テーマ:アニメーション

「鬼滅の刃」ブームを読めなかった業界人

「サイゾー」の配信記事を取り上げるのは随分と久しぶりです。大手メディアの報道姿勢とは異なる、いわゆる裏読みの記事が多いのが売りですが、ここ数年はサイトにアクセスして読む機会がほとんどありませんでしたさて、「サイゾー」が「鬼滅の刃」ブームに乗り遅れたアニメファンの悲哀を記事していますので、取り上げますアニメや漫画に関わる業界で商売をしてい…
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「鬼滅の刃」実写化という無謀

劇場版アニメ「鬼滅の刃 無限列車編」が大ヒットしていると報じられています。が、ほとんどのメディアは興行収入の伸び、実績が桁違いであると報じるばかりであり、作品の中身に触れようとはしませんつまり、その程度の扱いであり、その程度の見識しか持ち合わせていないと判斷するしかないのでしょう(残念ながら)せっかく取り上げるのなら、作品の見どころなり…
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宮崎駿「風立ちぬ」は戦争賛美アニメか?

宮崎駿の「風立ちぬ」については幾度も言及したところですが、公開から数年を経過しどう評価が定まったのか、気になるところです作品の内容云々よりも、太平洋戦争に突入してゆく時代の、戦闘機の設計者を主人公にしたがゆえに戦争賛美する作品であると決めつけられ、批判を浴びました。特に中国や韓国で、さらにはこれまでジブリ作品を愛好してきたと称する日本人…
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「風の谷のナウシカ」 王道と倫理

角一典北海道教育大学教授の論文「ジブリ映画のメタファー : 科学技術と倫理をめぐって」を引用します村上春樹の小説「海辺のカフカ」で、大島さんがカフカ少年に向けて言うところの「ゲーテが言っているように、世界の万物はメタファーだ」との表現が好きで、この角論文に惹かれた、という単純な理由です宮崎作品における機械文明やテクノロジーに関する角教授…
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宮崎駿「風たちぬ」研究 夢見る権利

宮崎駿の作品「風立ちぬ」について書かれた論文を引用し、考えようという企画です映画や小説の感想をブログやSNSに書く人は多いのですが、作品を対象とした学術論文を俎上に載せて語ろうという人はほとんどいないところに目をつけ、やっていますさて、今回は立教大学などで教鞭をとる今村純子講師の「夢見る権利 宮崎駿監督映画『風立ちぬ』をめぐって」を取り…
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カンボジアPKOと機動警察パトレイバー

カンボジアでのPKO活動参加について調べていて思い出したのが、「機動警察パトレイバー 2 the Movie」です実際のPKO活動については、日本から文民警察官(軍人ではない者)が拳銃も所持せず、丸腰で参加しました。結果、日本人警察官が乗っていた車両が現地の武装集団に襲撃され、1人が死亡し4人が重軽傷を負う被害を受けていますPKO活動へ…
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赤坂憲男「ナウシカ考」を読む その2

赤坂憲雄による「ナウシカ考ー風の谷の黙示録」(岩波書店刊)について、2度目の言及になります前回はAmazonのレビューをとっかかりに書きました。今回は赤坂憲雄と作家川上弘美の対談記事を取り上げようと思います他人の書いたもの、語ったものばかりを引用し、ああでもない、こうでもないと書き加えるのはちょっと気がとがめる部分もあるのですが、今回は…
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宮崎駿インタビュー 教祖にしたがるメディア

赤坂憲雄著「ナウシカ考ー風の谷の黙示録」(岩波書店)のAmazonでのレビューに、「多分に著者の憶測と主張(こじつけ)が混ざった私的な論考だと感じた。作品を理解したければ、宮崎駿のインタビュー本を読んだ方が遥かに良いと思う」との書き込みがありました確かに書き手である赤坂憲雄独特の思索の展開に違和感を覚える読者もいるのでしょう。が、宮崎駿…
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「韓ドラの次はウェブ漫画が来る」という記事

FRIDAYの掲載記事で、児玉愛子という韓国コラムニストが書いた記事を取り上げます韓国ドラマなどの情報に通じた人物なのでしょうが、今回取り上げる記事はあまりに低レベルであり、本当にプロのライターなのかしらんと思わざるを得ない内容です 韓ドラの次は「ウェブ漫画」?韓国のコンテンツ輸出の勝算と誤算https://friday.koda…
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グレタ・トゥーンベリとナウシカ

昨年、国連の気候行動サミットに登場して世界各国の首脳を容赦なく罵倒したグレタ・トゥーンベリについて触れます日本のメディアの多くは彼女に好意的であり、16歳の少女が温暖化問題を真摯に考え、政治家達に変化を要求しているとの扱い方をしていますそれ自体、批判すべきではないのでしょうが、彼女の喧嘩腰のスピーチに自分は嫌悪感を覚えるだけです。これだ…
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赤坂憲男「ナウシカ考」を読む その1

9月になってようやく岩波書店から刊行されている赤坂憲雄著「ナウシカ考 風の谷の黙示録」を読み終えましたので、取り上げます8月中にと思っていたものの、夏休みの宿題はギリギリまでやらない派の自分には荷が重く、9月にずれ込んでしまいました「ナウシカ考」は自分とは読みが共通している部分もあれば、大きく異なっているところもあり、どのように語るのか…
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「風の谷のナウシカ」と自然・環境問題 その2

前回に引き続き、国士舘大学地理学報告に掲載された同大文学部の内田順文教授の論文から一部を引用しつつ、「風の谷のナウシカ」における自然・環境問題について考えます内田教授はエコロジスト、あるいは環境保護原理主義者に対し随分と毒を吐いているのですが、劇場版「ナウシカ」に寄せられた薄っぺらい環境保護賛美、自然大好きの自分語りなどなどを読めば、毒…
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「風の谷のナウシカ」と自然・環境問題 その1

これまで当ブログでは宮崎駿の漫画版「風の谷のナウシカ」を繰り返し取り上げてきましたただし、いままでは自然保護や環境問題との絡みについては言及を避けてきました。巷には劇場版「風の谷のナウシカ」しか観ていない人たちによる「自然環境の大切さを教えてくれる作品」とか、「科学文明の発達に疑問を投げかけ、環境保全のあり方を考えさせられる作品」等のレ…
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「風の谷のナウシカ」 その世界観を問う

前回と同じ批評から引用し、ナウシカの世界観を考えますこの場合、世界観とはナウシカの辿り着いた「思想」と言い換えてもよいのでしょう。ただし、「思想」と呼べるほど洗練されたものではありませんし、論理立った思考に基づくものでもありません。ゆえに筆者は世界観との呼称で表現しているものと解釈します同時にその世界観は宮崎駿がナウシカの物語との苦闘の…
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「風の谷のナウシカ」 死と再生を考える

宮崎駿の手による漫画版「風の谷のナウシカ」を巡る旅を続けています取り立てて結論めいたものに辿り着こうという気はなく、多くの人の感想や批評を読みながら考えよう、との目的で続けています興味のある方はおつきあいください今回もインターネットで出会った批評を叩き台にさせてもらいます筆者がどのような方なのか存じ上げないのですが、サブカル評論を書いて…
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ナウシカの正義とサンデル教授「白熱教室」

マイケル・サンデル教授はあまり関係ないのですが、アピールする意味も含め記事のタイトルに名前を載せました今回取り上げる批評の書き手が、マイケル・サンデル教授の「これからの『正義』の話をしよう」(早川書房刊)を読んでおり、その影響を受けたと記しているので、少しばかり考えた上で、マイケル・サンデル教授の名前を借りようと思いついたわけですもし、…
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「千と千尋の神隠し」を考える こどもの居場所

このところ宮崎駿の漫画版「風の谷のナウシカ」について、断続的に取り上げてきました。実はスタジオジブリの作品で、あれこれ論じたくなるような作品は多くありません。既に述べたように「ハウルの動く城」も「もののけ姫」も、物語としては破綻しており、失敗作に近い印象があるからですだからと「ハウルの動く城」を批判する気にもなれないのであり、言及せずに…
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「風の谷のナウシカ」に見る宮崎駿の矛盾

赤坂憲雄著「ナウシカ考ー風の谷の黙示録」(岩波書店)を目下、読んでいます。読み終えたなら書評なりの形で書くつもりです。言わば夏休みの宿題みたいなもので、おそらく期限ギリギリにならないと書けない気がします今回は先に、「ナウシカ考」とスーザン・ネイピア著「ミヤザキ・ワールド」を取り上げた杉本穂高による小論を取り上げます長文の記事なので一部の…
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韓国マンガ「NOBLESSE」アニメ化

韓国のインターネット配信マンガをアニメ化する動きが続いています。「神之塔」もそうでしたが、なぜこうした営業戦略が続いているのか、自分には不思議な気がします「インターネット配信で人気の作品」という触れ込みで、累計数百万アクセスを達成したなど実績を誇示しているわけですが、はっきり言って「神之塔」も前宣伝には及びもつかない退屈な作品であり、途…
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「風の谷のナウシカ」は愚行と矜持を描いた叙事詩か

インターネットメディアに高井浩章という経済系ライターによる「宮崎駿『風の谷のナウシカ』。愚行と矜持を描き切った叙事詩」と題する記事がありましたので言及しますこれは評論ではなく、漫画版「ナウシカ」の作品レビューあるいは「この漫画を是非とも読め」という推薦文のカテゴリーです著者高井浩章曰く、「あえて文句無しの傑作をしつこく推薦し、読者が未読…
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ナウシカとマルクス主義

また随分と面倒な対象を取り上げようとしています紙屋研究所という書評、漫画評を掲載しているサイトの管理人、紙屋高雪の批評は、マルクス主義的観点から「風の谷のナウシカ」を批判したものです左翼、しかも共産党系の人物ですから自分の考えとは大きく立場が異なるわけで、そこから何を汲み取れるのかと思いつつ、書いてみますちょっと長目の引用ですが、紙屋高…
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「ナウシカとニヒリズム」を考える

重田園江は明治大学経済学部教授で専門は現代思想です。学習院大学の入学試験に重田園江の著作「隔たりと政治」の中の「ナウシカとニヒリズム」が出題文として取り上げられ、話題になったのを記憶している方もおられると思います原文は引用できませんので、そのダイジェストを紹介し、考える材料にしますダイジェストは斎藤隆氏のサイトに掲載されたものを利用させ…
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ナウシカに学ぶ女性リーダーシップ論

ビジネス本、自己啓発書のジャンルに「リーダーシップ論」というものがあります。ビジネス本や自己啓発書が大嫌いな自分はそれらを手にして読むことはありませんリーダーシップなど所詮は幻想に過ぎない、と思うからです。もちろん、歴史上には稀有な指導者がいて、国家の危機や企業の危機を救った偉人もいるわけですが、その偉人の言動をそっくり真似たからといっ…
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中国アニメ 人材育成が困難

インターネットでニュースを見ていると、相変わらず「中国のアニメは日本を超えた」などという根拠希薄な記事を見かけます。ニュースメディアがそうした記事を配信している場合もあれば、個人のブログで発信している場合もありますその日本を超えた、と称する中国のアニメ作品を当ブログでは紹介もしてきましたが、中国国内では興行収入の記録を塗り替えるヒット作…
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「涼宮ハルヒの憂鬱」批評を巡って

「涼宮ハルヒの憂鬱」シリーズの小説やアニメーションについて、何かまとまったものを書いておきたいとは思ったものの、放置して数年が経過しています。殺人事件やいじめ問題の話題は脇に置いて、今回は「涼宮ハルヒの憂鬱」シリーズを取り上げます原作小説に絞って語るべきか、京都アニメーションの優れた作画と演出によるアニメーションを語るべきかは悩むところ…
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「ナウシカ研究序説」を読む

なおもしつこく漫画版「風の谷のナウシカ」について言及します今回はインターネット上で公開されている「ナウシカ研究序説」を引用します公開されて10年以上は経っているのでしょうか?それだけにこの「ナウシカ研究序説」は他の論考にも引用されたり、批判されたりしてきました引用するのは7章構成の最後の部分です ナウシカ研究序説(7) おわりにhtt…
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ナウシカの辿り着いた場所 漫画版エンディング

繰り返し宮崎駿による漫画版「風の谷のナウシカ」に言及しています何かの結論に辿り着くというのは、それ以外の解釈の可能性を否定する行為ですつまり、「風の谷のナウシカ」はかくかくしかじかの物語であり、宮崎駿は○○について△△と語っているのだ、と断じたのならば、それ以外の解釈はありえないと言っているのと同じですたった1つの結論のため、いくつもの…
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韓国アニメ「ゴッド・オブ・ハイスクール」は成功するか?

格闘技に取り組む高校生を主人公に青春群像を描いた韓国の漫画がアニメ化され、世界数カ国で公開されるようですいつものように韓国メディアは、ウェッブでの漫画閲覧が38億ビューを超えている、と絶大な人気を有していると強調し、煽っています無料で公開されているウェッブ漫画がどれだけアクセスを集めても、それは無料で読めるからであって、本当の人気を反映…
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「君の名は。」は「セカイ系の完成モデル」

週刊女性の2016年10月4日号に掲載された新海誠監督作品「君の名は。」についてのレビューを取り上げます映画パーソナリティであるコトブキツカサ(漢字で表記すると寿司)が「君の名は。」をセカイ系の完成モデルだと激賞しており、それを考えたいと思ったからです以下、週刊女性の記事から引用します 『君の名は。』の勢いが止まらない!「ポスト・…
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「風の谷のナウシカ」の神話学を考える

2020年の宇都宮大学国際学部研究論集に収録されている大野斉子(ときこ)准教授の論文を引用します公開された年からも分かるように、最新の論考です論文にも明記されているのですが、論じる対象は漫画版「ナウシカ」の方であり、劇場版「ナウシカ」との比較は行わないと書かれています12ページからなる長文なので、一部のみ引用します。全文を読みたい方はタ…
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