古河介護施設殺人 別件の殺人で赤間容疑者再逮捕

茨城県古河市の介護施設で高齢者を殺害したとして逮捕された赤間恵美容疑者ですが、同施設での別の殺人にも関与していたとして再逮捕されました。余罪を立件するのは難しいだろうと思っていたのですが、死亡した高齢者のCT画像が残されており、警察の鑑定で血管に気泡が写っていると確認され、逮捕に至っています
よくもまあ、CT画像を撮影していたものだな、と感心します
横浜の大口病院で入院患者の点滴に消毒薬を混入させて殺害した久保木愛弓被告のケースでは、入院患者の不審な急死が40人も相次いだのに、大口病院は血液検査すらしていませんでした。高齢の入院患者が急死しても、医師らは何とも思わず血液検査も検視もしなかったわけです。死因に不審な点があれば調べるのは当然だと思うのですが、医療現場ではそうしていないのが実態のようです。血液検査をしていれば、久保木被告の犯行を食い止められ犠牲者を最小限に抑えられたでしょうに


茨城県古河市仁連の介護老人保健施設「けやきの舎(いえ)」で昨年、入所中の男性が体内に空気を注入され殺害された事件で、県警の捜査本部は29日、注射筒(シリンジ)で体内に空気を入れる同様の方法で別の男性も殺害したとして、殺人の疑いで、同市大和田、元施設職員、赤間恵美容疑者(36)=殺人容疑で逮捕、処分保留で釈放=を再逮捕した。事件は連続殺人に発展した。
再逮捕容疑は昨年5月30日午後3時半ごろ、同施設内で、入所していた同市大山、無職、鈴木喜作さん=当時(84)=の腕につながれた点滴チューブにシリンジを使って空気を注入し、空気塞栓(そくせん)症を発症させ、同5時15分ごろ、搬送された県内の病院で、急性循環不全で殺害した疑い。県警は赤間容疑者の認否を明らかにしていない。
県警によると、鈴木さんの死亡時、赤間容疑者は看護師として勤務していた。看護師はシリンジを持ち出せる職種だった。鈴木さんの容体急変前、鈴木さんがいる1階の4人部屋に赤間容疑者が1人で入っていくのを施設職員が目撃していたという。
鈴木さんは昨年3月下旬、同施設に入所。介助が一部必要だったものの、会話は可能で、容体が急変する健康状態ではなかった。死亡前はベッドに横たわり、右腕に点滴を受けていた。
鈴木さんは当時、病死扱いとなり、検視や司法解剖は実施していなかった。搬送先の病院で実施されたコンピューター断層撮影(CT)の記録や、その後の捜査過程で得た医療関係者の意見などを基に、体内に空気を注入された疑いが強まった。
施設では昨年7月6日、入所者の吉田節次さん=当時(76)=も空気塞栓症による急性循環不全で死亡。県警は今月8日、赤間容疑者を吉田さんに対する殺人容疑で逮捕し、古河署に捜査本部を設置していた。
赤間容疑者は昨年4月下旬、施設に採用され、看護師として働き、施設運営上の理由で6月中旬、介護士に職種が変更となった。この時点ではシリンジや点滴を扱う立場ではなくなっていた。吉田さんの容体急変時、不審な動きを他の職員に詰問され、終業前に退勤してそのまま退職していた。
(茨城新聞の記事から引用)


記事の最後に、赤間容疑者は看護師として採用されたものの、施設の都合で介護士に職種が変更された、とあります。これは初耳です。初期の報道では、赤間容疑者が看護師資格を有しているのに介護士として働いていた、と記事には書かれており、不可解に思ったものでした
介護施設での職種変更によって赤間容疑者の給与が引き下げられたのであれば、当然それを不満に思うのであり、報復のために事件を起こしたという推測も生じます
外部の医療機関と提携して看護師による訪問看護を施設に導入したため、看護師を常勤で置いておく必要がなくなったのでしょうか?

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就活生を強姦 リクルート子会社社員は懲役20年?

窃盗事件のように時代がどう移り変わろうと繰り返される犯罪もあれば、マッチングアプリで知り合った女性に薬物を飲ませて強姦するという、今の世相を反映した犯罪もあります
誰でも手軽に利用できるという利便性の反面、簡単に犯罪手段として悪用される負の面も併せ持つわけです
リクルートコミュニケーションズの元社員、丸田憲司朗被告はおよそ40人もの女性に対し上記の手口で犯行を繰り返したとして逮捕、起訴されています。最終的にどれだけの件数を立件するのかは不明ですが、AERAドット掲載の記事が量刑について触れていましたので、取り上げます


就活生への性的暴行で10回逮捕された30代男はどのくらいの罪になるのか? 元裁判官に聞いた
マッチングアプリで知り合った女子大生らに乱暴した疑いで、警視庁に10回逮捕された元リクルートコミュニケーションズ社員の丸田憲司朗容疑者(31)。「反省の態度が見えない」(捜査関係者)という丸田容疑者だが、スマホには40人のわいせつ動画が残されており、今後、さらに逮捕が続く可能性もあるという。10回逮捕となった異例の事件だが、果たしてどれくらいの刑罰が下るのか。
*  *  *
2020年11月、30代の知人女性に乱暴したとして準強制性交の疑いで逮捕された丸田容疑者。翌12月には、学生が就職を希望する会社の社員らに会える「訪問アプリ」を通じて出会った20代の女子大生に乱暴したとして同容疑で2回目の逮捕。被害者がトイレへと席を立ったすきに睡眠作用のある薬を酒に混ぜ、意識をもうろうとさせ乱暴するという卑劣極まりない手口だった。
丸田容疑者のスマホには40人もの女性へのわいせつ動画が残されており、自宅からは大量の睡眠薬が見つかった。その後もアプリで出会った女子大生らへの余罪が発覚、同容疑などで次々に逮捕された。
10月5日、20代の知人女性に、同様の手口でわいせつな行為をしようとしたとして準強制性交未遂の疑いで逮捕されたが、これが10回目。
「警視庁は悪質さと常習性に鑑み再逮捕を続けている。余罪についてさらに捜査を進めている」(全国紙社会部記者)
反省したそぶりがなく、あいまいな供述を繰り返しているという。
(中略)
刑事裁判官だった経験を持つ片田真志弁護士は「今後、何の罪で何件起訴されるかによって量刑に差が出る」と前置きしたうえで、
「あくまで一般論としてですが、仮に10人への準強制性交罪で起訴された場合、懲役20年前後が目安になるでしょう」と指摘する。
同様の事件の判例では、今年2月に、SNSで「写真撮影のモデル依頼」の名目で男性を誘い、計10人に睡眠薬入りの酒や食事を取らせて昏睡(こんすい)させ、性的暴行を加えたとして準強制性交等と準強制わいせつの罪に問われた元教諭の男に、大阪地裁が懲役20年の判決を下している。昨年12月には、マッチングアプリで出会った女性10人に同様の手口で昏睡させて乱暴などをしたとして準強制性交などの罪に問われた元銀行員の男に、東京地裁が懲役22年の判決を下している。
「何件以上なら何年という明確な基準はありませんが、起訴の件数が多ければ、それだけ量刑は重くなります。ただ、性犯罪については非親告罪になったとはいえ、被害女性は法廷で尋問を受ける場合もあるため、精神的負担から起訴をのぞまないケースもあります。その場合、検察は女性の感情に配慮し起訴しないことが多く、全容解明にはハードルがあるのが現実です。今回の事件で当局が逮捕を重ねているのは、起訴の件数を少しでも増やし重罰を与えたいという強い意志の表れだと思います」(片田弁護士)
(以下、略)


最近はマッチングアプリのテレビCMを目にするようにもなっており、利用者はますます増えるのでしょう。それにともなって被害者も増えるのは確実です
マッチングアプリの利用資格を18歳以上とか、就職活動中の大学生に限るとか定めたところで、犯罪者はあの手、この手で潜り込みます。対面で入会審査をしていない以上、どれだけ条件を厳格化しようと無駄でしょう
そうまでして出会いの機会、恋愛のための手段を用意する必要があるのかどうか自分には分かりませんが、利用したいと欲する人がいる以上はこの手のサービスはなくならないのでしょう
そして「素敵な出会いが待っているに違いない」と過剰な期待を寄せる若者が犠牲になるのは避けられません。学校で、家庭でいくら出会い系サイトの危険を教えようとも、利用するこどもはいるわけで(もちろん、性犯罪の被害に年齢は関係なく、犯行に至った加害者が悪いのです)
さて、丸田被告が11回目、12回目の再逮捕となった報道は見ていないので、立件は終了したのでしょう。丸田被告の携帯電話に画像が残されている女性でも、裁判沙汰にはしたくないと考える被害者もいて、警察や検察が立件を見送ったケースもあると想像します
だからといって、上記の記事にもあるとおり丸田被告の犯行に情状酌量の余地はないのであり、懲役20年かそれを超える求刑がされるはずです
下記の関連記事で挙げているように、三菱UFJ銀行の元社員は同種の犯行で懲役22年を言い渡されています

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