白金高輪駅硫酸男 初公判で容疑認める

2021年8月、地下鉄の駅で会社員に硫酸をかけて怪我をさせた花森弘卓被告(26)の初公判がありました。花森被告は起訴内容を認めていますが、どうにも犯行に踏み切った理由が理解しにくい事件です
被害に遭った男性と花森被告は琉球大学で映画サークルに所属しており、「年上の自分にため口で接した」のが硫酸をかけた理由である、と供述していました。体育会系サークルなら上下関係にうるさいと思われますが、サブカル系サークルで上下関係を問題にするなど不可解です
逮捕時は何か妄想性の障害を抱えているのか、とも思ったほどですが、精神鑑定の結果では刑事責任能力に問題はなく、特段の精神障害や人格障害を抱えているという指摘はありませんでした


去年、東京メトロ・白金高輪駅で起きた“硫酸事件”。花森被告は事件後、通っていた大学がある沖縄へ逃亡していたところを、逮捕されました。
被害者の男性とは大学時代、同じサークルに所属していたといいます。事件は“上下関係のトラブル”がきっかけだったとみられています。
20日に開かれた初公判で、検察側は冒頭陳述で「レシート裏にやることリストを作り、『硫酸をかける』などと記入していた」ことを明らかにしました。
花森被告の自宅から見つかったというコンビニのレシートの裏には「やることリスト」、「硫酸をかける」など、犯行に至るまでの“やること”が書かれていたといいます。
さらに検察側は、花森被告が大学のホームページなどから男性の就職先を特定し、事件当日には男性の会社の周辺を数時間徘徊していたことを指摘しました。
防犯カメラにも、花森被告とみられる人物が被害者の男性のあとをつけて移動するような様子が映っていました。
大学時代、自分のことを「おれっち」と呼び、被害者の男性らから“いじられキャラ”とされていたという花森被告。
法廷では、被害者の男性の供述調書も検察側から読み上げられました。
男性の供述調書
「硫酸をかけられた理由が分からず、人生が大きく狂わされた。今後、私の人生に関わってほしくない」
弁護側は、「花森被告が大学時代、被害者らから個性的な趣味や性格、容姿などをいじられたり、からかわれることもあった」などと、事件の背景を説明しました。
次回の裁判では、花森被告の被告人質問が行われる予定です。
(日テレNEWSの記事から引用)

花森被告自身の口から犯行の背景が語られるのでしょうか?
いじられキャラという扱いに不満を抱き、敵意を募らせ報復を決意するに至ったのか、花森被告の思うところが知りたくなります
あるいは弁護人が花森被告の犯行をどう弁護し、情状酌量を求めようとするのか、気になります
なお、文春オンラインがこの事件についていくつもの記事を掲載しているのですが、花森被告=二次元オタクという図式の書き方で、幼稚で偏屈な人間性はオタクの特徴と決めつける内容です。それはただオタクというレッテル貼りにすぎず、花森被告自身を深く掘り下げようという視点を欠いています
オタクだからこのような事件を起こした、と決めつけでは事件の意味を読み違えるだけでしょう

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