給食に漂白剤 女教師への減刑嘆願活動?

教師が給食のカレーに漂白剤を混入させるという、呆れた事件の続報です
埼玉県富士見市の中学校教諭半澤彩奈容疑者は、採用直後から4年生の担任となり、そのまま翌年には5年生の担任となりましたが、3年目の今年は担任を外されており、それを恨みに思ったのか給食の食缶に入ったカレーに漂白剤を混入させ、威力業務妨害容疑で逮捕されています
驚いたのは、半澤容疑者の減刑を嘆願する署名活動をしようとの声が保護者の間から出ている報道です


《漂白剤入り給食カレー》半澤彩奈容疑者は「子どもたちが食べないように気づきやすくした」“減刑を求める嘆願書”集めの動きが
(前略)
2020年4月に教師になったばかりという3年目の若手。市教委によると、担任を変わったのは通常の人事異動にすぎず、何か問題があって外されたわけではないという。
減刑を求める嘆願書を集めよう
かつての受け持ち児童の保護者はこう話す。
「教師駆け出しから今の学校で4年生、5年生と担任を持ち上がったため、現6年生と卒業まで一緒に学校生活を送りたかったのではないでしょうか。そのくらい子どもたちといい関係を築いていましたし、保護者からも信頼されていたので担任を離れがたかった気持ちはわかるんです。容疑を認めていますし、子どもたちが食べないように気づきやすくしたといいますから、少しでも罪が軽くなるように“減刑を求める嘆願書を集めよう”という話が出ているほどです」
結果として児童は「カレーからプールの消毒のにおいがする!」と別の教師に報告し、直接的な健康被害を防ぐことができた。


教育委員会は半澤容疑者を担任から外した理由を「通常の人事異動」と表現していますが、本当にそうなのでしょうか?
担任として問題がないのであれば、そのまま半澤容疑者を6年生のクラス担任に据えたはずです。外したのは相応の理由があったからだと思われます。前にも書きましたが新採用の教師を副担任にするなら分かりますが、初年度からいきなり担任に据えるのは疑問です。そして3年目となった今年、わざわざ担任を外すのが「通常の人事異動」だとする説明は理解不能です
表沙汰にしたくないトラブルなり、何らかの問題があったのではないか、と勘ぐりたくなります
さらに、児童を標的にするような犯罪に走った教師の減刑を求める活動、というのも理解できません。威力業務妨害罪は3年以下の懲役または50万円以下の罰金刑です。毎度書いているように、50万円以下の罰金刑は公務員の欠格条項に当たらないので、免職には該当しません。懲役刑となれば免職に該当します
ただ、懲戒は人事権を持つ埼玉県教育委員会の専決事項ですから、教員として不適格だと判断すれば懲戒免職処分はあり得ます
半澤容疑者は上記のように児童を狙った犯罪に至った人物なので、教員としての不適格だと判断できるのであり、懲戒免職が相当だと自分は考えます。なので、減刑嘆願というのは「?」という感じです。まさか教員として再び教壇に立たせようとでも言うのでしょうか?
刑事事件としては、半澤容疑者が容疑内容を認めているようなので、本件は公判に付されたりはせず罰金刑で決着するものと予想します

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