テーマ:小説

中国は「ノルウェイの森」をどう読んだのか2

前回に参考にした許翠微による別の論文「村上春樹の 『ノルウェイの森』 と衛慧の 『上海ベイビー』 の比較考察」を取り上げます「上海ベイビー」は一時期話題になった小説ですが、現在ではほとんど話題にもならず、ブックオフで1冊100円で売られています。自分はそれを購入して読みました。東京辺りの女子大を出た学生が風俗嬢として働きながら小説を書い…
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中国は「ノルウェイの森」をどう読んだのか

以前、村上春樹の作品が韓国や中国でどう読まれているか、取り上げました今回はその延長で、村上春樹の個々の作品に対する「読み」を少しだけ掘り下げてみようと思いますただ、作品をどう読むか人それぞれであり、日本だろうと中国だろうと読み手によって大きな違いが生じるのは言うまでもありませんであるものの、実際に中国の研究者による論文を読んでみると、い…
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「涼宮ハルヒの憂鬱」批評を巡って

「涼宮ハルヒの憂鬱」シリーズの小説やアニメーションについて、何かまとまったものを書いておきたいとは思ったものの、放置して数年が経過しています。殺人事件やいじめ問題の話題は脇に置いて、今回は「涼宮ハルヒの憂鬱」シリーズを取り上げます原作小説に絞って語るべきか、京都アニメーションの優れた作画と演出によるアニメーションを語るべきかは悩むところ…
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「村上春樹ブーム」は虚構であり幻想と書く評論家

村上春樹をめぐる言説を不定期で取り上げています。今回は山田高明という人物です。どのような人物であるか、よく知りません。Bingで検索をかけた際、たまたま上位にヒットしたページを読んでみたところ、笑ってしまうほどお粗末な内容でしたので、あえて取り上げることのしました。もちろん、村上春樹の作品について何を言うのも自由ですが、批判の内容が「爆…
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「ノルウェイの森」をセカイ系だと批評する東浩紀

少し古くなりましたが、2016年9月から10月にかけて、評論家東浩紀がツイッターに書き込んだ、村上春樹の「ノルウェイの森」と新海誠の「君の名は。」をセカイ系の作品として語ろうとする試みについて取り上げますこれも一連のセカイ系と呼ばれるアニメーション作品について考えるシリーズの一環です東浩紀のツイッターから、関係する部分をコピペして繋げた…
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東出昌大 村上春樹作品映画を降板

不倫で叩かれまくっている東出昌大の近況です。村上春樹の短編小説を映画化する企画があり、東出昌大も起用される予定であったものの、不倫騒動が祟って降板に追い込まれた、と週刊誌が取り上げています 国民的女優を見事射止めて築き上げた「よき夫、よきパパ」のイメージが瓦解して、はや1カ月半。不倫報道以降、俳優・東出昌大(32)を取り巻く状況は…
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ベストセラー作家湊かなえ 直木賞逃す(4度目)

ここ最近、直木賞への関心が薄れたので言及してきませんでした。今回の直木賞は「告白」などのベストセラー作品で知られる湊かなえが4度目のノミネートとなり、さすがに受賞するだろうと思い込んでいましたが、またしても選に漏れたのであり、意外な感があります。そこでスポーツ報知の記事を引用し、考えてみることにします 4度目の“落選”湊かなえさん…
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「日本のラノベは時代遅れ」と批判する中国

それぞれの国に独自の文化があります。他方で、漫画やアニメのように国を超えて流通するコンテンツもあります。しかし、日本のさまざまなジャンルの漫画やアニメすべてが、他国で歓迎されるはずはなく、ウケるものウケないものに分かれるのは当然です以前、中国のアニメ「一人之下」を紹介しました。中国では圧倒的な人気を誇るウェッブマンガを原作にしたアニメで…
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中国は村上春樹をどう読んだのか3

「日本の文化が外国でどのように理解され、受け入れられているのか」が自分の関心事の1つであるため、たびたび「村上春樹がどのように読まれているか」について取り上げています筑波大学の大学院に留学していた中国人女性のブログ「雨天の書」は、質の高い論評です。「無断転載を禁じる」と断り書きがあるため引用するかどうか、躊躇してきました。ブログ主は20…
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映画「ドリーミング村上春樹」

デンマーク人の翻訳家メッテ・ホルムは村上春樹の作品を始め、日本の文学作品をデンマーク語に翻訳して紹介してきた人物です現在は群馬県に住んでおり、日本の小説を訳すには日本の文化に直接触れるべきだとの考えを実践しているのだとかそのためゲームセンターに足を運んでピンボールをプレーしたり、キャバクラへ行っておねえさんたちの仕事ぶりに接したるするな…
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韓国は村上春樹をどのように読んだのか2

以前にも取り上げたテーマで、その第2弾のつもりです村上春樹の「ノルウェイの森」が韓国で翻訳、出版され一大ブームを巻き起こしたのですが、読者層はいわゆる「386世代」(1990年代に30歳代で、1980年代の民主化運動に関わった11960年代生まれの者)であり、この世代は上の世代と価値観もライフスタイルにも大きな違いがあるとされます当時、…
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中国は村上春樹をどう読んだのか2

「中国は村上春樹をどう読んだのか」の第2弾です前回は村上春樹作品の翻訳を数多く手掛けている林小華の「総序 村上春樹の小説の世界と芸術の魅力」を含め、紹介しました中国における村上春樹研究の第一人者として名前の挙げられる林小華ですが、彼の翻訳にはさまざまな問題があると指摘するブログがありましたので、取り上げます 『ノルウェイの森』の中国語…
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中国は村上春樹をどう読んだのか

馮英華の論文「中国における村上春樹文学の受容」を紹介します。中国では村上春樹の作品のほとんどが翻訳・出版されており、広く読者を獲得するだけでなく、研究も盛んだと馮英華は書いていますどのような読み方をするのも自由だと言いたいところですが、思想や言論を厳しく統制する中国にあっては、作品を自由に解釈するなどあり得ない話なのでしょう。それがこの…
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盗作騒動「美しい顔」 小説家北条裕子のその後

北条裕子の小説「美しい顔」は群像新人文学賞を受賞し、芥川賞候補にも挙げられて注目を集めました。他方で、作品の中に東北震災を題材にしたドキュメンタリーの文章からの無断引用が多数指摘され、バッシングを受ける事態になりました上記のドキュメンタリーを出版していた新潮社が抗議したのに対し、講談社は「盗作に当たらない」と北条裕子を全面的に庇い、参考…
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「韓国文学がブーム」と煽るメディア

「韓国文学などに価値はない」と腐す狙いはありません朝日新聞や東洋経済、共同通信など複数のメディアが、示し合わせたかのように「韓国文学がブームだ」とする記事を掲載しており、本当にそうなのかと思ったわけです朝日新聞の記事は有料扱いなので、東洋経済オンラインの記事を引用します 日韓不和なのに空前の「韓国文学ブーム」のなぜhttps://…
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韓国は村上春樹をどのように読んだのか

ノーベル文学賞候補と言われるようになって久しい村上春樹ですから、文芸雑誌を手掛ける出版社は「受賞記念号」に向け、評論家などによる予定原稿を集め準備を終えているのでしょういつまでも受賞できないため、予定原稿が古びてしまい、世相との間にギャップが広がっている可能性も懸念されます。令和の時代にはまた、新たな評価もあるわけで…さて、今回は韓国で…
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古市憲寿の芥川賞落選とは

最近、小説への関心が薄くなり、芥川賞や直木賞に言及する機会が減りました選考に当たる事務当局の戦術なのか、専業作家以外の「話題になりそうな人物」の作品を候補に組み込み、メディアで取り上げてもらおうと企画しているように映ります今回の芥川賞では、社会学者の古市憲寿の「平成くん、さようなら」(文学界掲載)が候補としてノミネートされており、注目を…
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岩井圭也「永遠についての証明」

数学に関する物語を読むのが好きで、これまで何冊も手にしてきました。その中でももっとも面白いと感じたのが、岩井圭也の小説「永遠についての証明」です数学の若き天才と目される人物が、研究と狂気の間で苦悩する…というのが数学に関する物語の定番ストーリーで、この作品も例に漏れませんしかし、そうしたお約束の展開を踏襲しつつ、物語は青春らしい速度をも…
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「美しい顔」芥川賞ならず 盗作議論は続く

第159回芥川賞と直木賞の選考会があり、芥川賞に高橋弘希の「送り火」(文学界5月号)、直木賞に島本理生さん(35)の「ファーストラヴ」(文芸春秋刊)が選ばれました高橋弘希は芥川賞候補になること4度目にしての受賞です。島本理生は芥川賞候補になること4回、直木賞候補になるのは2回目です。今回は取りべき人が取った、と言えるのかもしれませんさて…
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芥川賞候補盗作問題 北条裕子謝罪も沈静化せず

群像新人文学賞に選ばれ、さらに第159回芥川賞の候補作となった北条裕子の小説「美しい顔」の盗作疑惑についての続報ですこれまでは講談社が謝罪を表明するものの、盗作・剽窃ではないとの一点張りで、参考文献リストをつけ忘れたのが問題だった、と事態を矮小化してきました北条裕子の「美しい顔」には、他の著作と類似した表現、文章が幾つも指摘されており、…
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芥川賞候補「美しい顔」 講談社は盗作否定の強気

講談社主催の群像新人文学賞作品で、芥川賞候補にノミネートされた北条裕子の「美しい顔」は、複数の著作からの無断引用が問題視されていますしかし、当の講談社は「参考文献のリストをつけ忘れていただけ」と事態の矮小化を図り、逃げ切ろうと意図しているようですそこまで強気になる理由は何なのでしょうか?100年に1人の美人作家だから絶対に売り込め、と講…
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芥川賞候補作で盗作問題 北条裕子「美しい顔」

最近、取り上げる機会も減った芥川賞・直木賞ですが、今回は作品の質よりも盗作問題でメディアの注目を集めています群像新人文学賞を受賞し、芥川賞候補にノミネートされた北条裕子の作品「美しい顔」の文中に、他の著作の記述がそのまま引用されている箇所がある(これを盗作と呼びます)と、報じられています 第159回芥川賞候補作になっている新人作家…
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「ライトノベルはネトウヨ的傾向」との批判 「二度目の人生を異世界で」問題

小説投稿サイトで人気を得た作品が、出版社から本として発売される(いわゆるメジャーデビュー)経路があり、すでにベストセラーとして名をとどろかせているものもありますそんな名の知られた作品のうち、「二度目の人生を異世界で」がアニメ化されるのを直前にして、作者の過去の発言や作品内の表現が「中国を蔑視するものでけしからん」などなどの批判を招き、ア…
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ノーベル文学賞はカズオ・イシグロ 韓国の反応

今年のノーベル文学賞はガズオ・イシグロ氏に与えられると発表されています詩人高銀の受賞を待望している韓国の反応を紹介しておきましょう直前には、「イギリスの賭け屋のサイトで、高銀受賞の確率が第2位にまで浮上した」との希望的な観測記事を流していた韓国メディアですが、今ではお通夜のような雰囲気なのでしょう高銀が賞を逃した上に、日本人の両親の間に…
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韓国書店を日本の小説が占拠

韓国では日本の小説、エッセイがよく売れているのだそうですベストセラーの上位を日本の小説が占める事態も、珍しくないのだとか一部にはこうした日本文化受け入れに批判的な意見があるものの、若い世代を中心に日本の文学作品の魅力を素直に受け入れる土壌が形成されつつあるのかもしれません韓国では伊藤博文を暗殺した犯人である安重根が現代に蘇り、安倍首相暗…
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爆笑問題太田による村上春樹批判の迷走

爆笑問題太田光がことあるたび作家村上春樹を批判しているのですが、その中身のなさにはほどほど呆れます一部のメディアにとっては面白おかしく伝えられるネタなのでしょうが、わざわざ取り上げるほど価値があるものだとは思えませんしかし、先日放送されたNHKの「クローズアップ現代」に太田光が登場し、毎度のごとく村上春樹批判を開陳したと報じられています…
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「村上春樹のノーベル賞予想に浮かれる日本」と書く海外メディア

毎年、ノーベル文学賞候補として名前の挙がる村上春樹ですが、それを「日本が歓喜ムード」と表現しているのがお隣の国のメディアです歓喜ムードかどうかはともかく、出版業界としては村上春樹の受賞によって本人の著作だけでなく、さまざまな「村上春樹」本を売ろうと期待をかけているのは確かでしょう。雑誌は特集号を組むのでしょうし、村上春樹の作品のガイドブ…
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三島由紀夫をパクった韓国作家 再び盗作騒動

韓国の著名な女流作家申京淑は、その作品「伝説」が三島由紀夫の「憂国」をパクったものだと指摘され、物議をかもした件で日本でも名が知られましたしかし、この盗作騒ぎで詐欺罪で告発された申京淑を、韓国の検察庁が「犯罪ではない(嫌疑なし)」と判断していたのだそうですただし、これは偽計をもって他人の著作をパクリ印税を騙しとった詐欺罪の適用を見送った…
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三島賞受賞蓮實重彦 「はた迷惑」と批判

第29回となる三島由紀夫賞がフランス文学者蓮實重彦へ贈られると決定したのですが、当の蓮實重彦は記者会見の場で「「まったく喜んではおりません。はた迷惑な話だと思っております」などと批判を展開し、お祝いの席がお通夜のような重苦しい雰囲気になったと報じられていますさまざまなメディアが取り上げているのですが、今回はハフィントンポストの記事から引…
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原発芸者 神津カンナの現在

女優中村メイコの娘、神津カンナはエッセイストというよく分からないポジションにいる人物です。福島の原子力発電所事故前までは、電気業界系の新聞にエッセイを連載し、また電力会社系の講演会の講師も頻繁に務めて原子力発電を宣伝する役割を担っていました本人は否定すると思いますが、外野から見れば原子力発電で収入を得ていた芸人の1人と言えます事故後、何…
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