ケータイ小説家Yoshiの挫折

週刊SPAが「あの人はいま」的な企画として、ケータイ小説の人気作家だったYoshiの消息について記事にしています


「時の人」として注目され、「恋愛のカリスマ」のように持ち上げられていた時期もあったように記憶していますが、いまではすっかり過去の人のようです
もう何年前だったでしょうか、書店に行くと見たこともないタイトルの本が平台に積まれており、若い女性が手に取って熱心に読んでいる姿が見られました
それがいわゆる「ケータイ小説」というものだと知ったのはしばらく後の話です
「DeepLove」という本を手に自分も立ち読みしてみましたが、延々と一人語りが続くような文体に、「なんじゃこりゃ」と驚きました
以来、「ケータイ小説」を手にする機会はないままブームは下火になってしまったようです
NHKが「ケータイ小説」を取り上げたドキュメンタリーを放送していたので、その番組は興味深く拝見しました(タイトルは忘れてしまいました)
実際にどんな人物が「ケータイ小説」を書いているのか、気になったからです
番組はルポライターの男性が作家たちのそれぞれの地元へ出向き、インタビューするという形で、登場したのはYoshiではなく知らない作家でした
気さくな今風の若い男女だというのが意外でした。「ケータイ小説」の書き手はもっと屈折した人物だと勝手に想像していたためです
彼や彼女の体験、あるいは日常の中から思いついたストーリーを小説にしているのだということが番組から伝わってきましたが、なぜ「ケータイ小説」が社会現象と呼ばれるほどウケたのかは明らかにされませんでした
「ケータイ小説」がいわゆる小説としてではなく、携帯電話に届く友人からのメールという感覚で読まれているのだと分かったのは番組を見てしばらく経ってからです
「そんな明々白々のことに気がつくまでどれだけ時間がかかっているんだ」と突っ込まれそうですが・・・
弁解すると自分の場合、メールはすべてパソコンで読んだり書いたりしており、携帯電話は通話機能だけの利用です。そのためケータイ小説を携帯電話のメールとして読むという感覚が理解できなかったというわけです
さて、一時期はケータイ小説が本として売れ、映画化され、テレビドラマにもなるという具合にメディアミックスが展開されたのですが、2009年にはベストセラーの上位リストから消えてしまい、「ブームは終わった」と言われています
しかし、ケータイ小説というフォーマット自体がまったくダメになってしまったわけではないと思いますので、作品しだいでまた新たなブームがやってくるのかもしれません


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