックスで髪型を…」甲府放火“2人死亡” 逮捕の“19歳生徒会長”が事件前に見せた“変貌”
(前略)
生徒会長にも選ばれたA。休み時間は常に一人で「ポケモン」を…
「Aは授業態度が真面目で、勉強熱心。皆勤賞かってくらい学校を休むこともないから、教員からの評価も高かった。でも友達は少なく、いわゆる“陰キャ”でしたね。自分は席が近かったこともあり、ペンを借りたり、勉強を教えてもらったりすることもあった。貸してくれるのは決まって、サンリオの犬のキャラクター『シナモン』のイラストが描かれたペンで、数学が得意でした。
昨年度末に行われた生徒会選挙にも立候補し、在学生の信任を得て、生徒会長に選ばれました。うちの学校は毎年、明るくて目立つタイプの“陽キャ”が生徒会に立候補するので、Aが出馬したのは以外でした。ちなみに井上さんの長女も同じ選挙に立候補し、役員に選ばれています」
生徒会長に選ばれたものの、Aは変わらず、学校では特別に目立つわけではなく、友人らと戯れることもあまりなかったという。
「友達同士で悪ふざけをしたり、冗談や下ネタを言ったりする姿は見たことがない。休み時間は常に一人でいて、ニンテンドースイッチをもってきて『ポケモン』をしていた。部活は長女と同じ将棋クラブだったと思います。学校が終われば緑色のママチャリでそそくさと下校していく。生徒会の中では仲良くやっていたようだが、地味なタイプでした」(同前)
急にツーブロックに刈り上げ、ワックスで髪型をキメるように…
ところが、今年の春頃にAに変化が起きたという。友人が続ける。
「生徒会長に選ばれた後の4月ごろです。もともと芋っぽい見た目のAでしたが、急にツーブロックに刈り上げて、ワックスで髪型をキメていました。太かった眉毛も整えて、見た目に気を使っている印象でしたね。『かっこいいね』と声を掛けたら、おどおどしながらも喜んでいました。今思えば異性か好きな人を意識していたのかもしれません」
「ティファニーなどのブランド品を勝手に送りつけてきた」
「『ティファニーなどのブランド品を勝手に家に送りつけてきて、LINEをブロックしても執着してくる人がいて困っている』って……。その人の名前を聞いても、相手を気遣って私には教えてくれませんでしたが、おそらくそれがAだったのではないかと思います」(井上さんの長女の友人) 
別の知人はこう証言する。
「美人で人気者だった彼女でしたが、彼氏はいなかったと思います。でも、女子高生ですし、当然気になる相手や男友達はいたようです。今年の夏にはある男の子とイオンで一緒に仲良く遊んでいて、噂にもなった。それでAが勝手に勘違いし、逆恨みをしていたのだったら……」
(以下、略)


殺害された井上夫妻の長女は、中学時代不登校だったようですが、高校生になってからは明るさを取り戻し、活発な高校生活を送っていたようです。容疑者である19歳少年Aはそんな彼女に惚れ、一方的に思いを募らせたのでしょう
ただ、ティファニーのブランド品(指輪というのはあまりに重すぎますので、イヤリングかペンダントでしょう)をいきなり送りつけるというのは、空気が読めない行動であり、女性ならドン引きするでしょう
が、少年Aにすれば精一杯の誠意を示す行動だと思っていたのかもしれません。そして誠意を示せば彼女がそれを受け入れてくれるはずだと信じ、拒絶されるとは考えてもいなかったと推測されます
LINEをブロックしても学校では一緒になるのですから、長女の方もかなり気まずい思いをしたでしょう。少年Aに対しては付き合う気はないとはっきり伝えたはずですが、諦めようとしない少年Aを「わからせる」というのは容易ではありません。ストーカー行為をする男の常として、強く言い寄ればかならず自分になびくはずと思い込んでいるのですから。「自分がとことん嫌われている」とは考えないのです
そこから家に侵入して家族を殺害する段階まで、相当飛躍があるように自分などは思うわけですが、少年Aにとっては自然な成り行きだったのでしょうか?
今後の取り調べで何を語るのかは分かりませんが、少年Aは精神障害があるとは考えられません(定時制高校に通い、成績の悪くない)。その不器用な行動、空気を読めない立ち振舞からすれば、ある種の発達障害を抱えていると予想されます。どうなのでしょうか?

(関連記事)
甲府放火殺人 少年A(19歳)の生き様
https://05448081.at.webry.info/202110/article_40.html
甲府放火殺人 交際拒否で逆恨み
甲府放火殺人 19歳少年を逮捕
静岡女子大生殺害 同じ学部の学生が犯人
静岡女子大生殺害 懲役20年の判決は妥当か?
町田 読者モデル女子高生殺害事件を考える1 幼なじみ
町田 読者モデル女子高生殺害事件を考える2 どこまでが発達傷害なのか
稲美町放火殺人 殺意をもって放火した未必の故意
https://05448081.at.webry.info/202112/article_2.html
稲美町放火殺人 逃走していた伯父を逮捕
https://05448081.at.webry.info/202111/article_41.html
藤沢ストーカー殺人(昭和57年) 藤間静波死刑囚
千葉印西市放火殺人 判決はどうなったか?
千葉印西市放火殺人 3人のうち2人が無罪主張
千葉印西市放火殺人 男女4人逮捕
死刑執行 三島女子大生殺人の服部死刑囚
台東区放火殺人の高校生 懲役4年以上7年以下判決
台東区放火殺人の高校生 嘱託殺人で家裁送致
台東区放火殺人で高校生逮捕
日立母子殺害を考える 小松被告に死刑判決
日立母子殺害を考える 死刑求刑
日立母子6人殺害を考える 無罪主張と処刑願望と
日立市母子6人殺害を考える 小松博文容疑者とは
武富士強盗放火殺人の小林死刑囚 死刑執行

箱根駅伝駒大アンカー 淫行で罰金90万円求刑

箱根駅伝で駒沢大学の有床に貢献した石川拓慎選手でしたが、18歳未満の女子高校生への淫行で逮捕され、選手生命は絶たれたも同然です
世に同情する声があるとは言えども、犯罪は犯罪です。そして逮捕から陸上競技のトレーニングは中断していると思われますので、競技復帰を目指すのは並大抵ではないはずです
10月14日、横浜地裁で初公判があり、石川被告は事実関係を争わず罰金90万円を求刑され結審しました。判決は21日に言い渡されます


高校の女子生徒(17)にみだらな行為をしたなどとして、神奈川県青少年保護育成条例違反などの罪に問われた駒沢大4年の被告(21)の初公判が14日、横浜地裁(橋本健裁判官)であり、被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。
被告は今年の箱根駅伝で総合優勝した同大のアンカー。検察側は「被害者の未熟さにつけ込んだ卑劣な犯行」として罰金90万円を求刑、即日結審した。判決は21日。
検察側は冒頭陳述で、被告が会員制交流サイト(SNS)でのやりとりから、女子生徒が18歳未満であることを認識していたと指摘した。
(神奈川新聞の記事から引用)


罰金刑ですから、罰金を納付すればそれで刑罰が完結したと判断されます。上記の記事を読む限り、駒沢大学の学生のままで退学処分は受けていないようです。駅伝の活躍による功績と、淫行による逮捕という罪を天秤にかけた上で、退学処分にはしなかったのかもしれません。停学等の処分はあったにせよ
ただ、将来性のあるアスリートだからと彼を擁護し、特別扱いをして競技復帰の道筋を整えるのが果たしてよいのかどうか?
半年近く練習を中断し、当然ながらメンタル面もぼろぼろでしょう。「復帰を目指せ」、「頑張れ」と応援する人の気持ちは理解できるものの、本人にどれだけの意欲があるのか疑問です。さらに石川被告の競技復帰を美談であるかのような扱いはするべきではない、とも思います
横浜地裁の判決でいまさら無罪との判断が下されるはずもなく、罰金80万円くらいは言い渡されるでしょう
マッチングアプリを使って女の子を口説き、遊んでいるチャラい大学生は大勢いるとしても、18歳未満に手を出せば犯罪です。起訴され、前科として記録され、就職もままならない事態に直面します。その時になって、「自分だけじゃない。他にもやってる奴は一杯いるじゃないか」と言っても始まりません。人生を棒に振りたくないのなら自らの身を律していくしかないのです

(関連記事)
箱根駅伝駒大アンカー 少女淫行で起訴
箱根駅伝駒大アンカー 淫行逮捕も擁護する声
「箱根駅伝はスポーツか?」論争
イケメン慶大生を強姦で逮捕 ミスター慶応候補
「ミスター慶応」渡辺陽太 6度目逮捕も不起訴
慶大生 今度は痴漢で逮捕
ミス慶応中止 広告学研究会メンバーに無期停学処分
ミス慶応中止 レイプ動画を拡散させる学生たち
ミス慶応中止 広告学研究会の集団強姦は以前から
ミス慶応中止強姦事件 広告学研究会の非道な所業
慶応大生 線路に女性を突き落とし逮捕
線路突き落としの元慶応大生に執行猶予付き判決
ミスター東洋大 わいせつ行為で逮捕
今度は千葉大医学部生が集団強姦 3人逮捕
ローザンヌ入賞のバレエダンサーを逮捕 少女淫行容疑
ローザンヌ入賞のダンサー 淫行で逮捕後どうなった?

中国映画 朝鮮戦争を美化した「長津湖」

殺人事件の話題ばかり続きましたので、ちょっと空気を変えましょう
久しぶりにエンターティメントの話題を取り上げます
中国では建国を祝う国慶節の週、映画館では愛国を訴える作品が人気を集めたと報じられています。まあ、いつものプロパガンダです
中でも朝鮮戦争を舞台に、中国義勇軍が北朝鮮支援のため参加した戦闘「長津湖の戦い」を描いた作品が特に観客を集めたのだとか
朝鮮戦争において中国は中立の立場を表明していたのですが、アメリカ軍を主力とした国連軍が北朝鮮軍を押し返したのを見て態度を変え、中国国内に居住する朝鮮族からなる義勇軍を派遣します。もちろん義勇軍というのは建前で、中身は中国人(漢族)の兵士からなる正規軍です
彼らが暴虐の限りを尽くす国連軍に奇襲攻撃を成功させ、撃退する様を描いたのが映画「長津湖」です
この作品がでたらめなプロパガンダであると韓国が反発している、との記事をレコードチャイナが配信しています


ドイツメディアのドイチェ・ベレは15日付で、中国国内で大ヒットした朝鮮戦争を描いた「長津湖」に対して、韓国では「歴史を歪曲」、「危険だ。一般の中国人は、これが宣伝だと知ることができない」などとして、強い反発が発生していると紹介した。
作品が扱ったのは、1950年11月末から12月にかけて発生した「長津湖の戦い」だ。この戦いは、米軍を中心とする国連軍と中国人民志願軍の初めての交戦だった。国連軍はそれまでに、北朝鮮軍を中朝国境近くまで追いつめていたが、中国の参戦により国連軍は大きく後退せざるをえなくなった。
「長津湖」は中国国内で興行収入の記録を更新しつつあり、全世界における2021年通年の興行収入トップになる可能性が出てきたという。
ドイチェ・ベレ記事によると、多くの韓国人は同作品について「中国政府が資金援助した、事実とは異なる歴史に満ちた、もう1本の宣伝映画だ。その目的は、若い世代に強烈な愛国感情を呼び起こすことだ」と見なしているという。
「もう1本」というのは、同じく朝鮮戦争を扱った映画作品で、2021年9月に韓国国内で公開予定だった「金剛川」(邦題:バトル・オブ・ザ・リバー 金剛川決戦)が、韓国の退役人員と政治家からの強烈な反対により公開が取りやめになったことによる。
ドイチェ・ベレ記事によると、ソウル市内で国際業務を扱う法律事務所に勤務する韓国人女性は「中国は経済面で強大であり、隣国に対してますます攻撃的になっている。中国人は、強大な国力は歴史を変える権利を持つと考えているように思える」、「この作品は、中国軍が朝鮮戦争の重要な戦いで、犠牲を顧みずに最終的に米軍の阻止に成功したことを描写しているが、戦争は朝鮮軍の南への侵攻で勃発したことについて、ほとんど説明していない」と批判したという。
また、戦争勃発時には10歳だったという韓国の元外交官は、同作品を「うそ八百のプロバガンダ」と批判。さらに「中国軍は北朝鮮のために戦って米国の侵略を阻止したと言うが、中国中央は自らの利益のために行動したのだ。彼らは国境の向こうの朝鮮半島が、米国の支援を受けて統一されることを望んでいなかった」と指摘した。
記事によると同元外交官は、「中国当局は戦争前と戦争時期に発生したことを変更しようとしている。とても危険だ。なぜなら、一般の中国人はこれがプロバガンダと知ることができないからだ」と指摘し、さらに自分自身が住んでいた村やその周辺地域の人々は戦闘をはっきりと覚えており、「われわれ韓国人は、北朝鮮人と中国人による攻撃と侵略に遭遇したと知っている」と述べたという。
(レコードチャイナの記事から引用)

The Battle at Lake Changjin 「長津湖」


中国側は長津湖の戦いで連合軍兵士(主力は米海兵隊第1師団、米陸軍第3歩兵師団ら10万人)のうち、1万4千人を戦死させたと発表しています
上記の映画では描かれていないのでしょうが、中国側の戦死者も約3万人とアメリカ軍は公表しており、決して中国軍の一方的な勝利とは言い難い戦闘だったのでしょう
朝鮮戦争における中国軍の犠牲者は最終的に11万人以上(中には40万人の戦死者が出た、と推計する人もいます)であり、これは数で圧倒しようという人海戦術方式のため、戦死するのも構わず兵員をどしどし投入したためです
また、民間人の犠牲者が多かったのも朝鮮戦争の特徴で、南北併せて200万人以上が犠牲になっています
戦闘の激しさの例としては、米軍が太平洋戦争中に日本を空爆した際に使った爆弾の3倍の量を、朝鮮戦争では使っています。空爆の対象は敵陣地のみならず、町や村など民間施設も含んでおり、徹底した破壊が行われたのです
韓国の人々にすれば、朝鮮戦争は国連軍の参戦によって金日成を追い詰め勝利を迎えるはずだったのに、中国軍の参加によって泥沼化した戦いであり、これを中国が映画で美化するなどとんでもない、との思いがあるのでしょう
「たかが映画くらいで」とは済まされない因縁があるわけです

(関連記事)
大コケした統一教会制作の朝鮮戦争映画「仁川(インチョン)」
中国映画「トゥーランドット」大コケ
対日勝利を描いた映画「鳴梁」が韓国で大ヒット
日本人暗殺を描く韓流映画「暗殺」 7月に東京で公開
韓国映画「マイウェイ」大コケ
日本を核攻撃する韓国映画「ムクゲの花が咲きました」
2007年の最低映画 韓国の「D-WARS ディー・ウォーズ」
韓国が勝手に映画化した「北斗の拳」実写版
韓国のパクリ映画「リザレクション」
日本アニメ原作の映画「Blood:The Last Vampire」世界でコケまくる
韓国映画「シュリ」大成功の光と影
「東洲斎写楽は韓国人ニダ」説の映画化
BoAのハリウッド進出映画 3年で完成、公開
これが中国の抗日アニメ「鶏毛信」
中国の抗日戦勝アニメ 少年義勇兵大活躍
中国 「夏はやっぱり抗日アニメ」

池袋暴走事故 90歳で刑務所に収監

池袋で暴走事故を起こし、禁錮5年の実刑判決が確定した飯塚幸三被告が東京地検に出頭し、東京拘置所に収監されました。今後、拘置所内で身体の状態など診察を受け、服役生活に問題がないと判断されれば受刑生活が始まります。関東地方で交通事犯で収容される場合は市原刑務所に送られる場合が多いのですが、飯塚被告は持病の治療が必要ですから東京都昭島市にある東日本成人矯正医療センターに送られるものと推測します
一部のメディアは90歳になる飯塚被告が刑務所に収監されることはない、との記事を掲載していました。ですが、よほどの重篤な病人でもない限りは、高齢者といえど例外なく刑務所に収監されます


2019年の東京・池袋暴走事故で自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪に問われ、禁錮5年の実刑判決が確定した旧通産省工業技術院元院長の飯塚幸三元被告(90)は12日、東京地検に出頭し、東京拘置所に収容された。出頭前、支援者を通じ「暴走は私の勘違いによる過失。ブレーキとアクセルを間違えた結果だった。過失を反省するため、刑に服してまいりたい」と初めて過失を認めるコメントを出した。
正午すぎ、自力歩行できない元被告は運転手らに支えられながら自宅の駐車場でタクシーに乗り込んだ。帽子を深くかぶり表情はうかがえず、報道陣が車内にカメラを向けると右手で顔を隠した。車は検察庁に向かった。
支援者によると、自宅を出る直前の元被告から「今日出頭になります」と電話があった。緊張した声で「家族のことを引き続き頼みます。あとはメールします」と言葉少なだったというが、届いたメールには過失を認めるコメントがつづられていた。
東京地裁は9月2日、アクセルとブレーキを踏み間違えた過失が事故原因と認定し、禁錮5年の判決を言い渡した。元被告は公判で遺族や被害者に謝罪したものの、自らの過失については一貫して認めず、車の異常が原因として無罪を主張し続けた。しかし、判決後に面会した支援者には「遺族に申し訳ない。判決を受け入れたい」と話し、控訴しなかった。検察側も控訴せず、同17日に判決が確定した。
一転して過失を認めたことについて、支援者は「自身の家族のこともよく考えた上での行動だと思う」と語った。
東京拘置所に収容された元被告は今後、健康状態を確認して刑務所に入る手続きが進められる。刑事訴訟法は「著しく健康を害するときや生命を保てない恐れがあるとき」や「70歳以上」の場合に刑の執行を停止できると規定しているが、元被告は執行停止を求めない意向を周囲に示していた。
(スポーツ報知の記事から引用)


記事にもあるように「70歳以上」の場合刑の執行を停止できるとの規定は存在しますが、70歳以上なら無条件に執行停止されるはずもなく、検察官が執行停止と判断した場合に限られます
懲役刑や禁固刑の刑期を定めるのは司法(裁判所)の役割ですが、刑を執行するのは行政の仕事です。法務省の統計では2020年、刑務所に服役していた受刑者で刑の執行停止により出所した者は22人であり、その多くは重篤な精神疾患や末期ガンなど抱えた者で、外部の病院で専門的な治療を受ける必要があると判断されたケースです
世の中には実態を調べもせず、80歳以上は刑務所に入らずに済むとか、刑務所に服役していても90歳になったら釈放されるとか、都市伝説めいたデマを飛ばす人がいまので、気をつけましょう
ただし、飯塚被告にも仮釈放は適用されますので、刑期の3分の1を経過し、受刑態度が良好であれば仮釈放審査の対象となります(審査の対象となるだけであり、必ず仮釈放されるとは限りません)。飯塚被告の場合、禁錮5年(60月)ですから、20月を経過すれば仮釈放の機会があります

(関連記事)
池袋暴走事故 被告は控訴せず実刑確定
池袋暴走事故 実刑判決でも謝罪拒否
池袋暴走事故 飯塚被告の判決はどうなるか
池袋暴走事故 飯塚被告「刑務所に入る覚悟ある」
池袋暴走事故 飯塚被告は初公判で無罪主張
池袋暴走事故 ようやく飯塚幸三を書類送検
池袋暴走事故 88歳飯塚幸三はまだ起訴されず
立川病院暴走死亡事故 運転の85歳に禁固2年の実刑判決
前橋女子高生死亡事故 控訴審で禁錮3年の判決
前橋女子高生死亡事故 無罪判決で怒声飛び交う
前橋女子高生死亡事故 禁固4年6月を求刑
前橋女子高生死亡事故 公判で責任能力なしと主張
前橋女子高生死亡事故 運転に固執した85歳
東名あおり運転裁判 危険運転を否認
堺あおり運転 二審も懲役16年の判決
小学校教頭 飲酒ひき逃げ死亡事故で逮捕
小樽市3人死亡事故で最高裁判決 懲役22年確定
小樽の飲酒ひき逃げ 危険運転で懲役22年判決

新居浜一家殺害事件を考える 警察は保健所に通報

先日、当ブログで取り上げた新居浜市の一家3人が刺殺された事件で、愛媛県警ないし所轄署が河野智容疑者の問題行動を保健所に通報していなかったのではないか、と書きました
しかし、本日の朝日新聞の記事によればこれまで複数回、警察から保健所に連絡を入れていた、と書かれています
となれば、警察から連絡を受けた保健所が何の対応もせず、河野容疑者と面接もせず、生活状況も把握せず放置していた可能性が出てきます
今度は保健所が、「コロナ対応で忙しかった」とでも弁解するのでしょうか?
愛媛県のコロナ感染者数は累計で5300人ほどであり、忙しかったというのは口実にならないはずです


愛媛県新居浜市の民家で13日、住人3人が刺されて死亡した事件で、県警は15日、住所不定、無職の河野(こうの)智(さとる)容疑者(54)=銃刀法違反容疑で逮捕=を殺人容疑で再逮捕し、両容疑で松山地検へ送検した。「殺したことは事実です」と容疑を認めているという。
県警は2019年以降、住人一家と河野容疑者から、トラブルの相談を複数回受けた。河野容疑者の言動に不審な点があったため、保健所へ行って相談するよう勧めるとともに、管轄の県西条保健所(西条市)にも5回情報提供した。ただ、河野容疑者は相談に行かなかったという。
再逮捕容疑は13日午後5時45分ごろ、新居浜市垣生(はぶ)2丁目の岩田友義さん(80)方で、岩田さんを刃物で複数回刺して殺害したというもの。司法解剖の結果、遺体には胸や腹に複数の刺し傷が確認され、失血死と判明した。
事件では妻のアイ子さん(80)と三男の健一さん(51)も死亡した。2人の遺体にも複数の刺し傷などがあったといい、県警は河野容疑者が殺害したとみて裏付けを進める。
県警によると、河野容疑者は健一さんとは元同僚だった。19年9月と11月、健一さんは県警に「(河野容疑者から)電磁波攻撃をやめろと言われる」と相談したという。
一方、河野容疑者も19年7月~20年9月に計12回、「組織に狙われている」などと県警に相談した。
県警は河野容疑者が、事実とは認められない被害を訴えていることから精神障害の可能性もあるとみて、保健所への相談を勧めた。西条保健所にも「(河野容疑者に)対応することがあれば支援をお願いしたい」と伝えたという。
(朝日新聞の記事から引用)


措置入院の手続きをするかしないか、の判断は保健所の役割ですから、警察としてはやるべき対応はしていたと言いたくなるのでしょう
ならば、5回も通報を受けた西条保健所はどうして動かなかったのか、が問題になります
河野容疑者が車で寝泊まりしており、居場所を特定できなかったとの弁解が出るのでしょうか?
しかし、3人も殺害された現状では、保健所がいくら弁解を並べても虚しいだけです
居場所が把握できないのなら警察に依頼し、所在をつかんでもらうなど対応の仕方はあるわけですから
めんどくさそうな人物(河野容疑者)なのでかかわらないよう放置していた、というのが実際では
もし行政の怠慢の結果、3人の命が失われたというのは酷い話です

(関連記事)
新居浜一家殺害事件を考える 河野容疑者逮捕
門真4人殺傷事件を考える1 犯行の狙いは?
門真4人殺傷事件を考える2 死刑を求刑
門真4人殺傷事件を考える3 懲役30年判決も不服で控訴
門真4人殺傷事件を考える4 控訴審も懲役30年
茨城一家殺害事件を考える 精神鑑定終え起訴
茨城一家殺害事件を考える 岡庭容疑者は反社会パーソナリティ障害か
茨城一家殺害事件を考える 酒鬼薔薇事件と似てる?
茨城一家殺害事件を考える 動機なき殺人?
茨城一家殺害事件を考える 医療少年院送致から事件まで
茨城一家殺害事件を考える 容疑を否認
茨城一家殺害事件を考える 岡庭容疑者は異常者なのか
茨城一家殺害事件を考える 岡庭容疑者の変貌と殺意
茨城一家殺害事件を考える 容疑者特定か?
茨城一家殺害事件を考える 一か月経っても捜査進展なく

甲府放火殺人 交際拒否で逆恨み

殺害された井上さんの長女は山梨県立中央高校の定時制に通っていたと推測され、容疑者の少年も同じ高校の生徒だと考えられます
すでにインターネットではこの19歳の容疑者と推定される人物の名前や顔写真も出回っているのですが、別人のものがアップされていると警告する声もあります。容疑者を特定するのに血眼になる人達がいるわけですが、それ自体が事件解決に寄与するはずもなく、自重が求められます。容疑者のプライバシーを暴いて何らかの社会的制裁を加えた気になるのかもしれませんが、事件の本質に関わる部分ならともかく、事件とは無関係な枝葉を暴き立てたところで無駄でしょう
さて、幾つかのメディアは容疑者の少年が長女にフラれたため報復として、刃物と可燃性の液体を持参し、家族を殺害するつもりで侵入したと記事にしています


甲府市で民家が全焼し、住人の井上盛司さん夫婦とみられる遺体が見つかった事件で、井上さんの次女への傷害容疑で逮捕された少年(19)が山梨県警の調べに対し、「家に侵入したのが見つかれば、家族全員を殺そうと思っていた」と供述していることが15日、捜査関係者への取材で分かった。
少年は井上さんの長女に好意を寄せていたが、「交際を断られ、LINEをブロックされた」とも供述。県警は、少年が交際拒否を逆恨みして事件を計画したとみて、殺人容疑などを視野に経緯を調べている。
捜査関係者によると、少年は10代の長女と同じ高校の出身で面識があり、「一方的に好意を寄せ、交際を申し込んだが断られた。やりとりしていたLINEもブロックされた」と供述。さらに「思い通りにならないので侵入しようと思った。見つかれば家族全員を殺害するつもりだった」と話し、井上さん方の住所については「最近知った」と話しているという。
事件は12日午前3時45分ごろ発生。次女が言い争う声に気付いて1階に下りようとしたところ、少年と鉢合わせになって襲われた。次女は姉を起こして2人で2階ベランダから逃げたが、約5分後に室内から出火し、全焼。焼け跡から2人の遺体が見つかった。
遺体はいずれも刃物による複数の刺し傷があり、死因は失血死と判明している。県警は、少年が井上さん夫婦を殺害した後、室内に放火したとみて事件の全容解明を進めている。
(時事通信の記事から引用)


犯行の背景には何があったのか。被害に遭った井上一家の知人は、次のように語る。
「井上家には、高校3年生と中学3年生の娘さんがいました。長女は中学校時代に不登校だったこともあり定時制の高校に通っていました。いわゆる不良だったとかではありませんが、交友関係は、高校に入学してから活発になっていましたね。同級生なのか、同い年くらいの男女が、井上さんのお宅に頻繁に出入りしているのを見ました」(井上家知人)
犯行に及んだ19歳の少年は、まさに同じ定時制高校に通っていた。
「少年は長女に対して一方的に好意を寄せていたようです。恋愛感情のもつれが原因で犯行に及んだと考えられています」(社会部記者)
長女は将棋部や演劇活動に精を出す活発な学生だったという。
「妹ともども、土木関係の仕事をしていたお父さんにそっくりな見た目でした。目がパッチリしていて、可愛らしい子でしたよ。お父さんに一度『お父さん似ですね』と伝えたら『俺に似てるかな』とはにかみ笑いを浮かべていたのを覚えています」(近隣住民)
(デイリー新潮の記事から引用)


長女は中学時代に不登校だったものの、高校に入ってからは随分と明るく活発になり、友人もできたようです。そんな彼女に好意を抱き、言い寄ったもののフラれたとして、一家を皆殺しにしようとまで思い詰めるものなのか。ましては行動に踏み切るものなのか、と思ってしまいます
以前、取り上げた静岡の女子大生殺害事件では、LINEをブロックされたとの理由(あくまで被告の主張ですが)で殺害に至り、検察は無期懲役を求刑したものの判決は大幅に割り引かれて懲役20年でした
裁判官はLINEをブロックにした被害者の側にも事件の原因をつくった数%の責任がある、と判断した可能性があると判断したのでしょう
同じ理屈を裁判所が採用するなら、甲府の事件でも被害者側の落ち度を口実に刑が割り引かれるかもしれません。裁判官が違いのでそんなおかしな判決にはならないと思うのですが
実際、LINEをブロックするだけで殺人事件の原因を作ったなどと言われたのではたまりません。ストーカー男を利するだけでしょう

(関連記事)
甲府放火殺人 少年A(19歳)の生き様
https://05448081.at.webry.info/202110/article_40.html
甲府放火殺人 犯人は19歳の生徒会長
https://05448081.at.webry.info/202110/article_32.html
甲府放火殺人 19歳少年を逮捕
静岡女子大生殺害 同じ学部の学生が犯人
静岡女子大生殺害 懲役20年の判決は妥当か?
町田 読者モデル女子高生殺害事件を考える1 幼なじみ
町田 読者モデル女子高生殺害事件を考える2 どこまでが発達傷害なのか
稲美町放火殺人 殺意をもって放火した未必の故意
https://05448081.at.webry.info/202112/article_2.html
稲美町放火殺人 逃走していた伯父を逮捕
https://05448081.at.webry.info/202111/article_41.html
藤沢ストーカー殺人(昭和57年) 藤間静波死刑囚
千葉印西市放火殺人 判決はどうなったか?
千葉印西市放火殺人 3人のうち2人が無罪主張
千葉印西市放火殺人 男女4人逮捕
死刑執行 三島女子大生殺人の服部死刑囚
台東区放火殺人の高校生 懲役4年以上7年以下判決
台東区放火殺人の高校生 嘱託殺人で家裁送致
台東区放火殺人で高校生逮捕
日立母子殺害を考える 小松被告に死刑判決
日立母子殺害を考える 死刑求刑
日立母子6人殺害を考える 無罪主張と処刑願望と
日立市母子6人殺害を考える 小松博文容疑者とは
武富士強盗放火殺人の小林死刑囚 死刑執行

大口病院不審死 久保木被告の精神鑑定結果

久保木被告の裁判が続いています。10月13日の第7回目の公判では精神鑑定にあたった医師が出廷するとあって、注目されました
産経新聞ウェッブ版にはこの公判の記事がありませんので、東京新聞の記事から引用します
起訴前に検察が実施した精神鑑定では横浜病院精神科の田村由江医師が、「自閉スペクトラム症」との鑑定を下し、刑事責任の能力に問題はないとの判断を示しました。これに対して弁護側は裁判所に新たな精神鑑定の実施を要求し、岩波明昭和大学教授が2度目となる鑑定を実施して「統合失調症」との判断を示しています
入院患者の命を奪うと分かっている行為を、なぜ繰り返したのかという疑問に少しでも迫れるのか、読んでいきましょう。起訴された殺人は3件ですが、久保木被告は48人から40人の殺害に関与したと推測され、それだけの殺害行為を繰り返したわけ(理由)を自分は知りたいのです
長くなりますが、法廷でのやり取りを引用した方が臨場感があると思いますので引用します


【詳報・第7回】久保木被告「点滴で殺害、罪悪感感じにくい」 鑑定医が証言 3人点滴中毒死
「幻覚、妄想なかった」
田村氏による鑑定についての説明が始まった。
田村氏によると、被告は「自閉スペクトラム症」だった。症状の程度は最も軽く社会的コミュニケーションはレベル1、反復的はレベル1。田村氏は「変化に対応することが苦手、いつまでも看護職に留まっているのは、こだわりやひきずっている。反復的なのは、目をつぶることで、看護学校のころにやめた。統合失調症の症状の幻覚や妄想はまったくなかった」と説明した。
続いて、事件にASD(自閉スペクトラム症)がどう影響したかを語った。「直接の影響はない。消毒液を点滴に混入したのは、家族の説明が面倒で、テキパキと動くことができないので、患者さんに死んでもらうのがいい。テレビで見た点滴の混入をまねればいい。なんら幻聴や妄想、意識障害はない。現実的に理解できる理由だ。患者さんに責められた辛い体験に、固執してこだわっているのは、若干ASDが遠因としてある」と語った。
さらに「鑑定時の精神状況は、精神病はない。特に入院を必要とする症状はない」と話した。
執着性「犯罪だと分かっても続けてしまう」
続いて、田村氏はなぜ「自閉スペクトラム症」と診断したかを説明した。被告人の性格について「被告は友達がいない。周囲に興味関心がない。孤独を好んでいるわけではなく、関係を持ちたいとは思っている」と分析。
さらに自閉スペクトラム症の症状である「常道的、反復的」について「両目をつぶる癖があったが、これは20歳でおかしいと気づいてやめた」と指摘。「同一性への固執」については「臨機応変に対応できず、一つにこだわり、看護職から変えられなかった」とし、「執着する」についても「今回のように犯罪だと分かっていてもいつまでも続けてしまう」の部分が当てはまるとした。
また音に過敏でイヤホンをして街に出ていたほか、「小さいころはピアノをけったり、看護学校の寮で壁をけって穴を開けたり、鬱憤の解決が物を壊すこと」も、ASDの症状に当たるとした。
「動機、理解できる」「計画に沿って遂行」
さらに田村氏は、精神障害が事件に与えた影響をどう判断したかについて語った。
まず「動機を理解できるか」については「夜勤で死なれたら家族への説明がめんどくさい。どうしたらいいか。これは幻覚妄想ではなく、理解できる。了解可能です」と語った。
続いて「計画性(物事を計画して組み立てる能力があるか)」は「(消毒液の)使用後にナースステーションで破棄してはばれるので、ゴミ捨て場にいった。被害者A、B(最初の2人)の死亡は自分が関わらないようにしている。後半(3人目)は不特定多数に消毒液を入れたが、自分の夜勤に当たらない、重症度の高い人を選んでいる」として計画性がうかがわれるとした。
「犯行の一貫性(目的があって計画通りできているか)」についても「計画に沿って遂行していて、十分にあった」と指摘。また自己防衛(犯行後に自分を防御する能力があったか)」は「警察の事情聴取に否認しています。自己防衛能力はあった」と語った。
田村氏は「自閉症スペクトラムは脳の機能の障害なので完治しないが、重篤な疾患ではない。世の中に適応して、人格者、成功している人もたくさんいます」とし、「治さなきゃならないものではないし、うつ、眠れなくなったときは睡眠薬などの治療もあるが、本格的に治すものは今の医療にはないから、入院の必要はない」と話した。
さらに犯行時について「妄想、支離滅裂はなくて、集中力、計画遂行能力、目的にそって行動する能動的なエネルギーがある」と分析した。
「うつ病ではなく、うつ状態」と主張
続いて田村氏は、起訴後に久保木被告を鑑定した岩波氏に対する反論を行った。
岩波氏の鑑定では「うつ病が再燃、統合失調症」として、ASD(自閉スペクトラム症)を否定。「入院治療が必要です」としている。
田村氏は、岩波氏の鑑定で「仕事のストレスで抑うつになり、薬物の処方や休職、退職も経験している心身ともに衰弱し、大きなストレスを感じていた」として「うつ病」と診断したことについて、「クリニックに初めてかかった時、うつ病ではなく、うつ状態と診断されている」と指摘。「(最初に勤務したの病院での)休職時はうつ病とされているが、その日の気分や天気で症状が変わると。うつ病ではこういうことはありません。うつ状態です」と反論した。
さらに、田村氏は久保木被告が大口病院で1カ月に10回の夜勤に入っていたことを挙げ「1ヶ月に10回以上夜勤をすればだれでも消耗します。これでうつ病とするのはどうなのかと思います」と指摘した。
「看護師にこだわり、しがみついた」
田村氏は、岩波氏が、犯行時の影響は動機の形成過程で統合失調症とし「良く吟味しないで短絡的に結論を決め、統合失調症と認められる」と鑑定していることについて、「犯罪ではこういう状況はある。これで統合失調症と罹患していたとはどうも解せない。動機の形成にどう影響していたのかわからない」と否定した。
また久保木被告の犯行の計画性について「最初の方が処理して計画的にしている。(その後)大勢(の点滴袋に消毒液を混入)になったのも無差別ではなく、夜勤であたらないように重症度の高い人を選んでいた。犯罪になれてくると、罪悪感が薄れてまひしてくる。犯罪者にはあること。計画性はあったと思われる」と指摘した。
さらに「いつまでも看護職についていたのは、それはASD(自閉スペクトラム症)で臨機応変に対応するのが不得手だからで、ほかの職につけなかった。看護師にこだわり、しがみつかざるを得なかった」として、ASDの症状に当たると主張。「合理性については、犯行時に目的に沿った一貫性ある行動ができている。誰でも常識的な思考ができれば、犯行はしない。統合失調症じゃなくても精神疾患の人もだれでもありうる」と語った。
(以下、略)


患者が亡くなるのが辛かった、遺族へ説明する役割が大変だったと供述している久保木被告が、それでも看護師を辞めずに働き続けた理由が、自閉スペクトラム症だからこそと説明されています
物事への執着が強く、切り替えができない性格が生来の自閉スペクトラム症に由来するとの見解は、記憶に留めておいた方がよいでしょう
記事からの引用は省きましたが、久保木被告の母親から田村医師が聴取したところでは、「手のかからないこどもだった」と久保木被告の幼少時を表現しています。この「手のかからないこども」というのが発達障害を抱えたこどもの特徴であり、ゆえに障害だと認知するのが遅れてしまう原因です
ただし、田村医師は自閉スペクトラム症だから犯罪に走るわけではないと明言し、自閉スペクラム症と鬱病、統合失調症を久保木被告が同時に併発していたとは考えられないとも述べています
19日には2度目の鑑定を実施した岩波教授が法廷で証言する予定になっていますので、そちらも言い分も取り上げるつもりです

(関連記事)
大口病院不審死 無期懲役判決への疑問と批判
https://05448081.at.webry.info/202111/article_18.html
大口病院不審死 3人殺害しても無期懲役判決
https://05448081.at.webry.info/202111/article_16.html
大口病院不審死 死刑求刑
https://05448081.at.webry.info/202110/article_39.html
大口病院不審死 久保木被告の精神鑑定結果(その2)
https://05448081.at.webry.info/202110/article_34.html
大口病院不審死 久保木被告は心神耗弱だったのか?
大口病院不審死 公判で久保木被告が犯行認める
大口病院不審死 20人殺害と語る久保木愛弓の裁判は
大口病院不審死 初公判は10月の予定
大口病院不審死 久保木被告起訴も公判はまだ
大口病院不審死 3人殺害で久保木容疑者起訴へ
大口病院不審死 元看護師が48人殺害か
横浜病院点滴殺人 内部犯行の可能性
岐阜の老人施設で5人死傷 連続殺人として立件へ
岐阜の老人施設で5人死傷 元職員を逮捕
岐阜の老人施設で5人死傷 連続殺人の可能性も
点滴に水道水を混ぜて娘を殺害した母親 代理ミュンヒハウゼン症候群
代理ミュンヒハウゼン症候群の補足
「黒い看護師」殺人の吉田純子 死刑執行
看護師4人による保険金殺人事件を考える2 同性愛
看護師4人による保険金殺人事件を考える
老人ホーム睡眠薬殺人 准看護師に懲役24年判決
老人ホーム3人転落死 今井被告に死刑判決
老人ホーム3人転落死 管理会社の見苦しい釈明
老人ホーム3人転落死 今井容疑者は自己愛障害?
老人ホーム3人転落死 元職員が犯行自供
患者85人を殺害 元看護師に終身刑(ドイツ)

新居浜一家殺害事件を考える 河野容疑者逮捕

凶悪な事件が相次いで起こるというのは、必ずしも偶然というわけではありません。テレビのニュースや新聞で殺人事件の報道に接すると、事件報道に後押しされるかのように凶行に走る人物が世の中にはいるからです。精神的な病気や過度のストレスの影響で自身を抑制し、コントロールする機能が弱まっている人が、事件報道を何かの啓示であるかのように受け止め、半ば破滅的に犯罪へと駆り立てられるのです
日本だけでなく、欧米ではテロ事件や学校での銃乱射事件がさらなる事件を招く、という事例もあります
さて、前置きはここまでにして愛媛県新居浜市で起きた一家殺害事件を取り上げます
事件の詳細はまだ判明していないものの、殺害された岩田健一さんの元同僚である河野智容疑者は2年も前から岩田さんにつきまとい、殺してやると脅していたのだとか
警察に相談はしたものの、警察官は事件性はないと判断して口頭の注意だけで済ませていたようです


愛媛県新居浜市で親子3人が殺害された事件で、亡くなった岩田健一さん(51)が2年前、無職河野智容疑者(53)(銃刀法違反容疑で現行犯逮捕)とトラブルになっていると、県警に複数回相談していたことがわかった。河野容疑者は今年9月にも健一さん宅に押しかけていたが、健一さんは友人に「警察が十分対応してくれない」と漏らしていたという。県警は対応に問題がなかったか調べる。
死亡したのは、健一さんと父親の友義さん(80)、母親のアイ子さん(80)。13日午後5時40分頃、新居浜市垣生(はぶ)の岩田さん方で、アイ子さんから「前に来た男ともめている」と110番があった。約10分後に警察官が駆けつけた際には3人とも血を流して倒れていた。
河野容疑者は、現場で果物ナイフのような刃物(刃渡り13センチ)を所持しており、「殺すために持っていた」と話したという。県警は河野容疑者が健一さんに恨みを募らせ、両親が巻き添えになった可能性があるとみて、殺人容疑でも調べる。
県警によると、健一さんは河野容疑者と元同僚で、2019年9月と11月の2回、河野容疑者とのトラブルについて県警に相談していた。河野容疑者は今年9月23日にも岩田さん方を訪れ、通報で駆けつけた県警新居浜署員が、河野容疑者に押しかけないよう指導。河野容疑者は「あいつらが悪い」と述べていた。署員は、岩田さん一家に、河野容疑者が来た際は通報するよう要請していた。
健一さんは、友人男性にも「河野という人物から『殺してやる』と脅されている」と話していた。「警察に相談したが、『相手にするな』と言われるだけで対応してくれない」と悩んでいたという。
県警はこれまでの対応について「現時点で問題があったかどうかは言えない」と説明した。
(読売新聞の記事から引用)


逮捕された河野容疑者は過去に、岩田さんに対し「電波で攻撃するのをやめろ」などと申し向けていたと、別の報道では伝えています
この「電波」というのは統合失調症を患っている人がしばしば口にします。「誰かが電波で自分を操ろうとしている」とか、「電波が脳に入り込んでくる」とか、あるいはもっと具体的に「テレビを見ていたらタレントの◯◯がオレの悪口を言っている」、「総理大臣が記者会見でオレの悪口を言っていた」というものあります
岩田さんから相談を受けた警察官がどう対処したのか、上記の記事だけでは判断できないとしても、河野容疑者が2年前から押しかけるようになった時点で、かなり意味不明な発言を繰り返していたと思われます。だとしても、警察官が保健所に連絡し、措置入院(強制入院)を検討するよう打診したりはしなかったのでしょう
精神保健福祉法によれば、措置入院は一般人や警察官の通報によって保健所が検討した上で手続きをするよう定められており、警察官も上司の判断を経て保健所に通報できます
しかし、警察官は河野容疑者が統合失調症を患っている可能性については考えなかったのか、放置されていたように記事からは読み取れます
つまり、刃物を持って一家を殺害しに行くとは考えなかったのでしょう。が、これは想像力の欠如であり、危機察知能力を欠いた判断でしょう
今回の犯行のような最悪の事態を想定し、回避するための対応をする必要があるのですが、単なる近隣トラブルとの見方しかできなかったようです。ストーカー事件も単なる男女の痴話喧嘩扱いをし、殺傷事件に至った例も少なくないのですが、警察は学習しないようです
ストーカー規制法など整備したところで、法を執行する警察官が認識を欠いているのではどうしようもありません
このような事態が起きるたびに警察は、「対応に問題がなかったか検討する」とは言うものの、検討などしていないのでしょうし、対応を改める気もないのでしょう

(関連記事)
新居浜一家殺害事件を考える 警察は保健所に通報
門真4人殺傷事件を考える1 犯行の狙いは?
門真4人殺傷事件を考える2 死刑を求刑
門真4人殺傷事件を考える3 懲役30年判決も不服で控訴
門真4人殺傷事件を考える4 控訴審も懲役30年
茨城一家殺害事件を考える 精神鑑定終え起訴
茨城一家殺害事件を考える 岡庭容疑者は反社会パーソナリティ障害か
茨城一家殺害事件を考える 酒鬼薔薇事件と似てる?
茨城一家殺害事件を考える 動機なき殺人?
茨城一家殺害事件を考える 医療少年院送致から事件まで
茨城一家殺害事件を考える 容疑を否認
茨城一家殺害事件を考える 岡庭容疑者は異常者なのか
茨城一家殺害事件を考える 岡庭容疑者の変貌と殺意
茨城一家殺害事件を考える 容疑者特定か?
茨城一家殺害事件を考える 一か月経っても捜査進展なく

藤沢ストーカー殺人(昭和57年) 藤間静波死刑囚

甲府市で放火殺人事件があり、犯人として長女と同じ高校に通っていたとされる19歳の少年が逮捕されています
犯行動機を含め事件の詳細はまだ不明なので、あまり憶測ばかり書くのはどうかと思いしばらくは様子見です
この事件は放火と殺人、殺人未遂であり、未成年者でも死刑を求刑される可能性があります
犯行時に19歳で死刑判決を受けた人物としては、2017年に死刑が執行された関光彦死刑囚がいます。当ブロブでも以前、取り上げましたので関心のある方は下記の(関連記事)からアクセス願います
さて、関光彦死刑囚とは違う事件ですが、ストーカーのように交際相手の女性につきまとい、交際相手とその妹、母親の3人を殺害して死刑となった藤間静波死刑囚を取り上げます
「静波」とは随分と変わった、風流な名前です。しかし、その人物像は名前とは真逆の軽薄で激情家で残忍な男です
事件の概要を書くだけで長くなりますので、まとめサイトを参照してください


【藤沢母娘殺人事件】犯人(藤間静波)の生い立ちから死刑執行まで真相まとめ


藤沢で母娘殺害事件が1982年(昭和57年)であり、その前の1981年にも窃盗仲間だった人物(20歳)を藤間死刑囚は殺害しています。そしてまとめサイトの記事にもあるように、藤沢の母娘殺害事件にも同行した少年をも殺害しており、合計5人を殺害してわけです。この時点で藤間被告は21歳でした。ちなみにこの2人の男性は藤間の少年院仲間です
少年院仲間だからといって固い絆で結ばれているはずもなく、いざとなれば反目しあい、警察にチクられるのを恐れて殺す関係です
藤間死刑囚は新潟少年院、小田原少年院、そして久里浜少年院と、中学卒業から本件犯行に至るまでの間に3度、少年院に収容されており、それでも驕慢な性格は改まらなかったのでしょう
藤沢母娘殺害では一目惚れした少女にのぼせ上がり、フラれたのを逆恨みして自宅に乗り込み3人を殺害するという凶暴さが際立っています
まとめサイトでは「親の愛情が欠けたゆえの犯行」だと決めつけているわけですが、それだけではない気がします。事件当時、あるいは死刑判決後に多くの有識者が藤間死刑囚に言及し、「親の愛情不足が招いた事件」と指摘する声が多かったので、まとめサイトもその流れで書かれているのでしょう
福島章教授は読売新聞で、「子供は母親の叱り方が『見捨てるぞ』と脅すような厳しいものだと安心して母親に甘えることができず、Fの場合は本来は十分に満たされれば消えていくはずのその甘えが満たされないまま残ってしまったのだろう。Fによる犯罪は家庭内暴力の延長線上にあるといえる」とコメントしています
しかし、人命の軽視や短絡的な思考など、単に親の愛情不足が藤間死刑囚のような凶悪な人格を形成したとは思えません
藤間死刑囚は一審の横浜地裁の裁判から最高裁で死刑判決が確定するまでの間、奇矯な言動を繰り返し自殺未遂もあり、「電波に操られている」とか、「舎房の中に電波が侵入してくる」といった妄想も口にしています。有罪を認めており、早く死刑になりたいと繰り返していたところから、死刑を免れるために詐病を演じていたとは考えられないのであり、藤沢事件以前から統合失調症の症状を抱えていたのではないか、と疑いたくなります
ともあれ、21歳になるまで5人を殺害し、3度少年院に入るという、犯罪をするために生まれてきたような藤間死刑囚の人生は、本人も周囲の人も傷つけ不幸にする負の塊みたいであり、「どうしてそこまで」と思うばかりです

(関連記事)
甲府放火殺人 交際拒否で逆恨み
https://05448081.at.webry.info/202110/article_27.html
甲府放火殺人 19歳少年を逮捕
死刑執行 犯行時19歳だった関光彦
石巻3人殺傷事件を考える1 事件の状況など
石巻3人死傷事件を考える2 人格障害
石巻3人殺傷事件を考える6 死刑判決
石巻3人殺傷事件を考える7 死刑判決批判の愚
石巻3人殺傷事件を考える10 千葉死刑囚再審請求
8人を強姦殺害 大久保清事件から50年(3)
https://05448081.at.webry.info/202108/article_31.html
8人を強姦殺害 大久保清事件から50年(2)
https://05448081.at.webry.info/202108/article_30.html
8人を強姦殺害 大久保清事件から50年(1)
https://05448081.at.webry.info/202108/article_28.html

神戸5人殺傷事件を考える 初公判で心神喪失主張

4年前の2017年、神戸市北区で包丁や金属バットを振るって5人を殺傷した竹島叶実被告の裁判が始まりました
事件から裁判まで4年もかかったのは竹島被告の精神状態が不安定で、2度の精神鑑定を実施したためでもあります
初公判で竹島被告は起訴内容を認めていますが、弁護人は「犯行当時心神喪失であり、刑事責任を問えない」と主張し争う構えです
この手の争点(刑事責任能力の有無)となる裁判では当ブログで述べてきたように、心神喪失が認められて無罪が言い渡されるケースが最近減っているように感じます。統計上の根拠に基づく話ではなく、自分の所感というレベルの話なのですが。30年前、40年前なら統合失調症という病名がつけば無罪(ただし、措置入院で精神病院へ)という扱いが多かったように思います
現在は精神疾患があっても、有罪判決を下すケースが増えている、つまり安易に心神喪失とは認めないケースが増えているように感じます。起訴前に精神鑑定を実施し、重度の精神疾患が認められて有罪に持ち込むのが困難と検察が判断した場合、不起訴にしているというのも、背景にあるのでしょう


神戸市北区の住宅地で2017年、親族と近隣住民計5人を殺傷したとして、殺人や殺人未遂などの罪に問われた無職竹島叶実(かなみ)被告(30)の裁判員裁判の初公判が13日午前、神戸地裁(飯島健太郎裁判長)で始まった。竹島被告は起訴内容を認めた。弁護側は、事件当時、被告は罪に問えない心神喪失の状態だったとして無罪を主張した。
起訴状によると、竹島被告は17年7月16日朝、神戸市北区有野町の自宅で、同居していた祖母の南部観雪(みゆき)さん(当時83)と祖父の達夫さん(同)を金属バットで殴ったり、包丁(刃渡り約16センチ)で突き刺したりして殺害。母親(57)も同様に殺害しようとして、重傷を負わせたとされる。
その後、2軒隣の民家の敷地にも侵入して、辻やゑ子さん(当時79)の首などを包丁で突き刺すなどして殺害。さらに別の民家の敷地内にあるアヒル小屋にも侵入し、中でアヒルの世話をしていた女性(69)を複数回刺し、殺害しようとしたとされる。
竹島被告は、包丁と金属バットを持ち、近くの有間神社付近にいたところを現行犯逮捕された。その際、兵庫県警に「誰でもいいから攻撃しようと思った」という趣旨の供述をしたという。神戸地検は2回にわたって計約8カ月間、刑事責任能力を見極めるための鑑定留置を実施。刑事責任能力を問えると判断し、18年5月に起訴していた。
刑事責任能力は、善悪の判断や行動を制御する能力のこと。刑法39条は、この能力が著しく減退した「心神耗弱」なら刑を軽くし、能力がない「心神喪失」は罰しないと定める。
今回、「心神耗弱」にとどまるとする検察側に対し、弁護側は「心神喪失」を主張。刑事責任能力の有無や程度が争点となる。
初公判を控え、亡くなった辻やゑ子さん(当時79)の遺族と負傷した住民女性(69)が、代理人弁護士を通じて報道各社にコメントを寄せた。
辻さんの長女と長男は「事件から4年以上が経ちましたが、今なお、信じられない、悪い夢なら覚めてほしいという感覚は変わっておらず、母を失った悲しみは深まりはしても、薄れはしません」との心境をつづった。
負傷した女性は「事件のことを考えないでおこうと努めてきましたが、今でも忘れることはできません。被告人には裁判を通じて事件に向き合って、反省してほしい」と訴えた。
(朝日新聞の記事から引用)


竹島被告の犯行動機はこれまでにも、「誰でもいいから刺そうと思った」と報じられるばかりで、いまひとつはっきりしません
多くの場合は、「家族あるいは近隣住民が自分の悪口を言っている」等の被害妄想があり、あるいは誰かが自分の生活を邪魔しているとか、干渉してくるといった被害体験(それ事態が関係妄想によるものなのですが)への反撃として凶器を手にするパターンがあります
竹島被告の場合はどうだったのでしょう
統合失調症の症状がいつ頃から、どのような形で見られるようになったのか、が重要です
精神鑑定の内容等を含め、この先の公判で明らかにされるものと思われます
検察は竹島被告を起訴した以上、「統合失調症の影響はあったが限定的であり、罪を問うべき」との考えで公判に臨むはずです

(関連記事)
神戸5人殺傷事件を考える 心神喪失で無罪判決
https://05448081.at.webry.info/202111/article_9.html
神戸5人殺傷事件を考える 無期懲役求刑
https://05448081.at.webry.info/202110/article_43.html
神戸5人殺傷事件を考える 「ゾンビを殺した」
神戸5人殺傷事件を考える 初公判は10月13日
神戸5人殺傷事件を考える 2度連続の精神鑑定
神戸5人殺傷事件を考える 逮捕後は黙秘
酒鬼薔薇は「命の大切さを知らない」とする誤解
文藝春秋が神戸連続児童殺傷事件家裁決定を全文掲載
神戸事件元少年Aは「絶歌」で何をしたかったのか?
宝塚ボーガン殺人 野津英滉を起訴
宝塚ボーガン殺人 家族3人殺害
豊川引き篭もり殺人を考える1 対処法の問題
豊川引き篭もり殺人を考える2 なぜ15年間放置されたか
豊川引き篭もり殺人を考える3 殺人事件はまれなケース
豊川引き篭もり殺人を考える4 殺人未遂のケースは多発?
豊川引き篭もり殺人を考える5 インターネット依存という誤解
豊川引き篭もり殺人を考える6 引き篭もりは精神病?
豊川引き篭もり殺人を考える7 責任能力で論争
豊川引き篭もり殺人を考える8 懲役30年の判決
鹿児島5人殺害事件を考える 岩倉知広容疑者とは
鹿児島5人殺害事件を考える 岩倉被告起訴も初公判はまだ
日立市母子6人殺害を考える 小松博文容疑者とは
今も存在する戸塚ヨットスクール
突撃おばさん
突撃おばさん その2

甲府放火殺人 19歳少年を逮捕

昨日(12日)の未明に起きた甲府市の放火殺人事件で、現場から逃走していた容疑者が警察に出頭し逮捕されています
最初は強盗殺人かとも思われたのですが、強盗が家人と鉢合わせして殺害し、さらに証拠隠滅のため住宅に火を放つという事件はそう滅多に起きるものではありません。言うまでもなく重罪であり、死刑が科せられる可能性が高いのですから
今のところの報道では、殺害された井上さんの娘2人は逮捕された少年と面識はない、とされます。しかし、少年の方が娘の方を知っており、家へ侵入したところを両親に見咎められ殺害に至った、とも考えられます
今後の捜査で明らかになるのを待ちましょう


甲府市蓬沢の井上盛司さん方が全焼し、焼け跡から2人の遺体が見つかった事件で、山梨県警は13日、同市の少年(19)を井上さんの娘に対する傷害容疑で逮捕したと発表した。調べに対し、少年は容疑を認めるとともに、井上さん方に放火したことをほのめかす供述をしており、県警は現住建造物等放火容疑でも調べている。
発表などによると、少年は火災発生直前の12日午前3時45分頃、井上さん方で、井上さんの10歳代の娘の頭を殴ってけがを負わせた疑い。県警が防犯カメラの映像をもとに、この少年を特定して行方を追っていたところ、12日夜に出頭してきた。少年は顔にやけどを負い、指をけがしていたという。
焼け跡から見つかった遺体は損傷が激しく、県警は身元や死因を特定するため、13日に司法解剖を行う。連絡が取れていない井上さん夫婦の可能性が高いとみられる。
火災は12日午前3時50分頃に発生。井上さん方は夫婦(50歳代)と娘2人(10歳代)の4人暮らしで、出火当時は全員が在宅していた。同3時半頃、2階で寝ていた妹が人が争うような声を聞き、1階に下りたところ、不審な男と鉢合わせし、逃げた際に後ろから襲われた。娘2人は2階のベランダから外に逃げ、110番した。
(読売新聞の記事から引用)


事件の背景が明らかになるのはこれからですが、容疑者の少年が自首してきたのは無視できないと思われます
刑法第42条1項には、「罪を犯した者が捜査機関に発覚する前に自首したときは、その刑を減軽することができる。」との規定があります
今回は厳密に言うと、捜査機関に犯行が発覚した後になって警察に出頭していますので自首とは言い難い部分があるわけですが、裁判では弁護人が自首したのだから刑法の規定に則り減刑すべき、と主張するでしょう
ただ、自首したから必ず減刑という扱いはなく、情状の部分で自首=罪を反省していると斟酌するかどうかにかかっています。本件の場合、井上さん夫妻を殺害した上で放火しており、死刑が求刑されてもおかしくない凶悪事件です。弁護人はあらゆる手を使ってでも死刑を阻止しようとするはずですから、自首した事実を強調し罪一等を減じるべし、と頑張るはずです
検察は犯行の凶悪さと、娘をも殴打していること=殺人未遂と解釈し、死刑を求刑するのは確実です。家に火を放ったのも、二階のどこかに隠れいている娘を殺害する目的があったと推認し、強い殺意に基づく犯行だと主張するでしょう

(関連記事)
甲府放火殺人 少年A(19歳)の生き様
https://05448081.at.webry.info/202110/article_40.html
甲府放火殺人 犯人は19歳の生徒会長
https://05448081.at.webry.info/202110/article_32.html
甲府放火殺人 交際拒否で逆恨み
https://05448081.at.webry.info/202110/article_27.html
静岡女子大生殺害 同じ学部の学生が犯人
https://05448081.at.webry.info/202007/article_12.html
静岡女子大生殺害 懲役20年の判決は妥当か?
https://05448081.at.webry.info/202107/article_22.html
町田 読者モデル女子高生殺害事件を考える1 幼なじみ
http://05448081.at.webry.info/201511/article_22.html
町田 読者モデル女子高生殺害事件を考える2 どこまでが発達傷害なのか
https://05448081.at.webry.info/201511/article_35.html
稲美町放火殺人 殺意をもって放火した未必の故意
https://05448081.at.webry.info/202112/article_2.html
稲美町放火殺人 逃走していた伯父を逮捕
https://05448081.at.webry.info/202111/article_41.html
藤沢ストーカー殺人(昭和57年) 藤間静波死刑囚
https://05448081.at.webry.info/202110/article_24.html
千葉印西市放火殺人 判決はどうなったか?
千葉印西市放火殺人 3人のうち2人が無罪主張
千葉印西市放火殺人 男女4人逮捕
死刑執行 三島女子大生殺人の服部死刑囚
台東区放火殺人の高校生 懲役4年以上7年以下判決
台東区放火殺人の高校生 嘱託殺人で家裁送致
台東区放火殺人で高校生逮捕
日立母子殺害を考える 小松被告に死刑判決
日立母子殺害を考える 死刑求刑
日立母子6人殺害を考える 無罪主張と処刑願望と
日立市母子6人殺害を考える 小松博文容疑者とは
武富士強盗放火殺人の小林死刑囚 死刑執行

立憲民主党「拉致被害者はみな死んだ」発言の波紋

昨日取り上げたように、立憲民主党の衆議院議員生方幸夫(比例南関東ブロック選出)が、「拉致被害者はみな死んでいる。拉致問題は解決済み」という趣旨の発言をし、大問題になっています
しかし、生方議員はツイッターで己の発言を撤回し、謝罪するコメントを発しただけで、釈明や謝罪のための会見を開いてはいません。追加の報道として、立憲民主党の千葉県連会長を辞任したと伝えられましたが、こんなものは党内の話であり、一般国民に対するけじめではありません
枝野代表も本日正午現在、生方議員に対して「厳重注意をした」だけであり、何ら処罰をしていないというのはあまりに国民を無視した態度ではないかと言いたくなります
週刊誌「女性自身」の記事から以下、引用します


《不適切な発言をしてしまいました。発言を撤回するとともに、拉致被害者の家族や関係者の皆様におわび申し上げます》
10月11日、こうツイートしたのは立憲民主党の生方幸夫議員(73)だ。
さかのぼること今年9月。『産経新聞』によると、生方議員は千葉県松戸市で行った会合で拉致被害者の横田めぐみさんについて「生きているとは誰も思っていない。自民党の議員も」「拉致問題、拉致被害者は今、現在はいないと捉えられる、政治家は皆そう思っている」とコメント。
続けて“横田さんは生きていない”とする根拠について「客観的情勢から考えて生きていたら(北朝鮮は横田さんを)帰す。帰さない理由はない」といい、「生きているのだったら何かに使いたい。1回も使ったことがないですから、残念ながら亡くなってしまっているから使いようがない」と話したという。
しかし、生方議員の発言はあくまで憶測の域を出なさそうだ。そのため、拉致被害者の家族会や支援団体は抗議することに。『NHK NEWS』によると「生方氏の発言は、すべての被害者の救出のために心血を注いできた家族と支援者などへの重大な侮辱であり、冒とくだ」とし、発言の取り消しと謝罪を求めたという。
そして生方議員はTwitterを更新し、冒頭のように“お詫び”を投稿したのだ。
■党が緊急声明を発表するなか、ブロックが波紋を呼ぶことに
しかし、被害者家族だけでなく世論からも怒りの声が。ネットでは、生方議員の発言に非難が殺到している。
《拉致被害者の家族の気持ちになったら、あんなこと絶対に言えないはず》
《使えないって言い方が何よりひどいと思う ありえない》
《怒りしかない。ひどいよ。被害者の気持ちにこれっぽっちも寄り添えない》
11日、立憲民主党は公式サイトで「緊急声明」を発表した。そこには「今般の生方議員の発言は、党としての考え方と全く相容れないものであるのみならず、拉致被害者とご家族及びこれまで拉致問題の解決に携わってこられたすべての方々を深く傷つけるものであり、本人に対して厳重に注意を行いました」とつづられている。
そんななか、新たな“火種”が起こっている。実は現在Twitterで、「生方議員を批判したらブロックされた」との声が相次いでいるのだ。ブロックされたというアカウントは、こうつづっている。
《生方幸夫氏の発言に対して抗議のリプライをした直後、時間にして約1分も経たないうちにブロックされました》
《生方氏の選挙区民です。彼に苦言を呈したらブロックされました》
《立憲民主党の生方幸夫先生にブロックされてて笑っちゃった》
発言にブロックにと、問題行為が重なっている生方議員。“発言を撤回して終わり”となるだろうか?
(女性自身の記事から引用)


記事にあるとおり、横田めぐみさんが亡くなっていると判断した根拠はあまりに貧弱であり、生方議員の憶測にすぎません。が、それは外部から批判され、党の枝野代表から叱責されて「自分の単なる憶測」だと気づいたのか、本音の部分では「拉致問題など重要ではなく、日本政府による北朝鮮敵視政策こそが問題」だと思い続けているのか判然としません
記事では生方議員の「拉致被害者はみな死んでしまった」発言を問題視しているわけですが、自分には「拉致被害者が亡くなったことにより北朝鮮との間に拉致問題は存在しない」という趣旨の発言も大問題だと思います。この発言は最近の北朝鮮の声明そっくりであり、生方議員が北朝鮮側の声明に同調し、あるいは共感した上で今回の一連の発言に至ったと考えられるのです
でなければ、衆議院議員選挙を直前に控えたタイミングでこの種の発言を公の場でするというのは考えられません
つまり、北朝鮮の声明を受けた生方議員は、北朝鮮側の意向に沿った形で「拉致被害者はみな死んでいる」発言を吹聴して回る役割を自ら務めたというのが真相なのでしょう
日本国民に、「拉致被害者なんてもういないのだ。拉致問題は解決した。あとは北朝鮮との関係を修復するため、日本は北朝鮮を敵視する政策を転換すべき」と説いて回る気だったのでしょう
さて、立憲民主党は生方議員の公認を取りやめるでもなく、このまま党の公認候補として選挙に立候補させるつもりなのでしょうか?

(関連記事)
立憲民主党の生方幸夫「拉致被害者は死んでいる」
「めぐみさんはとっくに死んでいる」発言の石井元議員を許さない
アントニオ猪木「拉致解決で幸せか?」と詭弁
「拉致問題で日本と協議するな」金正日の遺言
マツタケ輸入で朝鮮総連を強制捜査
北朝鮮 叔父をも処刑する金正恩の残忍さ
拉致問題を解決したくないのか 週刊朝日
拉致被害者はすでに死亡と田原総一郎が発言
「靖国参拝で拉致被害者が落胆」と虚偽の発言 民主党議員
飯島訪朝を非難する韓国政府
朝鮮学校への補助金 各自治体が見送り決定
北工作員、拉致問題解決で民主政権に接触」との報道
元専属料理人が講演「正恩氏、拉致解決に前向き」
菅首相の北朝鮮電撃訪問作戦
北朝鮮訪問を企てる落ち目政治家
金正男暗殺 北朝鮮の冷酷
老いゆく「よど号ハイジャック犯」 Webサイト立ち上げ

経産省キャリア官僚給付金詐欺 公判で詐欺認める

先日、テレビで「東大王」と呼ばれる人たちの登場するクイズ番組を見ました。およそ日常生活には必要もない些末な知識を問うクイズで勝負する企画です。クイズ芸人としてはそこで博識ぶりを披露すればよいのですが、実社会でどうなのか、と思ってしまいます
確かに実社会での生活でもある種の「ひらめき」は重要です
ただ、「ひらめき」を実行するかどうかは熟慮が必要であり、自分の思いつきがかならず正しいとは限りません
東大卒のキャリア官僚がコロナウィルス対策の給付金を騙し取った事件では、「簡単に騙し取れるし、バレない」と思って犯行に着手したのでしょう。しかし、その選択がどれだけ愚かなものであったのか、2人の被告はじっくりと噛み締めているのでは?
裁判で2人の被告は事実関係を争わず、決着を急ぐ構えのようです


新型コロナの持続化給付金、家賃支援給付金を総額1549万円だまし取ったとして詐欺罪に問われた経産省の元キャリア官僚、桜井真被告(28)と新井雄太郎被告(28)の初公判が11日、東京地裁(浅香竜太裁判長)で開かれ、ともに「間違いありません」と起訴事実を認めた。
拘留中の桜井被告は上下グレーのスエット姿。「新井君らに迷惑をかけ、申し訳ない気持ちでいっぱいです。申し訳ありませんでした」と頭を下げ続けた。2人は慶応高校ゴルフ部で知り合った。腐れ縁となったのは、桜井被告が知人に対し5000万円の損害賠償を求めた民事訴訟で、司法試験にも合格している新井被告が間に入り、相手方に「偽証した方がいい」と持ち掛けたところを録音されてしまったからという。桜井被告は「何やってんだ。お前のせいで民事訴訟に負けそうだ」と激怒。以来、新井被告はことあるごとに桜井被告に責められ、頭を上げられなくなった。
桜井被告は慶大卒業後、メガバンクを経て、2018年に経産省に入省。東大に進んだ新井被告は2020年に入省した。2人は「新桜商事」「バートゾーデン」というペーパーカンパニーを設立し、新型コロナで大きな被害を受けたとして新桜商事名義で家賃支援給付金549万円、持続化給付金200万円。バートゾーデン名義で家賃支援給付金600万円、持続化給付金200万円を詐取した。
謀議の場となったのは経産省地下3階のボイラー室前で、昨年12月、桜井被告は「お前のけつふきだ。家賃支援給付金を調べておけ」と命じた。今年1月の仕事始めに新井被告が新桜商事分を申請したことを伝えると、桜井被告は「バートゾーデンは600万円。マックスでやれよ」と言ったという。
桜井被告は都内の家賃50万円のタワーマンションに住み、同居する交際女性に月150万円の小遣いを渡していた。女性のクレジットカードもバートゾーデンが支払っていた。桜井被告は詐取した金で三越で598万円の腕時計を購入した。
派手な生活ぶりに今年6月、警視庁の内偵が入ったことを知ると、桜井被告はドン・キホーテでドリルとハンマーを購入。新井被告を呼び出し、経産省の地下で証拠を隠滅しようとしたが、うまくいかず、高級外車で横浜・山下公園に行き、スマホなどを山下埠頭(ふとう)から海に投棄したという。
2人は7月、経産省を懲戒免職となった。桜井被告は裁判長に職業を問われると「無職でございます」と答えた。保釈中の新井被告はスーツにネクタイ姿。廷内で2人は視線を交わすこともなかった。
(日刊スポーツの記事から引用)


桜井被告が過去に起こした金銭トラブルで訴訟になっていた、というのは初耳です。新井被告が司法試験に合格した後の話、と書かれていますので桜井被告が銀行に勤務していた頃、なのでしょうか?
民事で敗訴したのかどうかは不明ですが、おそらくは桜井被告側が不利な条件で相手方と和解したのかもしれません。これで新井被告は桜井被告に負い目を感じ、逆らえなくなったのでしょう。しかし、司法試験に合格した新井被告が偽証を持ちかけた、と記事にあるのは驚きです。偽証でもなんでもやって裁判に勝てばよいのだ、と当時から新井被告は考えていたわけです
騙し取った金のほとんどを桜井被告が手にしていた事情は分かりましたが、言われるがまま犯罪に手を染める新井被告もどうか、と思ってしまいます。当ブログの記事にも書いたように、たとえ執行猶予付き判決が出たとしても、新井被告は執行猶予期間が終了してからでないと司法修習には参加できません
むしろ、上記の記事にもあるように言われるがまま犯罪に手を染めるような人物が、司法修習を経て弁護士になるのはいかがなものか、と思ってしまいます(職業選択の自由が憲法で保証されている以上、元犯罪者であっても弁護士にはなれるわけですが)
他方、桜井被告の方も28歳でタワーマンションに住んで、外車を所有し、愛人に多額の小遣いを渡し、高級寿司店でガハハハハと食事をする必要があったのか、と思ってしまいます。それで「勝ち組」になってつもりなのでしょうか?
被害金約1600万円のほとんどを桜井被告が手にしていたのですから、賠償も桜井被告が負うべきです

(関連記事)
経産省キャリア官僚給付金詐欺 リッチな生活への憧れ
https://05448081.at.webry.info/202111/article_24.html
経産省キャリア官僚 給付金詐欺で3度めの起訴
経産省キャリア官僚 給付金詐欺で追送検
経産省キャリア官僚 コロナ給付金を詐取で逮捕
慶応大野球部鶴岡嵩大の給付金詐欺はどうなった?
慶応大野球部員詐欺で逮捕 故鶴岡監督の孫
排水管修理30万円請求 詐欺容疑で5人逮捕
https://05448081.at.webry.info/202111/article_25.html
福島県警パワハラで警察官2人が自殺
裏口入学事件 文科省局長佐野太の闇
東京医大 裏口入学毎年10人
文部省局長 収賄と息子の裏口入学で逮捕
出会い系バー通いの前川元文部次官 「貧困調査」と釈明
「出会い系バーに入り浸った」前文部省次官の釈明
文部省天下り問題 官僚が早大教授になる不思議
スタンフォード大裏口入学に7億円払った中国人
厚生省マイナンバー汚職を考える1 異色の官僚
厚生省マイナンバー汚職を考える2 中安被告ら懲戒免職
田中美絵子衆議院議員が官僚と不倫 官僚は更迭
通産官僚ブログ「復興は不要」と書いて炎上騒動
財務省福田事務次官のセクハラ発言問題
財務省福田事務次官 セクハラ否定で訴訟も
財務省福田事務次官のセクハラ テレ朝女性記者が被害
福田事務次官セクハラ被害はテレ朝進優子記者
福田次官セクハラ問題 下村元文部大臣が被害者批判で炎上
今度は厚生省局長のセクハラ発覚 戒告処分

立憲民主党の生方幸夫「拉致被害者は死んでいる」

衆議院議員選挙を目前に控え、各党とも政策アピールに必死なわけですが、立憲民主党の生方幸夫衆議院議員(比例南関東ブロック)は違う世界に生きているようです
よりにもよって、「拉致被害者は今、いない(死んでいる)」と支援者との会合の場で発言し、「日朝間に拉致問題は存在しない」と言い放ったと報じられています
この発言によって立憲民主党は100万票くらい得票を減らしたのではないでしょうか?
しかし、いつものように枝野代表にせよ福山幹事長にせよ、生方議員の公認の取り消しといった厳しい処分は打ち出さず、厳重注意だけでお茶を濁すつもりのようです
長い記事ですが、産経新聞掲載のものを貼っておきます


立憲民主党の生方幸夫衆院議員(比例代表南関東ブロック)が、9月に千葉県松戸市で行った会合で、北朝鮮による日本人拉致問題について「日本から連れ去られた被害者というのはもう生きている人はいない」などと発言したとして、拉致被害者家族会と支援組織「救う会」は11日、発言の取り消しと謝罪を求める抗議声明を出した。声明では「すべての拉致被害者の救出のため心血を注いできた被害者家族、支援者、被害者自身の生命に対する重大な侮辱であり冒涜(ぼうとく)だ」と非難した。
救う会などによると、生方氏は9月23日、松戸市での会合で拉致問題について見解を問われ、横田めぐみさん(57)=拉致当時(13)=について「横田さんが生きているとは誰も思っていない。自民党の議員も」とした上で、「拉致問題、拉致被害者は今、現在はいないと捉えられる、政治家は皆そう思っているということ」などと発言した。
また平成16年に北朝鮮が提出し、日本側が別人と鑑定しためぐみさんの偽の遺骨について「遺骨からDNAを鑑定して、それが横田さんであるのかないのかというような技術力はなかった」とした。
死亡の根拠について問われると、「客観的情勢から考えて生きていたら(北朝鮮は横田さんを)帰す。帰さない理由はない」と説明。「生きているのだったら何かに使いたい。1回も使ったことがないですから、残念ながら亡くなってしまっているから使いようがない」などと主張した。
一方、14年の日朝首脳会談で北朝鮮が拉致を認めて謝罪し、帰国した5人の被害者について、北朝鮮に一度返すとした約束を日本側が守らなかったとし、「首脳同士で話をして決めたことも守らないなら、それはだめなのではないか」と述べた。
「拉致した当人は北朝鮮政府なのだから、責任を取らなきゃいけない」とする一方、「自分の意志で入ったが、もう自分の意志では出られなくなったという人を含めて行方不明者、拉致被害者というように言っている」と指摘。「日本国内から連れ去られた被害者は、生存者はいないのだと思う」と重ねて主張した。
これに対し、家族会などによる抗議声明では「生方議員は人の命に関わる重大な人権問題について、日本政府の基本的立場を否定して、北朝鮮の主張に賛同している」と批判。生方氏が所属する立憲民主党に対し、「生方議員発言を党としてどう考えるのか、ぜひお聞かせ願いたい」としている。
北朝鮮は14年9月の日朝首脳会談で拉致を認めて謝罪し、5人を帰国させた。だが、ほかの被害者については8人が「死亡」、4人が「未入境」と主張した。
16年の日朝実務者協議ではめぐみさん本人のものだとする「遺骨」を提出したが、持ち帰った日本側は約1カ月かけてDNA型鑑定を進め、別人の骨であることを確認した。北朝鮮側は遺骨について「火葬した」と説明したが、通常の火葬よりも高温の1200度で焼かれていたことが判明。DNA型の検出を困難にしようとした可能性が指摘されている。
(産経新聞の記事から引用)


過去に民主党の国会議員などは繰り返してきた、北朝鮮の立場をそっくり代弁する発言です。生方議員は朝鮮総連とも親しく、朝鮮学校無償化を支援する活動に取り組んでいるという、北朝鮮の工作員みたいな人物です(工作員そのもの、と言って差し支えないのでしょう)
拉致問題で北朝鮮がさんざん嘘をついてきたのは明らかなのに、それを咎めようともせず、むしろ日本政府の対応にこそ問題がある…という詭弁です
そんな発言を信じる日本国民がいるとは思いたくありませんが、立憲民主党の国会議員とその支持者の中にはいまだに金豚将軍一家を崇拝している人たちがいるのでしょう
まずは立憲民主党が本気で生方議員に公認取り消しの処分を科すのか、立候補を断念させるのか、注目です
生方議員はツイッターで発言を取り消す声明を出しているわけですが、本心では「拉致被害者は全員死んで、拉致問題はすでに存在しない」と思っているはずです。発言を取り消すのであれば、なぜ国会内で記者会見を開かないのでしょうか?
立憲民主党は日頃から政府・自民党の説明責任を追及してきたはずです。当然、今回の発言についても生方議員には説明責任があるわけで、ツイッターで発言を取り消したから決着済みとはいきません
北朝鮮の拉致問題への対応については、山程言いたいのですがそれは別の機会にします

(関連記事)
立憲民主党「拉致被害者はみな死んだ」発言の波紋
「めぐみさんはとっくに死んでいる」発言の石井元議員を許さない
アントニオ猪木「拉致解決で幸せか?」と詭弁
「拉致問題で日本と協議するな」金正日の遺言
http://05448081.at.webry.info/201303/article_9.html
マツタケ輸入で朝鮮総連を強制捜査
北朝鮮 叔父をも処刑する金正恩の残忍さ
拉致問題を解決したくないのか 週刊朝日
拉致被害者はすでに死亡と田原総一郎が発言
「靖国参拝で拉致被害者が落胆」と虚偽の発言 民主党議員
飯島訪朝を非難する韓国政府
朝鮮学校への補助金 各自治体が見送り決定
北工作員、拉致問題解決で民主政権に接触」との報道
元専属料理人が講演「正恩氏、拉致解決に前向き」
菅首相の北朝鮮電撃訪問作戦
北朝鮮訪問を企てる落ち目政治家
金正男暗殺 北朝鮮の冷酷
老いゆく「よど号ハイジャック犯」 Webサイト立ち上げ

教室に児童監禁 わいせつ教師逮捕

学校教諭による児童・生徒へのわいせつ事件が毎日にように報道されています。が、毎日その手の事件ばかり取り上げているわけにはいきませんので、時折目についた事件を当ブログでは拾い上げています
しかし、「教諭がわいせつ事件で逮捕」との報道を見ても、実際にわいせつ行為を繰り返している人物は犯行を自制しようという気にはならず、自分だけは逮捕されないと思い込んでいるのでしょう
さて、東京都板橋区の小学校教諭高橋慶行容疑者(29)が女子児童にわいせつ行為をしたとして逮捕されています
毎日新聞と朝日新聞の記事を2つ貼ります。2つの記事を読み併せてようやく犯行の経緯や、発覚の次第が理解できます


施錠した教室で教え子の小学生の女子児童の体を触るなどしたとして、警視庁捜査1課は11日、東京都板橋区の男性教諭(29)を強制わいせつと監禁容疑で逮捕した。捜査関係者への取材で判明した。
逮捕容疑は2020年10月中旬~12月上旬ごろ、勤務先の小学校で、放課後に10代の女子児童を誘い出して教室に鍵をかけ、体を触るなどしたとしている。逮捕前の任意の調べで関与を認めたという。
捜査関係者によると、男性教諭は19年4月からこの小学校に勤務。複数の女子児童が同様のわいせつ行為を受けたとして被害を訴えているという。
被害にあった一人が今年5月、自宅近くの路上で男性教諭から「学校が終わったら近くの公園に来てくれないか。以前の出来事を謝罪したい」などと話しかけられた。相談を受けた友人が小学校に連絡し、副校長がその公園に出向いて男性教諭から事情を聴くと、わいせつ行為を認めたという。男性教諭は校長に付き添われて出頭し、警視庁が捜査していた。
(毎日新聞の記事から引用)

勤務先の小学校の教室で女児にわいせつな行為をしたなどとして、警視庁は11日朝、東京都内の小学校教諭、高橋慶行容疑者(29)を監禁と強制わいせつの疑いで逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。
高橋容疑者は昨年10月中旬~12月上旬の間、勤務していた小学校で、高学年の女児を放課後に教室に閉じ込め、上半身を触るなどした疑いがある。女児とは授業を通じて面識があったという。人気のキャラクターを挙げ、「おもちゃをあげる」などと言って人目のつかない教室に誘い込んだと警視庁はみている。
女児から事情を聴いた友人が学校に相談して発覚した。高橋容疑者は学校側の調査にも事実関係を認めたという。他にも被害を訴えている女児がおり、警視庁が調べている。
(朝日新聞の記事から引用)


10代の女子児童というからには5年生か6年生なのでしょうか。教室の鍵をかけられ監禁状態にされたなら恐怖で体がすくみ、大声を出して助けを求めるのもままならなかったのではないか、と想像します
学校で教室に監禁され、わいせつ行為を受けるなど思いも寄らない事態ですから、相当に怖い思いをしたはずです(こうした事件の報道に対し、「なぜ逃げ出さなかったのか?」とか、「学校内なのだから大声を出して助けを呼べたはずなのに、呼ばなかったのはおかしい」などとコメントを書き込む人がいます。児童の立場になって恐怖というものを想像すれば、そうした行動ができないのは理解できるはずなのですが)
想像力を欠いているのは高橋慶行容疑者も同じでしょう。自身の欲望に駆り立てられ、児童がどれほど恐怖を味わったか、屈辱を味わったか、心の傷を抱えて行くてゆく辛さなど、高橋容疑者は想像もしていないはずです
児童にわいせつ行為をするため教員を志したのでしょうか?
おそらくは、「そんなつもりはない」と薄っぺらな教育論をぺらぺらと喋りだすのかもしれません。が、耳を傾ける価値などないのは明らかです
さて、一番上の毎日新聞の記事にある「学校が終わったら近くの公園に来てくれないか。以前の出来事を謝罪したい」という高橋容疑者の言動ですが、素直に謝罪する気があって申し向けたのではなく、公園に呼び出した上でにわいせつ行為を加える気まんまんだったのではないか、と勘ぐりたくなります。謝罪するなら児童の家へ行き、親の前で土下座でもすればよいわけで
公園で女児にあんなことや、こんなこともして弄んでやろうと待っていたら副校長が来たので、「バレた」と察知し白状したというのが本当では?

(関連記事)
7人の女児にわいせつ 元教師八木航の手口
7人の女児にわいせつ 元教師八木航に懲役14年判決
わいせつ教師八木航 異常な性癖
大阪小学校講師 児童12人にわいせつ行為で懲役5年6月
女性教諭が男子生徒にセクハラ 懲戒免職
小学校教頭が女子中学生を誘拐未遂・逮捕
中学講師が小学生を強姦未遂・逮捕
小学校教師が4年間も盗撮続け、逮捕
性犯罪辞職の教師を雇用 札幌児相で再びわいせつ事件
民間人校長候補に盗撮歴発覚
自殺のセクハラ教師に退職金不支給決定
生徒にわいせつメールで停職も処分取消し判決
小6男児にわいせつ 小学校教諭逮捕
修学旅行で男児生徒にわいせつ行為 高知の教師
児童ポルノで停職男を小学校講師に採用
わいせつ教師3度目の逮捕 知立市の小学校
金庫から金を盗んだ教師 懲役3年、執行猶予5年の判決
金庫から金盗んだ教師 盗撮容疑で再逮捕
男児を強姦 ボランティアの男逮捕
女生徒に首輪つけた変態塾経営者 有罪判決
わいせつ教師排除を妨げる免許再取得制度
札幌の中学教諭 28年前のわいせつ行為で懲戒免職

大口病院不審死 久保木被告は心神耗弱だったのか?

産経新聞の特集記事「点滴連続死初公判詳報」(3)「患者の家族から責められ過食、睡眠薬も」弁護側指摘
から引用します。前回のブログの記事で取り上げた時事通信の報道と中身は同じですが、こちらの方が詳しく書かれていますので、読んでいきましょう


《横浜市の旧大口病院(現・横浜はじめ病院、休診中)で平成28年、入院患者3人の点滴に消毒液を混入し中毒死させたとして、患者3人に対する殺人罪などに問われた元看護師、久保木愛弓(あゆみ)被告(34)の初公判が続いている。検察側の冒頭陳述は30分ほどで終わり、弁護側の冒頭陳述が始まった》
《弁護人が説明を始めると、久保木被告は顔を上げ、要点のスライドが映し出されているとみられる目の前のモニターに視線を向けた。金縁メガネをかけ、グレーのスーツに身を包んだ姿は、逮捕前に報道陣から直撃取材を受けていたころの面影はなく、弁護団の一員のようにも見える》
弁護人「事実に争いはなく、この裁判の争点は責任能力の程度と量刑です」
《裁判員に向けてこう呼び掛けた弁護人は、まず責任能力について、意見が対立する2人の医師の所見を読み上げた》
《起訴前に鑑定した医師は久保木被告について、生まれつき強いこだわりを持つなどの特徴がある「自閉スペクトラム症」ではあるものの、犯行に影響は及ぼしていないと診断。これに対し、起訴後に弁護側の求めで鑑定を行った医師は、犯行当時、被告は統合失調症に罹患(りかん)し、心神耗弱状態であったなどと診断したことが紹介された》
《弁護人は次に、久保木被告の経歴について話し始めた。平成17年4月に看護専門学校に入学し、20年4月に看護師の国家試験に合格。横浜市内の別の総合病院に就職し、23年からは障害者病棟に配属された。ここで患者の死に接し「自分の看護が行き届かずに患者が死んだ」と悩むようになる。26年4月、抑鬱状態が続き休職。その後復帰して系列の診療所で働き始めたが、27年4月に退職し、同5月から大口病院で働くことになった》
《その後、28年3月に大口病院で患者が死亡した際、久保木被告は家族から「この看護婦が殺した」と罵倒されたという。弁護人は、被告がショックを受け、菓子を過食したり、睡眠薬を大量摂取するなどの行動を取るようになったと明かした。被告はしきりに目をしばたたかせ、弁護人の説明を聞いている》
《そして、同年9月に犯行に及び、その年の末にはPTSD(心的外傷後ストレス障害)と診断された。30年に逮捕された後、鑑定入院した際には、同じように入院していた患者の耳に洗剤を入れる問題行動を起こす。2度目の鑑定入院中だった令和元年9月にも、便器に雑誌を詰め込んで部屋を水浸しにする問題を起こした。同年12月には、収容されている横浜拘置支所内で「殺してやる」という幻聴により、壁を蹴り続けるなどした。法壇に横一列に座る裁判員らは、弁護人の説明に熱心にメモを走らせている》
弁護人「被告の責任能力をどう判断するかには、7つの着眼点がある。動機了解の可能性があったか、犯行に計画性があったかなどを考慮していただきたい。冒頭陳述の要旨に7つの着眼点についてメモ欄を設けたので、利用してほしい」
《弁護側は、裁判員らにこう呼びかけると、続いて2つ目の争点である量刑についての説明を始めた。ここでも、異なる2人の医師の所見を挙げ、一方の医師が、亡くなった被害者3人のうち興津朝江さん=当時(78)=は点滴に消毒液を入れられたことによる中毒死だが、西川惣蔵(そうぞう)さん、八巻信雄さん=ともに同(88)=は中毒に加え、肺炎など元々の疾患が死因だったとしたことを指摘した》
《最後に弁護人は、久保木被告がどうして犯行に及んだのか、今後、父親の証人尋問や本人への被告人質問を通じて明らかにしていくとした。冒頭陳述が終わると、裁判長は今後の公判日程を読み上げ、休廷を告げた。被告は席に座り、傍聴人が退廷する様子に時折、目をやっているように見えた》
(産経新聞の記事から引用)


事件当時だけ、都合よく統合失調症の症状が表出するものなのかどうか?
「犯行は統合失調症によって自己統制機能が著しく減退した状態で起きたのであり、被告は責任能力は問えない心神耗弱にあった」と主張しているわけですが、どうなのでしょう
上記の記事によれば、1度目の精神鑑定では他の入院患者の耳に洗剤を入れたとあり、2度目の精神鑑定では便器を詰まらせ水浸しにし、横浜拘置所では壁を蹴り続けていたと問題行動が指摘されています
もちろん、統合失調症など精神疾患の患者さんの行動はさまざまであり、簡単に比較できるものではありません。ただ、自分の経験からすれば久保木被告の行動はさほど深刻な状態だとは思えないのです。壁一面に自分の便を塗りたくったり、便を食べたり、大声でわめきながら壁に頭を打ちつけ続けたりという症例を自分は体験していますので、久保木被告のそれは随分と大人しいようにさえ感じます
ましてや点滴に消毒薬を混入させて入院患者を殺害する犯行を繰り返しながら、看護師としての仕事をこなしている人間が、心神耗弱であるとは思えないわけで
記事にあるように、障害者病棟に勤務していた久保木被告が入院患者の死に直面し、心的な外傷を抱え込んでしまったのはあり得るとしても、そこから連続殺人に至るというのは話が飛躍しすぎでしょう。その間、久保木被告に何かがあって、心が壊れていったのかどうか?
最後に、弁護人は犯行に計画性がないと主張したいようですが、点滴薬に薬剤を混入させ、自分が退勤した後に患者が死亡するよう仕組む犯行は十分に計画性があると言えるのではないでしょうか?

(関連記事)
大口病院不審死 無期懲役判決への疑問と批判
https://05448081.at.webry.info/202111/article_18.html
大口病院不審死 3人殺害しても無期懲役判決
https://05448081.at.webry.info/202111/article_16.html
大口病院不審死 死刑求刑
https://05448081.at.webry.info/202110/article_39.html
大口病院不審死 久保木被告の精神鑑定結果(その2)
https://05448081.at.webry.info/202110/article_34.html
大口病院不審死 久保木被告の精神鑑定結果
https://05448081.at.webry.info/202110/article_26.html
大口病院不審死 公判で久保木被告が犯行認める
https://05448081.at.webry.info/202110/article_3.html
大口病院不審死 20人殺害と語る久保木愛弓の裁判は
大口病院不審死 初公判は10月の予定
大口病院不審死 久保木被告起訴も公判はまだ
https://05448081.at.webry.info/201911/article_32.html
大口病院不審死 3人殺害で久保木容疑者起訴へ
大口病院不審死 元看護師が48人殺害か
横浜病院点滴殺人 内部犯行の可能性
岐阜の老人施設で5人死傷 連続殺人として立件へ
岐阜の老人施設で5人死傷 元職員を逮捕
岐阜の老人施設で5人死傷 連続殺人の可能性も
点滴に水道水を混ぜて娘を殺害した母親 代理ミュンヒハウゼン症候群
代理ミュンヒハウゼン症候群の補足
「黒い看護師」殺人の吉田純子 死刑執行
看護師4人による保険金殺人事件を考える2 同性愛
看護師4人による保険金殺人事件を考える
老人ホーム睡眠薬殺人 准看護師に懲役24年判決
老人ホーム3人転落死 今井被告に死刑判決
老人ホーム3人転落死 管理会社の見苦しい釈明
老人ホーム3人転落死 今井容疑者は自己愛障害?
老人ホーム3人転落死 元職員が犯行自供
老人ホーム3人転落死事件の闇
川崎3人転落死老人ホーム 問題だらけの実態
老人ホームで3人が転落死 同じ職員が当直
老人ホーム睡眠薬殺人 最高裁の判斷は?
老人ホーム睡眠薬殺人 控訴審で差し戻し判決
老人ホーム睡眠薬殺人 准看護師に懲役24年判決
患者85人を殺害 元看護師に終身刑(ドイツ)

ローザンヌ入賞のダンサー 淫行で逮捕後どうなった?

2015年のローザンヌ国際バレーコンクールで3位に入賞を果たした伊藤充容疑者が、16歳の少女にわいせつな行為をした容疑で8月16日に逮捕されています
その後、東京地検に身柄付きで送検されたと分かっていますが、続報がありません。起訴された、とのニュースもないのでまだ取り調べが継続しているのでしょうか?
マッチングアプリを使って女の子を物色し、口説いていたようですから他にも18歳未満の少女に手を出していた可能性が考えられます
さて、当ブログでこの事件を取り上げたのは逮捕の報道が流れた直後でしたので、詳しい状況もつかめないままでした
「FRIDAY」が伊藤充容疑者についてまとまった記事を掲載していますので、引用します


警視庁は8月16日までに、児童福祉法違反の疑いで、伊藤容疑者を逮捕した。伊藤容疑者は15年に若手の登竜門である「ローザンヌ国際バレエコンクール」で3位入賞するなど、気鋭のバレエダンサーだった。
「逮捕容疑は19年に、18歳未満と知りながら、当時16歳の少女にみだらな行為をしたというものです。伊藤容疑者は18年9月に、マッチングアプリ『ティンダー』で、当時15歳の少女と知り合いました。彼女もバレエをやっており、意気投合したそうです。出会ってから、少女は自分の実の年齢を伝えたようですが、それでもかまわず、伊藤容疑者は19年8月に少女を新宿・歌舞伎町のラブホテルに連れ込んだのです」(全国紙記者)
その後、冒頭のように伊藤容疑者から一方的にメッセージが届き、連絡が途絶えたという。少女が親に相談し、20年4月に被害届を出した。伊藤容疑者はオーストリアを拠点に活動していたが、7月末に日本に一時帰国。新型コロナの隔離期間が経過したところで、お縄となったというわけだ。
18歳未満と知りながら手を出し、ことが済んだらスッパリ切り捨てる。あまりに酷い行状だが、彼を昔から知る人たちに話を聞くと、「まったくそんなタイプには見えなかった」と口を揃える。伊藤容疑者が通っていた「腰塚なつ子バレエアトリエ」の腰塚なつ子氏が話す。
「元々、伊藤君のお母さんがウチにレッスンを受けに来ていて、その影響で本人も通うようになりました。ウチには小学校6年生まで通っていましたが、当時はずば抜けた才能の持ち主とか、そういったタイプではなく、おっとりとした大人しい子でした。ただとても熱心にバレエに取り組んでいたのを覚えています」
大人しく真面目な少年は、地道に努力を重ね、やがて世界的なバレエダンサーとなった。越塚氏が続ける。
「2年ほど前、たまたま大宮のルミネでばったり彼と会ったのです。エスカレーターの上と下ですれちがったのですが、私は気づいていなかったのに、彼のほうから『先生!』と声をかけてくれました。久しぶりに会いましたが、遊び人風などではなく、さわやかな好青年とでしたよ。
ただ、昔はあんなに大人しかったのに、彼のほうから明るく声をかけてくれたのは意外で、少し驚きました。そのとき『海外のバレエ団を渡り歩いていましたが、いまオーストリアでがんばっています。コンクールなどあったら、ぜひ僕も呼んでください』と言っていました。明るく社交的になったんだなと思っていました。だから、事件のことを聞いたときは、本当に驚きました」
まさにちょうど同じころ、伊藤容疑者は犯行に及んでいたことになる。いったいなにが彼を狂わせてしまったのか。取り調べに対し、伊藤容疑者は「性行為をするために、マッチングアプリを始めた」と供述しているという。
(FRIDAYの記事から引用)


被害届が出されたのが昨年4月で、伊藤容疑者はオーストリア在住だったため、今年帰国した際には被害者である少女のことなどすっかり忘れていたのでしょう。自分が逮捕されるとは思いもしなかった…と想像します
18歳未満の少女であろうと自分の性欲発散のため使い捨てる伊藤容疑者ですから、罪悪感など微塵もなく、ましてや反省もしないのでは?
伊藤容疑者のインスタグラムには、シェイプアップされた肉体を誇示するかのような写真が並んでおり、ナルシスト臭がプンプンします
おそらく伊藤容疑者は誰よりも自分が好きなのであり、一日中での鏡に映った自分の姿を見ていられるのかもしれません
それは同時に他人への関心が薄く、女の子を口説くのはセックスのためであり、愛してなどいないと思われます。他方、被害に遭った少女たちは
自分を愛してもらいたいと望んだのであり、セックスが目的ではなかったはずです
マッチングアプリとか出会い系サイトとか、そうした道具がいかに危険であるかを少女たちに説明しようとも、「素敵な彼氏とで会えるかもしれない」との期待が上回ってしまうのでしょう
他の誰かが被害に遭おうとも、自分にだけは素敵な出会いが待っていると
ですが、マッチングアプリを利用する男は100%、セックス目当てであり、手早くやれる女を探しているゲス野郎です
伊藤容疑者がいかに将来を期待される若手ダンサーであろうと、替わりはいくらでもいるのであり、逮捕・勾留されている間に後輩たちがどんどん追い越していくはずです

(関連記事)
ローザンヌ入賞のバレエダンサーを逮捕 少女淫行容疑
ローザンヌ国際バレエ 日本の高校生が1位2位
ローザンヌ国際バレエコンクール 佐々木万璃子3位に
シルヴィ・ギエムが舞う「ボレロ」 神の領域
リスト国際ピアンコンクールで後藤正孝さん優勝
全盲の日本人ピアニスト クライバーン・コンクール優勝
音楽コンクール 光と影
ジュネーブ国際音楽コンクール 萩原麻未さん優勝
ブザンソン指揮者コンクールで垣内悠希さん優勝
12歳のピアノ王子 牛田智大デビュー
「音楽コンクールで台頭著しい韓国勢」という記事
ショパンコンクール優勝ユンディ・リー 買春で公職失う
https://05448081.at.webry.info/202111/article_8.html
ショパンコンクール優勝ユンディ・リー 買春で逮捕
https://05448081.at.webry.info/202110/article_38.html
箱根駅伝駒大アンカー 淫行で罰金90万円求刑
箱根駅伝駒大アンカー 少女淫行で起訴
箱根駅伝駒大アンカー 淫行逮捕も擁護する声

冤罪確定事件でも犯人扱い 滋賀県警本部長更迭

湖東記念病院事件で男性患者の呼吸器を抜き、死亡させたとして有罪判決を受けた元看護助手の西山美香さんは和歌山刑務所に12年服役した後、再審によって無罪が確定しました

誤審による冤罪と確定した以上、国や滋賀県(逮捕し、取り調べを行ったのが滋賀県警)に損害賠償請求の訴訟を提起するわけですが、滋賀県警は「捜査は適正に行われた」と主張し、「犯人は西山元受刑者しかいない」とする申立書を提出したため、大問題になりました
西山さんと弁護人の抗議を受け、滝沢依子滋賀県警本部長が会見して「西山さんを(いまだに)犯人と決めつける申立書を提出したのは間違いだった」と謝罪しています。ここまで、当ブログの前回の記事で書きました
しかし、事態はそれで収まらなかった、というのが今回の話になります
まず、朝日新聞は10月5日付けの記事で以下のように報じています


滋賀県の湖東記念病院で2003年に死亡した男性患者への殺人罪で服役後、昨年に再審無罪が確定した元看護助手の西山美香さん(41)が国と県に国家賠償を求めた訴訟で、県が5日、大津地裁に提出していた書面の一部訂正を申し立てた。西山さんの弁護団が明らかにした。書面には無罪判決を否定する表現があり、知事や県警本部長が謝罪する事態になっていた。
訂正申立書によると、訂正は7カ所。昨年3月の再審判決は患者が病死した可能性を指摘していたのに、「心肺停止状態にさせたのは、原告である」と断定した部分については、末尾に「と判断する相当な理由があった」を加えた。県警によると、有罪判決が言い渡された当時の認識だと分かるように訂正したという。
また、「取り調べ担当官に好意と信頼を寄せて虚偽の殺害行為を自白することなど、根本的にあり得ない」としていた部分は削除。再審判決の際、刑事司法関係者に捜査の改善を求めた裁判長の説諭について、「県警として承服しがたい」と主張していた部分も削除した。
西山さんは「批判を受けた部分の表現を訂正しただけで、県警の認識は何ら変わっていないとしか受け止められない。余計に傷つけられた思いだ」とのコメントを発表。代理人を務める井戸謙一弁護士も、取材に対し「書面の表現を改めたところで、県警が西山さんを犯人視する認識は変わっていない」と批判した。
問題の書面は、先月15日に提出された。2日後、三日月大造知事が会見を開き「西山さんの心を深く傷つける極めて不適切な表現があった」と謝罪。さらに28日、滝沢依子・県警本部長も県議会で「書面の表現に不十分な点があった」と訂正する考えを示し、報道陣の取材に「再審無罪判決は重く受け止めている」と釈明した。県警監察官室の担当者も「判決を真摯(しんし)に受け止めている」としており、再審無罪判決の内容については争わない方針という。
(朝日新聞の記事から引用)


最初に提出した申立書が西山さんを犯人だと断定しているのは、現場の警察官の意向を強く反映したものであり、「捜査も適正だった」といまでも信じているのでしょう
当ブログの最初の記事では、この申立書が本部長決裁を経ずに裁判所へ提出されたのではないか、と憶測を書いたのですが、実は滝沢県警本部長が申立書に目を通して上で決裁していたと判明しています。これは現場の意向に押され、申立書の書き直しを命じられなかったためと考えられます
しかし、その結果、提出した申立書は轟々たる批判を浴び、本部長は謝罪し県警監察官室も「冤罪という判決を真摯に受け止める」と白旗を挙げざるを得ませんでした。現場は不満たらたらでしょう。が、判決に逆らうような真似は公僕としてあり得ません
しかし、滝沢本部長が申立書を決裁していた事実を警察庁は重く見たのか、滝沢本部長を更迭して警察庁長官官房審議官に転出させる人事異動を発表しています。発令は10月18日付け。転属先が官房審議官ですから露骨な左遷人事ではありませんが、この時期での異動は明からに滝沢本部長の不始末を咎める意図が伺えます
官房長の下には各内局の意見を代弁する官房審議官が複数いて、政策の調整など行っています。ノンキャリアでは滅多にたどり着けないポストであり、次は局長へステップアップが期待されるポジションです。が、もしかするとこの後は警察関連の外郭団体への出向とか、海外の大使館の1等書記官として派遣され、出世コースから外れるのかもしれません

(関連記事)
冤罪確定事件でも被告を犯人扱い 滋賀県警が謝罪
冤罪確定事件でも「被告が殺人犯」と言いはる滋賀県警
豊川男児殺害事件は冤罪か? 再審請求棄却
名張毒ぶどう酒事件 再審請求認めず
毒入りカレー事件被告を悲劇のヒロインにする「週刊金曜日」
和歌山カレー事件林真須美を支援する人たち
和歌山カレー事件を冤罪と決め付けるメディア
和歌山毒カレー事件 林真須美冤罪説への疑問
筋弛緩剤事件 仙台高裁が再審請求棄却
女児2人殺害の飯塚事件(1992年) 再審認めず
女児2人殺害の飯塚事件(1992年)再審なるか?
恵庭女性殺人を考える 大越受刑者が刑期満了で釈放
恵庭女性殺人を考える 冤罪とされる根拠
恵庭女性殺人を考える 再審請求を最高裁は棄却

「中国がノーベル賞を取れないのは不運だから」 中国メディア

日本政府は2001年の科学技術基本計画で、「ノーベル賞に代表される国際的科学賞の受賞者を欧州主要国並に輩出すること(今後50年間にノーベル賞受賞者30人程度)」という目標を打ち出した際、中国も韓国もこれを嘲笑っていたわけですが、2021年現在で20人のノーベル賞受賞者を出しています
この成果を前に中国も韓国も慌てふためき、悔しがっているわけで、「なぜ我々はノーベル賞が取れないのか?」と題する記事を度々掲載しています
が、科学への貢献とか人類への奉仕という基本的な理念を欠いたまま、ただ栄誉ばかり求めるお国柄ですから、「ノーベル賞が取れない原因」の分析も極めて近視眼的であったり荒唐無稽なものであったりします
今回はレコードチャイナが配信した中国の研究者の言い分を紹介します


日本出身の真鍋淑郎さんがノーベル物理学賞を受賞したことと関連して、アジア視覚科技(Asia Vision Technology)の研究開発責任者を務める陳経(チェン・ジン)氏が、中国がなぜノーベル賞を取るのが難しいかなどについてSNSに投稿した。
投稿文は、「21世紀に日本人は20のノーベル賞を受賞し、(50年間に)30の(ノーベル賞受賞という)目標もほらではない。一方、中国は1つだけ。日本はロシアの受賞数も超える勢いだ」とし、中国の獲得数が少ない理由については単純に「(研究への)貢献が足りないから」と指摘。「改革開放後に中国はノーベル賞を崇拝してきたものの、いくらも成果を出せずにいた」とした。
その上で、「肝心なのはノーベル賞の成果が豊富な時期に、主流の研究に参加していることであり、日本は戦後にそうしたチャンスをつかんだ。中国はと言えば、そうした研究に長年参加しておらず、典型的な発展途上国だった。他国の人が何をやっているのかさえ分からなかった。改革開放後も基礎を欠き、最前線に入れず、誰も重要な領域で重要な成果を挙げられなかった」と指摘した。
また、「2001年以降は中国の研究開発費は先進国のレベルに達したものの、まだノーベル賞級の成果が表れていない。これは議論の的になっているが、中国のハイレベル論文数は米国に次いで2位に達した。今後のノーベル賞受賞はそれほど難しくないとの見方もある」と述べている。
一方で、「中国はあまり運が良くない」とも指摘。「(中国の)研究費とハイレベルな研究者が増えると同時に、ノーベル賞級の研究の難易度もかなり上がってきている。いくつかの基礎研究の分野で発見しやすい成果が欧米や日本に持っていかれてしまったからだ」とし、「日米欧も実はなかなか大きな成果が出せなくなっており、成果を出すのが難しい時期に来ている」と主張した。
さらに、「新興学問の線引きの問題もある」とし、「コンピューターやIT、人工知能(AI)などは成果は爆発的だがノーベル委員会は認めない。工業の応用分野もそうで、中国の成果は多く、研究も必要だがいずれも認められない」とした。
そして、「中国は今後も自然科学の分野でノーベル賞を取ることは多くない」と予測する一方、「他国もそれほど重大な成果を出せていないため、今後はノーベル賞の質が問われることになる」としている。
(レコードチャイナの記事から引用)


突っ込みどころだらけの記事です。まず、「中国のハイレベル論文数は米国に次いで2位に達した。今後のノーベル賞受賞はそれほど難しくないとの見方もある」とありますが、これは単に論文が多いというだけで(中国には700近い大学が存在します)、必ずしも研究のレベルの高さを示すものではありません。中国では論文の無断コピー、剽窃が横行し、他人の研究に多少の異なる見解を付記しただけで1本、とカウントする例など、さまざまな問題が噴出しています。また、「論文がどれだけ他の研究者から引用されているか」が研究の優秀さを示す尺度にされるのを悪用し、中国国内の研究者同士で論文を引用しあって引用件数を水増しする工作まで行われています
研究の中身、質を高めるのではなく、質の高い研究をしているよう見せかける不正工作に多くの時間と労力を注ぎ込むという、本末転倒の事態があるのです
続いて、「中国はあまり運が良くない」とも指摘。「(中国の)研究費とハイレベルな研究者が増えると同時に、ノーベル賞級の研究の難易度もかなり上がってきている。いくつかの基礎研究の分野で発見しやすい成果が欧米や日本に持っていかれてしまったからだ」との言い分には呆れるしかありません
基礎研究の分野の発見も、今の時点から見れば「発見しやすい」と言えるのでしょうが、50年前の研究環境で満足な道具の測定器もない時代であればその発見は決して簡単なものではなかったのが分かります。この言い方は僻みであり、屁理屈です
中国共産党は科学技術の発展に力を注ぐより党内抗争に忙しく、反革命分子のレッテルを貼って政敵を破滅させるのに熱心だったから、と正直に言えばよいものを
そして最後っ屁のように、「他国もそれほど重大な成果を出せていないため、今後はノーベル賞の質が問われることになる」とかまし、ノーベル賞そのものに問題があるかのように責任転嫁をしているわけです
中国の研究者など、所詮はこんなレベルか、と言いたくなります(もちろん、そうでない方もおられるのでしょうが)
ともあれ、中国がいくら核兵器を製造しようと、弾道ミサイルを製造しようと、それは科学への貢献ではありませんし、人類への奉仕でもありません。科学に取り組む意味を履き違えているのであり、間違った道を歩んでいると気づくべきでは?

(関連記事)
ノーベル賞欲しがる韓国 大学研究レベルは年々低下
https://05448081.at.webry.info/202111/article_7.html
ノーベル物理学賞に真鍋淑郎プリンストン大上級研究員
今年(2021年)もノーベル賞を渇望する韓国
「ノーベル賞で騒ぐ韓国は幼稚」と批判する韓国人科学者
吉野彰フェローのノーベル化学賞受賞 複雑な韓国の反応
韓国教授「ノーベル賞獲得数で日本を追い越せる」と豪語
文在寅大統領のノーベル平和賞に期待する韓国
ノーベル賞の季節 韓国の候補者は?
韓国「ノーベル賞は公平でない。韓国も受賞できるはず」
日本人のノーベル賞に妬み炸裂 韓国メディア
本庶教授のノーベル賞に対する韓国の反応
ノーベル賞候補の韓国詩人 セクハラで批判浴びる
韓国詩人高銀、ノーベル文学賞確実と語るエール大教授
ノーベル文学賞を熱望する韓国
韓国メディア「ノーベル文学賞の取るには民族文学は不利」
ノーベル文学賞が獲れない韓国 短編小説を礼賛
日本のノーベル賞について韓国の偏見・誤解・嫉妬
ノーベル文学賞候補 村上春樹は選ばれるか
「日本は英語が苦手でもノーベル賞を取る」と説く韓国人学者
韓国 「5年以内にノーベル賞を獲るプロジェクト」
「村上春樹のノーベル賞予想に浮かれる日本」と書く海外メディア
ノーベル文学賞欲しい韓国 村上春樹よりも名作を書けと厳命
「日本の科学力後退」とはしゃぐ韓国メディア
ノーベル賞獲得を目指すサムスン 毎年、対策発表?
ノーベル物理学賞に梶田隆章氏ら決定
ノーベル医学生理学賞に大村智氏ら決定
2015年ノーベル賞の候補となる日本人研究者
山中教授のノーベル賞を悔しがる韓国

熊本大女性研究員殺害事件 懲役18年判決

2020年9月、熊本大学のヒトレトロウイルス学共同研究センターで特定事業研究員を勤めていた楢原知里さん(当時35)を殺害し遺体を遺棄したとして起訴されている無職熊谷和洋被告(68)に対する判決があり、熊本地裁は懲役18年の実刑判決(求刑は懲役20年)を言い渡しています
論告求刑を報じる記事と判決を伝える記事の2つを貼ります


熊本市で昨年9月、熊本大学の特定事業研究員の女性(当時35)を殺害したなどとして殺人と死体遺棄の罪に問われた住所不定、無職熊谷和洋被告(68)の裁判員裁判が6日、熊本地裁(平島正道裁判長)であり、検察側は懲役20年を求刑した。判決は8日に言い渡される。
(中略)
検察側は論告で、首を絞められた遺体の状況から「強い殺意があった」と指摘。熊谷被告が被告人質問で「口をふさごうとした」と話したことについては「口やほおにひもでしめられた痕がなかった」と反論し、これまでの熊谷被告の供述についても「不合理で信用できない点が多く、真摯な反省が認められない。犯行に至る経緯、動機に全く同情の余地はない」と述べた。
弁護側は起訴内容について「争わない」と改めて認め、「マスクを開発して寄付したいので、デザインを考えてほしい」といった被告のうそが発覚したことで女性から非難されたため、「黙らせるために無我夢中で犯行に及んだのであり、人の命を軽視したわけではない」と主張。謝罪と反省をしており、「とっさの犯行」で計画性がないとして、「懲役15年が相当」と述べた。
女性の母親も被害者参加制度を利用して出廷した。女性は熊谷被告からマスク開発などの話を持ちかけられていると、家族に伝えていたという。一人娘だったといい、「小さいころからアメリカでウイルスの研究がしたいと夢見て、研究員としての道を歩み始めたというのに。なぜ殺されなければならなかったのか」「娘はこれから親孝行すると言っていました。そんな娘を返してください。犯人には死刑を望みます」と語った。
熊谷被告は閉廷まで姿勢を変えず、目を閉じていた。最終陳述で「本当に申し訳ないです。これから償っていきたいと思います」と小さな声で話した。
(朝日新聞の記事から引用)


熊本市で昨年9月、熊本大学の特定事業研究員の女性(当時35)を殺害したなどとして殺人と死体遺棄の罪に問われた住所不定、無職熊谷和洋被告(68)の裁判員裁判が8日、熊本地裁であり、平島正道裁判長は懲役18年(求刑懲役20年)の判決を言い渡した。
判決によると、熊谷被告は昨年9月6日、当時住んでいた熊本市中央区の集合住宅の出入り口付近で、女性の首をひものようなもので絞めて殺害し、両足を引っ張るなどして近くの堀に遺体を遺棄した。
被告は女性が住んでいたマンションの元清掃員で、昨年4月から資産家のふりをして寄付や支援をにおわせ、女性に近づいた。しかし犯行当日にうそがばれ、女性から非難されたことから逆に腹を立て、「殺害して黙らせてやろう」などと考えて犯行に及んだ、と判決は認定した。
平島裁判長は「原因はあくまでもうそをついてだまし続けた被告にある。被害者に落ち度はなく、被告に同情できる点はまったくない」と非難。被告側が公判で「(女性の)口をふさごうと思った」などと主張した点についても、「少なくとも3分以上にわたって(首を)絞め続けた。被害者を確実に殺害しようとしたもので、強い殺意に基づく悪質な犯行」として退けた。
判決後、裁判員が記者会見に応じた。50代の男性は「動機や現場の状況がわかりづらい裁判だった」と振り返った。
(朝日新聞の記事から引用)


最終陳述で「これから償っていきたい」と述べた熊谷被告ですが、何をどう償うつもりなのでしょうか?
犯行についての熊谷被告の供述を検察は、「不合理で信用できない点が多く、真摯な反省が認められない」と検事は批判しています
まったくその通りで、裁判員を務めた男性が「動機や現場の状況がわかりづらい裁判」と言うのも頷けます。熊谷被告側が検察の論告をそのまま受け入れ事実関係を争わなかったため、殺害の方法など問題にならなかったという事情があります
熊谷被告がどんな人生を歩んだ人物かは不明ながらも、そうやって本質にかかわらない部分で物分り良さげに振る舞い、外面だけ立派な人物なのでしょう。要は中身がないのです
追加情報として、熊谷被告は2007年5月に寸借詐欺で逮捕された前科が明らかになっています。当時の報道を貼っておきます


熊本北署は9日、芸能プロダクションの名刺を使って金をだまし取ったとして、住所不定、無職、熊谷和洋容疑者(54)を詐欺容疑で逮捕した。
調べでは、熊谷容疑者は1月8日午後2時ごろ、熊本市の百貨店で販売員の女性(39)に「財布をなくしたので、3000円貸して下さい。必ず4時10分までに返しに来ます」とうそをいい、3000円をだまし取った疑い。熊谷容疑者が東京の大手芸能プロダクションの名刺を差し出したため、女性はすっかり信用してしまったという。
同署管内では1月以降、同様の寸借詐欺が数件起きており、余罪についても追及する。
(毎日新聞の記事から引用)

54歳で無職というのは、別の事件で服役していた刑務所から出てきたばかりだったのかもしれません
そして寸借詐欺だからというのではありませんが、熊谷被告の公判での言い分には疑いが拭いきれません取り調べでの供述も、おそらく真実とはかけ離れた自己弁護山盛りで、被害者である楢原さんに責任を押し付けるような言い分に終始したのではないか、と推測されます
しかし、そこを掘り返し、熊谷被告の人間性を分析し断罪するのが裁判の目的ではありません。検察の立件を受け入れるか、受け入れないかを争う場です。裁判を、「真実を明らかにする場」などと形容する報道がしばしば見られますが、間違いです
本件のように真実はそっちのけで、ただ殺害を認めた被告に判決が言い渡されるだけの場であり、何も明からにされないのです
何とも虚しい裁判ですが、おそらく熊谷被告は控訴しないのでしょうからこれで決着となります
追記:熊谷被告は判決を不服として控訴したものの、その後取り下げています

(関連記事)
熊本大女性研究員殺害事件 熊川被告の言い分
札幌作業療法士殺人 不倫の清算
年下男性に貢いだ末殺害された女教師 裁判の結果
人妻に横恋慕した不倫殺人 懲役20年の判決
49歳女性の不倫殺人 12歳下の男性を刺す
人吉市女子高生殺害事件 懲役18年の判決
震災映画のモデル男性 強姦容疑で略式起訴
震災映画のモデル男性 強姦容疑で逮捕
78歳がラブレターを返され強迫 暴走老人事件
ストーカーになる老人
舞鶴女子高生殺害事件を考える1 死刑の求刑
舞鶴女子高生殺害事件を考える2 被害者との接点
舞鶴女子高生殺害事件を考える3 無期懲役判決
舞鶴女子高生殺害事件を考える4 高裁で無罪判決
舞鶴女子高生殺人 中勝美被告は本当に無罪だったのか?

岡山女児殺害事件を考える 初公判で否認

岡山県津山市で2004年9月、小学3年生の女児が刺し殺された事件で起訴された勝田州彦被告の裁判が始まりました
本件への関与が浮上し、取り調べを受け始めた時点で、別の少女への傷害事件で有罪となり、刑務所に服役中でした
つまり、少女や女児を狙った犯行をこれまでに何回となく繰り返してきた人物です


岡山県津山市で平成16年9月、小学3年の女児=当時(9)=を殺害したとして殺人や強制わいせつ致死などの罪に問われた無職、勝田州彦被告(42)の裁判員裁判の初公判が6日、岡山地裁で開かれた。
物証に乏しいこの事件の公判では、捜査段階の「自白」の信用性が最大の争点だ。検察側は勝田被告が殺害を認めた取り調べの映像について、供述内容を文字化した「反訳書」を証拠提出し岡山地裁に採用された。一方の弁護側は弁護人不在時の供述だとして証拠価値を認めず、「自白」の信用性だけでなく任意性も否定。可視化(録音・録画)された取り調べをめぐっても、双方が激しい攻防を繰り広げている。
刑事司法において、密室での取り調べは長く「冤罪(えんざい)の温床」と批判され、弁護人の立ち会いに代わる手段として日本弁護士連合会などを中心に可視化が求められてきた。現在は裁判員裁判と検察の独自捜査事件について、取り調べの全過程の録音・録画が義務化されている。
だが制度が浸透するにつれ、録音・録画は弁護側にとって〝もろ刃の剣(つるぎ)〟であることが顕在化する。被告が一度犯行を認めてしまうと、後にそれを覆しても、映像の強い訴求力をぬぐい去れないからだ。
最高検は平成27年に映像を有罪立証のために積極活用する方針を打ち出し、裁判では検察側が相次いで証拠請求。これに弁護側が反対するケースが目立つようになった。
被告も撮影されていることが分かった上で供述しているのに、なぜ証拠の採否が問題になるのか。実は自発的に語っているように見えても、取調官に迎合したり、自暴自棄になって虚偽供述に及んだりするケースがあるからだ。
(中略)
裁判所が取り調べ映像の証拠使用に警鐘を鳴らしたのが、17年の栃木小1女児殺害事件の公判だった。同じく捜査段階での「自白」が争点となり、1審の宇都宮地裁では7時間以上にわたり録音・録画の記録を法廷で再生。地裁は28年に「実際に体験した者でなければ語ることのできない内容だ」と無期懲役を言い渡した。
しかし、東京高裁は30年の控訴審判決で、無期懲役を維持しつつ、録音・録画で犯罪事実を直接的に認定したのは違法と判断。「自発的であっても虚偽供述の可能性が見落とされる危険性がある」とした。
今回、岡山地裁がまず反訳書を証拠採用したのも、映像が裁判員に与える直接的な影響を踏まえたものとみられる。
これに対し、甲南大法科大学院の渡辺修教授(刑事訴訟法)は「映像は表情や語り方など非言語的要素もくみ取ることができるベストエビデンス」とした上で、「なぜあえて文字化して情報量を少なくするのか。全ての証拠を提示した上で裁判員に判断を委ねるべきだ」と疑問を呈した。
(産経新聞の記事から引用)


心証として勝田被告は限りなく黒であり、犯人の可能性が高いわけです。ただ、犯行当時は防犯カメラやドライブレコーダーも普及しておらず、証拠となるものは多くありません。犯行当時、勝田被告は兵庫県の自宅から日本海方面へドライブに出かけ、その途中で津山市内を走っている時に被害者を見かけ、後をつけ自宅に押し入ったとされます
しかし、勝田被告は事件当時、津山市には行ってないと否定しているわけで、ここを検察が立証しなければなりません。これまでの報道では明らかにされていない「隠し球」のような証拠、証言があるのでしょうか?
犯行の形態そのものはいかにも勝田被告の手口と思われる、性犯罪者による行動です
元々勝田被告は、TVアニメで主人公の少女が腹を刺され苦悶するシーンを見て、被虐的な快感に目覚めたとされます。その後、刃物で繰り返し自分の腹を刺し、性的快感を味わっていたのですが、医者からこれ以上自傷行為を繰り返すのは命の危険があると止められました。自傷行為ができなくなった勝田被告は、性的な快感を味わうため少女や女児の腹を刃物で刺したり、殴りつけるようになった…という経緯があります
そのため、勝田被告の側もどこまで積極的に無罪を立証できるか注目されます。「やっていない」とか、「現場に行ってない」というだけの主張では弱いわけで
いずれにせよ、裁判の展開を注意深く見守りましょう

(関連記事)
岡山女児殺害事件を考える 無期懲役を求刑
https://05448081.at.webry.info/202111/article_42.html
岡山女児殺害事件を考える 勝田被告が公判で黙秘
https://05448081.at.webry.info/202111/article_26.html
岡山女児殺害事件を考える 自供内容は全部ウソと主張
https://05448081.at.webry.info/202111/article_11.html
岡山女児殺害事件を考える 自白のビデオ画像
https://05448081.at.webry.info/202110/article_53.html
岡山女児殺害事件を考える 手紙に「女の子の首を絞めた」
岡山女児殺害事件を考える 初公判は10月6日
岡山少女殺害事件を考える 自供の真偽でモメる
岡山少女殺害事件を考える 父親は警察官
岡山少女殺害事件を考える 公判前争点整理でも全面否認
岡山女児殺害事件を考える 一転して殺害否認
岡山女児殺害事件を考える 14年間の捜査は?
岡山女児殺害事件を考える 未解決の女児殺害事件にも関与か
岡山女児殺害事件を考える 性犯罪防止プログラムは役に立たないか
岡山女児殺害事件を考える 岡山、兵庫県警で連携なし
岡山女児殺害事件を考える 勝田容疑者の異常性癖
岡山女児殺害事件を考える 14年目で犯人特定
14年前の廿日市女子高生殺害事件で容疑者逮捕
廿日市女子高生殺害事件 初公判で犯行を認める
廿日市女子高生殺害事件 無期懲役判決
島根女子大生遺棄事件を考える42 容疑者死亡で送検
島根女子大生遺棄事件を考える43 矢野容疑者のプロフィール
島根女子大生遺棄事件を考える44 捜査本部会見
島根女子大生遺棄事件を考える45 矢野容疑者のmixi
島根女子大生遺棄事件を考える46 矢野容疑者の前科
広島女児殺害事件を高裁に差し戻し 最高裁判決
今市女児殺害事件 勝又被告に無期懲役判決
今市女児殺害事件 犯行を示唆する手紙
今市女児殺害事件 無罪を主張
今市女児殺害事件 犯行の状況
今市女児殺害事件 逮捕まで8年半

飲酒運転事故の梅沢被告 初公判

千葉県八街市で下校する小学生の列にトラックで突っ込み、2人を死亡させ3人に重傷を負わせた梅沢洋被告の裁判が始まりました
一般的な交通事故での罪を問う業務上過失致死傷の疑いではなく、危険運転致死傷罪に該当する容疑で起訴されています。業務上過失致死傷罪の場合、法定刑の上限が禁錮5年ですが、危険運転致死傷罪の法定刑は懲役20年、あるいは15年と定められており、梅沢被告はそれだけ重い刑罰が科せられるのでしょう(懲役20年に問われる場合と15年に問われる場合の違いは、以下の記事の中で説明されています)


千葉県八街市で6月、下校中の市立朝陽小学校の児童の列に飲酒運転のトラックが突っ込み、5人が死傷した事故で、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)で起訴された同市の運転手、梅沢洋被告(60)の初公判が6日午前10時から千葉地裁で開かれる。事故を受け、全国で通学路の安全確保や飲酒運転の根絶に向けた取り組みが進められる中で行われる公判。被告は捜査段階の調べに対し、事故の前に飲酒したことを認めており、量刑が争点となりそうだ。
起訴状によると、梅沢被告は6月28日、千葉市花見川区の京葉道路幕張パーキングエリアに止めた車内で飲酒。午後2時55分ごろに運転を再開した。約30分後、八街市内の市道を時速約56キロで走行中にアルコールの影響で居眠り状態に陥り、左側の電柱に衝突した後、児童の列に突っ込み、当時8歳と7歳だった男児2人を死亡させ、女児(8)=当時=に全治不明の重症頭部外傷など、男児(7)=同=に全治3カ月以上の右足骨折など、男児(6)=同=に全治3カ月以上の脳損傷などの重傷を負わせたとしている。
自動車運転処罰法では、危険運転致死傷罪を2条と3条で規定している。アルコールまたは薬物の影響により「正常な運転が困難な状態」と認識して運転した場合などに適用される2条の法定刑の上限は懲役20年。アルコールまたは薬物の影響で「正常な運転に支障が生じるおそれがある状態」と認識して運転した場合などに適用される3条の法定刑の上限は懲役15年となる。
検察は、「正常な運転が困難な状態という認識は認められない」などの理由から3条を適用。事故後に梅沢被告の呼気から検知されたアルコール濃度は酒気帯び運転の基準値をわずかに上回る程度だった。
3条が適用されたことにより、裁判員裁判の対象とはならず、裁判官3人の合議により審理される。
(産経新聞の記事から引用)


問題は梅沢被告が常態的に飲酒運転を繰り返していたのに、そのまま運転業務をさせていた会社の責任が問われるか、でしょう
親会社「南武」と経営者である会長は、安全運転管理者を選任していなかった道路交通法違反容疑で書類送検されていますが、この場合でも5万円以下の罰金という法令上の規定です。これでは責任を問う意味がないとは言いませんが、あまりに軽い刑罰です
当然ながら被害者・その家族に対しては会社が加入している自動車保険から保険金が支払われるのですが、果たしてどの程度になるのか?
法廷で公判を傍聴し記事にするのも大切ですが、会社側が事故にどう対応しているのかも取材してもらいたいものです
梅沢被告には10年以上の懲役刑が求刑されると思われますが、亡くなったこどもが生き返るはずもなく、重傷を負った3人のこどもたちも今後は後遺症に苦しむはずです。酒飲みたさに飲酒運転を繰り返していた男が与えた傷はあまりに大きい、と言えます
次回公判は11月15日と、随分先になります

(関連記事)
飲酒運転事故の梅沢被告 仕事中の飲酒認める
飲酒運転事故で児童死傷梅沢被告起訴 千葉
飲酒運転事故の梅沢容疑者 トラックに箱買いのビール
飲酒運転トラックが小学生の列に突っ込む 千葉
飲酒運転で幼児3人死亡事故 懲役20年確定へ
クレーン車事故で児童6人死亡 運転手は「てんかん」の持病
クレーン車事故を考える2 「てんかん」隠していたと母親が謝罪
クレーン車事故で運転手起訴 危険運転致死罪は見送り
クレーン車事故 6人殺害して懲役7年の求刑
歌川5人殺傷交通事故 懲役23年の実刑判決
小樽市3人死亡事故で最高裁判決 懲役22年確定
東名あおり運転裁判 危険運転を否認
祇園暴走事故 損害賠償請求裁判
京都の暴走事故 てんかん患者が運転
亀岡暴走事故 被告が判決を不服として控訴
亀岡暴走事故 懲役5年以上8年以下の実刑判決
亀岡暴走事故 被害者の近況と少年法
無免許運転で児童の列に突っ込む 懲役は7年前後

熊本大女性研究員殺害事件 熊川被告の言い分

2020年9月、熊本大学のヒトレトロウイルス学共同研究センターで特定事業研究員を勤めていた楢原知里さん(当時35)が、清掃作業員だった熊谷和洋被告(68)に絞殺され、道路脇の側溝に遺棄される事件がありました
楢原さんの写真を見ると、目がくりっとした愛嬌のある美女で、将来を期待される研究者だったそうです
熊谷被告の裁判が熊本地裁で始まったと報じられていますので、取り上げます


熊本市で昨年9月、熊本大学の特定事業研究員の女性(当時35)を殺害したなどとして、殺人と死体遺棄の罪に問われた住所不定、無職熊谷和洋被告(68)の裁判員裁判が5日、熊本地裁(平島正道裁判長)で始まった。熊谷被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。
起訴状によると、熊谷被告は昨年9月6日、当時住んでいた熊本市中央区本荘3丁目の自宅の集合住宅出入り口付近で、女性の首をひものようなもので絞めて窒息死させて殺害し、両足を引っ張るなどして近くの側溝に遺体を遺棄したとされる。
検察側の冒頭陳述によると、熊谷被告は女性が住むマンションの清掃員をしており、昨年4月に知り合った。「マスクを開発して寄付したいので、デザインを考えてほしい」「自分は社長で、大学の学生を支援したい」などとうそを言い、女性に近づいたという。検察側は、9月6日にうそが発覚し、非難した女性に対して熊谷被告が腹を立て、殺害に及んだと主張した。
これに対し弁護側は、起訴内容を「争わない」と認める一方、熊谷被告は自らうそを明かして謝ったが、女性から責められたため「黙らせるために首を絞めた」と説明。「強い殺意はなく、計画性がない」などと主張した。凶器は自転車に荷物をくくるためのひもだったと説明した。
被告人質問では、熊谷被告は女性に近づいた理由を「話し相手がほしかった」と説明。事件前にも20~30代の女性数人に対し、うそをついて近づこうとしたことがあったと認めた。検察から「若い年代の女性と仲良くなりたかったのではないか」と問われると、「はい、そうです」と答えた。
殺害の状況については「口をふさごうと思った。ずれて首のほうにいった」「無我夢中になり、自分でもどうなるのかわかりませんでした」と話した。
検察が提出した証拠によると、女性は少なくとも3分以上首を絞められ、窒息死した。熊谷被告の左腕には、女性が抵抗した際にかみついた痕が残っていた。
(朝日新聞の記事から引用)


動機に汲むべきものはありません。68歳の一人暮らしの男が、若い女性と近づきたいがゆえ嘘をついて関係を築こうとした、というものです
熊谷被告がどのような人生を歩んできたのかは不明ですが、嘘をついたり見栄を張ったりの人生だったのでしょう
他方、楢原さんは理系の女性らしく間違っているものは許せないという、きっぱりとした性格だったようです。ゆえに熊谷被告の嘘を厳しく批判したであろうと推測できます
が、2人の口論を聞いた者はいないのであり、熊谷被告の言い分だけが法廷でまかり通るような事態には納得できません。当然、楢原さんにも言い分はあったわけで
熊谷被告の弁護人は、「嘘を自ら告白したところ、被害者から再三ののしられた結果、頭に血が上り犯行に至った」と主張し、まるで楢原さんの側に問題が会ったかのよな言い分です
そもそも嘘が露見したとしても楢原さんを殺害する正当な理由などないのであり、熊谷被告は己の罪を少しでも軽減したいがゆえ楢原さんの側に非があったと主張しているだけでは?
68歳にもなって若い女性に「オレは社長だ」などと嘘をついて接近し、偉そうに振る舞って、挙げ句に逆ギレして首を締めるなど最低の人間でしょう
さらに自転車用の荷物ヒモ(ゴムが入っているものでしょう)で、口をふさごうとしたらそれがずれて首を締めてしまった」との主張も信用できません。口をふさいで楢原さんを黙らせたいとするのに、ゴム入りのヒモでふさごうとするなど辻褄が合いません。そのヒモは予め熊谷被告が所持していたのでしょうか(何のために?)
ヒモで楢原さんを縛り、レイプする狙いがあって所持していたのではないか、と勘ぐりたくなります。楢原さんは身長が170センチ近い長身だったとか。熊谷被告の体格は不明ですが
被告側は起訴事実については争わない方針ですから、あとは情状に訴えるだけですが、楢原さんを悪者にして自分の罪状を軽くしようとする魂胆がありありで同情する気にもなれません

(関連記事)
熊本大女性研究員殺害事件 懲役18年判決
https://05448081.at.webry.info/202110/article_13.html
札幌作業療法士殺人 不倫の清算
年下男性に貢いだ末殺害された女教師 裁判の結果
人妻に横恋慕した不倫殺人 懲役20年の判決
49歳女性の不倫殺人 12歳下の男性を刺す
人吉市女子高生殺害事件 懲役18年の判決
震災映画のモデル男性 強姦容疑で略式起訴
震災映画のモデル男性 強姦容疑で逮捕
78歳がラブレターを返され強迫 暴走老人事件
ストーカーになる老人
舞鶴女子高生殺害事件を考える1 死刑の求刑
舞鶴女子高生殺害事件を考える2 被害者との接点
舞鶴女子高生殺害事件を考える3 無期懲役判決
舞鶴女子高生殺害事件を考える4 高裁で無罪判決
舞鶴女子高生殺人 中勝美被告は本当に無罪だったのか?

ノーベル物理学賞に真鍋淑郎プリンストン大上級研究員

ノーベル賞の発表が始まっています。昨日の医学生理学賞で日本人研究者は選ばれませんでしたが、本日発表の物理学賞では二酸化炭素が気候に与える影響を研究した真鍋淑郎プリンストン大学上級研究員が選ばれたとの報道がありました
地球温暖化が問題となっている昨今ですから、時節に適したテーマの研究が選ばれたのでしょう


ことしのノーベル物理学賞の受賞者に、大気と海洋を結合した物質の循環モデルを提唱し、二酸化炭素濃度の上昇が地球温暖化に影響するという予測モデルを世界に先駆けて発表した、プリンストン大学の上級研究員でアメリカ国籍を取得している真鍋淑郎さん(90)が選ばれました。
日本人がノーベル賞を受賞するのはアメリカ国籍を取得した人を含めて28人目で、物理学賞では12人目になります。
真鍋さんは現在の愛媛県四国中央市の出身で、東京大学で博士課程を修了後、アメリカの海洋大気局で研究を行いました。
そして、大気と海洋を結合した物質の循環モデルを提唱し、二酸化炭素が気候に与える影響を世界に先駆けて明らかにするなど、地球温暖化研究の根幹となる成果などをあげてきました。
真鍋さんは現在、アメリカのプリンストン大学で上席研究員を務めていて、アメリカ国籍を取得しています。
そして、アメリカのノーベル賞といわれる「ベンジャミン・フランクリン・メダル」を2015年に受賞し、スウェーデン王立科学アカデミーが選ぶクラフォード賞を2018年に受賞しています。
日本人がノーベル賞を受賞するのはアメリカ国籍を取得した人を含め28人目で、物理学賞では6年前(2015)の梶田隆章さんに続き、12人目になります。
(NHKの記事から引用)


一口に物理学といっても、基礎物理から理論物理、天文学と幅が広いので、どの分野に焦点を当てるかはスウェーデン王立科学アカデミーしだいという感があります
ご承知のようにノーベル賞は現時点で生存している研究者が対象ですから、真鍋さんが90歳で存命だったのは幸いです
優れた研究成果を挙げながら、受賞に至らず亡くなる研究者も少なくないのですから
アメリカ国籍であろうと日本国籍であろうと関係なく、素直に祝意を述べさせてもらいます。おめでとうございました。長年の研究の労苦が少しでも報われましたでしょうか
上記の記事にもあるように、2015年の梶田隆章東大宇宙線研究所長が受賞して以来、物理学賞の受賞者が途絶えていましたので、ほっとしています
さて、プリンストン大学の上級研究員という地位についてはよくわからないのですが、アメリカの大学にある終身在職権のようなものだろうと推測します。アメリカの大学では正式に教授として任用され、一定期間勤務すれば終身在職権が与えられます。文字通り、死ぬまで教授として報酬を受け取り研究室を使える権利です(学生相手の講義を行う義務は免除されるようです)
ノーベル賞を受賞するアメリカの研究者が70歳でも80歳でも「教授」の肩書を名乗っていられるのは、終身在職権があるからです
この後もノーベル賞の発表が続きますので、どうなるのか関心を持って見守りましょう

(関連記事)
ノーベル賞欲しがる韓国 大学研究レベルは年々低下
https://05448081.at.webry.info/202111/article_7.html
「中国がノーベル賞を取れないのは不運だから」 中国メディア
https://05448081.at.webry.info/202110/article_14.html
今年(2021年)もノーベル賞を渇望する韓国
「ノーベル賞で騒ぐ韓国は幼稚」と批判する韓国人科学者
吉野彰フェローのノーベル化学賞受賞 複雑な韓国の反応
韓国教授「ノーベル賞獲得数で日本を追い越せる」と豪語
文在寅大統領のノーベル平和賞に期待する韓国
ノーベル賞の季節 韓国の候補者は?
韓国「ノーベル賞は公平でない。韓国も受賞できるはず」
日本人のノーベル賞に妬み炸裂 韓国メディア
本庶教授のノーベル賞に対する韓国の反応
ノーベル賞候補の韓国詩人 セクハラで批判浴びる
韓国詩人高銀、ノーベル文学賞確実と語るエール大教授
ノーベル文学賞を熱望する韓国
韓国メディア「ノーベル文学賞の取るには民族文学は不利」
ノーベル文学賞が獲れない韓国 短編小説を礼賛
日本のノーベル賞について韓国の偏見・誤解・嫉妬
ノーベル文学賞候補 村上春樹は選ばれるか
「日本は英語が苦手でもノーベル賞を取る」と説く韓国人学者
韓国 「5年以内にノーベル賞を獲るプロジェクト」
「村上春樹のノーベル賞予想に浮かれる日本」と書く海外メディア
ノーベル文学賞欲しい韓国 村上春樹よりも名作を書けと厳命
「日本の科学力後退」とはしゃぐ韓国メディア
ノーベル賞獲得を目指すサムスン 毎年、対策発表?
ノーベル物理学賞に梶田隆章氏ら決定
ノーベル医学生理学賞に大村智氏ら決定
2015年ノーベル賞の候補となる日本人研究者
山中教授のノーベル賞を悔しがる韓国

わいせつ教師中村洋一郎 男子の裸画像収集

大坂の私立明星学園中学校の元教師、中村羊一郎被告が、滋賀県の公立小学校教師と児童ポルノ画像の交換をしていた件について、前回触れました
引用した記事は毎日新聞のものでしたが、日刊ゲンダイがより詳しい内容の記事を掲載していますので、そちらを引用します
滋賀県竜王町立竜王小学校に勤務していた教師が、OLになりしまして男子中学生や高校生に自撮りを命じ、動画や写真を送信させたという事件ですが、日刊ゲンダイではその数を1万8千点を書いています。別のメディアは1800点と書いており、桁が違っています。どちらが正しいのやら?
この滋賀県の32歳男性教師は懲戒免職処分となっており、なおかつ事件は検察庁に送検され起訴待ちの状態です。被害者の数が多いので起訴されるのではないでしょうか


<えっち22歳です。普段は普通のOLですが、Sな裏の顔をTwitterで見せてます。見られたいとか、調教されたいとか、相談したいとか、隠れMな男の子は大歓迎です!>
男性教諭がSNS上でスケベなOLに成りすまし、男子中高生を「その気」にさせ、自慰行為をする動画を送らせていた。
大阪府警が8日、児童買春・ポルノ禁止法違反の疑いで書類送検した滋賀県の公立小学校教諭(32)の自宅を家宅捜索したところ、パソコンやスマホから男子中高生の写真や動画1万8000点以上を見つけた。
その中から、今年1月、修学旅行中に長崎県のホテルで男子生徒に睡眠薬入りの飲み物を飲ませ、下半身を触り、強制わいせつ罪で起訴された大阪市の中高一貫校の元中学教諭、中村洋一郎被告(37)が撮影した動画が発見された。
中村被告は2014年、東京都内の私立中学に勤務していた際、渋谷区の自宅に教え子だった男子高校生を連れ込み、薬物で眠らせて男性器をもてあそび、スマホで撮影。事件後、警視庁が捜査したが、証拠が隠滅され、立件できなかった。
その時、消去された動画が滋賀の小学校教諭のガサ入れで見つかったため、府警は中村被告を9月8日、時効1カ月前に準強制わいせつの疑いで再逮捕したのだ。
「滋賀県の小学校教諭はSNSで22歳OLの『みさき』を名乗り、美人歌手の写真を貼り付け、400人以上の男子中高生とやりとりしとった。知り合った高校生に『調教』と称し、カカオトークで『脱衣』と指示してスッポンポンにさせ、『裸体操』『セクシーポーズ』と言うてポーズをとらせた。さらに『自慰行為』『寸止めバンザイ』『次は射精』とシチュエーションを変えながら、その一部始終を動画に撮らせて送信させとった。中高生たちは、いやらしいOLとエッチなことができるのでは、と妄想を膨らませとったようや」(捜査事情通)
前出の中村被告の自宅パソコンからも、男子高校生が裸で体操する動画が見つかった。しかも、この男子は、中村被告が勤務していた学校の生徒だった。
「中村被告が教え子に自撮りを強要したのではと考え、追及したんやが、『ネットで入手した』と言い張った。被害生徒に事情を聴いても『ボクはOLに送ってますよ。何で中村先生が持っているんですか、おかしい』と話がかみ合わへん。そこで高校生のLINEのやりとりをたどっていったら、滋賀の小学校教諭にたどりついたんや。2人の教師は面識がなく、ネット上で児童ポルノのコレクションを交換しとった。中村被告が教え子の動画を持っていたのは偶然ではなく、『この学校の生徒の作品はないか』と小学校教諭に持ち掛けとったようや」(前出の捜査事情通)
多くの少年たちが知らず知らずに児童ポルノの被害に遭っている。
(日刊ゲンダイの記事から引用)


被害者はおよそ400人以上、という話です
性欲を持て余してムラムラしている男子中高生が多いのは事実としても、なりすましにひっかかって裸の写真や自慰行為を映した動画を送信してしまうというのは困ったものです
送信した動画や写真が変態マニアの間で取引され、出回っている事態を、男子中高生たちは想像もしていないのでしょう。これでは学校で生徒たちに、「SNSの利用記気をつけましょう。知らない人に自撮り写真を送ったりしないように」と呼びかけても効果は薄いと分かります
そこに上記のような、教育現場に潜り込んだ性犯罪者が絡むわけで
自分の中学、高校時代にはSNSなど存在しなかったので、現代の中高生がSNSにどっぷり浸っている状況は理解し辛いものがあります
どこの誰ともわからない相手を、なぜ簡単に信用してしまうのか謎です

(関連記事)
わいせつ教師中村洋一郎 公判で起訴内容認める
わいせつ教師中村洋一郎 児童ポルノ交換も
中学生にわいせつ 大阪明星学園元教師を再逮捕
中学生徒にわいせつ 大阪明星学園教師逮捕
男子高校生を買春 神奈川県教育委員会主事を逮捕
高校野球部コーチがわいせつ 被害者は50人?
高校野球部コーチが部員にわいせつ逮捕 大阪
男子高校生を買春 神奈川県教育委員会主事を逮捕
わいせつ教師 「懲戒免職不服で退職金払え」と訴訟
大阪小学校講師 児童12人にわいせつ行為で懲役5年6月
立命館付属高校で教師が生徒にわいせつ行為
男子高校生を買春で校長が懲戒免職
静岡湖西市議を少年買春で逮捕
児童ポルノで停職男を小学校講師に採用
子供を守るコンサルタントが買春 懲役10月の実刑判決
高校教諭 AV見せて男子生徒の股間を触り懲戒処分
小学校長がトイレ、更衣室盗撮 懲戒免職に
女教師宅に侵入繰り返した中学教頭 懲戒免職
香川の高校教師が強制わいせつ 被害者は自殺
懲戒免職のわいせつ教師 熊本市復職認める
1万2千人を買春 元校長逮捕
修学旅行で盗撮の教諭 懲戒免職に
修学旅行で盗撮 高校教諭逮捕
少年愛と性犯罪の境界(再掲)
教室に児童監禁 わいせつ教師逮捕

法務大臣交代と死刑執行(雑談)

新内閣の発足を機会に、法務省に勤務していた自分の経験と聞きかじった話を交えて書きます
上川法務大臣
岸田内閣の発足により、上川陽子法務大臣はその任を離れます。安倍第二期内閣での法務大臣起用は、前任者である松島みどり法務大臣が選挙区で団扇を配布した問題で辞任した後を受け、入閣したものです。その次も国会答弁がままならないポンコツ大臣、金田勝年の後を受けて起用され、菅内閣でようやく内閣発足時から法務大臣を務めました
いわば不祥事で辞任した大臣の尻拭い役だったわけです
上川大臣といえば、オウム真理教幹部の死刑執行を指揮したのを含めて在任中に16件の死刑を執行しており、鳩山邦夫元大臣の13件執行を上回っています
鳩山邦夫は安倍晋三第一期政権で法務大臣を務め、朝日新聞は彼を「死神」と揶揄していました。死刑執行の指揮という、そこらの政治家がやりたがらない仕事を遂行した人物を「死神」呼ばわりとはひどいものです
ちなみに鳩山邦夫の前任者であった長勢甚遠も10件の死刑を執行しています。こちらはあまり批判されませんでした
田中伊三次法務大臣
過去には佐藤栄作政権で法務大臣を務めた田中伊三次が、大臣室に新聞記者を集め、片手に数珠を構えたポーズで23人分のもの死刑執行指揮書に署名する姿を披露したことがあります
ほとんどの新聞社が田中のパフォーマンスに呆れ、記事にしませんでした。が、唯一産経新聞の俵孝太郎記者(後に政治評論家)だけが記事したという逸話があります。ただ、やみくもに執行指揮書に署名したわけではなく、帝銀事件の平沢死刑囚については「冤罪だから」と署名しなかったのだとか
法務省の幹部は「死刑の執行指揮書をまとめてもってこい。全部署名するから」との田中の発言に驚き、慌てたのでしょうが、そこにさりげなく平沢貞通死刑囚の執行指揮書を紛れ込ませていたのが、実にしたたかです。死刑確定となった帝銀事件の平沢の死刑を、何としても執行させたかったのでしょう。後日、再審が実現して無罪となれば検察の面目が潰れてしまうのですから
さて、大臣の署名がされれば刑を執行しなければなりません
執行指揮
ただ、23件を一度に執行するのは無理がありました。死刑の執行施設は札幌拘置所、仙台拘置所、東京拘置所、名古屋拘置所、大阪拘置所、広島拘置所、福岡拘置所にあります。小説やドキュメンタリー本の中には、刑務所で死刑が執行されると書いているものもあるわけですが、間違いです。仙台拘置所のように宮城刑務所の敷地と同じ場所に拘置所が設置されている場合があり、混同されるのですが、死刑囚は拘置所に拘置されており、そこで執行されます
東京拘置所は執行の設備(死刑台)が3つあり、1度に3件の執行が可能ではあるものの、1件の執行に5名の職員が当たり、執行の翌日は休暇を与える必要があるわけで、1日に複数回執行したのでは職員が足りなくなってしまいます。通常、執行に関わるのは保安課勤務の警備隊と呼ばれる柔道・剣道の有段者からなる部隊であり、警備隊以外の一般の刑務官が執行に駆り出される例はありません。誰かの書いた小説で、刑務所の工場に勤務していた刑務官が、ある日突然死刑の執行を命じられ苦悩する、という話がありましたがでたらめです。拘置所に収監されている被告人や死刑確定者が暴れた場合、これを制圧するのが警備隊の役割です
脱線しますが、刑務官は公安職ですから拳銃の使用が許可されています。戦後の混乱期を除いて銃が使用されたケースはありませんが。拳銃を扱う訓練も刑務所、拘置所の警備隊が実施しています
話を戻して、オウム真理教幹部の死刑を執行するため、東京拘置所に収監していた死刑囚を各地の拘置所へ移送した事例は記憶に新しいところです。オウム真理教の後継団体がテロを起こすのではないか、との懸念があったため、一斉に執行する必要があると判断したからです
田中伊三次法務大臣の執行指揮では23件の死刑を実行する必要が生じ、しかも大臣が執行指揮書に署名してから3日以内に執行しなければならないというのが従来の法令の解釈でした
しかし、当時はこれを強引に曲げて解釈し、執行指揮書が拘置所に届いてから3日以内に執行するものとして猶予をもたせた、という話が残っています。法務省の文書係が各拘置所宛に執行指揮書をパラパラと数日かけて送付したのでしょう

(関連記事)
大雨で麻原死刑 「日をずらせ」と宮根誠司発言
麻原彰晃らオウム幹部7人 死刑執行
オウム真理教死刑確定者移送 執行へ
オウム裁判終結 死刑判決は松本ら13名
オウム裁判終結 麻原彰晃の死刑は執行されるのか?
強盗殺人事件の田尻賢一死刑囚 死刑執行
裁判員裁判で死刑執行を批判する朝日新聞 津田死刑囚
死刑執行 アパート大家殺人の津田死刑囚ら2人
「闇サイト殺人事件」神田司の死刑執行
麻薬犯8人の死刑執行 インドネシア
死刑執行 坂出市3人殺しの川崎死刑囚
死刑執行 犯行時19歳だった関光彦
山梨・新潟連続殺人の藤島光雄 死刑執行
死刑執行 横浜中華街射殺事件の熊谷死刑囚
死刑執行 岡山OL殺害の住田紘一
「黒い看護師」殺人の吉田純子 死刑執行
http://05448081.at.webry.info/201603/article_24.html
死刑執行 4人殺害で再審請求中の西川正勝
女児誘拐殺人犯小林薫 死刑執行
日本に死刑廃止を要求するEU
死刑執行 霊能者を自称した江藤幸子死刑囚
1年8ヶ月ぶりに3人の死刑が執行される
木曽川長良川連続リンチ殺人の少年被告3人に死刑判決
「死刑囚の素顔」と題する本の功罪 ドキュメンタリーの嘘

漫画「応天の門」 感想

灰原楽作の漫画「応天の門」を第11巻まで読みましたので、感想と思うを書きます
自分が継続して読んでいる漫画は少なく、羽海野チカ作「3月のライオン」(白泉社)とゆうきまさみ作「新九郎 奔る!」(小学館)、そして「応天の門」の3つです。「新九郎 奔る!」は室町時代の応仁の乱を背景とし、後に北条早雲となる伊勢新九郎盛時の若き日を描いた作品であり、複雑な人間関係が背景にある応仁の乱を絵解きのように明かしてくれる興味深い作品です
「応天の門」は在原業平と菅原道真が主人公で、さまざまな事件を解決する謎解きを含んだ時代絵巻です。平安時代の衣装、習俗、人々の暮らしを描くのはかなりの力技なのですが、作者の画力もあって生き生きと映し出されています
加えて、史実をかなり忠実に盛り込んでいるのも特徴です。古い時代の話なので、史実を離れて菅原道真がに「見た目はこども、頭脳は大人」の活躍させる物語に走りそうな気がしたのですが、違いました
それでも史実の上に創作を重ね合わせ、話を奥行きのあるもの、味わい深いものにしているのですから、これも作者の才能でしょう
例えば、当時の権力者の1人である藤原基経(参議、のちに太政大臣)と道真が出会うシーンです。2人の出会いが史実に基づくのか、創作によるものなのか判断がつきませんので、おそらくは作者の創作だろうと解釈します
道真、藤原基経に遭う
源融(源氏物語の主人公、光源氏のモデルとされる人物)の屋敷に招かれていた藤原基経が、人々から離れて屋敷の裏手の回廊に足を向けた際、庭の茂みに人の気配を感じ、誰何します。茂みの中から姿を現した道真は身分の高い相手から誰何されたので、自分は菅原家の嫡男であると名乗ります(身分のある人から、「何者か」と尋ねられたのに答えないというのは非礼にあたります)
それを聞いて、藤原基経は李白の漢詩「山中問答」の一節を口にします

余に問ふ 何の意ぞ碧山に棲むと
笑って答えず 心自から閑なり

道真がこれに続け、

桃花流水 杳然として去る
別に天地の人間に非ざる有り

と返すわけです。即答した道真の才を藤原基経は認め、「この男は使える」と判断したのでしょう
この場面は作者の創作であり、伏線として道真の兄が幼い頃の基経に「山中問答」の一節を教えたエピソードが描かれているのですが、愛憎と恩讐の入り混じった鮮やかな場面として演出されています
李白の「山中問答」は有名な漢詩ですから、道真ならずとも暗誦できる者はいるわけですが、基経と道真の出会いの場に漢詩を挟むという描き方はなかなか味わい深いものがあり、感心しました
史実として、道真はその後官職につき出世をしていく中で、藤原一門の栄華を最優先する基経とは時に対立し、時には協力し合う関係になります。後年、右大臣の地位にあった道真が失脚し太宰府に流される「昌泰の変」は藤原基経の陰謀、とするのが通説です。が、「応天の門」がそこをどう描くのか興味が湧きます
話を戻し、李白の「山中問答」は陶淵明の詩「飲酒其五」を本歌取りしたものです

廬を結んで人境に在り
而も車馬の喧しき無し
君に問ふ何ぞ能く爾るやと
心遠ければ地自づから偏なり
菊を採る東籬の下
悠然として南山を見る
山氣 日夕に佳く
飛鳥 相與に還る
此の中に眞意有り
辨ぜんと欲して已に言を忘る

菅原氏は元々、天皇の陵墓を作り埋葬の儀を司る土師氏の末裔です。道真の祖父、菅原清公は学問で身を起こし、遣唐使の副使として空海、最澄とともに唐に渡った人物です。菅原家は清公、その息子是善、孫の道真と三代続けて文章博士となり、栄達したのですから、他の学者の家系からは嫉妬と恨みを買ったのが、道真失脚の原因ではないかというのが最近の学説です。当時、学者であっても位階は低く、官吏として出世しなければ高い身分にはたどり着けなかった事情があります
さて、「応天の門」での不満を述べると、せっかく在原業平を主人公の1人に据えているのに、業平の和歌が登場しないのは寂しい限りです
「学才はないがその歌は秀逸」とされ、勅撰和歌集に多くの詩が採録された歌人としての業平を、もう少し描いてもらいたいものです
連載はまだ続いており、いよいよ大納言伴善男らによる応天門放火事件が描かれるのでしょう
歴史を題材とした漫画はこれまでにも多くありましたが、単に主要な登場人物の事績をさらっとなぞる程度であり、本作のように深く幅広く、時に濃く、淡くコントラストをつけて描く作品というのは滅多にありません
歴史好きの方には一読をお勧めします

(関連記事)
「中国アニメが日本を追い越す日」という記事
https://05448081.at.webry.info/202111/article_12.html
「バガボンド」と宮本武蔵
司馬遼太郎の作品ベスト10
日本の漫画には哲学とメッセージがある
コミックマーケットに見る日本の底力
マンガ強国をあきらめきれない韓国
「20代に読んでおくべき本」ランキングに違和感

女子中学生に「奴隷契約書」 大松被告の裁判での言い分

世の中に変態嗜好の男は少なくないにしても、女子中学生(しかも13歳)に「奴隷契約書」示し署名させた男というのは珍しいと思います
わざわざA4用紙4枚に及ぶ自作の「奴隷契約書」を用意しており、なかなか本格的です
裁判で大松侃廣(ただひろ)被告は「奴隷契約書を交わすというプレイの一部としてやったのであり、(契約書に書かれた変態行為を)すべて実行するつもりはなかった」と釈明しています
が、被害者の証言と食い違いところもあり、自身の罪状を軽くしようと誤魔化している感がありありです
以下、「FRIDAY」の掲載記事から引用します


当時13歳だった女子中学生に「奴隷契約書」への署名・捺印を求めたうえ、性行為に及んだなどした埼玉県在住の大丸侃廣(ただひろ)被告(29=逮捕当時)に対する第二回公判が9月27日、東京地裁(日野周子裁判官)で開かれた。
大丸被告は今年2月、Twitterを介して知り合った件の女子中学生Aさんに対し「独占所有者に対して、永久の忠誠と服従を誓約する」など記した自作の奴隷契約書に署名・捺印させたうえ、愛知県名古屋市内のラブホテルで5万円を渡して性行為に及んだ。
その様子を撮影したという児童買春・児童ポルノ禁止法違反のほか、その直後、同じくTwitterのDMでやりとりしていた15歳の女子高校生と性交したという件で、埼玉県青少年育成条例違反の罪に問われている。
第二回公判では被告人質問が行われ、当時会社員だった被告が、ひとまわり以上も年齢の離れた女子に対して犯行に及んだ経緯や理由が語られた。やりとりからは、少しでも自身の行為を軽く見せようとする様子がうかがえた。
保釈されており、弁護人とともに法廷に現れた大丸被告は、しわの寄ったスーツを着用し、メガネにマスク姿。弁護人席前の長椅子に腰掛けたが、傍聴席に顔を見せたくないのか、体ごと裁判官の方を向けており、その表情を見ることはできない。
この裁判のために取られた時間は30分。短時間で質問を行おうとしているためであろうか、弁護人も検察官も早口で質問をたたみかけた。終始鼻マスク状態だった弁護人から、まずはAさん事件に際して用いられた「奴隷契約書」について尋ねられる。
弁護人「実際にAさんと会った時、奴隷契約書に署名させましたね。どうして?」
被告「プレイの一環で、そのようなことをしてもらおうと思いました」
弁護人「性行為が盛り上がると?」
被告「はい」
弁護人「実際、そこに書いてあったことを全部やらせようと思っていたんですか?」
被告「そういうわけではありません」
弁護人「それなのに、契約書を持ち帰ったり、契約書を撮影したりしていますね。これはなぜ?」
被告「また会う約束をしていたのでそのときのために取っておきました」
Aさんは未経験であったことから「挿入しようとしたことはありません」とも証言。「そこまでしないと約束をしていた」と主張していた。またBさんに対しては「(被告が)仕事をしている中で大変でしたが、死んじゃうって言われたから会いました」「居場所がなく死んじゃうと言っているので、居場所を作ってあげようと自宅の鍵を渡しました」など、あくまでも当初は、辛い思いをしているBさんを助けるために家に招き入れたと語った。
(中略)
検察官「性行為に及んだのは1回だけと言いましたが、Bさんは『複数回』と言っていますね。どうしてBさんがそういう話をしていると思いますか?」
被告「そういうことされたと思っているからだと思います」
検察官「なかったのにどうしてそういう話をしているんだと思いますか?」
被告「自分では分かりません」
さらにAさんに対しては“約束していたので挿入していない”と述べていた大丸被告だったが、これについてもAさんが語る実態と異なっていた。
検察官「無理矢理挿入したことはないと言っていますが、Aさんは違う話をしているの知っていますか?」
被告「はい」
検察官「あなたが挿入しようとしたが『立ち膝になって阻止した』とAさんは言っていますが……」
被告「ないです!」
質問にかぶせる形で食い気味に否定する大丸被告に対し、検察官は、奴隷契約書についても追及する。
検察官「奴隷契約書は『プレイの一環だった』と言っていましたがそれってどういう意味ですか?」
被告「そういうのを書いてもらうことで……」
検察官「満たされる?」
被告「書いてもらうことで満たされる」
検察官「写真に撮った理由は『また次に会う時に使う』と言っていましたが、これはどういう意味?」
被告「また書いてもらい、一緒に見て、興奮……」
検察官「ちょっと意味がわからない」
被告「それを一緒に見て、ということです。書いてもらった事実があることに興奮しているだけです」
(FRIDAYの記事から引用)


検察官まで「ちょっと意味がわからない」と、お笑いコンビ・サンドイッチマンのコントみたいなセリフを吐いています
大丸被告は御主人様と性奴隷という設定のプレイのつもりで「奴隷契約書」に署名させたと釈明していますが、実際には契約書を盾にして強引に性行為を迫っているのであり、そこには強制力が伴っていると解釈されます。結果、「強いて姦淫した」と解釈されるわけで、大松被告が「合意の上だった」と主張しても通用しません
なおかつ、この裁判を担当しているのは女性裁判官ですから、大松被告に執行猶予付き判決が出るとは思えません。実刑が下るはずです
公判の模様を伝える記事を読んでも、女子中学生と女子高生を好きに弄んでいると感じるだけであり、「居場所のない中学生が自殺を図ったりしないようするため、自宅に住まわせた」との言い分に納得などできません。そんな人間が「奴隷契約書」など持ち出しているのですから、下心が透けて見えるわけで
検察の求刑は懲役2年と微罪扱いなのは不満です。懲役4年の実刑判決くらいは科す必要があるのでは

(関連記事)
小4女児誘拐で懲役10年の判決
女子高生をワイヤーで拘束・監禁した男 逮捕
埼玉少女失踪事件を考える13 控訴審は懲役12年の判決
埼玉少女失踪事件を考える12 懲役9年の判決
埼玉少女失踪事件を考える11 異常発言で判決延期
埼玉失踪少女事件を考える1 2年間も監禁状態
新潟少女監禁事件を考える3 佐藤宣行の精神鑑定
新潟少女監禁事件を考える1 犯人の異常行動
若い女性を監禁した「監禁王子」事件を考える1 懲役14年
静岡の中学教頭 山本英仁の鬼畜な犯行
静岡の中学教頭 少女2人へのわいせつで懲役12年
女子児童5人を強姦し懲役20年 鬼畜教師
わいせつ教師に懲役30年の判決

眞子さま結婚 PTSDという診断

何ともすっきりしない展開が続き秋篠宮眞子内親王の結婚問題ですが、今月26日に入籍すると公表されています
併せて、入籍時に2人して会見されるとも公表されています
宮内庁の会見では入籍の話だけでなく、眞子さまが複雑制PTSDの症状を抱えているとも発表されています。小室家の金銭問題を巡る一連の報道、そして結婚を問題視する報道に心を傷められた結果なのでしょう
ただ、報道の中には「病状を公表すれば批判は下火になるものだが、今回はそれが見られない」と、引き続きバッシングが続いていると書いている記事もあります
小室家が金銭問題を解決しない限りバッシングが止む可能性はないのでしょう。眞子さまの御心痛は痛ましい限りですが、小室家がきちんと金銭問題を解決するのが何より重要だと世間一般は考えているわけですから、小室家が善処するしかありません(佳代さんに解決能力はなく、あらたなトラブルを生み出すだけの人です。ここは小室圭さんに頑張ってもらうしかないでしょう)


秋篠宮家の長女・眞子さま(29)と小室圭さん(29)が今月26日に入籍することになった。ただし、一般の結納に当たる「納采の儀」などの関連行事は一切行わず、皇籍離脱の際に支払われる一時金約1億5000万円も眞子さまの意向を受けて、見送られる。
「これは春先から眞子さまのご意向を汲んで進められてきたものです。一時金辞退もペナルティーではなく、眞子さまが国民感情を考慮し、早々と決めていたこと。すべて眞子さまのご要望に沿ったカタチです」とは宮内庁関係者。
1日の宮内庁の会見では眞子さまが複雑性PTSD(心的外傷後ストレス障害)と診断されたことも明かされた。会見に同席した秋山剛・NTT東日本関東病院品質保証室長によると、眞子さまは2018~19年ごろからバッシングにより、人間としての尊厳が踏みにじられていると感じるようになったという。恐怖がフラッシュバックすることもあり「幸福感を感じるのが難しい状態にある」とした。
これも眞子さまの事前了承なしに公表することは不可能だ。結果的に物議を醸すことになってしまったが、眞子さまとしては何とかして現状を打破したい思いがあったのだろう。
他方で宮内庁も眞子さまの要望をすべて受け入れた上で、結婚話をまとめようと必死だった。タイムリミットがあったからだ。
それは天皇皇后両陛下の長女・愛子さまのお誕生日。12月1日に愛子さまは20歳を迎え、成人皇族としてますます公務に励まれることになる。
「大変おめでたい日で、これまでの誕生日とは意味合いがまるで違う。言い方は悪いですが、宮内庁としては、そこから再スタートを切るという気持ち。12月1日までに眞子さまの問題をクリアにしておきたい部分があった」(皇室ライター)
眞子さまは入籍後、パスポートを取得し、小室さんが生活する米国に旅立つ見込み。一部報道によれば、父親の秋篠宮殿下の誕生日である11月30日よりも前に出国したい意向を示しているという。
「秋篠宮殿下は毎年誕生日に会見を行いますが、それまでに眞子さまは皇室を離れ、米国に移っている可能性がある。最後まで両親との〝距離感〟を感じずにはいられません」(同)
皇室を振り返る上で、一連の騒動が「黒歴史」として刻まれなければいいが…。
(東京スポーツの記事から引用)


そもそも、と書いてしまうのですが、小室さんがアメリカへ留学する前に金銭問題を解決していれば、眞子さまが複雑性PTSDに苦しまずに済んだわけです。しかし、小室家としては「金銭問題は存在しない」との考えであり、自分たちの対処は間違っていないとの認識でした。なおかつ、元婚約者の方は金の返済を求めて民事訴訟を提起しているわけでもなく、主に週刊誌の記事を介して金の返済を求めるという異例な手段を用いていましたので、当然、小室家としては民事訴訟になれば応訴し、相手を論破して勝訴できると踏んでいたのでしょう(それが世間一般の理解を得られるかどうかは考慮していない)
おそらく小室圭さんは世間にどう思われようと、「自分自身の行動・判断が正しい」と自覚していればそれを貫く構えだったのでしょう
他方、眞子さまの方はメディアの報道をこまめに目を通し、自身の結婚や小室家がどう扱われているのか、チェックしていたと考えられます
結果としてバッシングを受けていると感じ、心を痛めてしまったわけですが
まあ、当ブログも小室家バッシングを担っていたと思われても仕方のない書き方をしていますし、いまさら訂正する気もありません
小室親子の世間知らずな対応が問題を混迷させたのであり、皇室の女性を嫁にするならば金銭トラブル解決に万全を期す必要があったわけです。誠実に対応してこなかった小室家にすべての責任があり、解決しない限りいつまでもバッシングされるでしょう

(関連記事)
小室圭 NY司法試験不合格で波乱
https://05448081.at.webry.info/202110/article_54.html
眞子さま結婚 マスメディアへの怒り爆発
https://05448081.at.webry.info/202110/article_47.html
小室圭 記者会見拒否か?
眞子さま結婚問題 年内結婚へ
小室圭母 労災で洋菓子店とトラブル
小室圭母「自分はアダルトチルドレン」発言を考える
眞子さま結婚問題 小室殿下を国民は受け入れるか
眞子さま結婚問題 小室圭の憂鬱
小室圭釈明文から見る小室家の流儀
小室圭に母親の元婚約者が反論
小室圭の方針転換 宮内庁のお膳立てか
小室圭 解決金支払うと方針転換
眞子内親王との結婚は? 小室圭釈明文を考える3
眞子内親王との結婚は? 小室圭釈明文を考える2
眞子内親王との結婚は? 小室圭釈明文を考える
眞子様結婚問題 小室母「天皇陛下に会わせろ」要求
眞子様結婚問題 小室「解決済み」発言で波乱
眞子様結婚問題 小室圭留学決意
眞子さま結婚延期問題 小室母の元婚約者を批判する記事
眞子様結婚延期問題 小室氏借金はどうする?
眞子様ご結婚の障害 小室母が皇室に金銭求める
眞子様ご結婚延期を考える
秋篠宮家眞子さま婚約と女性宮家問題
女性宮家創設へ動く政府 皇室典範改正

大口病院不審死 公判で久保木被告が犯行認める

患者の点滴に消毒薬を混入させ殺害した疑いで起訴された元看護師久保木愛弓被告の初公判が開かれ、起訴事実を認めています
幾つものメディアの記事を読み比べたのですが、時事通信の記事は弁護側が起訴事実は争わないものの被告の責任能力を問題視し、減刑を狙う構えを示したと書いていますので以下、引用します
3人殺害と5人の入院患者に対する殺人予備罪に問われていますので、すべて有罪となれば死刑判決がくだされる可能性があります。弁護側が被告の責任能力で争う展開になるのは予想されたとおりです


横浜市の大口病院(現横浜はじめ病院)で2016年、入院していた70~80代の患者3人の点滴に消毒液を入れ殺害したとして、殺人罪などに問われた元看護師久保木愛弓被告(34)の裁判員裁判の初公判が1日、横浜地裁(家令和典裁判長)であった。
久保木被告は「すべて間違いありません」と述べ、起訴内容の事実関係を認めた。弁護人は刑事責任能力を争う方針を示した。
久保木被告は捜査段階で3人の殺害を認め、「自分の勤務時に容体が急変したり死亡したりした場合、家族に納得してもらえるか不安だった」などと動機を供述していた。横浜地検は被告を鑑定留置して事件当時の精神状態を調べ、責任能力を問えると判断した。
検察側は冒頭陳述で、患者の家族に責められることへの不安のため、点滴袋への消毒液混入を繰り返すようになったと指摘。起訴前の精神鑑定の結果などから、被告には軽度の自閉スペクトラム症の特性があったものの、正常な心理で行動しており、完全責任能力があったと主張した。
弁護側は、起訴後に行われた精神鑑定を根拠に、被告は統合失調症の著しい影響下にあり、心神耗弱状態だったと反論。3人のうち症状の重かった男性患者2人については、病気に伴う肺炎なども死因になったと訴えた。
公判では、精神鑑定に当たった医師らの証人尋問が予定されている。22日に論告求刑と最終弁論があり、判決は11月9日の予定。
(時事通信の記事から引用)


記事を読むと、久保木被告は起訴前に精神鑑定を1度受け、責任能力に問題はないとの鑑定結果を受けて起訴されたわけです。が、起訴後の弁護人や裁判官を交えた争点整理の場で弁護人が最初の鑑定結果に異論を提起し、裁判所の職権で2度目の精神鑑定が行われたのでしょう
公判ではこの2つの鑑定結果を巡って攻防が展開され、久保木被告が犯行時統合失調症の影響で善悪を判断する能力が減退していた、と認められたなら、死刑ではなく無期懲役刑の判決が下されるのかもしれません
久保木被告がサイコパスで、患者が悶え苦しみながら死んでゆく様を眺めて愉悦に浸る異常者であるなら、入院患者を殺害し続けるのでしょうが、そうではないようです。ならば、患者を殺害し続けるメリットというものが思い浮かびません。何の得にもならないのに患者を殺害し続けるものなのか?
前回も述べたように、患者が死亡した場合、看護師が家族に説明しなければならないというのは確かに心理的負担です。さらに夜勤明けでヘトヘトになっているところで家族の到着を待ち、病状やら医療措置の説明をして納得してもらう…のであれば、さらなる残業を余儀なくされるのでしょう。それを回避したいとの気持ちは理解できるにしても、殺人を続ける理由としては弱いのでは?

(関連記事)
大口病院不審死 無期懲役判決への疑問と批判
https://05448081.at.webry.info/202111/article_18.html
大口病院不審死 3人殺害しても無期懲役判決
https://05448081.at.webry.info/202111/article_16.html
大口病院不審死 死刑求刑
https://05448081.at.webry.info/202110/article_39.html
大口病院不審死 久保木被告の精神鑑定結果(その2)
https://05448081.at.webry.info/202110/article_34.html
大口病院不審死 久保木被告の精神鑑定結果
https://05448081.at.webry.info/202110/article_26.html
大口病院不審死 久保木被告は心神耗弱だったのか?
https://05448081.at.webry.info/202110/article_17.html
大口病院不審死 20人殺害と語る久保木愛弓の裁判は
大口病院不審死 初公判は10月の予定
大口病院不審死 久保木被告起訴も公判はまだ
大口病院不審死 3人殺害で久保木容疑者起訴へ
大口病院不審死 元看護師が48人殺害か
横浜病院点滴殺人 内部犯行の可能性
岐阜の老人施設で5人死傷 連続殺人として立件へ
岐阜の老人施設で5人死傷 元職員を逮捕
岐阜の老人施設で5人死傷 連続殺人の可能性も
点滴に水道水を混ぜて娘を殺害した母親 代理ミュンヒハウゼン症候群
代理ミュンヒハウゼン症候群の補足
「黒い看護師」殺人の吉田純子 死刑執行
看護師4人による保険金殺人事件を考える2 同性愛
看護師4人による保険金殺人事件を考える
老人ホーム睡眠薬殺人 准看護師に懲役24年判決
老人ホーム3人転落死 今井被告に死刑判決
老人ホーム3人転落死 管理会社の見苦しい釈明
老人ホーム3人転落死 今井容疑者は自己愛障害?
老人ホーム3人転落死 元職員が犯行自供
老人ホーム3人転落死事件の闇
川崎3人転落死老人ホーム 問題だらけの実態
老人ホームで3人が転落死 同じ職員が当直
老人ホーム睡眠薬殺人 最高裁の判斷は?
老人ホーム睡眠薬殺人 控訴審で差し戻し判決
老人ホーム睡眠薬殺人 准看護師に懲役24年判決
患者85人を殺害 元看護師に終身刑(ドイツ)

「日本は恐ろしい敵国」と書く韓国メディア

韓国メディアが毎度のごとく、日本を批判したりくさしたりする勝手な記事を掲載しているわけで、いちいちそれを取り上げ反論してもきりがありません
が、日本のメディアはなぜか、韓国でのそうした報道を日本に紹介しようとはせず、K-POPや韓国ドラマなどの話題を好んで紹介します
ただし、韓国メディアが毎日のように垂れ流す日本批判や、日本を見下す記事の中にこそ彼らの真意があるわけで、これを観察しないままというのはもったいない気がします
メディアの記者だけに限らず、大学教授や文化人などもメディアの求めに応じて日本批判のコラムを書き、歪んだ歴史観や浅はかな社会論をぶったりしています。本人たちはトインビーやピケティなど、世界的な知識人の見識を引用して一段も二段も高いところから日本を見下ろし、批判するというのが定番です
さて、今回は仏教団体の関係者とおぼしき人物が日本を敵視する、いやに屈折したものの見方を吐露したコラムを取り上げます
元記事が韓国語ですので、いつものようにインターネットの掲示板「5ちゃんねる」に貼られた蚯蚓記者の翻訳を引用させてもらいます


筆者は若い頃、ボクシングのプロモーター生活をしながらしばしば日本に行った。日本に行くたびに日本の人々の生活態度に感動するほかなかった。
日本!考えてみれば本当に嫌いで憎い国とだけ思っていた。しかし行くたびにさらに一つ、悪い感情「怖さ」が追加された。私たちは永遠に敵になる必要はないが、勝てない国が敵として残っているのは国家的災難ではないかという考えだ。
いくつ具体的な事例を見よう。
風に飛ばされた枯れ葉一枚も広場で見られない。タバコの吸殻一本も路上で見られなかった。人々が小さなビニール袋を財布に入れていて、かんだガムを包んで捨てる紙も一緒に入っている。
路上では都心でも高速道路でも輸入外国車をわざわざ探そうとしたが、ほとんど見られなかった。今、韓国では車10台中輸入外車が半分近くなることに比べれば自由貿易協定が面目を失うほど徹底した排他主義の日本民族性に鳥肌が立つほどだ。
登校中、横断歩道を渡る田舎の小学校の子供たちの姿も見た。高学年の生徒が横断歩道の両側で旗を掲げて車を止める。道の両側で低学年生徒が列を作って車両に向かって同時に頭を下げて感謝の挨拶をし、ちっちゃな手を振って順序を守って秩序整然と道を渡る。子供たちがみな道を渡ったことを確認後、車両の大人たちも笑って警笛で答礼する。人間の価値を最大化する美しい市民精神ではないか?
(中略:家庭教育など)
徳川家康が眠る「日光」に行ったことがある。その日本の聖地で値段の高いおみやげを買った。多くの人波に囲まれて山を降り、靴ひもが解けて再び結んだ後、うっかりとそのまま降りてきてしまった。山の麓のバスターミナルではっとしてあたふたとおみやげを探しに再び山に上がった。すでに非常に時間が経っていたので、おみやげはすでに消えていると思った。違った。おみやげはそっくりその場で私を歓迎した。
私たちのこのように勝てない敵を永遠にそばに置いて、どうして足を伸ばしてゆっくり寝つくことができようかと再び恐ろしい考えが襲ってきた。
私たちが社会的マナーをちゃんと守れない限り、日本は私たちを甘く見て、反省どころかますます意気揚揚と悪い侵略根性を捨てないだろう。
基本を守って力を育ててこそ克日はもちろん勝日の道に行くことが出来るのではないだろうか。
キム・ドクグォン/円仏教文人協会会長、元円仏教青雲会会長
ソース:THE ASIA NNN(韓国語)近くて遠い国日本を考え直す


儀礼も何もかなぐり捨て、「私たちのこのように勝てない敵を永遠にそばに置いて、どうして足を伸ばしてゆっくり寝つくことができようかと再び恐ろしい考えが襲ってきた。私たちが社会的マナーをちゃんと守れない限り、日本は私たちを甘く見て、反省どころかますます意気揚揚と悪い侵略根性を捨てないだろう」と、本気で思っているのでしょう
ただ、こうした日本敵視や日本蔑視は明らかに太平洋戦争後に作られたものです
まずもって朝鮮の歴代王朝は中国の歴代王朝の属国として隷属していたのであり、その扱いは決して友好的なものではありませんでした
例えば李氏朝鮮は中国の明朝に服属してわけですが、明朝は満州族が率いる清に滅ぼされてしまいます。そこで李氏朝鮮は改めて清に服従するわけです。が、途中で明朝の残党を助けて清に敵対しようとする計画がバレてしまい、清の軍隊に攻め込まれてしまいます。その時、清が朝鮮に突きつけた要求が、「黄金100両、白銀1000両、水牛角弓面200副、豹皮100張、鹿皮100張、茶1000包、水㺚皮400張、青黍皮300張、胡椒10斗、好腰刀26把、蘇木200斤、好大紙1000卷、順刀10把、好小紙1500巻、五爪龍席4領、各樣花席40領、白苧布200匹、各色綿紬2000匹、各色細麻布400匹、各色細布10000匹、布14000匹、米10000包」を毎年献上せよ、というものです。他にも国王や大臣の息子を人質として清に差し出せ、と命じられています(三田渡の盟約)
その後、献上品の要求内容は緩和されたようですが、時には牛や馬、女を献上するよう要求された例もあったようです
しかし、韓国の学校教育ではこうした事実に触れず、朝鮮は歴代の中国王朝と対等な外交関係を結んでおり、隷属しなかったと教えています
ゆえに、日韓併合で朝鮮を飲み込んだ日本は、長年独立を保ってきた朝鮮の歴史を穢した悪者、という扱いになるわけです
およそ現代の日本人の中に朝鮮半島を征服し、支配すべきだなどと考える人はいないのであり(めんどくさいので係わりたくない、というのが本音でしょう)、「悪い侵略根性」などというものはどこにも存在しないのですが

(関連記事)
韓国が主張した「日帝呪いの鉄杭」 測量の三角点だったと認める
韓国の迷信 「日帝の呪いの杭」
「桜の起源は韓国だ」と主張する韓国メディア
インチキ韓流ブーム 韓国の呆れた剣術
「江戸時代の日本はアジアで孤立」と主張する韓国教授
韓国メディア 「天皇は百済語を話す」
「文明開化に失敗した李氏朝鮮」を認めない韓国史観
「日本に大打撃を与えた」と日本海表記問題を報じる韓国
「日本は朝鮮人が作った国」と報じる韓国メディア
韓国のおバカ歴史観 朝鮮出兵は陶工が狙い?
「日本は新軍国主義ニダ」と主張する韓国の研究者
「日本が衰退している」とフェイクニュースに躍る韓国
韓国「南北統一で日本を抜き先進国へ」
日本の皇室に嫉妬する韓国
韓国の仮想戦記小説 日本を植民地に
通貨スワップ終了で韓国逆ギレ 「通貨危機は日本のせいだ」
「アベノミクスよりクネノミクスが上」だと誇示する韓国メディア
ウォン高に揺れる韓国 日本への恨み節
韓国メディア「K-POPで日本を超える経済大国に」
Cool Japanに勝利したCool Koreaと報じるメディア
作家中沢けい「韓国は8つも偵察衛星をもっている」発言で炎上
日本を核攻撃する韓国映画「ムクゲの花が咲きました」
安部首相暗殺小説を堂々と出版する韓国

「私は神だ」と称する女児猥褻犯に実刑判決

随分と香ばしいニュースが飛び込んできました
大坂の集合住宅で幼い女の子ばかり狙った性犯罪事件の裁判で、「私は神だ。死にたくなかったら無罪にしろ」とか、「私を有罪とするなら、この結果を受け全人類に審判を行う」などと不規則発言を繰り返した被告に懲役2年8月の有罪判決が言い渡されました
裁判官も「私は神だ」と称する被告に呆れたのか、「反省せず、別人格の存在を装うなど刑事責任を逃れようとする態度に終始しており、実刑が相当だ」言い放っています


2013年に堺市内で女児にわいせつな行為をしたなどとして、強制わいせつ罪などに問われた大阪狭山市、無職木村光伸被告(34)に対し、大阪地裁堺支部は9月28日、懲役2年8月(求刑・懲役3年6月)を言い渡した。木村被告は公訴時効(7年)成立前日の昨年6月22日に起訴された。
判決によると、木村被告は13年6月23日に堺市内で、昨年4月には富田林市内で、いずれも集合住宅の敷地内で女児にわいせつな行為をするなどした。弁護側は犯行当時、別人格に支配される精神障害で心神喪失状態だったと主張した。木村被告はこれまでの公判で「私は神だ。死にたくなかったら無罪にしろ」と発言。この日も「この結果を受け全人類に審判を行う」などと発言をして退廷させられていた。
蜷川省吾裁判官は「反省せず、別人格の存在を装うなど刑事責任を逃れようとする態度に終始しており、実刑が相当だ」と述べた。
(読売新聞の記事から引用)


木村被告は昨年4月の富田林市でのわいせつ行為で逮捕された後、7年前の事件で証拠として保管されていたDNA型が一致したため、再逮捕され、併せて起訴されたものです
しかし、逮捕後は一貫して黙秘し、上記の記事にもあるように「私は神だ」と神がかり状態にあるかのように装って、解離性同一性障害により別人格に支配されているフリを続けてきました
弁護人も木村被告の主張が嘘であると分かってはいるのでしょうが、被告人の利益のため心神喪失を裁判では主張していたと思われます
殺人など重罪で起訴された被告が解離性同一性障害を装うのはよくあるわけですが、それで無罪判決が出るケースなど最近ではありません。ましてや、今回のような幼女を狙った性犯罪で解離性障害を装うなど、頭がどうかしています(精神異常という意味ではありません)
幼女にわいせつ行為をする時だけ、都合よく別人格に支配されているなどという可能性はないのであり、あまりにバカすぎでしょう
裁判官が腹を立てるのも当然かと思います
ともあれ、2年8月の実刑では刑務所を出た後が心配です。再犯に走る危険があるわけで

(関連記事)
大阪府教育庁職員 女児わいせつで5度目の逮捕
https://05448081.at.webry.info/202111/article_19.html
平塚の猥褻保育士 児童ポルノ法違反で懲役15年
http://05448081.at.webry.info/201712/article_22.html
園児にわいせつ行為 保育士に懲役10年判決
https://05448081.at.webry.info/202010/article_18.html
連続少女暴行魔近藤善広 なおも余罪あり
https://05448081.at.webry.info/202101/article_3.html
連続少女暴行魔近藤善広 4度目の逮捕
https://05448081.at.webry.info/202012/article_8.html
女生徒に首輪つけた変態塾経営者 有罪判決
https://05448081.at.webry.info/202005/article_27.html
イケメンのサッカー指導者 児童ポルノ法違反で懲役4年判決
https://05448081.at.webry.info/202004/article_19.html
元Jリーガー神村奨連続強姦事件で懲役30年
http://05448081.at.webry.info/201702/article_6.html
10歳女児2人に手錠をかけ暴行 懲役11年
https://05448081.at.webry.info/202104/article_31.html
小6男児にわいせつ 小学校教諭逮捕
http://05448081.at.webry.info/201709/article_22.html
児童ポルノで停職男を小学校講師に採用
http://05448081.at.webry.info/201706/article_2.html
静岡の中学教頭 少女2人へのわいせつで懲役12年
https://05448081.at.webry.info/202103/article_31.html
静岡の中学教頭 少女誘拐監禁で免職
https://05448081.at.webry.info/202102/article_9.html
小川参議院議員の息子 強制わいせつで実刑判決
小川参議院議員の息子 保釈中に猥褻行為再逮捕
和歌山スプレー事件 女児監禁で宮下容疑者を再逮捕
和歌山スプレー事件 甘すぎる執行猶予付き判決
旅行かばんに女子児童を監禁した大学生逮捕