マルクス思想ブーム再来と書く朝日新聞

朝日新聞が「冷戦終結とともに葬り去られたはずのカール・マルクス(1818~83)が、こ

のところ相次ぐ入門書や解説書、新訳の刊行で、再び注目されている。現実政治への影

響力は薄れたが、経済のグローバル化や環境問題、個人の生き方など、21世紀の課題

に向き合う思想として新たな光を放ちつつある」と記事にしています
http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY201008230099.html

マルクス思想の入門書やマルクスの著作の新訳の出版が相次いでいる、というのがブー

ム到来の根拠だそうです

昨年の夏は映画「蟹工船」の公開を前に、プロレタリア文学の作家であった小林多喜二が

若者に注目されている、などと一部のメディアは煽っていました。格差社会の矛盾に若者

が目覚めた、とでも言いたかったのでしょう

しかし、映画「蟹工船」はまったく観客を集めることもなく、大コケで終わりました

ですから「マルクス思想ブームが来ている」と書かれても、とても信用する気になりません

左寄の朝日新聞ですから、「マルクス主義ブームが来て欲しい」との願望を記事にしてい

だけという可能性もあります

若者が左翼思想に走り、デモをやり、火炎瓶を投げたり、機動隊と衝突する姿を期待して

いるのかもしれません

記事の中で、マルクス思想の価値を強調する内田樹・神戸女学院大教授は、「座標軸を

なくした日本社会には、一本筋の通った左翼の存在が必要だと思う。今の若者は左翼ア

レルギーが強いが、ブルジョアジー出身のマルクスが弱者への友愛から連帯の思想を紡

いでいったように、本来の左翼的知性とは熱くて柔軟なものだ」 と述べていますが、まっ

たくそうは思いません

左翼的知性とは冷酷で柔軟性をまったく欠いたもの、というのが自分の見方です

お払い箱になったマルクスを担ぎ出して、いまさら何をするつもりなのかと思うだけです

それに若者の間に「左翼アレルギーが強い」との認識も疑問です。左翼アレルギーなどで

はなく、左翼思想の敗北を目にした当然の結果として、左翼思想の価値を認めなくなった

だけの話です

現在、中国が科学的社会主義の建設を目指して奮闘しているのですが、理想社会の建

設という目標とは裏腹に社会の腐敗はとどまるところを知りません

共産党の幹部から一般的な労働者までが犯罪に手を染め、己の利益のために狂奔して

いるのが実態です

それでも左翼思想に希望を見出せ、と言うのでしょうか?

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