伊丹市の元校長 児童買春で有罪判決と罰金刑

昨年4月、兵庫県伊丹市の元小学校長が児童買春と児童ポルノ法違反で逮捕された件を取り上げました。事件の顛末に言及するのを失念していましたので、あらためて書いておきます
逮捕、起訴されたのは峰松誠治容疑者(62)で、教員としてよりも教育委員会勤務が長く、教員に対する研修も受け持ち、「セクハラに注意しなさい」と新任教師に説教していた人物です。校長で退職した後、伊丹市学校教育部総合教育センターで非常勤職員として、不登校の小中学生の補習を見る傍ら買春を繰り返したわけです
事件の概要を振り返るため、神戸新聞の記事から一部を引用します

インターネット上で入手したわいせつな画像を販売したり、買春行為をしたりするなどして、元兵庫県伊丹市立小学校長で市の学校教育部総合教育センター職員(62)が懲戒免職処分された問題で、市教育委員会の会見での主なやりとりは次の通り。
-事案の時系列や内容はどこで確認したか。
「全て本人からの聞き取りを根拠にしている」  
-買春相手の女性は18歳未満か。  
「本人の話では、1人は女子大生でもう1人は会社員と認識していた」  
-年齢の確認方法は。  
「女性が奨学金の返済があることなどを話しており、会話の流れから判断した。身分証などでは確認していないという」  
-買春相手との出会い方は。  
「ツイッターで検索して、知り合った女性と買春行為に及んだ」  
-買春の回数は。  
「会社員と思われる女性とは1回、女子大生とは3回会ったと話している」  
-買春相手の女性の写真も販売していたか。  
「販売した写真と買春相手の女性とは一切関係ないと本人は話している」  
-写真の販売方法は。  
「SNS上で『もも』という女子中学生を名乗って、その女子中学生の画像と偽って販売していた」
-写真販売と買春の金額は。  
「写真は1枚500円ほどで約50~60枚販売し、買春は大阪市内で1回1万5千~3万円でしていた」
-動機は。  
「家族の1人が体調を崩して入院した時期と重なると話しているが、興味本位、性的欲求を満たすためにしたと話している」  
-本人の身柄は。  
「市教委では逮捕されているかどうかは確認していない。本日、寝屋川警察署に身柄を拘束されているとご家族から連絡があった」  
-本人の反省の言葉などは。  
「反省しているし、自分の認識が甘かった。謝っても謝りきれない、社会奉仕に身をささげたいと話していた」  
(神戸新聞の記事から引用)

「社会奉仕に身をささげたい」と峰松被告は述べていますが、未成年者には近づいてほしくありません。高齢者の介護でもするなら結構ですが
教育者のフリをした性犯罪者ほど厄介なものはありません(自覚がないのも問題です)
記事にもあるように相手の女の子が「18歳以上」だと自称しているのを信用しただけではダメで、身分証などで年齢を確認しておかないと児童買春あるいは青少年育成条例違反に問われます。知らなかった、は通用しません
昨年9月に判決があり、峰松被告に対して懲役2年執行猶予3年の判決と罰金20万円の有罪判決を受けています。罰金刑は未成年者のわいせつ写真を販売していた児童ポルノ法違反に対するものです
校長で退職すると教育功労として、75歳過ぎに叙勲を受けるのですが、このように事件を起こして有罪判決を受けていれば叙勲の対象にはなりません。功成り名を遂げる、とはいかないのです
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川口市いじめ事件 市側に勝訴も何も解決せず

埼玉県川口市の中学生が2015年、学校でいじめを受け不登校状態に陥ったのですが、川口市教育委員会は「いじめはなかった」と主張し、何の対応もしてきませんでした。元中学生とその両親が川口市を相手取って訴訟を起こした結果、さいたま地裁は学校と教育委員会の落ち度を認め、川口市に55万円の賠償支払いを命じる判決を下しています
元中学生は現在19歳になっているものの、いまだにいじめによる精神的ダメージから回復せず、薬を服用して生活しています。川口市教育委員会や中学校教師の怠慢が裁判で認められ、55万円の賠償金を手しても何も解決していないわけです
そもそも「いじめはなかった」と言い張り何もしなかった川口市教育委員会と中学校は、何を目指していたのでしょうか?
いじめが中学校で行われている事実を認めれば、自分たちの立場が悪くなるというだけでいじめを否定し、生徒を犠牲にした一連の事態をどう受け止めているのか、何とも不快な事件です


いじめで不登校になった埼玉県川口市立中学校の元男子生徒(19)が学校や市教育委員会の対応が不適切だったとして市を訴えた損害賠償訴訟で市側が先月、敗訴したことを受け、茂呂修平教育長や当時の校長らが6日、元生徒宅を訪ねて元生徒本人に謝罪した。元生徒側も謝罪を受け入れた。
この日、謝罪したのは茂呂教育長と当時の市教委の担当者3人、当時の学校関係者である松崎寛幸元校長、元教頭、部活動の元顧問教諭の計7人。
茂呂教育長は元生徒に「中学時代を苦しいものにして申し訳ない。2度とこのようなことを起こさないことが、思いに報いることだと思っている」と頭を下げた。
元校長は「早期に対応を取るべきだったと深く反省している」。元顧問教諭は「引っ張ったり、たたいたりして本当に申し訳ない。サッカーが好きで入部してきたのにサッカーをやらせてあげられなかった」と謝った。
市教委は、いじめの発生を知りながら重大事態として調査せず、元校長も「いじめがなかった」と発言していた。元生徒は元校長らに「文部科学省や県教委になぜうその説明ばかりしたのか」などと質問。最後に「いじめられたことより市教委や元校長、元顧問の先生にうそをつかれたことの方がすごく悔しいし、つらいし、苦しいです」と話した。
元生徒側は昨年7月、市を相手取り、いじめに関する公文書の訂正を求める訴訟を起こしている。この件について市教委側は「検討しているので時間がほしい」と理解を求めた。
市側の謝罪を受けて母親の森田志歩さんは「いじめ事案が起きた当初から話がつくられていた最悪の事件。(市教委まかせにしないで)市として再発防止を講じるために、原因究明や検証をしてほしい」と話した。
元生徒は「楽しく過ごせるはずだった時間や友達をたくさんなくした。今でも毎日薬を飲まないと過ごせない。失ったものを全て返してほしい」とコメントした。
(朝日新聞の記事から引用)


上記の記事に書かれているところの、「いじめに関する公文書の訂正を求める訴訟を起こしている。この件について市教委側は『検討しているので時間がほしい』と理解を求めた」という川口市教育委員会の対応には愕然とさせられます
いじめがあったと判決で認められたにも関わらず、公文書の記載の訂正をさらに裁判で争わなければならないという手間。被害者にどれだけ負担を押し付けるのか。本当に反省しているとは思えません
裁判で「いじめがあった」という判決が出たとしても、公文書を訂正するかどうかは別問題だ、というのが教育委員会側の言い分なのでしょう。本当に役に立たない小役人の集まり、だと思うばかりです。教育委員会など廃止し、別個の組織に再編する必要があります
7人もぞろぞろと雁首揃えて元生徒宅へ謝罪に赴き、頭を下げただけ、というのも情けない話です
1人の元生徒の人生を歪めてしまったという認識を抱けないものなのでしょうか?

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