中国映画「トゥーランドット」大コケ

ジョン・シャオロン監督の映画「トゥーランドット」が中国で公開されたものの、客足が伸びず大コケ状態だと報じられています。ユーザー評価も10点満点中わずか3.7点と酷評されているのだとか
制作費に53億円を投じたというからには、中国とその他の国で100億円以上稼ぐ目論見だったと思われます
プッチーニ作のオペラ「トゥーランドット」は西欧人がイメージする中国が舞台であり、舞台装置から衣装、役者の仕種まですべて西欧人の想像の産物です。なので、中国人が観れば「なんじゃこりゃ」と思うのは当然であり、これを中国人の演出で時代考証をしっかりとやり、舞台装置から衣装まで中国の文化に即したもので実現したいという気持ちになるのでしょう。ただし、それが西欧人にウケるとは限りません


オペラ作品で知られる「トゥーランドット」の世界を描く中国映画「図蘭朵:魔咒縁起」(The Curse of Turandot)が、有名監督と脚本家、豪華キャストを揃えながらも、公開から2週間を経て惨敗状態となっている。
映画「図蘭朵:魔咒縁起」は、小説家で脚本家のワン・シャオピン(王小平)による小説「三色鐲」を実写化した作品。中国の神話と神秘的なパワーを持つ三色の腕輪をめぐる、東方の姫トゥーランドットの物語となる。ワン・シャオピンの夫で、ドラマ「ニューヨークの北京人」「宮廷の諍(いさか)い女」「ミーユエ 王朝を照らす月」、映画「刮痧」など数多くのヒット作で知られるジョン・シャオロン(鄭暁龍)監督がメガホンを執り、人気女優のグアン・シャオトン(関暁彤)が主演。俳優チアン・ウェン(姜文)やフー・ジュン(胡軍)、仏女優ソフィー・マルソー、米俳優ディラン・スプラウスといった豪華なキャストが出演している。
中国で今月15日から公開されている「図蘭朵:魔咒縁起」だが、30日現在の興行収入はわずかに1880万元(約21億円)となっている。ドラマや映画の情報サイト最大手・豆瓣(douban)では、ユーザー評価が10点満点のうち3.7点から、その後は3.4点に転落。公開された資料では投資額3億元(約53億円)の巨大プロジェクトだったが、惨敗状態を呈している。
監督・脚本・名優や人気女優がそろった同作が、思いがけず散々な状況に陥っていることについて、ニュースサイトの網易(Net Ease)ではその敗因を、「まったく栄養分のない異文化のごった煮」と酷評している。さらに網易では、ハリウッドスターも出演しながら惨敗となった2016年の中国映画「グレートウォール」(長城 / The Great Wall)を例に挙げ、「豪華キャストだけを頼みに、やみくもに投資した痛い失敗に学んでいない」とも報じている。
(レコードチャイナの記事から引用)


なお、美術監督には日本アカデミー最優秀美術賞の種田陽平が起用されています。上記の記事のように有名俳優を配しても、中国ではウケが悪いようです。どこまでオペラ「トゥーランドット」の世界を踏襲しているのかは分かりませんが、およそ中国の一般大衆はオペラ「トゥーランドット」に興味がなく、派手な活劇を期待したのではないでしょうか?
他方、脚本家や監督は「トゥーランドット」をより中国化した物語として映像化したかったのかもしれません
なので、上で述べたようにオペラを好む西欧人からすれば、中国化された物語に感情移入できるかどうか微妙です。「見たかったのはこれじゃない」という反応が予想されます
予告編を見ると中国映画特有のワイヤーアクションを多用しており、笑ってしまいます。中国人はよほどワイヤーアクションが気に入っているのでしょう(不思議です)

メイキング映像


予告編


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