岡山女児殺害事件を考える 手紙に「女の子の首を絞めた」

2004年に岡山県津山市内で小学3年生の女児を殺害した容疑で起訴された勝田州彦被告の公判が続いています。判決まで26回もの公判が予定されており、検察側は次々と証人を出廷させ、勝田被告が犯人であると強く印象付ける作戦のようです
勝田被告が逮捕される前、任意で事情聴取をした岡山県警の警察官が証言に立ち、さらにはこれも逮捕前に勝田被告が母親に宛てた手紙の中で、女の子の首を絞めたと書き記してあった件が公判で明かされています
NHKの記事を2本、貼ります


平成16年9月、津山市の住宅で小学3年生の女の子が首を絞められ、腹などを刺されて殺害され、事件から14年近くがたった平成30年、別の事件で服役中だった勝田州彦被告(42)が、殺人などの罪で逮捕・起訴されました。
被告の裁判は今月から岡山地方裁判所で始まり、12日の証人尋問で取り調べを担当した警察官が出廷しました。
警察官は検察側の質問に対して、逮捕のおよそ半年前に事件について任意で複数回、取り調べをおこなった際、被告がみずから「津山市内で鍵のかかっていない家に入り、30秒から1分くらい女の子の首を絞めた。苦しむ姿を見たかった」などと関与をうかがわせる内容を話した経緯を説明しました。
そして「現場付近の図面や家の間取りを書いてもらうと、事件と合致するような内容だったのでびっくりした」と証言しました。
勝田被告はその後、供述を一転させ「犯行現場には行っていない」などと裁判では無罪を主張していて、警察官の証言をじっと聴き入っていました。
警察官への証人尋問は、13日も行われる予定です。
(NHKの記事から引用)


17年前、津山市の住宅で小学3年生の女の子を殺害したとして、殺人などの罪に問われている被告の裁判で、18日検察は、被告が逮捕前、母親に送った手紙を証拠として示し「女の子の首を絞めた」などという内容が記されていたことを明らかにしました。
平成16年9月、津山市の住宅で、小学3年生の女の子が首を絞められ、腹などを刺されて殺害され、事件から14年近くがたった平成30年、別の事件で服役中だった勝田州彦被告(42)が、殺人などの罪で逮捕・起訴されました。
18日、岡山地方裁判所で行われた裁判の証拠調べで、検察は被告が逮捕の半年前に母親に送った手紙を読み上げました。
手紙には「あの日のこと」という書き出しで、津山市で1人で下校している女の子のあとをつけて、家に上がったことなどがつづられ「苦しむ顔が見たくなり、首を1分間くらい絞めました。女の子の顔を見たら土気色になっていました。怖くなったので慌てて逃げました」などと、関与をうかがわせる内容が記されていたということです。
一方、手紙には「女の子」が誰なのか特定できる情報はなく、首を絞めること以外はしていないとも書かれていました。
勝田被告はその後、警察の取り調べで関与を認めたものの、供述を一転させ、裁判では「犯行現場には行っていない」と無罪を主張しています。
(NHKの記事から引用)


津山市の殺人事件で逮捕される半年前に、勝田被告が母親宛ての手紙に書いた犯行をほのめかす内容は、犯人しか知らない秘密の暴露に当たるのでしょう。勝田被告はその後、津山市の殺人事件で逮捕されてから供述をひっくり返し、「自分はやっていない」と主張し続けているわけですが、積極的に無罪を証明できる材料はありません。「犯行現場となった津山市には行っていない」と言いはるものの、犯行当日どこで何をしていたか、証言できる人物はいません。津山市に行っていないのなら、その日はどこに居たのか?
以前取り上げた今市女児殺害事件でも、勝又被告が女児殺害をほのめかす内容の手紙を母親宛に出しており、それが有力な証拠となりました
公判はまだ続きますので、検察はまだ隠し玉を用意しているのかもしれません

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甲府放火殺人 犯人は19歳の生徒会長

甲府市の住宅が放火され、焼け跡から夫婦の遺体が発見された放火殺人事件では、定時制高校に通う19歳の出し生徒が容疑者として逮捕されています。文春オンラインではこの男子生徒の周辺を取材し、記事にしています
こうした事件の取材では、容疑者の学校の成績が良かったとか悪かったとか、挨拶をするこどもだったかどうか、などという話が中心になります
近所の人に話を聞いても、そうした外見的な情報しか得られない場合がほとんどであり、彼の人となりを掘り下げるような内面のエピソードを語る人に取材で巡り遭うのは困難です
なので、文春オンラインの記事も外見的なエピソードにとどまり、事件の本質に迫るような話はありません


「急にツーブロックに刈り上げ、ワックスで髪型を…」甲府放火“2人死亡” 逮捕の“19歳生徒会長”が事件前に見せた“変貌”
(前略)
生徒会長にも選ばれたA。休み時間は常に一人で「ポケモン」を…
「Aは授業態度が真面目で、勉強熱心。皆勤賞かってくらい学校を休むこともないから、教員からの評価も高かった。でも友達は少なく、いわゆる“陰キャ”でしたね。自分は席が近かったこともあり、ペンを借りたり、勉強を教えてもらったりすることもあった。貸してくれるのは決まって、サンリオの犬のキャラクター『シナモン』のイラストが描かれたペンで、数学が得意でした。
昨年度末に行われた生徒会選挙にも立候補し、在学生の信任を得て、生徒会長に選ばれました。うちの学校は毎年、明るくて目立つタイプの“陽キャ”が生徒会に立候補するので、Aが出馬したのは以外でした。ちなみに井上さんの長女も同じ選挙に立候補し、役員に選ばれています」
生徒会長に選ばれたものの、Aは変わらず、学校では特別に目立つわけではなく、友人らと戯れることもあまりなかったという。
「友達同士で悪ふざけをしたり、冗談や下ネタを言ったりする姿は見たことがない。休み時間は常に一人でいて、ニンテンドースイッチをもってきて『ポケモン』をしていた。部活は長女と同じ将棋クラブだったと思います。学校が終われば緑色のママチャリでそそくさと下校していく。生徒会の中では仲良くやっていたようだが、地味なタイプでした」(同前)
急にツーブロックに刈り上げ、ワックスで髪型をキメるように…
ところが、今年の春頃にAに変化が起きたという。友人が続ける。
「生徒会長に選ばれた後の4月ごろです。もともと芋っぽい見た目のAでしたが、急にツーブロックに刈り上げて、ワックスで髪型をキメていました。太かった眉毛も整えて、見た目に気を使っている印象でしたね。『かっこいいね』と声を掛けたら、おどおどしながらも喜んでいました。今思えば異性か好きな人を意識していたのかもしれません」
「ティファニーなどのブランド品を勝手に送りつけてきた」
「『ティファニーなどのブランド品を勝手に家に送りつけてきて、LINEをブロックしても執着してくる人がいて困っている』って……。その人の名前を聞いても、相手を気遣って私には教えてくれませんでしたが、おそらくそれがAだったのではないかと思います」(井上さんの長女の友人) 
別の知人はこう証言する。
「美人で人気者だった彼女でしたが、彼氏はいなかったと思います。でも、女子高生ですし、当然気になる相手や男友達はいたようです。今年の夏にはある男の子とイオンで一緒に仲良く遊んでいて、噂にもなった。それでAが勝手に勘違いし、逆恨みをしていたのだったら……」
(以下、略)


殺害された井上夫妻の長女は、中学時代不登校だったようですが、高校生になってからは明るさを取り戻し、活発な高校生活を送っていたようです。容疑者である19歳少年Aはそんな彼女に惚れ、一方的に思いを募らせたのでしょう
ただ、ティファニーのブランド品(指輪というのはあまりに重すぎますので、イヤリングかペンダントでしょう)をいきなり送りつけるというのは、空気が読めない行動であり、女性ならドン引きするでしょう
が、少年Aにすれば精一杯の誠意を示す行動だと思っていたのかもしれません。そして誠意を示せば彼女がそれを受け入れてくれるはずだと信じ、拒絶されるとは考えてもいなかったと推測されます
LINEをブロックしても学校では一緒になるのですから、長女の方もかなり気まずい思いをしたでしょう。少年Aに対しては付き合う気はないとはっきり伝えたはずですが、諦めようとしない少年Aを「わからせる」というのは容易ではありません。ストーカー行為をする男の常として、強く言い寄ればかならず自分になびくはずと思い込んでいるのですから。「自分がとことん嫌われている」とは考えないのです
そこから家に侵入して家族を殺害する段階まで、相当飛躍があるように自分などは思うわけですが、少年Aにとっては自然な成り行きだったのでしょうか?
今後の取り調べで何を語るのかは分かりませんが、少年Aは精神障害があるとは考えられません(定時制高校に通い、成績の悪くない)。その不器用な行動、空気を読めない立ち振舞からすれば、ある種の発達障害を抱えていると予想されます。どうなのでしょうか?

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