秋田児童殺害事件 畠山鈴香被告について考える

死刑ではなく無期懲役を選択した判決の理由に、被告の更生の可能性について言及されていました
とはいえ、具体的に何をどうしろと提案しているものではありません
幼い子供2人の命を奪った人物にどう更生しろというのか、難しい注文です
刑務所での処遇に任せるわけですが、刑務所ではどうするのでしょうか?
刑務所内で作業に従事し、25年くらい経てば仮釈放の可能性もあるのだろうと思
いますが、25年服役したから更生したとは断定できません
「なら、あんたはどうするのか?」と言われても答えに困ります
フロイトは弟子たちが犯罪者の分析を手がけようとしたことに反対し、やめるよう促しています(「フロイト・ラカン事典」536P)
フロイトが個人的に犯罪者、非行少年を毛嫌いしていたためと言われますが、それに加えて刑務所の受刑者たちには治療動機がないと考えたのではないでしょうか。もちろん犯罪の要因がすべて神経症によるものだとは限りません
犯罪に走った原因もさまざまで、積極的に治療に取り組み自分の抱えている内面の問題を解決しようとする動機が欠けていたのでは、精神分析を試みても成果は期待できなかったと思われます
畠山鈴香被告の生育歴は新聞報道で取り上げられた部分しか分かりません
家庭内では父親から虐待を受けたようで暗いこどもだったようです。アダ名は「心霊写真」
友達もなく、誰かから大切にされたり愛されたりした経験がないこどもだったのかな、と推測されます
そうした生育歴の結果、自分の娘を愛することができない、どう愛情を示せばよいのかわからない母親になってしまったのかもしれません
人を慈しみ、愛し、育てる経験をもう一度最初から与えるべきなのでしょう。その中で自分が愛される喜び、満足感を自覚し、他者との関係の築き方を身につけられるのなら更生と言えるのでは、と考えます
ですが、刑務所の中でそれが可能なのかどうかは分かりません

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