ヨット世界一周少女が家出、失踪

ヨットでの最年少世界一周単独航海を目指すとして話題になったラウラ・デッカーさん(14)ですが、裁判所から「航海は危険すぎる」と禁止命令が出され、その後家出をして、失踪していたが無事発見されたと報じられています


冒険として賛美すべきなのか、危険で無謀な行為と批判すべきなのか判断は分かれますが、「冒険」という美名に惑わされて危険を度外視するのは誤りです
先日も元F1レーサー片山右京が富士山に仲間と登山し、仲間が死亡する事故がありました。寒波の襲来で大荒れになるとの天気予報が出ていたのですが、それを確認せず山に登るという信じられないミスが原因です
話を戻し、14歳でヨットに乗り単独で世界一周をするという冒険は賞賛すべき行為なのでしょうか?
天候が荒れたり、多数の船が行き逢う海峡などを通過する祭は不眠不休で船を操らなければなりません。単独航海ですから他に頼る人はいません
うっかり寝てしまったら他の船に衝突したり転覆する危険がありますので、時には二日も三日も寝ないで船を操る必要があります。波を被ってヨットから転落しても誰も助けてはくれません
さらにはアフリカのソマリア沖やマラッカ海峡のように、漁船に偽装した海賊が頻繁に出没して船を襲う危険な場所もあります
危険を数え上げたら山ほどあるわけで、なぜ14歳での単独世界一周に執着するのか理解できません。本人はもちろん自信満々なのでしょうが
自動小銃で武装した海賊に、武器を持たない14歳の少女がどう対処するつもりなのか、分かりません
もう何年前になるか忘れましたが、アドバルーンで太平洋を横断すると称して出発し消息不明になった「風船おじさん」という人物が日本にいました
「こどもたちに夢を与える」と冒険の理由を説明していましたが、あまりに無謀な行動でした。その悲惨な結末こそ、こどもたちへの警鐘になるかもしれません
「こどもたちに夢を与える」という発想こそ、大人の思い上がりの最たるものでしょう
14歳でヨットに乗り単独世界一周は快挙かもしれませんが、それが人生のすべてではないはず。世の中にはもっと価値のある行いがいくらでもあります
冒険の功名心に目がくらみ、それを阻止されたことへの怒りが家出の原因なのかもしれませんが、その情熱は別の分野に振り向けてもらいたいと願います
日本では堀江謙一による単独での太平洋横断が有名ですが、若くして名を成した彼の人生が幸福なものであるのかどうか、よくわかりません
その後も彼は単独での世界一周やソーラーボートによる航海など冒険を繰り返していますが、私生活が必ずしも幸福なものであったとは限りません
「そうするしかない人生」に自らを追い込んだようにも思われるのです

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