実の娘と性交、出産させた父親の公判

近親相姦事件の裁判というのは数が多いわけではないものの、確実に存在します
新聞やテレビのニュースで取り上げられる機会はほとんどなく、週刊誌が読者の好奇心を刺激するネタとして取り上げる場合がほとんどでしょう
自分もこれを取り上げるのは気が重いわけですが、知らぬ存ぜぬとはいきませんので書きます
週刊誌「FRIDAY」に掲載されている記事は長文なので、引用は一部にとどめます。全文を読みたい方は以下のアドレスにアクセスしてください


「一番重い刑を…」実娘に子供を産ませた父親の非道と言い訳の数々
実の娘と性交したとして児童福祉法違反の罪に問われている男(氏名年齢非公開)の公判が現在、東京地裁で続いている。
◆捜査のきっかけは児童相談所からの情報提供
起訴状によれば被告は2013年6月下旬から8月中旬にかけて、自分の娘・Aさん(当時15)が18歳未満と知りながら自宅で性交したとされる。2017年の刑法改正により監護者性交等罪が新設される前の出来事となる。
なぜ2013年の事案が、令和のいま、起訴に持ち込まれたのか。それは公判に証人出廷した刑事らの証言により、ある程度明らかになった。被告は実の娘に、自分との子を2人も産ませていたのだ。その子らが保護されている児童相談所からの情報提供を受けて捜査が始まったのだという。
ところが被告は否認した。21年9月に開かれた初公判の罪状認否では、書面を手に持ち、長時間、主に警察や検察に対する不満を訴えた。
「まずあの、今、起訴状ですね、それが犯行場所の住所が、記載されている住所と、起訴状記載の住所が違います!で、え~っと、またですね、犯行日時や場所等を、検察官は証拠から可能な範囲で特定するとしていますが……他県の警察が扱う同一の犯罪と本件を別にするため意図的に、証拠と違う住所を記載したのでは……また東京都は公訴犯罪事実を放置していた……子供たちの人権を著しく侵害している……」
この長く難解な認否を弁護人は「違法捜査に基づく公訴権の濫用だ」と要約し、捜査機関による手続きに違法な点があるため無罪であると主張した。
とはいえ証拠によれば、被告が実娘のAさんに、自分の子を2人産ませたことは間違いないようだ。捜査では、被告とAさん、そして児童相談所に保護されている2人の子についてDNA型鑑定が行われており、その結果によると、2人の子と被告が親子である確率はそれぞれ約99.999%だという。いっぽうの被告は、この鑑定における警察の手続きに不備があり、DNA型鑑定の結果が証拠能力を持たないと主張している。
捜査手続きに違法な点があったか否かが争点となったこの公判では、刑事や科学捜査研究所の職員らが証人として出廷し、当時の様子を証言した。被告は、公判のたびに毎回、調書や捜査報告書などの書類を大きな袋に入れて持ち込み、長いテーブルの上にそれらを広げ、証人らの話に耳を傾けていた。
そのうえ被告は審理のたび、裁判手続きについて30分ほど裁判長に“意見”を述べた。例えば、被害者である被告の娘・Aさんが証人尋問にあたり、弁護士の付き添いをつけると発表された際は次のように反対した。
「長女の尋問に、弁護士が付き添うことは、著しく不相当で、え~、人権擁護の観点から……弁護士が国家権力を濫用し尋問内容に影響が生じる……」
果ては自分の味方であるはずの弁護人にすら、不信感を抱き、不満を述べた。
(中略)
◆公判で実娘が語った「父に対する思い」
Aさんは妊娠・出産当時中学3年生だった。妊婦検診を受けていなかったため、母子手帳も持っておらず、出産時に正確な週数が分からなかった。そのため出産前の超音波検査や、出産後の胎児の身体測定などから出産時の週数を判断した結果、正期産でなく、31週での早産だったことがわかったという。
早産となった原因について産科医は「医学的に色々な可能性があり断定は難しい」としながらも、ひとつの可能性として、次のように述べた。
「妊娠中の性行為が考えられます。Aさんの場合にその可能性があると述べる理由として、31週で陣痛が起こった原因として『絨毛膜羊膜炎』を発症していました。これは、妊娠中に膣内に射精が繰り返された可能性があります」
争われている起訴事実は2013年のAさんとの性交であるが、実際はその後も、妊娠しているAさんに対して性交を繰り返していた可能性を、医師から指摘された格好となる。
さらに公判では、被害者であるAさん本人も証人出廷したが、Aさんは「解離性障害」により、被告との性交を全く記憶していなかった。症状としては、強いストレスにさらされるような経験後、一種の防衛本能が働き、その記憶が失われる場合がある。
しかしAさんは性交については記憶していなかったものの、妊娠中や出産時の出来事は一部記憶していた。当時、被告から「今思えば妊娠検査薬だったと思いますが、細長い棒に『おしっこをかけて』と言われたり、ダボダボの服を着させられたり、『お腹を下にして寝るな』と言われていた」と証言した。これが事実であれば、被告はAさんと性交したことや、その結果Aさんが妊娠したことを当時、自覚していたことになる。
(以下、略)


「DNA鑑定の手続きに不備があるので鑑定結果は証拠にならない」と否認しているようですが、そうやって平気でウソをつき、表面を取り繕おうとする態度にゲンナリさせられます
以前にも書いたのですが、自分が少年鑑別所勤務当時、収容させていた少女から「父親に犯された」との話を聞き、それゆえ彼女は家に居たくなくて頻繁に家出をしていたという事情を把握した件がありました。しかし、これを上司に話したところ、「自分の娘を犯す父親がいるわけがない。彼女は家出した責任を父親に押し付けるためそんな話をでっち上げているのだ」と返されました。その後、家庭裁判所の調査官が彼女の父親を呼び出し問い糾したところ、近親相姦を認めています
確かにその少女の話はウソが多く虚言癖を疑ったわけですが、父親から何度もセックスの相手となるよう要求させ、断ると殴られる生活がどれほど苦痛で、ストレスの原因となったかを考えれば上記の記事にある被害者Aさんが「解離性障害」になったのも理解できます
ただ、当時の自分の上司は少年鑑別所や刑務所に長く務めたベテラン職員だったわけですが、そのような状況に置かれた少女の苦悩を理解するだけの感性もなければ想像力もなかったわけです
さて、話を上記の事件に戻します。被告である父親は妊娠中のAさんに対し何度も性交していたのですから、鬼畜というほかありません。胎児が流産しても、それで構わないと思っていたのか、自分の性欲解消が最優先だったのかは分かりませんが
裁判は被告に懲役刑を課すだけであり、生まれたこども将来に責任を持ちません。生まれたこどもたちに、「あなたは近親相姦で生まれたのだ」と事実を伝えたところで、何の解決にもならないのであり、どうにも暗澹たる気分になってしまいます
量刑としては強制性交罪で懲役8年くらいでしょうか。そしてAさんの「解離性障害」も被告の身勝手な行動と性的暴力に振り回された結果であり、傷害罪を付け足してもよいのではないか、と思ってしまいます。それで懲役刑が4年でも5年でも上積みされるなら

(関連記事)
実の娘と性交、出産させた父親に懲役7年
https://05448081.at.webry.info/202204/article_8.html
DV夫が養女に淫行 懲役2年6月に不満
https://05448081.at.webry.info/202202/article_23.html
実の娘と強制性交して無罪 近親相姦罪がない日本
15歳養女に性暴行で懲役18年 三重
https://05448081.at.webry.info/202201/article_57.html
実の娘と強制性交 控訴審判決の骨子
実の娘と強制性交 控訴審で逆転有罪判決懲役10年
実の娘と強制性交でも無罪 控訴審始まる
実の娘と強制性交も無罪の判決
義理に娘(女児)に猥褻行為 兵庫の元校長に懲役6年求刑
義理の娘に性暴力で懲役11年 千葉
娘への性的暴行で懲役6年判決 福島
徳島で孫娘2人を強姦した祖父 懲役8年の判決
14歳養女強姦事件を考える1 被害者証言は曖昧無罪判決
14歳養女強姦事件を考える2 無罪判決を破棄し差戻し
14歳養女強姦事件を考える3 差し戻し審で有罪判決
娘を性的暴行した父親に懲役に懲役4年の判決
12歳娘を強姦 控訴審で逆転有罪判決
再婚相手の娘に性暴行 懲役18年の厳罰
女子中学生にわいせつ行為で里親起訴 高知
高畑裕太不起訴 弁護士は「そもそも事件性なかった」発言
高畑裕太事件で「被害者女性の問題」を書く週刊誌
俳優小出恵介 未成年者と淫行の波紋
俳優新井浩文強姦、逮捕の影響
女子児童5人を強姦し懲役20年 鬼畜教師
「14歳と性交で逮捕は不当」 本多議員の歪んだ性意識
「14歳と性交で逮捕は不当」発言 立民党本多平直議員
「14歳と性交で逮捕は不当」 性犯罪オヤジの言い分

玉川徹「社会に牙をむく若者が増えるのは当然」

1月8日に渋谷で起きた焼肉店立てこもり事件に関連して、玉川徹がワイドショーで語ったコメントが報じられています
東京都内で起きた事件だけに大々的に報道されたわけですが、これが九州や北海道で起きた事件ならローカルニュース扱いのままで、全国ニュースで取り上げられなかったかも知れません
先週、東京で大雪になった際には、まるで重大事件が発生したかのごとく全国ニュースの時間に延々と東京の積雪の様子を報じていました。地方に住む人間にとっては、東京の大雪などどうでもよいニュースなのですが。そのためか、岡山の女児殺害事件判決はニュースで扱われないままでした。東京の大雪などよりよほど重大なニュースだ、と自分は思うのですが
さて、玉川徹の発言を取り上げたスポーツ報知の記事を以下、引用します


10日放送のテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・午前8時)では、8日夜に発生した東京・渋谷区の焼き肉店での立てこもり事件で、およそ3時間立てこもった末に突入した警視庁の捜査員に現行犯逮捕された荒木秋冬容疑者(28)が「死刑になりたい」などと供述したことを冒頭で特集した。
コメンテーターで出演の同局・玉川徹氏は昨年10月の京王線無差別殺人未遂事件などの類似事件が続出していることについて、「この週末、橘玲さんの『無理ゲー社会』という本を読んだんですけど、なるほどと思われるところがいっぱいあって、日本というのはますます高度な自己責任社会になってますよね。自由な代わりに自己責任であるという」とまずコメント。
その上で「若い人なんか自己責任が当たり前になっている状況だと。そういう社会というのは自分の所得階層は完全に自分の能力と親の資産で決まっちゃう。両方ともがないってことになると、自分の所得階層を上げるのが本当に難しい。逆に言うと、将来への希望も生まれにくいってこと」と続けると「そういう社会の中で、ある一部の人が社会自体のせいだと。社会自体に攻撃を加える人が出てくるのは、もしかすると、必然なのかも知れないですん」と発言。
「いろいろな無差別殺人とかも起きてますけど、この人も結局は社会のまったく関係のない人に対して攻撃的なことをする。何を求めているかというと、社会から退場することを求めているわけですよね。これでは死刑にはならないけれども、死刑になる、刑務所に入るってことも今の社会から退場するってこと。そういう方法を取ろうってする人たちは、もしかしたら、この自己責任社会が強調されて強まっていくのであれば増えていかざるを得ないのかなと思います」と結論づけていた。
(スポーツ報知の記事から引用)


玉川徹が何をどう考えて発言しているのか、よく分かりません
ただ、社会に牙を剥くような無差別殺人というのは昨日今日、発生するようになったわけではなく、平成や昭和の時代、戦前にも起きています
戦前の日本など、現代よりも格差社会であったわけであり、将来への希望も生まれにくい社会だったと言えるでしょう
したがって、焼き肉店立てこもり事件にしろ、京王線ジョーカー男事件にしろ、現代の世相を反映していると決めつけるのは大間違いで、いつの時代にも希望を失い社会に牙を剥く若者(中年も含む)がいる、と考えられます
玉川徹は今の政治が悪いから、社会が間違っているからこうした事件が続発すると言いたいのかもしれませんが
昭和の時代、チンピラや暴走族があちこちに屯していたわけで、そうした連中の姿を見かける機会が減っただけでも、世の中は少し良くなったと自分は思います
「自己責任社会」という括り方も大いに疑問です。昭和の時代もさまざまな社会矛盾が指摘され、その社会を変革しようと学生運動に多くの若者が参加し、過激化し、先鋭化し、無差別爆弾テロ(北海道庁爆破テロ)やよど号ハイジャック事件などが起きました。あるいは連合赤軍リンチ事件のように、仲間さえも殺す陰惨な事件も起きました
電車の中で刃物を振り回すのはもちろん論外であり、犯罪であり、擁護する要素は皆無であるわけですが、それでも玉川徹は「社会自体に攻撃を加える人が出てくるのは、もしかすると、必然なのかも知れないですん」と言い、同情なのか憐憫なのか、彼ら犯罪者の理屈の側に立とうとしているのが何とも不気味です
犯罪に走る彼らの方が間違っているのであり、逆恨みで無関係の人を巻き込むのを正当化するべきではありません。ましてや世の中のせいにしたところで何も解決などしません
いつの時代にも挫折する若者、中高年はいるのであり、日本では自殺する人の割合が高いと言われます。これを、「日本の社会は不寛容だから、挫折した者に冷たい」と言う人もいますが、どうなのでしょうか?
欧米では信仰が人の心の支えになっているとか、あるいはキリスト教が自殺を許容しないという事情も反映しているのでは

(関連記事)
東大試験会場で刺傷事件 私製火炎瓶など多数用意
https://05448081.at.webry.info/202201/article_31.html
東大試験会場で刺傷事件 「俺は東大を受験する」
https://05448081.at.webry.info/202201/article_29.html
東大試験会場で刺傷事件 17歳高校生逮捕
https://05448081.at.webry.info/202201/article_28.html
「無敵の人」 ジョーカー男の無差別殺人への一考
https://05448081.at.webry.info/202201/article_18.html
相次ぐ列車内殺傷事件は承認欲求の産物?
https://05448081.at.webry.info/202111/article_47.html
京王線刺傷事件を考える ジョーカー男殺人未遂で起訴
https://05448081.at.webry.info/202205/article_7.html
京王線刺傷事件を考える 精神鑑定実施へ
京王線刺傷事件を考える 死にたがり男の凶行
京王線刺傷事件を考える ジョーカー男の心理
京王線刺傷事件を考える ジョーカーのコスプレ
小田急切りつけ男 懲役5年から7年という説
小田急切りつけ男 非モテによる無差別殺人?
小田急切りつけ男 勝ち組女子大生を狙った
相次ぐ列車内殺傷事件は承認欲求の産物?
甲府放火殺人 少年A(19歳)の生き様
甲府放火殺人 犯人は19歳の生徒会長
甲府放火殺人 交際拒否で逆恨み
甲府放火殺人 19歳少年を逮捕
大阪ビル放火 谷本容疑者死亡
大阪ビル放火 脳に障害で起訴は困難
大阪ビル放火殺人 谷本容疑者の素性