日本案を振った豪潜水艦調達計画 大失敗へ

オーストラリア海軍は潜水艦調達計画で、フランスの提案した案の採用を決めたのが2016年4月でした
オーストラリアの造船所の雇用を維持するため、国内での建造という条件付きです
しかし、この計画が早くも座礁しかけていると報じられており、先行きが怪しくなってなってきました
往々にして新兵器の調達計画は目論見通りにはならず、さまざまなコストが嵩み、当初予算を大幅に上回るのが珍しくありません


世界一馬鹿げた潜水艦調達プログラム「アタック級潜水艦」
オーストラリアがコリンズ級潜水艦の更新用として調達予定の「アタック級潜水艦」の価格が高騰し、この計画自体の存在が危ぶまれている。
当初、オーストラリアは12隻調達するアタック級潜水艦の費用を「500億豪ドル(約4兆3,000億円)」程度、1隻あたり約3,600億円と見積もっていたが、この費用はもう800億豪ドル(約6兆円)、1隻あたり約5,000億円まで上昇している。
これは複雑な調達方式に起因する調整に時間が掛かっているためで、2022年からの建造予定が大幅に遅れ、この遅延がプログラム全体の費用を押し上げる要因になっている。
まずオーストラリアが選択したアタック級潜水艦は、フランスが調達中のシュフラン級原子力潜水艦の推進システムを通常動力(AIP方式)に変更したバージョンだが、フランスは通常動力の潜水艦を建造していないため、必然的にこの部分の設計変更と検証には時間が必要になる。
しかも契約上、船体の設計を担当するDCNSが直接フランスで建造するのではなく、オーストラリアで建造する必要があり、現地の造船施設を整え建造に必要な技術の移転も行わなければならず、建造に取り掛かる前にクリアしておくべき問題が多い。
果たして、フランスに米国製戦闘システムのデータを開示できるか?
この問題をさらに悪化させているのが、米国製の戦闘システムや搭載兵器の採用だ。
要するにアタック級潜水艦に米国製のシステムや兵器を統合するということは、米国は兵器のデータをフランス企業のDCNSに開示しなければならず、米国とフランスの関係を考えれば、これが簡単なプロセスではないことぐらい容易に想像がつくだろう。
実際、米国はアタック級潜水艦に統合する米国製システムや兵器のデータがフランスからロシアや中国へ漏れることを懸念しており、米国製システムや兵器をフランスが統合するのではなく、直接、オーストラリアへ提供し、オーストラリア人の手で統合することを提案しているとオーストラリアメディアが報じている。
最もシンプルなのは、アタック級潜水艦にフランス製のシステムや兵器を採用することだが、オーストラリアはコリンズ級潜水艦に米国製の戦闘システムや搭載兵器を採用しているので、これをフランス製に変更すればオーストラリア海軍が築き上げた潜水艦の戦闘ノウハウや消耗兵器のインフラ、米軍との共同運用を再構築しなければならず譲れない部分だ。
上記の問題をクリアし、アタック級潜水艦1番艦が就役するのは早くても2034年頃と言及されているので、既に5年から6年程度のスケジュール遅延が発生している計算となり、これが500億豪ドルから800億豪ドルへと調達コストが上昇した理由だろう。
因み、アタック級潜水艦の調達費用とは別に、2080年までの運用コスト(サポートやメンテナンス、アップグレードコストを含む)は1,450億豪ドルが必要だと報告されており、アタック級潜水艦プログラムの総費用は2,250億豪ドル(約16兆7,000億円)に達する見込みだ。
結局、アタック級潜水艦は1隻あたり、ライフサイクルコスト込みで約1兆3,000億円もの費用が投じられることになると言う意味だ。


日本は「そうりゅう」型潜水艦の建造を提案し、1番艦のみ日本国内で建造し、2番艦以降はオーストラリアで建造する計画を示したものの、採用には至りませんでした
この潜水艦建造計画は技術論というより、政治にかき回された感があります。当時のオーストラリア政府は中国の影響が大きく、オーストラリア首相の息子が中国共産党幹部の娘と結婚しており、中国とズブズブの関係になっていました(後日、中国のスパイがオーストラリア政府に対する政治工作を暴露し、大問題になりました)
オーストラリア海軍と共同歩調をとる米海軍は「そうりゅう」型潜水艦を導入するよう働きかけたものの、オーストラリア政府の決定は上記のとおりです
その結果、戦闘システム導入や魚雷等の搭載兵器で計画が難航しています
もし「そうりゅう」型潜水艦の導入を決めていたら、すでに1番艦が建造が進み、来年には完成しオーストラリア海軍の手に渡っていたかもしれません。海上自衛隊が運用する「そうりゅう」型は当然、アメリカ海軍の戦闘システムと搭載兵器と互換性がありますので、運用面で問題は生じなかったわけで
アタック級潜水艦が完成した後にもさまざまな不具合、トラブルに見舞われる可能性を考えると、当時の政府の判断がいかに愚かなものであったかオーストラリア国民は思い知るでしょう

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日本製品ボイコット運動で勝利に酔う韓国

日韓対立が先鋭化した1年でした。いちいち経緯を振り返るのは止めておきます
そしていまだに韓国政府や韓国のメディアは、「日本製品ボイコット運動で日本に勝利した」と繰り返し表明し続けています
身の回りを振り返って、韓国からの輸入品が減少して困ったという経験は1度もありません
しかし、韓国のビール市場で日本製ビールの売り上げが9割減少した事実と、訪日韓国人観光客が減少した事実をもってして、韓国の完全勝利だ、というのが彼ら彼女らの言い分です
元々、韓国への日本製ビールの輸出は年額80億円程度であり、話にならない規模です。ラグビーのワールドカップによる国内ビール市場の拡大を考慮すれば、韓国のボイコット運動など痛くもかゆくありません
そして訪日外国人旅行客全体の増加という結果を見れば、韓国からの旅行客現象も無視できる数字でしょう


今年の韓国は、これまで言われていた「(韓国の)日本の不買運動が一度も成功したことがない」という言葉が、完全に間違っていたことを証明した。
日本旅行への足がばったりと途絶えた。ユニクロなどの代表的な日本企業は、売り上げに直撃弾を受けた。数年間、我が国の輸入ビール市場で浮動の1位だった日本産のビールは、去る10月に韓国輸出実績が『ジェロ(0)』を記録した。先月は696万円(約7380万ウォン)集計され、前月よりも小幅な増加はあったが、やはり前年同月と比べて90%以上の減少率を記録するなど、依然として力を発揮できずにいる。
記者は自分の意志が半分、他人の意志でが半分で日本製品をしばらく使わなかった。あふれ出る愛国心に従ったというよりも、周囲の視線に気を使わざるを得なかった。ユニクロの店舗に立ち入ること自体が負担だった。記者も店の中で入っては、人々を注意深く見ていた。 『日本不買運動が成功している』というデータが出る度に、『してやったり』という痛快な気分を味わったことも、意識的に日本製品を避けることに影響を及ぼした。
予想以上に長くなった日本不買運動によって喜んでいた頃、心苦しくなる出会いがあった。日本産の製品を販売する会社に勤める友人に会った時だった。会社の事情が非常に悪く、大変だいうその友人の顔が特に暗く見えた。
日本不買運動で被害を受けるのが単純に日本人、日本企業だけに限らないという当然の事実を知らなかったわけではない。しかし、自分に近い人がその対象だった時に感じる感情は、予想以上に複雑だった。
記者も実は、心の中では日本に報復するための『大義』のためなら全身全霊を尽くし、少しの損害は受けるべきという思いがあったのも事実である。ところが『その対象が自分だった場合、果たしてこの思いは同じだっただろうか』という質問には、快く『YES』と答えることは躊躇われる。
日本不買運動が間違っていると言いたいのではない。実はむしろ痛快な気持ちの方が大きい。ただ年を越すこの時点で、我々の『痛快』の中で静かに苦痛に耐えている人々を記憶して、慰めてあげたいだけだ。そして来年には是非『貿易戦争』の渦から脱し、我々も敢えて身を削らないようにという願いを慎重に伝えてみる。
(韓国イートゥデーの記事から引用)


記事を書いているのは経済部に所属する女性記者です。しかし、どうしてこんなに狭い視野でジャーナリストをやっている気分になれるのか、不思議でなりません。日本に足を運び、韓国の日本製品ボイコットがどれだけ日本経済に影響を及ぼしているか、取材する気もないのでしょう
そして記事では、大義を奉じて日本と闘い勝利した痛快感に酔っているのが伝わってきます
日本製品販売の会社に勤務する知人の苦境に触れてはいますが、それでも記者の「正しい闘いで勝利を納めた」快感は変わらないわけで
この記事が韓国国民の心情を如実に表しているとまでは断言しませんが、多くの国民が勝利に酔いしれていると推測されます
12月も終わりなので、2019年の貿易統計が近く公表されます。輸出にどっぷりと依存する韓国経済が、どれだけ深刻な打撃を被ったか明らかになります
それでも彼ら、彼女らの「日本に勝った」との思いが勝り、現実を理解しないのでしょう
もちろん、年が改まったとしても何も変わらないのであり、韓国経済は輸出不振の影響から抜け出せたりはしません。経済活動は委縮し、投資は停滞し、雇用は伸び悩み、税収は落ち込み、財政はますます悪化します。「それでも日本に勝った」と喜んでいられるのかどうか?
以下、韓国の11月までの貿易収支の実情です


韓国政府が1日発表した11月の輸出は前年同月比14.3%減と、市場予想以上の落ち込みを記録、12カ月連続のマイナスとなった。半導体の国際価格下落や、最大の輸出相手国である中国向けが引き続き減少した。およそ4年間で2番目の大幅な落ち込みとなった。
ロイターがまとめた市場予想の中央値は10.2%減だった。輸出のマイナス幅は最も悲観的な予想の11.1%減よりも大きかった。
1─11月の輸出は前年同期比10.7%減少。通年では、世界的な金融危機の最中だった2009年(13.9%減)以来最悪のパフォーマンスとなる見通しだ。
(ロイターの記事から引用)

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韓国の不買運動 「日本に9倍の被害を与えた」と書く韓国メディア
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文在寅「対話の用意がある」と宣言するも日本政府は懐疑的
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韓国への経済制裁を批判する中日新聞社説
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韓国政府高官「経済制裁は日本が韓国に追い抜かれるとの危機感から」
日本の経済制裁に茫然自失の文在寅大統領
経済制裁に猛反発する韓国
韓国へ経済制裁 半導体材料輸出規制開始
韓国 「フッ化水素国産化に成功」の嘘

中国は村上春樹をどう読んだのか3

「日本の文化が外国でどのように理解され、受け入れられているのか」が自分の関心事の1つであるため、たびたび「村上春樹がどのように読まれているか」について取り上げています
筑波大学の大学院に留学していた中国人女性のブログ「雨天の書」は、質の高い論評です。「無断転載を禁じる」と断り書きがあるため引用するかどうか、躊躇してきました。ブログ主は2011年3月の東北震災後、福島原発の放射能汚染を心配する両親の忠告に従って中国へ帰国されたため、ブログの更新も途絶えています
何度も触れているように、中国国内から外国のブログ、SNSへのアクセスは実質禁じられているため、ブログの更新はできない状態なのでしょう
折角質の高い論評を発信してくれている方が、そうした国策により学術研究の成果を公開する機会を逸しているのは残念です
以上のような経緯がありますので、ブログ主へ引用の許可を得る方法もないと判断し、勝手に引用させてもらいます。後日、機会があればお詫びするつもりです
以下、引用するのは2007年の記事であり、中国における村上春樹の影響を伝える論評としては初期のもので、それだけに興味深いものがあります。長文なので一部のみ、取り上げます


中国文学界における村上春樹の影響
1980年代末から中国は村上春樹の文学を翻訳紹介するようになった。10年前に日本文学の研究者田建新が日本語で書いた研究論文「中国の村上春樹――“新鮮血液”」の中に、「毎年のように村上春樹の作品と評論が紹介され、それによって、“恋愛小説”“青春小説”“都市小説”などといった概念が中国の文壇にも吹き込まれた。その反響としては、これまでの『傷痕』文学や『現実批判』文学に飽きた読者側にも、また中国当代文学の新しい方向を模索する作者側にも“新鮮血液”をもたらした……」 とある。確かに、ここで使われている“新鮮血液”という比喩は、中国の現状に照らしてぴったりしていると思う。一般的に、どんな「影響」も最初は目に見えない過程があるので、影響の結果が出るまでに一定の時間がかかる。そんな“新鮮血液”の中国文学への影響は、20世紀の最後の年(即ち1999年)に『上海ベイビー』(原題:『上海宝貝』 )という小説が登場してはっきりした。
(中略)
今では、衛慧が村上春樹文学の影響を受けたことは旧い話題になってしまっている。それほどに、現在の中国の文壇において村上春樹文学の影響を受けている若い作家は数え切れないと言われる。最近、北京師範大学日本語日本文学系の王志松教授は、『転換中の消費社会における“村上現象”-―中国大陸における村上春樹文学の翻訳と受入れ』 という研究論文を発表した。王志松はその論文の中で、90年代以後村上春樹文学の影響を受けた中国の若い作家の何人かを挙げている。例えば、その中の一人素素は自ら「村上春樹の考えは感性的で深奥だ」と言っており、王志松も彼女の小説『シーブルーの目』(原題:『水藍色的眼睛』)は村上春樹から大きな影響を受けていると指摘している。もう一人の作家であり新聞記者でもある邱華棟は、自分自身も最初の小説『夜の承諾』の主題と音楽に関する描写において、村上春樹文学のからの影響を認めている。また、邱華棟は村上文学に対して優れた見解を持っていて、「存在一流的村上春樹和二流的村上春樹」(いい作品もあれば、悪い作品もある)と主張し、村上の短篇小説は、世界文学の巨匠と肩を並べるほどのものであると思っている、と言明している。そして、先の王志松は論文の中で、特に“70年代後”の作家として『泣きぼくろ』(原題:滴涙痣)を書いた李修文は、「中国の村上春樹」であるともと言っている。
(中略)
「80後」作家とは1980年代に生まれ、旧態依然とした社会体制に反逆し、両親の世代が今も持っている保守的な価値観を否定し、プチブル(小資)の都市生活を持ち、やりたいことを自由にやる、というような特徴を持っている。若い世代から圧倒的な支持を集めている作中の主人公は、作家本人であり、自分をタレント化することによって巨万の富を獲得している。「80後」は、ほとんど生まれつきの中産階級と言える。有名な例では、「春樹」というペンネームを持った若者が、筆名を日本の村上春樹から取ったことは疑い得ない。彼女が17歳の時に発表した初の長篇『北京ドール』(原題:北京娃娃―十七歳少女的残酷青春自白 2001年)は、一時にベストセラーになったが、性や退廃的なムード、奔放な「自由」などが描かれていることから発禁処分を受け、それをきっかけに海外で広く知られるようになる。また、「80後」作家としての郭敬明の作品は、春樹より作品の中の反逆児が少なく、孤独を楽しんでいる感傷者が多い、最も「村上春樹らしい作家」と呼ばれている。
(中略)
また、村上春樹及び『ノルウェイの森』の高い評判にあやかって多くの読者やお金などを得る目的で書かれた新作も存在する。『ノルウェイの森はない』は有名な例で、2004年に『ノルウェイの森』の続編が書かれたもので、中国国内が沸き返るような騒ぎになった。著者は「福原愛姫」という日本の女性作家ということになっていて、村上春樹の「秘密の愛人」だと報じられた。(実際、日本にはそのような名前の女性作家はいなし、そのような事実もない)この続編は『ノルウェイの森』に登場する「ワタナベ」「緑」「レイコ」「永沢」などがそのまま出てきて、プロットは悪くないと言われている。悲しいのは、「福原愛姫」という人物がでたらめな架空の作家で、中国のある文学青年が書いたということである。村上春樹の版権を独占する上海訳文出版社から村上春樹が否定の声明を出した、と『北京娯楽信報』が報じた。


省略した部分では、村上春樹の影響を受けた幾人もの新人作家の台頭について触れています
さて、社会現象として「春樹」というペンネームの作家がネット小説を発表したり、さらには村上春樹の愛人を称する作家が「ノルウェイの森はない」と題する小説を発表するに至るなど、面白いエピソードが紹介されています。日本でいえば二次創作に該当するのでしょう
村上春樹の影響を受けた若い世代の作家がハルキ風の小説を発表するのは驚くに値しませんが(ヨーロッパ、ロシア、韓国でも見られる現象です)、急速に近代化が進行した中国で村上作品が与えた影響は我々が想像するより大きかったとようです
言及されている中国の若い世代の小説も読んでみたくなります
「雨天の書」では村上作品が中国映画や音楽に及ぼした影響についても触れていますが、言及する範囲が限られており残念です。2007年以降の状況についても取り上げてもらえたら、と思います

中国の芸術界における村上春樹文学の影響

香港の映画監督ウォン・カーウァイの「恋する惑星」(原題:重慶の森)が「ノルウェイの森」の影響を受けている、との指摘には驚きました。改めて「恋する惑星」の作品紹介記事・映画評などいくつも読んでみたのですが、「ノルウェイの森」との関連について言及している作品紹介記事は見当たりませんでした(見落としている可能性もありますが)

「恋する惑星」



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村上春樹論
村上春樹「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」
「1973年のピンボール」
記事「村上春樹ブームを読む」を読む
村上春樹と東アジア 毎日新聞より
村上春樹「神の子どもたちはみな踊る」
村上春樹ごっこをして遊んでみる
映画「ノルウェイの森」 予告編
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ひきこもり自立支援業者の拉致監禁 賠償命令

全国各地にひきこもりの息子や娘を外に連れ出し、自立させると宣伝する「ひきはがし業者」が存在します。中にはNPOなど、公益のための法人という体裁を持つ団体もあるますが、活動内容が適切なのかどうか怪しいところもあります
家庭の中で解決できず、金を払ってこうした業者を頼るケース親御さんもいるわけですが、トラブルが報道されたり、民事訴訟に発展するケースも少なくないのが実態です


岐阜県警の警部だった男性が経営し、「ひきこもりの人の自立を支援する」とうたっていた業者に「拉致・監禁された」などと女性らが訴えていた民事訴訟で、東京地裁が業者側に賠償を命じる判決を言い渡しました。
26日、判決を見届けるため、1人の女性が東京地裁を訪れました。ミホさん(仮名)。PTSD=心的外傷後ストレス障害に苦しんでいるといいます。
「フラッシュバックが起きたり、救急車で運ばれたり」(ミホさん)
ミホさんは岐阜県警の赤座元警部らの行為により精神状態が悪化したとして、裁判を起こしていました。赤座元警部は、ひきこもりや、家庭内暴力などの問題を解決するため、自立支援を行うとうたう複数の会社を運営してきました。そのうちの1つでは・・・
「もうこの瞬間からあなたの悩み事は、解決に向けて確実に進み始めています。私たち警察OBのプロに、お任せください」(岐阜県警元警部 赤座孝明氏)
4年前、親の所有するマンションに一人で暮らしながら、小説家を目指していたミホさん。長年、家族とは折り合いが悪く、感情が爆発。母親に暴言を吐き、頭を叩いてしまいました。思い悩んだ母親は、ミホさんには相談せず、元警部の施設にミホさんを入所させることを決めました。
90日間の入所でおよそ570万円という契約でした。およそ2週間後、突然、ミホさんのマンションのチャイムが鳴ります。
「ガチャンとカギが壊される音の後で、大勢の男女がずらずらと入ってきまして、いきなり囲まれた状態でお母さんに暴力を振るっただろということで、一緒に来なさいって一方的に言われました」(ミホさん)
元警部や施設のスタッフが、マンションのドアロックを破壊し、入ってきたというのです。
「私があなたたち誰なんですかと当然何度も問いただしたんですけれども、それには一切答えないで」(ミホさん)
施設に行くことすら説明しなかったという元警部たち。スタッフに両腕を捕まれ、押し問答が続いたといいます。最終的には「移動した先で両親と話せる」と言われ、待っていた施設の車に乗り込んだといいます。すると、女性スタッフの一人が・・・
「『これ拉致じゃん、まじウケる』って言ってたんですよ。周りの女性もゲラゲラ笑ったりしていて・・・」(ミホさん)
施設でミホさんは、携帯や財布を取り上げられ、自由に外出できなくされたといいます。自立支援を行うという複数の会社を運営していた元警部。私たちは2年前、直接話を聞いていました。
「同意なく連れていかれたって人が結構いるみたいだが、それは?」(記者)
「基本的には本人を説得して連れてくるような形になると思います」(赤座元警部)
「説得して?」(記者)
「本人を説得して。そりゃもちろん一人の憲法で保障された人権が、それぞれありますから」(赤座元警部)
元警部は今回の裁判でも、ミホさんの訴えは「事実無根」と主張していました。しかし、裁判の前にミホさんと話し合ったときには・・・
「面談もなく連れていきましたね?なぜ連れ去る必要があったんですか?」(ミホさん)
「一般的には、そういう方法が世間で行われるし、事後に話を聞いても分かりますから」(赤座元警部)
ミホさんの話も聞かずに連れて行ったことを認めていたのです。
そして迎えた26日の判決。東京地裁は、元警部らがカギを壊してミホさんの自宅に入ったことなどについて「不法行為等の責任を負う」と指摘。施設での自立支援も不十分だったとして、ミホさんと母親に、あわせておよそ500万円を支払うよう命じました。
全国で100万人を超えるとみられるひきこもり。民間の自立支援業者に、拉致まがいの手段で連れ去れさられたとの訴えは最近相次ぎ、今、社会問題化しています。判決後、ミホさんは・・・
「他の施設もまだそしらぬ顔で平然と運営しているところがあるということに、私もひと事でない憤りを感じるので、同じような無理やり連れて行かれて、今、声が上げられない方の少しでも勇気になればなと」(ミホさん)
(JNNニュースの記事から引用)


長々と引用しました。この記事がすべてであり、付け加える点はあまりありません
元警察官が見様見真似でひきこもりの自立を支援する会社を始めたのでしょう。しかし、十分なノウハウを有しているはずもなく、学識経験もないのであり、要するに有無を言わさず連れ出し、自社の施設に監禁し、「自立しろ。自立しろ」と責め立てるだけというお粗末な内容だったのではないか、と推測します
社員も警察OBだったり、知り合いといった人たちで、社会福祉や精神医療に従事した経験者がいるかも怪しいところです(会社名が記事には明記されていませんので、ホームページなど探し当てることができず、会社の概要はつかめません)
赤座孝明という人物は40歳代で岐阜県警を退職し、「巡査部長昇任試験合格のためのノウハウを伝授します」という商売を始めたようです
そしてひきこもりの自立支援サービスを提供する会社を立ち上げたのでしょう
剣道5段のプロフィールからすれば、体育会系でひきこもりをビシバシしごけば自立させられるとの信念で行動していた、と思われます

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伊藤詩織さん強姦事件 山口元記者の懐事情

民事訴訟で敗訴した山口敬之元記者については、彼を擁護する応援団がついていると前回触れました
しかし、世間一般からは厳しい声が浴びせられており、旗色が悪いのは明らかです
よって民事訴訟で支払いを命じられた賠償金を納めても、あるいはこの先、控訴審で逆転勝訴しようとも、山口元記者をテレビ局や新聞社がジャーナリストとして起用する可能性は限りなく低いと考えられます
一部の保守系インターネットメディアに登場したり、月刊Hanadaに寄稿するくらいがせいぜいでしょう
特に批判を浴びているのが、判決後の会見で山口元記者が放った以下の発言です


本当の性被害を受けた方は、顔を出すか出さないかではなくて、それを訴えるのは当然の権利だし、それを受け止めるのは社会の義務だと思います。
ただ、伊藤さんは性犯罪被害者ではありません。
私のところにも性犯罪を受けた人がご連絡をくださる方が複数おいでで、お目にかかった方もおります。
本当に性被害に遭った方は伊藤さんが本当のことをいっていない、それからこういう記者会見の場で笑ったり、上を見たり、テレビに出演してあのような表情をすることは絶対にないと証言してくださったんですね。
今伊藤さんは世界中で露出をして、テレビで出演して本当の性犯罪被害者であるかのように扱われている。
本当の性被害に遭った#Me Tooの方が嘘つきだといわれて出れなくなっているとすれば、非常に残念なことだなと思います。


まともな感覚の人間には口にできない発言です
この発言自体が山口敬之という人間の本性を暴き出している、と表現しても間違いなでしょう
そして世間が山口元記者に冷めた目を向ける理由の1つが、彼の金脈です
週刊新潮は山口元記者が名目だけの顧問として、複数企業から多額の給与を受け取っていたと記事にしています


「伊藤詩織さんvs.山口敬之記者訴訟」で明るみに出た「菅官房長官」の経済支援額
(前略)
「山口に資金提供しているのは、東京の有楽町にあるNKBという会社です。ここは交通広告の代理店で、JRの中吊りなどを扱っています。オーナー兼会長は滝久雄と言って、飲食店検索サイトの『ぐるなび』を1996年に開設した人として有名です」 と、広告代理店関係者。 
NKBの源流を辿れば、滝会長の父が創った交通文化事業株式会社に行き当たる。取締役には、五島慶太(東急総帥)や小林一三(阪急創業者)、加賀山之雄(国鉄第2代総裁)らが名を連ねていた会社で、滝会長は父親の死後、これを継承した。
「この滝会長と菅さんが仲良しなんです。山口がTBSを辞めた後に、菅さんが“山口にカネを払ってやってくれないか”と滝会長に依頼したそうです。具体的には月42万円で、実際に払っているのは横浜にあるNKBの子会社。本体の方が業績がよくないので、そうなったということですが、子会社の経営陣は不満を抱えていたようです。“会社と何の関係もない山口に、ちゃんとした人を1人雇える額をなんで払わなきゃいけないのか”と」
山口記者がTBSを退社したのは16年5月。顧問契約はその年の11月に始まっている。
「NKB以外にも五つ程の会社が山口に小遣いを支払っていると聞いています。ただ、新潮の告発記事が17年の5月に出ると、“さすがにこれはヤバい”となって、支払いをストップした。一度も会社で見かけたことがないらしい山口に300万円くらいは流れてしまったわけで、経営陣はとにかく憤懣やるかたない様子だったようです」(同)
(中略)
実際、山口反訴状では、詩織さんに準強姦被害を訴え続けられ、ジャーナリストとしての社会的生命を絶たれたなどとして営業損害1億円を挙げている。テレビ番組出演などの営業収入1400万円ほどに加え、顧問料が2社で約750万円あったのに、18年度は無収入に陥った。名誉回復して従前通りの収入を得るための時間を見積もって、約2千万円×5年=1億円の計算になるという。2社の顧問料だけでサラリーマンの平均年収を凌駕するほど、政権中枢とのベッタリはことに美味しい。


省略した部分ではタニマチといえる企業経営者から、家賃月額200万円もする高級賃貸マンションをあてがわれていた、と暴露しています
まるで愛人みたいです
菅官房長官は山口元記者に随分と肩入れしていたようですが、近く衆議院員選挙にでも立候補させるつもりだったのでしょうか?

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強制わいせつ被害 10歳の訴えを「告訴能力なし」と否定

映画「ドリーミング村上春樹」

デンマーク人の翻訳家メッテ・ホルムは村上春樹の作品を始め、日本の文学作品をデンマーク語に翻訳して紹介してきた人物です
現在は群馬県に住んでおり、日本の小説を訳すには日本の文化に直接触れるべきだとの考えを実践しているのだとか
そのためゲームセンターに足を運んでピンボールをプレーしたり、キャバクラへ行っておねえさんたちの仕事ぶりに接したるするなど、熱心な人のようです
そのメッテ・ホルムが村上春樹作品の翻訳に取り組む姿を描いたドキュメンタリー映画「ドリーミング村上春樹」が公開されています
実はロシアで村上春樹作品がどう読まれているのか、ブログで取り上げる材料を検索していたところ、この映画の情報を見つけました
なので、今年10月19日から上映されているこの映画について、自分はまったく知りませんでした

村上春樹の翻訳家のメッテ・ホルムは1995年、『ノルウェイの森』と出会って以来、20年以上村上春樹の作品をデンマーク語に翻訳してきた。村上春樹の作品はこれまで世界50言語以上に翻訳されてきたが、そのほとんどが英語からの翻訳となり、メッテのように日本語から直接翻訳することは珍しかった。映画は2016年、村上春樹がアンデルセン文学賞を受賞し、デンマークを訪れ王立図書館でメッテと対談する瞬間と、同時期にメッテが村上春樹のデビュー小説『風の歌を聴け』を翻訳する貴重な姿を追う。村上春樹作家活動40周年に贈る特別なドキュメンタリー。

村上作品を日本語から直接翻訳するメッテ・ホルムの姿/映画『ドリーミング村上春樹』予告編



以前紹介した、村上春樹の短編「蛍・納屋を焼く」を題材にした韓国映画「バーニング」があまりに酷い内容だったので、この予告編を見るとそれだけで幸せな気分になれます
残念ながら自分の住む地域での上映はすでに終わっており、東京あたりまで見に行くしかなさそうです。インターネットのどこかの有料配信サービスで見れる機会が巡ってくるのを待ちましょう
上記のように、日本語から直接翻訳する作業に取り組む人は必ずしも多くはないのであり、ましてや日本に居住してまでという徹底した取り組みには頭が下がります
彼女の手になる翻訳で、デンマークの人たちが村上春樹作品に触れ、味わい、楽しめるというのは僥倖と言えそうです
この映画についての紹介記事を最後に貼っておきます

【レビュー】ドキュメンタリー映画『ドリーミング村上春樹』で“並行世界”を旅しよう

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死刑執行 福岡一家4人殺害の魏巍死刑囚

年末のこの時期、恒例のように法務省は死刑を執行します。なぜ、毎年8月と12月に死刑を執行するのか、不思議です(公務員にボーナスが支給されるから、と指摘する人もいますが、公務員の期末手当支給は6月末と12月なのでこの指摘は誤りです)
さて、通常なら2人執行するところを、今回は1人だけでした
これは何か事情があったのでしょうか?
死刑囚は100人以上いるのですから、今回は1人のみだったのは不可解です


平成15年に福岡市の一家4人が殺害された事件で、強盗殺人などの罪に問われ、死刑が確定していた中国人の元専門学校生の魏巍死刑囚に刑が執行されました。
死刑が執行されたのは、中国人の元専門学校生の魏巍死刑囚(40)です。
魏巍死刑囚は、平成15年に福岡市東区の一家4人が殺害された事件で、強盗殺人などの罪に問われ、平成23年に死刑が確定していました。
森法務大臣は臨時に記者会見し「まことに身勝手な理由から、幸せに暮らしていた8歳と11歳の子どもを含む家族全員を殺害した極めて冷酷かつ残忍な事件で、なんら落ち度のない4人もの尊い人命を奪った結果は極めて重大だ。被害者はもちろん、ご遺族にとっても無念この上ない事件だと思う。裁判で十分な審理を経たうえで、最終的に死刑判決が確定したもので、法務大臣として慎重な上にも慎重な検討を加えたうえで、死刑の執行を命令した」と述べました。
死刑の執行は、ことし8月以来で、10月に就任した森法務大臣のもとでは初めてです。第2次安倍内閣の発足以降に死刑が執行されたのは、17回目で、合わせて39人になりました。
一家の親族の男性「残っているのは悲しみだけ」
死刑の執行について、一家の親族の男性は、「事件から年月が経過して、4人が生きていたころの楽しい思い出をやっと感じられるようになっていたのに、きょうの死刑執行の知らせは、忘れかけていた事件当時のつらい気持ちを思い出させるものでした。私たちに残っているのは、4人が亡くなった悲しみだけで、それ以外の感情は出てきません」と話していました。
魏巍死刑囚とは
死刑が執行された魏巍死刑囚(40)は、平成15年に、福岡市東区の自営業の40代の夫婦と、11歳の長男、それに8歳の長女の一家4人を殺害するなどしたとして強盗殺人や死体遺棄などの罪に問われました。
1審と2審はいずれも死刑を言い渡し、被告が上告しましたが、平成23年、最高裁判所は「金を得る目的のためには人の生命の尊さをも意に介しない被告の行為は極めて冷酷で残忍で、4人の生命を奪った結果は重大だ」として上告を退け、死刑が確定していました。
共犯の中国人の男2人は事件後に帰国して中国で拘束され、1人は死刑が執行され、もう1人は無期懲役の刑が確定しています。
(NHKの記事から引用)


11歳と8歳のこどもまで容赦なく殺害し、なおかつ母親はレイプされた上、体の肉を刃物でそぎ落とされ嬲り殺しという鬼畜の犯行でした
捜査に当たっていた福岡県警は身内による金銭トラブル、怨恨の犯行と決めつけて親類縁者をマーク、週刊誌も「警察関係者の話によれば」と報じていました。結果として犯人は日本に留学していた中国人であり、犯人扱いされた親類縁者は大いに傷ついたわけです
名誉棄損で訴えられた週刊誌「FRIDAY」は880万円を、「週刊新潮」は770万円を、「週刊文春」は1100万円の賠償をそれぞれ支払うよう命じる判決を受けています
週刊誌の側にすれば福岡県警幹部の話を受け売りしたためであり、判決に不満ありありだったとは思いますが
面識もない外国人が凶悪な犯行をし、そのまま飛行機で国外へ脱出してしまうケースは今後も起こり得るだけに、捜査県警者はこの事件を肝に銘じてもらいたいものです

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国家の保護と規制に揺れる中国アニメ業界

抗日戦勝記念を誇示するアニメーションを先日、紹介しました
政府から制作費を支給されたアニメーションにしてはクオリティが低い気がします
昨今の中国のアニメ業界の様相を報じる記事が今年8月、西日本新聞に掲載されたていますので取り上げます
政府の振興策もあって制作本数は増加しているものの、成功する作品は決して多くない実情を伝えています。さらに政府の振興策と同時に規制の強化も問題になっていると


中国、国産アニメ急成長 国が支援 2.6兆円市場に 「多額投資、成功例は一部」
中国の調査会社の報告書によると、2018年の国内漫画・アニメ産業の規模は1712億元(約2兆6千億円)。13年の882億元から倍近くに膨らんだ。急成長を支えるのが人気作品を次々と生み出す専門ポータルサイトだ。
大手IT企業、騰訊控股(テンセント)が運営する「騰訊動漫」はその一つ。登録読者は1億5千万人と日本の人口を上回る。同社によると、編集部は送られてきた新作漫画などを選別した上で無料掲載。閲覧数などを参考に人気作を有料化し、人気が続けばアニメやゲームに展開する。
「サイトを通じて優れた作家を見つけやすくなった。中国人作家は国内読者の好みや心情を心得ており、それが国産が増える一因になっている」と漫画・アニメ事業の責任者、鄒正宇さんは説明する。サイト上で公開しているアニメは2万7千作品。閲覧数が1億回を超える漫画は千作品に及び、うち200作品は10億回超の閲覧数を誇る。
急成長の背景には国を挙げた取り組みもある。中国では1978年の改革・開放後、日本や米国のアニメが大量に流入した。しかし、中国政府は04年に国産アニメ育成のため海外作品のテレビ放映を制限し、その後、国産の割合がアニメ放送の7割を下回らないよう規定。08年には午後5~9時に海外アニメの放送を禁じた。
(中略)
■「自由な表現」制限 同性愛題材作家に実刑
漫画・アニメ産業の発展は、個人の創作意欲もかき立てる。湖南省長沙市の女性は中学生の頃、中国の漫画雑誌に作品を投稿したが、返事がなく、漫画家への道を諦めていた。再びペンを執ったのは2016年。ネット上であふれるオリジナル漫画を見て「自分の物語を自由に描いてみたい」という思いを抑えきれなくなり会社勤めを辞めた。
「悪魔吃〓(火ヘンに考)鴨(悪魔がアヒルを食べる)」のペンネームで最初に描いた漫画は、古代中国を舞台にした医者とヘビの妖怪の物語「妖災生」。男性同士の恋愛を描いたボーイズラブ(BL)だが、短文投稿サイト「微博」で公表すると高い画力と独特の雰囲気が人気を集めた。「妖災生」を含む数点が日本語に翻訳され、日本の漫画投稿サイトでも人気上位にランクイン。中国の漫画サイトから声を掛けられるようになった。
ただ「表現の自由」が制限される中国では「同性愛」も規制対象となる。18年秋にはBL小説家が「違法出版物で多額の収入を得た」として一審で懲役10年6月の実刑判決を受けた。女性は、男性同士のキスシーンをネットに掲載しないなど自制。「規制強化で性の問題は物語の重要な要素にできなくなった」と明かす。今は規制を受けないようアンドロイドと人間の関わりを描いたSF漫画をネットで連載しているものの、気持ちは揺れる。「次はBLを描くと思う。やっぱり好きだから」
ネットで中国漫画・アニメを日本向けに紹介する「中国漫画館」のスタッフ、籠川可奈子さんによると、BL漫画がアニメやドラマになる際、男性カップルが男女に置き換えられたり、男性同士の恋愛が友情に設定変更されたりするケースもあるという。「噴飯ものだけど怒っても仕方ない。描きたい、読みたいというニーズがある限り、BLを含めた多様な作品はなくならない」と話した。
(以下、略)


BL本で懲役10年6月とは随分と厳しい扱いを受けるものです。腐女子向け作品が溢れる日本では想像もつきません
さて、中国のアニメは確かに規制だらけのようで、ボーイ・ミーツ・ガールといった少年少女の恋愛をストレートに描くのも禁止です
しかし、そこはそれで、各アニメ制作スタジオは工夫を凝らし、どこまでなら規制を受けないのか探っているのでしょう
中国の人気漫画をアニメ化した「蓝漠的花」は2017年の作品で、日本のアニメのフォーマットを取り入れたものです。オープニング曲は軽やかなアップテンポ、エンディング曲はバラードという選択も、日本アニメを踏襲しています

蓝漠的花第1集 a wonderful flower



さすがに第1話は控え目な展開ですが、第2話になると恋愛要素が強くなります

蓝漠的花 第2集 a wonderful flower


中国の小学生の女の子はこれをヤキモキしながら観ているかと想像すると微笑ましくなります
実際問題として小中学生の恋愛は中国では不良行為とされ、教師から厳しく叱責されたり、学校の風紀を乱すと同級生から糾弾されます。そうやって生徒間で牽制し合い、抜け駆けする生徒を許さない雰囲気を学校内に醸成しているのでしょう
そのため、憧れはあっても男女交際は夢のまた夢なのかもしれません
習近平は思想統制の強化を宣言していますので、こどもたちの恋愛への憧れをも危険思想だ、風紀の紊乱だと弾圧する可能性があり、表現の幅はますます狭くなるおそれがあります。中国のアニメ業界にとって迷惑な限りです

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中国のアニメーションをたびたび話題にしています
国策としてアニメーションの制作を促し、中国各地にアニメーション基地を設けてスタジオを誘致、中国の主だった大学には漫画やアニメーション関係の学部を開設して人材育成に取り組んでいる等々、これまでにも紹介してきました
そして中国政府が特に力を注いでいるのが抗日プロパガンダのための作品作りです
過去には抗日戦争を主題とした舞台演劇、映画が数多く作られ、今日ではテレビドラマやアニメーションによって啓蒙を続けています(洗脳と言い換えてもよいのですが)
当ブログでも中国の抗日アニメを紹介していますが、数は多くありません
中国の主要な動画配信サイトは日本からのアクセスを遮断しており、作品そのものをお見せできないのが残念です
プロキシサーバ経由で、日本からのアクセスではないよう偽装すれば可能なのかもしれませんが、面倒なのでやっていません
そんな事情もあってYouTubeで視聴可能な中国アニメを捜し出し、取り上げているのが実情です
さて、本日は「中国人民が抗日戦争に勝利して70年になる記念作品」の「鶏毛信」を紹介します
記念すべき抗日戦争勝利70周年を称える作品ですから、スーパーでスペシャルな作品です(皮肉です)
これは中国でも有名な戦争勝利譚であり、上記のように何度も舞台劇や映画になっている題材で、中国のアニメファンからは「またかよ」との声が挙がっています
「どうせならガンダムとか、エヴァを作ればいいのに」とも
中国のアニメファンの本音なのでしょうが、思想統制を推し進める習近平が聞いたら、即刻政治犯収容所送りで拷問にかけられるでしょう

70周年献礼动画片《鸡毛信》第二集



70周年献礼动画片《鸡毛信》第十集



古臭い紙芝居を見せられている感もありますが、2015年の抗日戦勝利70周年を記念して作られたアニメですから紛れもなく、今現在の中国アニメの到達点を示すものです。第1期で12話、第2期も12話で合計24話あります
こどもたちには夏休みの間に全24話を視聴し、感想文を提出しろとか、宿題が課されたのかもしれません
上記以外にも記念の抗日アニメ作品があるので(いったい、全部で何本作ったのやら)紹介しておきましょう。こちらはSF風の味付けを加えた、それでも中華テイストたっぷりの作品で、タイトルからして「愛すべき中国」になっています。これを見て中国の少年少女は日本鬼子に対する断固たる闘争を誓い、中国共産党の旗の下に団結し、輝かしい科学的社会主義建設に邁進するのでしょう


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就活女子大生レイプの住友商事社員はどうなったか?

「どうなったか?」と言いたくなるほど、続報がありません
今年の3月、被害に遭った女子大生は就職活動の一環としてOB訪問のため、住友商事勤務の三好琢也被告と飲食店へ行き、酒を勧められ泥酔。彼女を宿泊先のホテルへ送り届けた三好被告は、酩酊状態であるのをよいことにレイプし準強制性交罪で逮捕・起訴されました
住友商事は懲戒解雇になっています
事件のあった3月、三好被告の妻は出産を控えていました。逮捕後、妻とは離婚しています
9月に東京地裁で初公判があり、女性の裁判長から詰問と説教があったと週刊誌FRIDAYが記事にしています。「次回公判は10月に行われる」とあるものの、その後の公判に触れた報道が検索しても見当たりません。まだ判決は出ていないのでしょうか?
起訴後、三好被告は保釈され、四国の実家に戻ってトラック運転手になるため大型の免許を取得した、との情報があります
さて、9月の公判の様子を伝える報道から引用します


検察官 「ホテルの部屋から出た後、同僚から『お前が手を出してたら、縁切ってたよ』って言われてない? その時点でわいせつ行為には及んでいて、そのうえ、そう言われたにもかかわらずホテルの部屋へ戻りましたね。同僚からこう聞いて、どういう思いだった?」
三好被告 「…………当時は深く受け止めてなかった。戻れば、あわよくば性交できるのでは、(カラオケ店のトイレで)抵抗されてないと、勝手に解釈していて、性交に及べるのではないかと……」
裁判長 「あなた性交したあと被害者に『安全日だよね』って聞いたの覚えてる?」
三好被告 「……」
裁判長 「どういう意味? 聞いてどうしようと思ってたの? してしまったことでしょ、安全じゃないと言われたらどう責任取るつもりだったの? あなたが安全日コントロールできるの? これどういう質問?」
三好被告 「………性交するときに………」
裁判長 「あー、もういいです。あなたその後被害者に『誰にもこのこと言わないでよ』と言いましたか?」
三好被告 「言いました……」
裁判長 「あなたが決められるんですか?」
三好被告 「……いえ……」
裁判長 「こういう場面に本来のあなたの姿が出てるんじゃないですか!? 自己保身の塊じゃないんですか!? ここに限らずずっと! どうやったら治るんですか!」
三好被告 「……被害者や家族に、その人たちに、償いや感謝を忘れず……ううっ……誠心誠意生きて行くことで……」
裁判長 「刑務所に行った方が自己保身できるんじゃないですか?」
三好被告 「そういう選択……してしまったことが重大で……厳しい判決が出るのはしょうがない……ただ、世話になった人や被害者に賠償や恩返しをしたい……」
裁判長 「……あなた今日誕生日ですね? どんな気分ですか?」
三好被告 「………」
裁判長 「何のために生まれてきたか考える日じゃないんですか? どんな誕生日ですか!?」
三好被告 「……情けない……」
(FRIDAYの記事から引用)


一部のみ引用ですが、三好被告は裁判長、検事、弁護人の3人から袋叩きのような質問を浴びせられています
公判には三好被告の父親も出廷し、被害者との示談について証言しており、3000万円で被害弁償の合意が成立し、1000万円を父親が肩代わりして支払い、残りの2000万円のうち月に5万円を20年間支払ったら残額1000万円の支払いを免除する取り決めなのだとか
示談成立と引き換えに、被害女性からは「寛大な処分を望む」と一筆取って裁判所に提出したはずです(このため執行猶予付きの判決が下されるものと推測されます)
今後、三好被告はトラック運転手としての稼ぎを支払いに充てるのでしょうが、離婚した妻への慰謝料や生まれたこどもの養育費の支払いもあります。継続できるのでしょうか?
三好被告の父親は息子に、「自殺するな。酒は止めろ」と約束させたそうですが、法廷でのこうした証言を美談扱いするのは大間違いです。犯罪での損賠賠償も途中で支払われなくなるケースが多いのであり、離婚の慰謝料や養育費も同様です

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7人の女児にわいせつ 元教師八木航に懲役14年判決

千葉市立誉田小学校の元教諭八木航に対する判決公判があり、千葉地方裁判所は懲役14年(求刑は懲役15年)の実刑を言い渡しています
高校生の時から下着泥、風呂の覗き、盗撮を繰り返してきた八木航を教員に採用したのも間違いですが、自身の異常な性癖を認識しつつも改めようとはしてこなかったにも大いに問題です
立件されたのは7人の女児に対する強姦とその様子をビデオに撮影していた児童ポルノ法違反ですが、立件されなかった犯行もあるのでしょう
本来安全であるべき小学校の教室内で淫行を繰り返すという常軌を逸した犯行は、被害児童に深い傷を残すものであり、懲役14年では軽すぎでしょう


小学生の教え子にわいせつな行為をしたとして、強制性交罪や児童買春・ポルノ禁止法違反罪などに問われた元千葉市立小の教員の男(36)=懲戒免職=の公判が23日、千葉地裁で開かれ、前田巌裁判長は懲役14年(求刑懲役15年)の判決を言い渡した。
前田裁判長は判決理由で「被害者に対し、畏怖や信頼を利用し、自己の性欲のおもむくままに、極めて強度のわいせつな行為をした」と指摘し、「犯行は卑劣かつ醜悪極まりない」と非難した。
判決によると、男は小学校の教員だった平成25年1月~30年7月、6~12歳の女子児童7人に対し、学校内でわいせつな行為を計15回行い、うち5人に対し動画を撮影して保存していた。
(産経新聞の記事から引用)


教育委員会は既に八木被告を懲戒免職処分にしています。懲役刑が求刑に対して1年割り引かれているのは、社会的制裁を受けていると加味したからなのでしょうか?
弁護人は八木被告が小児性愛の障害を抱えており、治療を優先させるべきだと寛大な刑を求めていました。が、裁判官はその必要を認めなかったのは当然です。小児性愛だとの自覚があるなら、なぜ事件を起こす前に治療を受けなかったのか、と言いたいところです
職業倫理の欠片でも持ち合わせていれば、このまま教師として職に留まるのは不適格と自ら判断し、職を辞して治療を受ける選択肢もあったでしょう
小児性愛の治療には幾つものアプローチがあり、どれが最適かは患者との相性もあるのでしょう。詳細は触れませんが、インターネットで検索すればさまざまな治療例や治療プログラムが見つかります
八木被告が控訴するかどうかは分かりませんが、刑罰は刑罰として務め、刑務所を出た後はしっかりと治療を受けるようにしてもらいたいものです。性犯罪は再犯に至る危険も高いのですから

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新幹線3人殺傷事件を考える 小島被告の手記

週刊新潮に小島一朗被告の手記の一部が掲載されている、とJ-CASTニュースが紹介しています。引用の引用になりますが、お付き合いください
横浜拘置支所へ何度も足を運び、小島被告と面会を重ねたルポライターが手記を託されたのだとか
何度も言及したように、重大事件を起こした犯人の手記だからといって過剰な期待を寄せるのは間違いです。そこに真実が記されているとは限らないのであり、欺瞞や粉飾、弁解、他者への責任転嫁ばかりが吐露されている場合も少なくないのですヵら


無期懲役に万歳三唱の「新幹線殺傷」小島一朗!彼にとって心休まり過ごしやすいのは家庭や社会より少年院や刑務所
(前略)
「寝覚の床」の東屋で起きた木曽署の警察官とのトラブルも、計画を後押ししたようだ。雨の降る中、警察官3人に「ここから出ていけ」といわれる。小島は「雨が止んだら出ていく」と主張して譲らない。警官たちは「出て行け、邪魔だ」といい続ける。小島はこういう。「私には生存権がある」。すると、警官たちは彼の荷物を取って挑発してくる。
小島は「ホームレス自立支援法第11条に基づいて、まず社会の福祉を尽くしてから、法令の規定に沿って排除してください。生活保護の話をして、それでも私が受け入れなかったら、行政代執行してください」。警察官は「権利、権利ばかり主張して義務を果たしているのか?」と反論した。
小島はこういい返す。「生存権、その基本的人権は生まれながらにして持っている権利であって、何かの義務を果たさなければ与えられない権利ではない」
警官の挑発はエスカレートしていき、小島はケガを負うが、病院へ行くことは拒否する。役所の人間や警官に対して、カントやフロイトを持ち出して反論。そしてこう考えたそうだ。「警察すら、法律を守る気がないのに、自分だけ守っていてもしかたない。自分の人権は守られないのに、他人の人権を守っていてもしかたない」
3人殺したら死刑になるから、2人にして無期刑になり、刑務所で一生を終えたいと考えたという。<「一人を殺して二人に重傷を負わせたから、これでもう無期が狙えると思った」>(週刊新潮)
(以下、略)


浮浪者である小島被告が観光地の「寝覚の床」に設けられた東屋に住み着き、彼を排除しようとした警察官とトラブルになったのでしょう
しかし、警察官の対処に特段、非はありません。逮捕するだけの容疑はなかったのでしょうし、警察官が小島容疑者に生活保護受給の手続きを代行してやる必要もありません
カントやフロイトを引用し、警察官を論破しようと試みたようですが、自分の知能の高さでもアピールしたかったのでしょか?
手記の中で自慢話がしたいのか、と突っ込みたくなります
もちろん、カントやフロイトは殺人を肯定してなどいないのであり、何を読み違えているのかと言いたくもなります
要するに小島被告は、「自分の主張を正当化する論拠があるのだ」と世間にアピールしたくてカントだのフロイトだの持ち出していると推測できます
ただの浮浪者扱いされたくない、とのプライドかもしれません
警察官にすれば屁理屈をこねまくる「めんどくさい奴」でしかないのですが
状況からすれば自殺を企図してもおかしくないわけです。現に小島被告は「寒いところへ行って野垂れ死にするつもりだった」とも語っています
しかし、小島被告は自殺を選択せず、無差別に人を殺傷して刑務所に入ろうと行動に移します。なぜ自殺に踏み切らなかったのでしょう
小島被告が手記に何を記しているか、詳細は不明です。しかし、読むべきところは無差別殺人をしようと決意するに至った過程ではなく、なぜ自殺をしなかったかでしょう(書かれていれば、ですが)
精神分析の立場からすると、手記に何が書かれているかよりも、何が書かれていないかを重視します。上記の記事だけ眺めれば、殺人を決意するに至った理由についてはあれこれ書いている風に受け取れます。が、それは 大して重要ではありません。むしろ、小島被告が書こうとしない部分、書けない部分こそが重要なのです
秋葉原で17人もの無関係な人を殺傷した加藤智弘死刑囚は、犯行の動機を「掲示板が荒らされたからだ」と主張していました。が、その生い立ちを見れば実母に対する恨みつらみが根幹にあったのは明らかです
若者の死亡原因のトップは自殺というのが日本の現状です。しかし、加藤智弘は自殺を選択せず、無差別大量殺人を決行する選択をしました。その狙いは非道な殺人をすることによって、自分を生んだ母親への報復であったと推測されます。まあ、加藤智弘死刑囚は絶対に認めないのでしょうが(自殺したのでは実母への報復が達成されないわけで)
秋葉原の事件と本件を安直に同一視するべきではないにしても、小島被告の生い立ちを斟酌すれば、自分を愛さなかった両親や父方の祖母に対する報復として殺人を選択したのではないか、と思わざるを得ないのです

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老人ホーム睡眠薬殺人 控訴審で差し戻し判決

一審判決を控訴審(高等裁判所)で差し戻すというケースを何度も目にします
高等裁判所の裁判官にすれば、地方裁判所の裁判官の欠陥だらけの判決を添削し、指導している気分なのでしょうか?
差し戻しの理由はさまざまです。争点に関して審議が不十分であるとか、量刑判断に誤りがあるとか、被告の責任能力について検討が尽くされていないとか
他方で、一審となる地方裁判所に裁判員制度を導入しても、二審でひっくり返されるようでは裁判員制度が空疎化しているとの批判もあります
しかし、高等裁判所の裁判官たちにすれば、素人が判決に口出しをする裁判員制度を尊重する気はさらさらないのでしょう
さて、千葉県印西市の老人ホームに務めていた准看護師の波多野愛子被告の控訴審で、東京高等裁判所は一審判決を破棄し、差し戻す決定を下しています
一審では波多野被告によって睡眠導入剤入りのお茶を飲まされた老人ホーム職員が交通事故を起こし、事故に巻き込まれた被害者に対しても未必の殺意があったと認定し、懲役24年を言い渡していました
東京高裁は、偶然事故に巻き込まれた被害者に対して殺意は認められず、殺人未遂罪は成立しないと言いたいようです


千葉県印西市の老人ホームで同僚らに睡眠薬を飲ませ、交通事故などで6人を死傷させたとして、殺人・同未遂などの罪に問われた元職員・波田野愛子被告(73)の控訴審判決が17日、東京高裁(朝山芳史裁判長)であった。高裁は事故に巻き込まれた被害者への殺意まで認めて懲役24年(求刑懲役30年)とした一審の裁判員裁判の判決を破棄し、審理を千葉地裁に差し戻した。
この判決が確定すれば裁判員裁判がやり直され、巻き込まれた被害者について被告に対しては殺人未遂罪ではなく傷害罪が適用される可能性がある。
高裁は、被告が同僚らに睡眠薬を飲ませて運転を促したことについて、「死んでもかまわない」という「未必の殺意」を事故に巻き込まれた被害者にまで認めた一審の判断は不当だと指摘。酒を飲ませて運転させただけでも不特定多数に対する殺人罪に問われかねないと批判し、薬を飲ませた後の意識障害の程度など、運転すれば死亡事故に至ると予想できたかを具体的に検討すべきだとした。
その上で、薬を飲まされて事故を起こした3人については殺意を認定できるとしても、事故に巻き込まれた2人に対する殺意までは認められず、傷害罪の成否について審理をし直すべきだと結論づけた。
一審は、波田野被告が2017年2~6月、准看護師として働いていた老人ホームで、同僚ら4人に睡眠薬を混ぜたコーヒーや茶を飲ませて1人の意識を失わせ、3人に交通事故を起こさせて1人を殺害、巻き込まれた2人を含め計4人を殺そうとしたと認定した。
控訴した弁護側は嫌がらせの目的で薬を飲ませたことは認めつつ、交通事故は偶然に左右されるもので、車の運転をするよう仕向けたことをもって殺意まで認定するのは「論理の飛躍だ」と反論。殺人罪の成立を否定し、薬を飲ませて意識を一時失わせた傷害罪にとどまると主張していた。
(朝日新聞の記事から引用)


睡眠導入剤入りのお茶を飲ませた時点で交通事故につながると予見できたはずであり、数人から数十人を巻き込む被害が起こり得る可能性があったと考えるのが当然でしょう。波多野被告は素人ではなく准看護師ですから、睡眠導入剤服用で正常な運転ができなると確信して犯行に至っているのです。「事故は起こすだろうが、死者は出ないはず」だと波多野被告は認識していたのでしょうか?
そう認識していたとするなら、根拠は何でしょうか?
現に老人ホームの職員だった女性が睡眠導入剤の影響で追突事故を起こし、死亡しているのです。負傷者も3人。その事故を意図せざる偶然の産物だとでも言うのでしょうか?
事故に巻き込まれた被害者にすれば、波多野被告と弁護人の主張に怒り心頭のはずです。縁もゆかりもないオバちゃんの悪だくみに巻き込まれ、怪我をさせられたのではたまったものではありません
重要なのは波多野被告が何をどう考え、犯行に踏み切ったかではなく、結果に対して責任を負わせることです。波多野被告が睡眠導入剤入りのお茶を飲ませなければ事故は起きなかったのであり、巻き込まれて怪我をする人も出なかったのですから
睡眠導入剤入りのお茶を飲ませた以上、どのような結果を生じてもすべての責任は波多野被告が負うべきです
殺意の有無とか、計画性とか、形式的な議論に終始して、事件の本質を見失っている東京高等裁判所の判断には呆れます
時間の無駄であり、裁判費用の無駄です

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伊藤詩織さん強姦事件 山口記者擁護者の右往左往

安倍政権批判で一貫し、与太記事も平気で掲載する日刊ゲンダイでは、伊藤詩織さん強姦事件の民事訴訟判決後、山口敬之を擁護してきたジャーナリストや国会議員が沈黙したり、逃げ出したりしていると記事にしています
山口敬之元記者は安倍晋三首相を取り巻くお友達の1人であり、国会議員の人脈も使って伊藤詩織さん批判を展開してきた経緯があります
自分は政治に関して保守派ですが、山口敬之とその擁護者たちを支持する気持ちは皆無です


セカンドレイプ賠償請求にビビる?“アベ応援団”突然の沈黙
法的措置に戦々恐々なのか。ジャーナリストの伊藤詩織さん(30)が元TBS記者山口敬之氏(53)からのレイプ被害を東京地裁に訴えた損害賠償訴訟は詩織さん側の全面勝利。すると、山口氏を全面擁護し、詩織さん叩きに躍起になっていた連中が突然ダンマリを決め込み始めた。おやおや――。
詩織さんは勝訴した翌日、外国特派員協会で会見。これまで受けてきた誹謗中傷やセカンドレイプに対して、「法的措置を考えている」と明言した。途端におとなしくなったのが、山口氏の主張を正当化してきた安倍首相のオトモダチの面々だ。メディアやネット上で山口氏を擁護してきたのに鳴りを潜め、判決以降は沈黙している。
詩織さんを口撃してきた政治家の筆頭が、自民党の杉田水脈衆院議員(52)だ。「LGBTは生産性がない」との主張の論文を「新潮45」に寄稿して事実上の廃刊に追い込んだあの議員。落選中に政界出戻りのきっかけをつくったのは安倍首相で、杉田氏は安倍首相の子飼いのひとりでもある。
杉田氏は、詩織さんと山口氏が民事訴訟で争っていた昨年6月、自身のツイッターに事件について〈被害者に全く落ち度がない強姦事件と同列に並べられていることに女性として怒りを感じます〉と投稿。この投稿はすでに削除されているが、判決後に再びネット上に拡散され、大炎上中だ。英BBCが制作した詩織さん事件に関するドキュメンタリーの中で「彼女の場合は明らかに、女としても落ち度がありますよね」とも発言。保守系のネット番組でも、同僚の長尾敬衆院議員(57)と共演し、「ああいう人(詩織さん)がいるおかげで、本当にひどいレイプ被害に遭っている人たちのことが、おろそかになってしまうんじゃないか」と言い放っていた。
「係争中の案件にコメントしない」と居直り
詩織さんをおとしめていたにもかかわらず、判決については沈黙したまま。これまでの発言や判決への見解を事務所に問い合わせると、「民事で係争中の案件なので、第三者である杉田氏がコメントする予定はありません」と木で鼻をくくったような回答。詩織さんを一方的に批判しながら、都合が悪くなると頬かむりだ。
(以下、略)


上記の記事にある杉田水脈議員の発言「彼女の場合は明らかに、女としても落ち度がありますよね。ああいう人(詩織さん)がいるおかげで、本当にひどいレイプ被害に遭っている人たちのことが、おろそかになってしまうんじゃないか」が判決後に猛批判を浴びました
ついに杉田議員は「私の表現の拙さゆえに、結果的にそう受け止められる発言をしたことは事実ですので、真摯に受け止めています。ただ、3時間近くのインタビューのなかで、文脈や時系列が入り交じり、問いに対する回答のみがあのような形で短く編集されてしまい、真意が伝わらなかったということは知って欲しいと思います」との口上を発表しています
「発言が切り取られた、真意が伝わらなかった」という、政治家の慣用句です
旗色が悪いと見たのか、山口敬之の仲間たちが次々と尻尾を撒いて離れていく様は醜悪です
しきりに「犯罪ではない。合意があった」と主張する山口元記者ですが、正当性を叫ぶほどに評判を落とすのであり、なんとも惨めな限りです
避妊具もつけずに性交し、事後に「僕の精液は薄いので(妊娠)の心配はないよ」などとメールを送り付ける下衆が、ジャーナリストを気取っているもの滑稽です

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新幹線3人殺傷事件を考える 小島被告に無期懲役判決

幾つもの事件の判決公判が相次ぎ、新幹線殺人の小島一朗被告に言及するのが遅れました
正直、非常に不愉快な事件であり、判決を耳にしてもすっきりしないわけで、取り上げるのも嫌になるくらいです


東海道新幹線で2018年6月、乗客の男女3人が殺傷された事件で、殺人や殺人未遂の罪に問われた小島一朗被告(23)の裁判員裁判の判決公判が18日、横浜地裁小田原支部であった。佐脇有紀裁判長は求刑通り無期懲役を言い渡した。
判決理由で佐脇裁判長は「あまりにも人の命を軽視した身勝手な動機」と非難した。一方で「家庭環境や精神障害の問題を考慮すると死刑に処すのがやむを得ないとはいえない」とし、「刑務所での服役の日々を送らせ、受刑の現実に直面させることで、その刑責の重さに向き合わせることが相当」と述べた。
判決が読み上げられた後、小島被告は「控訴はいたしません。万歳三唱します」と言って立ち上がり、万歳三唱した。
小島被告は初公判で「殺すつもりでやりました」と起訴内容を認めていた。被告人質問では「一生、刑務所に入りたい」とした上で、「刑務所でも謝罪はしない。仮釈放になるから」と述べていた。
弁護側は事実関係や責任能力を争わないとしつつ、「外見的には謝罪、反省していないかもしれないが、長期の服役の中で内面で反省、謝罪することがあるかもしれない」と量刑面での配慮を訴えていた。
検察側は論告で「反省の態度はみじんもない」と指摘。死刑求刑も検討したが、小島被告のパーソナリティー障害が動機に影響を与えた可能性があるとして、無期懲役が適当と主張していた。
判決などによると、被告は18年6月9日午後9時45分ごろ、新横浜―小田原間を走行中ののぞみ265号(16両編成)の12号車で、両隣の席にいた20代の女性2人をなたで襲って重傷を負わせた。さらに制止しようとした兵庫県尼崎市の会社員、梅田耕太郎さん(当時38)の首や太ももを切り付け殺害したとしている。
(日本経済新聞の記事から引用)


今回の判決及び検察の求刑には数多くの批判が寄せられいます。そちらは後日、別個に取り上げるつもりです
さて、このように身勝手な犯行に至った原因は小島被告のパーソナリティ(人格、資質)にあるわけですが、生育環境の歪みもその形成に大きく関わっています
小島被告の父親へインタビューした「週刊文春」2018年6月21日号の記事が、文春オンラインにアップされていますので、その一部を引用します。事件直後からこの実父にところへメディアが押しかけ、取材していたのですが、事件を他人事のように語る精神構造は理解しがたいものがありました
偏屈とか頑固などというレベルではありません。人格障害とまでは言いませんが、思考の偏りが大きく、またその偏りをまったく自覚していないところが異様です。小島一朗被告のズレた感覚や思考もこの父親の影響であるのは間違いないのでしょう
加えて母親は共産党員で、熱心な活動家なのだとか。他人の忠告や助言(党関係者は除く)を聞き入れないタイプであるのは間違いないでしょう


無期懲役で万歳三唱 新幹線殺傷犯の父が語った「私が息子を棄てた理由」
(前略)
地元の公立中学校に進学した小島容疑者は、やがて不登校になってしまう。S家を知る人物が語る。
「父親は『男は子供を谷底に突き落して育てるもんだ』という教育方針で息子に厳しかった。共働きのS家では同居している(父方の)祖母が食事の用意をしていたようですが、『姉のご飯は作ったるけど、一朗のは作らん』とよく言っていた。実質的に育児放棄されていた。一朗君と家族の会話はだんだんと少なくなっていったようです。そんな彼が唯一慕っていたのが、母方の祖母でした」
小島容疑者は自室に籠もり、インターネットやテレビアニメに夢中になるなど自分の世界に没頭するようになる。食事も自炊をするか、作り置きのものを一人で食べるだけだった。
(中略)
なぜ自殺願望が他人に向かうのか
言うまでもないが、発達障害が直接事件と結びつくものではない。
「 発達障害 」(文春新書)の著書がある昭和大学医学部・岩波明教授が語る。
「発達障害という病気は実はなくて、精神上におこる障害の総称。日本の場合はアスペルガー症候群を指す場合が多い。アスペルガー症候群は、いまは自閉症スペクトラム障害と呼ばれているのですが、対人関係・社会性の障害で、集団生活で溶け込めないということがしばしば起こり、不登校や引き籠りになるケースが多い。また発達障害の子供が親からのネグレクトや虐待に遭うというケースもかなり多いのです」
様々なマイナス要因、不幸の連鎖が重なり、最悪のケースに至ってしまう。岩波氏は「彼の精神を荒廃させるような環境が事件に繋がった可能性はある」と指摘する。
「今回の事件を見ていると、必要な時期に適切な愛情を受けて育たなかったということはかなり決定的な気がします。大切に育てると社会的な予後が違う。犯人は、かなり自分に不全感を持っていて、それは親から見捨てられたという感情から来ているものもあったと思います。自殺も考えたということは衝動的な感情が内に向いていたということ。それが今回は逆に外に向かい暴発したともいえる。自分の内に向かうものが外へ向く、こうしたスイッチはわりと起こりやすい。今回の事件が発達障害の典型例かというとそうではないが、衝動的な行動パターンを選んでしまうというのは一つの特徴ではあります」
凶行の最中、薄ら笑いを浮かべていたという小島容疑者、その胸に去来していた思いとは何だったのか。


引用記事の中で、岩井昭和大学教授のコメントを大きく取り上げました。「発達障害」(文春新書)を目下読みかけているところです。読後の感想も含め思うところを後日、ブログに書きます
これまでも度々言及してきましたが、死刑に処するか否かの基準とされる「永山基準」に拘泥する裁判所の考え切り替え、新たな基準を設けるべきなのでしょう。永山基準はあくまでも世間の同情を集めた永山則夫に死刑を言い渡すため編み出された方便にすぎないのであり、それを殺人事件全般に対する絶対的な基準であるかのように今日まで運用し続けているところが問題です
こうした事件の判決があるたび、「日本も仮釈放なしの終身刑を導入すべきだ」との意見が出ます。しかし、それは解決策でもなく、有効な手段でもありません。小島被告のような人物(反省もせず、改心もせず、反社会的な考えで凝り固まった人間)をこの先、50年も60年も刑務所に収容するコストはバカバカしいくらい高くつきます。今回のように殺害された被害者が1名であっても、小島被告のような反社会的犯罪者は死刑に処すのが相当でしょう

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女生徒監禁の教師 内田慎也被告に懲役8年の判決

今年6月、群馬県高崎市の女子中学生の家に侵入し、殺意をもって腕やタオルで被害者の首を絞めて失神させ車で連れ去り、わいせつと加害目的で車内に監禁したなどとして殺人未遂や監禁致傷などの罪に問われている内田慎也被告の判決公判があり、前橋地方裁判所は懲役8年(求刑は懲役15年)の実刑判決を言い渡しています
私立新島学園の中等部の教員であった内田被告と、被害に遭った女子中学生の間にどのような関係があったのか、気になるところですが公判の模様を伝える記事を自分が見逃したのか、よくわかりません
論告求刑を伝える記事は以下のようになっています


教え子の女子中学生をわいせつ目的で連れ去り車に監禁したとして、殺人未遂や監禁致傷などの罪に問われた元私立中教員、内田慎也被告(28)の裁判員裁判の論告求刑公判が18日、前橋地裁で開かれ、検察側は懲役15年を求刑した。
公判で検察側は、被害者への一方的な好意からわいせつ行為をして2人で死のうと考えるようになり、右腕やタオルで複数回首を絞めたとして、「人が死ぬ危険性が高い行為だったのは明らか」と指摘した。
内田被告は殺意と被害者を気絶させたことは否認し、弁護側も殺人未遂罪について「殺意はなかった」と無罪を主張し、執行猶予付き判決を求めた。判決は20日。
起訴状によると、6月25日午後0時半から同50分ごろ、群馬県高崎市の中学生宅に侵入し殺意を持って背後から首を絞めて失神させ、車に乗せて連れ去り、午後4時35分ごろまで、わいせつと加害目的で車内に監禁したなどとしている。
(産経新聞の記事から引用)


検察側の論告にある「一方的な行為からわいせつ行為をして2人で死のうと考えた」との件は、検事の創作なのでしょうか?
内田被告及び弁護人は殺意を繰り返し否定しています
「連れ去るため首をしめ、スタンガンを押し当てたが、車内に監禁してからは危害を加えていない」と言うのが、内田被告側の言い分です
判決についてNHKは以下のように報じています


教え子の女子中学生の首を絞めて失神させたうえ、群馬県高崎市の山林まで車で連れ去ったとして殺人未遂や監禁傷害などの罪に問われ、懲役15年を求刑された元教員に対し、前橋地方裁判所は「加減しながら首を絞めていて、死ぬ危険性が高い行為と言うには疑いが残る」として元教員の殺意を認定せず、懲役8年の判決を言い渡しました。
群馬県高崎市の元教員、内田慎也被告(28)は、ことし6月、当時勤務していた中学校の女子生徒の自宅に殺害する目的で侵入し、スタンガンを押しつけ首を絞めて失神させたうえ、高崎市の山林まで車で連れ去ったなどとして、殺人未遂や監禁傷害などの罪に問われました。
これまでの裁判員裁判では殺意があったかなどが争点となり、検察が懲役15年を求刑したのに対し、弁護側は「首を絞めたのは大声を出せないようにするためだった」などと主張していました。
20日の判決で前橋地方裁判所の國井恒志裁判長は「被告は加減しながら首を絞めていて、女子生徒が死なないよう観察していた。死ぬ危険性が高い行為と言うには疑いが残る」と指摘し、被告の殺意を認定しませんでした。
そのうえで「極めて身勝手で自己中心的な犯行で、仕事上のトラブルを抱え精神的に追い込まれていたことを考慮しても厳しい非難は免れない」として懲役8年を言い渡しました。
(NHKの記事から引用)


殺人未遂の成立は認めず、監禁致傷罪で懲役8年という判断なのでしょう
ただし、被害者にすれば「殺されかけた」との認識であり、とても内田被告を許す気にはなれないはずです
公判で読み上げられた検事調書の中で、被害者は「気持ち悪いです。もう顔も見たくない。一生牢屋から出てこないでほしい」と述べています
しかし、残念ながら内田被告は8年の服役で釈放されるのであり、また被害者につきまとうのかもしれません
「直接会って謝罪をしたい」などと言いつつ、被害者を再度襲う可能性は否定できないのであり、警戒する必要があります
さて、内田慎也被告に関して思うところを少し書いておきます
地元の大学を出て教員志望だった内田被告ですから、当然群馬県内の公立学校の教員採用試験を受けたと思われます。が、採用には至りませんでした。内田被告の父親に前科があったと報じられていますので、それが不採用の原因であったかもしれません
犯罪者のこどもだから、として不当に差別してはいけないと言う方もいるのでしょうが、教員試験採用にあたっては親族の犯罪歴を問うのは当然と考えます。家庭に問題がある以上、本人が何等かの負因を抱え込んでいる可能性が懸念されるのですから
本件との内田被告の父親の前科とがどう係わっているのかは不明です
しかし、内田被告の犯行を擁護できる理由はないのです。犯罪者のこどもだから、と差別されたくないのであれば、身を律して道を踏み外さぬよう生きるしかないのでしょう

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伊藤詩織さん強姦事件 山口敬之記者は民事で敗訴

元TBS 記者の山口敬之記者から暴行を受けたと訴えていた伊藤詩織さんの提起した民事訴訟で、東京地裁は暴行の事実を認め山口元記者に慰謝料330万円を支払うよう命じるとともに、山口元記者が伊藤さん相手に起こしていた1億3千万円の損害賠償請求を棄却しています
この判決に山口元記者は大いに不満のようで、盟友である評論家小川榮太郎や月刊Hanadaの花田紀凱編集長とともに会見し、控訴するとイキっています


ジャーナリストの伊藤詩織さんが、元TBS記者の山口敬之さんから性行為を強要されたとして慰謝料1100万円の損害賠償を求めた民事訴訟。12月18日に東京地裁で行われた判決で、鈴木昭洋裁判長は、山口さんに慰謝料など330万円の支払いを命じる判決を下した。
午後2時から都内で記者会見した山口敬之さんは、判決について「内容にはまったく納得できません」として、「すぐに控訴する」と述べた。山口さんが記者会見するのは、伊藤さんが被害を公表してから初めて。
記者会見には、北口雅章弁護士と文芸評論家の小川榮太郎さんらが同席。司会は月刊Hanadaの花田紀凱編集長が務めた。
山口さんは改めて「法に触れる行為は一切していない」と強調した。
判決では、伊藤さん側の主張が認められたかたちだが、「客観的証拠に基づいて伊藤さんの主張の矛盾点を指摘したが、これが検証されることなく、ほぼ無視された。双方の主張の信ぴょう性が問われているのに、私が説明した部分はことごとく否定され、伊藤さんが言ったことを一方的に事実、真実とされている」だと反論し、控訴審で争う構えを示した。
訴状などによると、伊藤さんは2015年4月4日の早朝、就職相談のために食事をした当時TBSのワシントン支局長だった山口さんから、意識を失った状態で性行為を受けるなどした。山口さんの「不法行為」で肉体的・精神的な苦痛を被ったとして、慰謝料1100万円の損害賠償を求めていた。
一方、山口さんは2019年2月、伊藤さんから名誉を毀損されたことで社会的信用や仕事を失ったとして、慰謝料1億3000万円などを求めて反訴したが、判決で棄却された。
(ハフィントンポストの記事から引用)


月刊Hanadaは過去に何度も伊藤詩織さんを中傷する記事を掲載しており、小川榮太郎は山口元記者を擁護する人物です
酒に酔わせた上で暴行するという下衆な手口でありながら、「同意があった」と主張する山口元記者ですが、署名捺印入りの同意書を事前に受け取ってなどいません
ただ、「同意があった」と繰り返しているだけです
それほどセックスしたかったのでしょうか?
ならば数万円持って、性風俗店へ行けばよいものを
さらに伊藤さんを黙らせるため、1億3千万円という慰謝料をふっかけるのも下衆すぎるのでは
山口元記者にすれば安倍首相をよいしょして時流に乗り、テレビ番組出演やら講演、著書の発売で数億円以上稼ぐ機会を目前にしながら、強姦事件の犯人扱いされたため仕事を失ったと恨むのは分かりますが
強姦事件で世間の耳目に晒されなければ、田原総一朗か築地哲也のように活躍していた可能性があります
手玉に取っていたつもりの女性から訴えられ、頭に血が上ったとも考えられますが、冷静に対処して彼女と示談する選択はなかったのかと、訝しく思います(性交した事実は山口元記者も認めているのですから、痴漢冤罪とは違います)
控訴の結果がどうなるにせよ、一度落ちた評判は取り戻せないのであり、ジャーナリストとして活躍する機会を得るのは難しいはずです
とんでもなく高い代償を払うことになりました
他方で、堂々と戦い続けた伊藤さんに敬意を表します
さて、山口元記者は己の名誉を守るため、この事件に言及したブログやSNSを片っ端から訴え、削除しろと要求して回るのかもしれません(それを専門に請け負うIT企業や弁護士がいますので)

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中国政府の文化(アニメ)政策とは?

そもそも中国に文化政策なるものが存在するのか、疑問です
古い笑い話を一つ
昔、チェコスロバキアの国会で某議員が、「我が国も海軍を創設するべきだ」と提案しました。「我が国は海に面していないのだが?」と疑問が提起されると、その議員はニヤリと笑い、「ソ連は文化省をもっている」と答えたのだとか
つまり、文化の欠片も存在しないソ連には文化省があるんだぜ、という皮肉です

殺伐とした殺人事件の話ばかり連日取り上げていますので、少し空気を変えましょう
中国のアニメーション産業は中国政府の指導下にあり、政府の示す政策に則り作品を制作しています。政策に反する作品は政府から補助金の支給は受けられませんし、テレビで配信される機会もありません
過度な暴力的表現、性的な表現は禁止であり、青少年に教訓を与えることや中国の独裁的な政治体制を賛美する(皮肉です)内容を求められます
そして年間に300本を超える、どうしようもないアニメーション作品が量産されています
北海道大学大学院国際広報メディア・観光学院 ジャーナル掲載の論文「中国の文化産業政策における政府の政策過程 : アニメ政策を事例に」を紹介します
長い論文なので、一部のみ引用します。著者は北海道大学大学院への留学生なのでしょうか、あからさまな政策批判を書けば政治犯収容所行きになるため、政策の効果については曖昧な表現で逃げています。ただし、本音の部分も織り交ぜてあり、トップダウン型の政策に疑問を投げかける言もちらほら見られます
言い換えると、中国政府内でも一連の文化政策がどれだけ効果を挙げているか、検証も検討も批判もされず、アニメーションの制作本数が右肩上がりで増えているのを自画自賛するだけで、判で押してような5か年計画を毎度連発しているのが実情なのでしょう
指摘するまでもなく、中国発で世界を席巻するような人気作品はいまだに誕生していません。それが数度にわたる5か年計画の結果です


中国の文化産業政策における政府の政策過程 : アニメ政策を事例に
(前略)
中国政府の文化産業の政策過程において、まず中国共産党中央と国務院の「青少年の思想道徳教育の強化」(社会的文化的側面)を始め、「民間資本の参入」、「国有文化グループの形成」や「文化製品の対外進出」(経済的側面)といった政策イシューの持つ「主題内容」は、文化部、新聞出版ラジオ映画テレビ総局の個別的なアニメ政策の政治的動機となり、アニメ政策の内容と数量に影響を及ぼした。
アニメの総括部門としての中国文化部は、自身の権限と資源を用いて単独あるいは他の部門と共同で、創作、企業支援、市場流通、教育研究の幅広い領域でアニメ産業を管理、関与するネットワークを拡大している。また、国家新聞出版広電総局は、テレビドラマ、映画の管理と同様に、アニメ放送・放映を管理する主導権を握り、放送・放映におけるアニメの創作、発行の監督と審査に政策を集中している。特に海外アニメへの規制の強化が政策の継続的な主題でもある。中国における政治的権力構造の上層にある中国共産党中央と国務院、下層にある国務院の各部門が、政策の決定と権力行使の中心的役割を果たしている。
このような権力構造は、政策過程を通じ、国益に適うアニメの政策介入を継続的に安定させる効果をもたらしている。中国のアニメ産業は政府の各アクターのネットワークの中でコントロールされている。しかし、中国アニメのトップ・ダウン形式の政策過程と執行によって、国内アニメ企業が急速に市場化され、作品の品質低下ひいては粗製乱造の問題に繋がっていることが指摘されている。
(中略)
他方、芸術的表現に関する国産アニメ創作の政策では、文化部と国家新聞出版広電総局は共に、アニメ創作の推薦と奨励を政策の重点に置いているが、その推薦過程と審査過程に、民間アニメ業界、放送系メディアや視聴者など作品の送り手と受け手の視点を取り入れる制度改革の実施が現段階で明文化されることはない。アニメの内容と創作を政府の政策によってコントロールするというのは、中国の文化政策の固有の特徴であり、コンテンツは全面的な政策介入で育成する発想が浸透していることも明白である。アニメ政策過程への関与者、政策の執行者が、政治的権力構造の枠組み内で行為を行っていることが、アニメの質の向上に有益な影響を与えるとは言い切れない。政策過程における作り手の主体性の発揮や脱構造化の努力、いわゆる松井が指摘した政策の意思決定が産業の側にあるようなボトム・アップ的政策形成は中国のアニメ政策過程ではまだ見えてこず、アニメの質の向上の障壁の一つであると考えられる。
なお、本稿では、胡錦濤を中心とする中国指導部のアニメ政策を対象として、その政策過程の内容と関係を論じ、結果としての政策の適否、細部への効果の評価については論じなかった。これについて、中国共産党中央及び国務院と、文化を管理する各行政部門の相互関係、アニメの作り手と送り手の動態結果を含め、多くの事例を用いて詳細に分析する必要がある。そして、政策の変化の有無について、放送における規制緩和の次元とコンテンツ創造育成の次元で評価できると考える。特にコンテンツの創造育成において、産業や作り手が政策過程の実質的な主体になりうるのか、ボトム・アップ的政策形成の存在の可能性や、行政組織のイノベーションによる政策の改善を、文化政策理論の発展と現場の実践の中で検証していく必要がある。2012年末に習近平指導部が発足して以来、文化部と国家新聞出版ラジオ映画テレビ総局は、インターネットにおける海外アニメの放送、テレビアニメの内容審査を現在よりさらに強化する政策を公布した。中国政府のアニメ政策はまだ発展途上で、いずれもアニメ政策過程を理解する上で欠かせないものである。
今後の研究課題としたい。


習近平体制ではますます締め付けが強化されていますので、アニメーションの制作現場はうんざりしているのではないでしょうか?
ただ、閉塞感ばかりとは言えません。2017年から韓国と中国の合作でアイドルアニメ「シャイニングスター」がテレビ放映され、そこそこ人気を得ているようです。1期、2期併せて52話からなり、アジア各国でも放送されています
「プリパラ」のパクリみたいな作品ですが、作画はいかにも韓国らしい低レベルです。どうしてこんな安っぽいクオリティで放送する気になれるのか、不思議でなりません

韓流アイドルアニメ『シャイニングスター』



ともあれ、中国アニメにとっては新ジャンルであり、女の子が夢中になるのでしょう。このままアイドルアニメが中国で年間100本も作られる時代に突入するのかもしれません。習近平主席を称える歌に合わせ、100万人の男女が天安門広場で踊る狂うシーンとか、見れるのでしょうか?
ここで「プリパラ」の動画を比較のため貼るのもあれなので、あえて別の強烈なものを
中国・韓国アニメもこれくらいのド派手なダンスシーンをアニメでやってもらいたいものです

【シンクロムービー】 サクラ大戦 檄!帝国華撃団 インド映画



中国の小役人の発想から面白いアニメが生まれるはずはないのであり、国家が文化を統制し主導するなどいつの時代の発想か、と言いたくなります。その限界は現場の人間も、引用した論文の著者も理解しているのですが、習近平とその仲間たちは理解の欠片もないのでしょう
習近平は思想統制を緩める気はないのですから、これからも中国のアニメの制作現場はフラストレーションがたまるばかりで、秀逸な作品が生まれる芽はないと言えます
日本のように同人マンガを描く人が何万人もいて、ライトノベルを趣味で書く人が何万人もいるような裾野の広がりがあってこそ、文化が形成されるのです。ライトノベルの書き手は国家の命令によって育成されているはずもなく、ただ面白い物語を自分の手で書きたいからこそ書いています
国家の介入など邪魔であり、自由を奪う干渉にすぎません
2005年から2010年くらいの間、中国や韓国のアニメが日本を超えるだろう、としきりに言われたものです。物知り顔でそんなトンチンカンな予想をした人物に、現状がどう映っているのか訊いてみたいものです

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高槻少女殺害事件を考える23 「控訴取下げ無効」で控訴審開始へ

寝屋川市に住む平田奈津美さん=当時(13)と星野凌斗さん=同(12)を殺害し、遺棄したとして死刑判決を受けた山田浩二被告は、自ら控訴を取り下げ、死刑判決が確定していました
しかし、山田被告の弁護人が「控訴の取り下げは無効である」との訴えを起こし、大阪高等裁判所がこれを認める決定をした、と報じられています。控訴の取り下げたのは山田被告が大阪拘置所内で刑務官と口論になった挙句であり、実に身勝手な理由です。裁判所も検察も山田被告の身勝手な言動に振り回されるのであり、いい加減にしろと言いたくなります


大阪府寝屋川市で平成27年、中学1年の男女が殺害された事件で、1審大阪地裁の死刑判決に対する控訴を自ら取り下げて死刑が確定した山田浩二死刑囚(49)について、大阪高裁(村山浩昭裁判長)は17日、取り下げを無効とする決定をした。山田死刑囚の弁護人が取り下げを無効とするよう高裁に申し入れていた。検察側は決定に対し異議申し立てなどができるが、無効が確定すれば控訴審が開かれ公判が続く。控訴取り下げの無効が認められるのは異例。
決定によると、山田死刑囚は5月18日、大阪拘置所(大阪市都島区)で借りたボールペンを時間内に返却せず看守と口論になった。その際の「えらそうに言うな」などの言動が調査対象とされ絶望的な気持ちになり、同日中に控訴を取り下げた。
村山裁判長は、山田死刑囚が控訴を取り下げた経緯について、自身の言動により懲罰が予想される事態になり自暴自棄に陥ったとしたためだとし、「通常あり得ない、常識では考えがたいもの」と指摘。後に山田死刑囚自身が深く後悔するようになったとして、「死刑判決を受け入れようとの考えや心情はまったく見受けられず、あまりに軽率」と述べた。
こうしたことなどから、山田死刑囚が取り下げることによる結果を忘れていたか、少なくとも明確に意識していなかった疑いがあると指摘。「取り下げの効力には一定の疑念があり、直ちに確定させてしまうことに強い違和感と躊躇(ちゅうちょ)がある」として、取り下げは無効と結論づけた。
弁護側は、取り下げは死刑判決による心理的影響などの可能性があると主張したが、村山裁判長は、精神科医らの意見を基に「自己の権利を守る能力が著しく制約されていたとみるのは困難」とした。
(産経新聞の記事から引用)


大阪拘置所内で山田被告と刑務官の間で何があったのか、報じる記事を見ていませんが、推測するにボールペンの貸与は夕食が配布されるまでの時間であり、それまでに返納する規則です。山田被告はそれに従わず、返納を求める刑務官と言い争いになったのでしょう
山田被告にすれば控訴趣意書をボールペンで清書しているところであり、「もう少し待て」と言いたかったのかもしれません
控訴趣意書には大阪府警の取調べ中に受けた暴力や、検事からの脅迫、そして大阪地裁判決の間違いなど、これでもかと書き連ね長文になっていたと思われます(山田被告の性格からして)
そこで上記の刑務官との言い争うとなり、「もうええわ」と勢いで控訴を取り下げた…という経緯でしょうか?
後日、弁護人から説得されても、「もうええわ」と突っぱねていたのでは
繰り返し説得され、ようやく「控訴の取り下げは無効」と訴えることに同意したのでしょう
控訴するならさっさと控訴期限までにすればよいのであり、グダグダとゴネるのは大間違いです
たとえ控訴したところで、大阪地裁判決をひっくり返すような新証拠や新証人を出せるはずはないのであり、時間の無駄であり国費の無駄です
せいぜい情状を訴え、死刑を回避するよう泣きつくしかできないのは明らかであり、見苦しいと言わざるを得ません
大阪高裁で再び土下座パフォーマンスをするつもりなのか、と言いたくなります

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教師によるいじめ 「示談したら助かるか?」

神戸市立東須磨小学校の教師によるいじめ事件は、第三者委員会が年内に調査結果をまとめるとされています。今年も残すところわずかとなりました。調査結果は公表されるのでしょうか?
警察の方も加害者から聞き取りをしていると報じられていますが、書類送検して起訴に至るかどうかは不明確です
週刊誌も加害者たちに直接接触し、取材はできていないようで、週刊朝日は加害者の知人から聞いて話を記事にしています


激辛カレー“いじめ” 加害教諭「示談したら助かるかな?」
悲鳴をあげる男性教諭の口に無理やり激辛カレーを押し込む動画が流れ、大問題になったのは、神戸市立東須磨小学校の教諭同士のいじめ事件。被害教諭は兵庫県警に被害届を出しており、加害教諭4人への事情聴取も始まっている。4人がどの程度反省しているのかは測りかねるが、問題はすでに他の場所にも波及している。
「加害教諭の一人は、そんなひどいいじめではなく、被害教諭も楽しんでいるようだった、と話している。まさか警察沙汰になるとは思っていなかったようで、かなり憔悴していた」(捜査関係者)
また、加害教諭の一人と連絡をとったことがあるという教諭はこう話した。
「こんな大ごとになる前に教育委員会とか、校長がうまくまとめてくれればよかったのにとか、恨み節を言ってましたね。警察の捜査については、『弁護士を入れて示談したら助かるかな』と。ネットで広く顔写真も出て知れ渡ったので『マスクなしで外も歩けない』『忘年会の誘いもない』とぼやいてもいました」
12月4日、神戸市議会は、市立校の校長や市教委幹部ら約320人分の冬のボーナスの増額を認めない条例改正案を可決した。改正案に賛成したという市議の一人はこう語った。
「校長先生の中には『関係ないことでボーナスの増額見送りは問題だ』と文句を言う人もいるそう。私も『なんも悪さしてないのに連帯責任だなんてひどい』と言われました。いじめをなくす立場の先生自らが加害行為に及んでいることがいかに大きな問題か肝に銘じてほしい」
現在、市は第三者委員会を設置して調査している。一方、市教委は、2015年度以降、東須磨小に在籍した児童、卒業生にアンケートを送り、教諭から体罰を受けたことがなかったか調べ始めた。
「やはりというべきか、体罰、暴力を受けたという趣旨の回答がいくつもきているようです。精査して、事実なら過去にさかのぼって処分します。それが信頼回復への一歩」(市関係者)
だが、保護者は、
「第三者委も体罰を探すのも確かに必要。だけど、なんで先生が先生をいじめるというとんでもないことが起こったのか、その答えはまったく出てない」
責任問題よりもまずは、児童への対応を最優先に考えるべきでは。
(週刊朝日の記事から引用)


「忘年会に呼ばれていない」というのは、週刊誌側の判断で載せたエピソードでしょう。週刊朝日の編集部として、「忘年会がどうのこうのと気にしているのは、まったく反省していないからだ」と読者をミスリードする意図がありありです
一連の流れからすれば4人の教師と前校長に対し、懲戒処分にしないと世間一般は収まりがつかないのであり、温い処分にしようものなら神戸市教育委員会に抗議が殺到するはずです
現時点で被害者と加害者の間で示談は成立していないのですから、警察も傷害罪で書類送検する方向で進むのでしょう
ただし、検察が起訴するかどうかは微妙です。教育委員会が先に懲戒処分にしたのであれば、「すでに社会的制裁を受けている」として起訴を見送る可能性があるので
ともあれ、目につくのは加害教師たちの「自分たちは悪くない」という主張です
「若い教師をかわいがっていただけ」との主張をどこまでも貫き通す構えのようにうかがえます
そんな言い分は通用しないのですが

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