大阪女児誘拐事件を考える 懲役24年を求刑

2019年11月に大阪市住吉区の小学6年の女児(12歳)をSNSを通じて誘い、栃木県小山市の自宅に監禁した容疑で逮捕された伊藤仁士被告の論告求刑公判があり、水戸地検は懲役24年を求刑しています
伊藤被告は逮捕時、自宅に茨城県から誘拐してきた女子中学生も監禁していたと発覚しており、2人の未成年者誘拐になるのですが、懲役25年というのは殺人事件や強盗事件でないと目にしない長期の求刑です
報道されている以外にも何か罪状があったのでしょうか?


SNSで知り合った大阪市の女児と茨城県の女子中学生を誘拐したとして、未成年者誘拐や強制性交などの罪に問われた栃木県小山市、無職伊藤仁士被告(37)の公判が26日、水戸地裁(中島経太裁判長)であった。検察側は「計画性が高く、(被害者の)人格や尊厳を蹂躙(じゅうりん)した」として懲役24年を求刑した。
起訴状では、伊藤被告は2019年11月、当時12歳の女児に「ぼくは君にきてほしいけど」などとメッセージを送信。大阪市内の公園に誘い出し、自宅まで連れ去ったとしている。同年5~6月には女子中学生を誘拐し、自宅で乱暴したなどとしている。
(読売新聞の記事から引用)


今のところ報道しているのが上記の読売新聞だけなので、求刑の根拠がよく分かりません。既に報じられている分としては、監禁していた女子中学生に対する強制性交罪です
埼玉県朝霞市の女子中学生を誘拐し、監禁した寺内樺風受刑者は強制性交も含めて懲役12年の判決でした。新潟県で9年にも渡って少女を監禁し、強制性交を繰り返した佐藤宣行元受刑者は懲役14年です。どちらも被害者は1人ですが、監禁は長期間に及んでいます(佐藤元受刑者に関しては9年も監禁しておいて懲役14年は短すぎる、との批判が相次ぎました)
被害者が2人とはいえ、伊藤仁士被告に対する求刑が懲役24年というのは異例と感じます
小学6年の被害者に対しても強制性交を繰り返していたのかもしれません。であればまさに鬼畜の犯行です
それだけの犯行をなしてもなお、「保護していただけ」と言い張っているのですから
求刑の背景など分かりましたら追記します
追記:本日になって(1月27日)各メディアの報道が出揃っていますが、求刑が懲役24年にもなった根拠・理由について触れている記事は今のところ見当たりません
最終弁論で弁護人は、「被告は2人の少女を自殺から救うためにやむをえず自宅に呼んだもので、誘拐したとは言えない」と主張し、伊藤被告も「女子中学生とは真剣に交際しており結婚するつもりだった」と述べています。が、結婚するつもりだろうがどうであろうが、中学生と性交したのはアウトです。もう1人の被害者である女子小学生と強制性交があったかどうか、報道は触れていません。判決は3月22日に言い渡されます

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伊藤詩織さん強姦事件 控訴審も山口元記者敗訴

意地のぶつかり合いとも言うべきなのか、ジャーナリスト伊藤詩織さんと山口敬之元記者の民事訴訟が続いています。控訴審の判決が示され、山口元記者には賠償金332万円を支払うよう命じています
他方で、レイプドラッグを飲まされたと著書に書いていた伊藤詩織さんには「根拠がない」と裁判所が判断し、山口元記者に55万円を支払うよう命じています。山口元記者としては伊藤さんの訴え(レイプされた、という)を否定し、合意の上だったとして名誉毀損で1億3000万円の賠償を請求していたわけですが、判決で得られたのは55万円でした。もちろん、山口元記者にすれば金額の問題ではなく、政治記者としての信用、立場を失い、活躍の場を失ったのですから、逸失利益は1億3000万円以上だったのでしょう


ジャーナリストの伊藤詩織さんが、元TBS記者のジャーナリスト・山口敬之さんから性暴力被害にあったとして、慰謝料など1100万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審で、東京高裁(中山孝雄裁判長)は1月25日、330万円の賠償を命じた1審・東京地裁判決を変更し、賠償金を約332万円に増額する判決を言い渡した。
また、伊藤さんがおこなった記者会見などについて、山口さんは名誉毀損だとして慰謝料など1億3000万円と謝罪広告を求めて反訴していたが、東京高裁は、デートレイプドラッグに関する言及が名誉毀損とプライバシー侵害にあたるとして、慰謝料など55万円の支払いを伊藤さんに命じた。
●これまでの経緯
1審の東京地裁判決は、山口さんの供述について「不合理に変遷しており、信用性には重大な疑念がある」と指摘。伊藤さんの供述から、山口さんが合意のないまま性行為に及んだと認定した。山口さんの反訴については、「公共性および公益目的がある」として棄却していた。
控訴審の第1回弁論は2021年9月21日におこなわれ、その日のうちに結審していた。控訴審では新たな主張等はされておらず、一審と同様、性行為の同意があったかどうかなどの事実関係が主な争点だった。
(弁護ドットコムの記事から引用)


安倍、菅の2人の首相と親しかったとされる山口氏ですが、ジャーナリストとして表舞台に顔を出せない状況が続いています
控訴審の敗訴で、なおも立場は苦しくなったと言えるのでしょう
ただ、タニマチとされる企業経営者から報酬を受け取っていると週刊新潮に書かれていましたので、暮らしには不自由していないのかもしれません
山口氏側が控訴審判決に不服であり、最高裁に上告すると述べてますので決着はさらに先の話となります
伊藤さんは一審東京地裁に続いて自分の主張が認められたとして勝利宣言しています。ただ、この争いは彼女が本来望んでいたジャーナリストとしての活動とは縁遠いものだったはずです。現在、女性の性被害を訴える旗頭のような立場にあるとしても、それは伊藤さんが活躍したいと思っていた政治問題や国際問題とはかけ離れたものです
2人ともが意に反して、別の道へ迷い込んでしまった感があります。もちろん、だから「訴訟をやめろ」などと言うつもりはありません
泣き寝入りをせずに戦うとは、こうした姿なのだと感じた次第です

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