テーマ:アニメーション

「千と千尋の神隠し」はなぜ女の子を夢中にさせたのか

先日来、「新世紀エヴァンゲリオン」について言及を重ねてきて、必ずしも「成長モデル」に依存し、論じるだけでは十分ではないと思うに至りました「成長モデル」は便利なもので、「エヴァンゲリオン」でも「ガンダム」でも、「千と千尋の神隠し」でも、思春期を迎えた少年少女がいかなる成長の過程を経るものか、というモデルで説明できてしまうのです。ですが、そ…
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「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」 真っ直ぐな生き方を問う

現代ビジネスに掲載されている評論家杉田俊介の、「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」に言及した評論を今回取り上げます杉田評論はゲンドウの描かれ方、そして彼の生き様を主眼として展開されます数学の研究者にとって大事なのは難問を解き、証明することではなく、「問いを立てる」ことだと聞ききました。つまり、何が問題であるのか問いを定式化し、提示する…
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「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」 シンジとゲンドウの和解

「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」の公開にかこつけ、連日「エヴァンゲリオン」シリーズについて語っています今回は文春オンラインに掲載されたアニメーション評論家藤津亮太の記事を取り上げます主題はシンジとゲンドウの和解は成立するのか、というものです劇場版をまだ観ていませんので、作品の中でシンジとゲンドウの関係がどう描かれているのか分かりま…
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「エヴァンゲリオン」 精神分析と思春期理解

この記事を書いている途中、下書きとして保存していたのですが、ログインが切れてしまい再接続したら下書きが保存されておらず、消えていました。なぜ、こんなことが起こるのか、がっかりですともあれ、愚痴っていても仕方がないので、もう一度書き直します(この台詞を書くのも2度目です) 岡山県に就実大学というのが存在するのを、この論文を見て初めて知り…
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「エヴァンゲリオン」を巡る言説 賛否の行方

エヴァンゲリオンの完結編である「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」の公開にかこつけて、新旧のエヴァンゲリオンについての論評を取り上げています。さすがに公開されたばかりの「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」についての踏み込んだ論評が登場するまでには、もう少し時間がかかるのでしょう。映画レビュー程度の記事ばかりが目に付き、これといった論…
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大塚英志 「エヴァンゲリオン」を語る

サブカルチャーの研究者でもある大塚英志が日本経済新聞で「エヴァンゲリオン」を語っていますので、取り上げます漫画家、雑誌編集者、サブカルチャー評論家、大学教授として活動してきた大塚英志が「エヴァンゲリオン」の完結について何をどう語るのか、早速読み進めていきましょう エヴァンゲリオン、25年目の完結 現代の分断社会予見https://st…
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エヴァンゲリオン 家族を問う物語

「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」を巡る批評を読んで考えるシリーズの第4弾ですPresidentオンライン掲載の精神科医樺沢紫苑による論評「なぜ日本人は『エヴァンゲリオン』に四半世紀も熱中しえいるのか」を取り上げますこの論評は劇場版の公開予定に合わせて掲載されたものであり、直接「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」に言及しているわけ…
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「エヴァンゲリオン」 若者の承認欲求

「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」を巡る批評を読んで考えるシリーズの第3弾です今回は新劇場版を含む、「エヴァンゲリオン」シリーズの人気の根源にあるものは何か、という考察です現代ビジネス掲載の溝辺宏二追手門学院大教授による批評を取り上げます。溝辺教授の「エヴァンゲリオン」に関する別の論考は以前、当ブログで「エヴァンゲリオン 14歳のカ…
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「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」の爽快感と疎外感

「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」を巡る批評を読んで考えるシリーズの第2弾です劇場版を観た後、絶賛してその感想を生き生きと語れる人と、作品に批判的な印章を抱き「観たかったエヴァはこれじゃない」感に囚われる人に二分化されるのはなぜか、という問題意識から評論家真鍋厚が論じています早速、読んでいきましょう シン・エヴァ劇場版鑑賞、なぜ「…
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「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」という「終わりの物語」

確定申告のための書類もようやく片付いたので、「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」にまつわる批評を幾つか取り上げることにしますこの新作劇場版を自分はまだ観ていないのですが、それはそれとして、各論者が劇場版を観て何を論じ、何を受け止め、あるいは受け止め損なったのか考えようと思います最初は貞包英之立教大学准教授が「現代ビジネス」に書いた批評…
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押井守 「鬼滅の刃」はなぜヒットしたか

押井守監督が「鬼滅の刃」について語っています。「なぜヒットしたのか」という問いを立て、「わからない」と答えていますなぜヒットしたのか、その理由がわからないと書けば、一般人から笑われるかもしれませんが、そこはいつものように押井節で明快に説明しています 『鬼滅の刃』のナゾ 押井守が考える「設定もキャラクターも新しいわけではない」のにバ…
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「鬼滅の刃」は反キリスト教的と批判する韓国

「鬼滅の刃」のように鬼が登場する作品に接しても、我々日本人はとくに文化的な摩擦やら宗教的葛藤というものを感じたりはしませんしかし、海の向こう韓国ではキリスト教神学の教授が「鬼滅の刃」を「反キリスト教的な内容であり、韓国人の精神を蝕んでいる」と批判しています。そもそも韓国のキリスト教はウリスト教と揶揄されるくらい、本来のキリスト教の教義か…
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「千と千尋の神隠し」 何を描きたかったのか?

当ブログでは宮崎駿や村上春樹について断続的に取り上げています。個人的な関心ゆえですが、彼らの作品を対象とした研究論文を読んで気がつくのは、作者が自作について語っている発言内容をあまりに過大視したり、絶対視する態度です。自身の説を裏付け補強するために作者の発言を切り取って貼り付ける、というやり方がしばしば見られるのです(もちろん、自分もそ…
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「千と千尋の神隠し」考察 千尋という存在(Ⅱ)

気になっていた刑事事件の判決や控訴審の結果など相次いだため、間が空いてしまいました。宮崎駿監督作品「千と千尋の神隠し」を考える2回目です前回と同様に、有田和臣仏教大学教授の論文を参考にさせていただきます「この作品は千尋の成長譚ではない」と言う、宮崎駿の思惑はいったい何であるのか、その答えを探します 「千と千尋の神隠し」論ー「千の顔を持…
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不安しかない? ハリウッドで「Hellsing」実写化

さて、平野耕太原作の漫画、そしてアニメーションでも有名な「Hellsing」が、アメリカで実写映画化されると報道されています幾つものメディアが取り上げており、本気なのでしょう脚本は「ジョン・ウィック」を手掛けたデレク・コルスタットが担当すると記事にあります。キヌア・リーブスが殺し屋となり銃をぶっぱなす映画です。ただし、「Hellsing…
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「千と千尋の神隠し」考察 千尋という存在(Ⅰ)

宮崎駿の劇場版アニメーション「千と千尋の神隠し」は、つい先日まで日本の映画興行成績で第一位の座を占めていました。それだけ評判もよく多くの観客を映画館へと足を運ばせた作品ですしかし、自分としてはどうにもストーリーの破綻が気になり、素直に誉められない作品ですだからといって取り上げないわけにはいかないのであり、真正面から考察を試みます。長くな…
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「華麗なるギャツビー」のアニメ化

2015年、江戸川乱歩生誕50年という契機にテレビアニメ「乱歩奇譚」という企画がありましたが、残念ながら企画倒れというか、つまらない作品でした。制作費もそれ相応にはずみ、話題作になる予定だったろうとは思いますが結局のところ企画を具体化する人間の能力に左右されるのであり、50周年記念とか生誕100年記念という節目を飾るにふさわしい作品にな…
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「えんとつ町のプペル」はディズニー越えたと宣伝する芸人

映画を見てそれぞれ人が感動したり、感心したりする理由があります。なぜ心が動かされたのかを言語化して表現するのを批評と呼びます。あるいは心が動かされなかった理由を説明する行為も批評でしょう西野亮廣原作の絵本をアニメーションにした映画「えんとつ町のプペル」は月曜日の興行収入成績によれば、20億円を突破するヒットになっています。十分、成功した…
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宮崎駿「紅の豚」 彼はいかにして豚になったか?

宮崎駿作品についてあれこれ述べてきたシリーズの1つとして、今回は「紅の豚」を取り上げます自分は主人公が豚であることに違和感を覚えることもなく視聴していたわけですが、多くの視聴者は「なぜ主人公が豚なのか?」と感じていたそうです(いまさらなのですが、初めて知りました)その理由を含めて書いていきましょう青木研二茨城大学人文学部教授の論文「宮崎…
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韓国での「鬼滅の刃」批判

日本で一大ブームを巻き起こした「鬼滅の刃」の劇場版「無限列車編」が韓国でも公開されていますさて、お約束ですが、韓国における「鬼滅の刃」批判を取り上げます。彼らの言い分など無視して構わないのですが、ネタとして記録し残しておこうと思います言うまでもなく、文在寅政権が煽って始めた「日本製品不買運動」はまだ継続中です。どこまで続けるのか、いつま…
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「セーラームーン」百合カップルは放送NG

タイトルに放送NGと書いたのはもちろん日本ではなく、北米での話です以前、「カードキャプターさくら」で、北米での放送コードの問題を取り上げました。アメリカでは保守層の人たちが、「同性愛は神の教えに背く行為である」という強固な観念をもっており、こども向けアニメといえども例外扱いしませんむしろ、こども向けアニメだからこそ、「こどもに不道徳な同…
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ドラマとしての「攻殻機動隊」を問う

押井守監督の作品「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」と「イノセンス」について考えるシリーズですこの2作の場合、ビジュアル(画像表現)について語られる場合が多いのですが、ドラマとしての作りとそれを構成する台詞について取り上げようというのが今回の狙いです岸田真桜美林大学教授の論文「『攻殻機動隊』のドラマツルギー」を参考にして…
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押井守「イノセンス」で考えるゴーストと身体

「Ghost in the Shell /攻殻機動隊」の続編である押井守監督作品「イノセンス」は、監督自身これを身体論であると言明しています。前作で「ゴースト」の存在を突き詰め、疑問視してきた経緯(記憶が自分を自分であると規定するものの、その記憶自体が偽物である可能性は否定できない。記憶が偽物であったなら、何をもって自分が自分であると同…
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「鬼滅の刃」から日本文化批判へ飛ぶ韓国メディア

韓国で公開された「鬼滅の刃:無限列車編」が大ヒットとなっていますそれが気に入らないのか、韓国メディアがまたおバカな記事を掲載していますので取り上げます。黙っていればよいものを、なぜか愚論を吐かずにはいられないようです元記事が韓国語なので、いつものようにインターネットの掲示板「5ちゃんねる」に貼られた蚯蚓記者の翻訳から引用させてもらいます…
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「セーラームーン」から考える少女と通過儀礼

「セーラームーン」に関する論文、ブログ等を読み漁っていて、面白いものを発見しましたので取り上げます神戸女学院大学主催の女性学インスティチュートの論文コンクール(1999年度)で最優秀賞を得たもの、と紹介されています。筆者古田明子氏は内田樹教授のゼミに所属していたのだとか学生の研究意欲を刺激しようとの企画なのでしょう。それはそれで結構だと…
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「風立ちぬ」批判と宮崎駿の反論

宮崎駿の「風立ちぬ」についてはかなりの回数、当ブログで取り上げてきました公開時、さまざまな批判があったわけですが、中でも隣国である韓国はメディアから一般人までかなり声高に批判を繰り返していました宮崎駿はわざわざ韓国メディアの記者を招いて会見を行い、自身の考えを述べるいます。それでも批判は止まず、新たな批判を招く結果に終わりました当ブログ…
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「セーラームーン世代」の特性を考える

今回は日経doors掲載の記事、稲田豊史の書いた「セーラームーン世代の特徴―女を誇るが武器にはしない」を取り上げます稲田豊史は「セーラームーン世代の社会論」(すばる舎刊)で知られるライターで、キネマ旬報出身です社会論は別段、大学教授だけが書くことを許されたものではありません。誰でも書けるものです。ただし、稚拙な私見を「◯◯の社会学」とか…
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「セーラームーン」の時代変化 美少女と恋愛

世界に影響を与えた日本のアニメーション作品として、「AKIRA」や「攻殻機動隊(GHOST IN THE SHELL)」の名前が挙げられるのですが、そこに「美少女戦士セーラームーン」も加える必要があるのでしょう多岐にわたる影響を与え、社会現象を引き起こしたわけですが、あまり話の間口を広げると収拾がつかなくなるので、今回は原作漫画とテレビ…
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「セーラームーン」と美少女アニメを考える

「カワイイは正義」と言われるように、少女アニメの主人公はもれなく美少女です。いくつか例外はあるとしてもそして世の中の男は皆、美女や美少女が好きですでは女性はどうなのでしょうか?「魔法少女」というジャンルから新たな形態を生み出した「美少女戦士セーラームーン」のシリーズについて考えようという企画です当時、「戦隊ヒーロー物」は存在しましたが、…
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「SLAM DUNK」の劇場版アニメ化

バスケットボールを題材にした漫画では「黒子のバスケ」が記憶に新しいところです。テレビアニメ化もされ、話題になりましたそれでもスポーツ漫画の人気ランキングで上位に位置するのは「黒子のバスケ」ではなく、「SLAM DUNK」の方です作者である井上雄彦がツイッターで、「SLAM DUNK」が劇場版アニメーションになると告知し、注目を集めていま…
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