「松平健の妻自殺」を考える 

俳優松平健の妻が自宅で首を吊り、自殺したと17日に報道されました
長年、介護してきた実母を亡くしたのがこたえたのか、うつ状態が続き、自殺未遂もあたとも報じられています

自殺の妻、松平健「介護・子育てで3年前からパニック障害・不眠症」明かす

パニック障害があったとの話ですが、具体的な症状、経緯を見ないと何も言えません
おそらく過呼吸などの症状を呈するのだろうと推測しますが
「なぜ自殺を防げなかったのか?」との問いが必ず発せられるのですが、残念ながら現代の医学をもってしても、自殺したがっている人を心変わりさせるのは困難です
精神科の病院に入院させても自殺したがる患者は自殺を選びます
特に現代の日本では、「死こそが救い」であるかのような雰囲気があり、自殺を選択する人が年間3万人を超えています
「死こそが救い」だとする死生観がいますぐに変わる可能性はありませんでの、今後も自殺者の数は年間3万人台で推移すると思われます
さて、「自殺を防ぐための方策」ですが、松平健の妻の場合も医療機関で治療は受けていたようですし、ベビーシッターの女性が夜間も家に泊まり込んでいたようです
彼女を1人にしないよう配慮はしていたのですから、対策は講じてあったと言えます
それでも死を選んだのは、彼女の中の絶望や孤独感は想像以上に深く、重かったのでしょう
夫である松平健は九州で座長公演中でした。留守にして妻をかえりみなかったと指摘する声もありますが、役者という仕事である以上、地方での公演は避けられません
松平健がマスコミ当てに発表したコメントは次のようになっています

この度は、私事でお騒がせ致しまして誠に申し訳ございません。
亡き妻・友里子とは、五年という短い結婚生活ではありましたが、その間、懸命に家庭を守ってくれた良き妻でございました。出産後、その一途な性格で子育て、母の介護など、日々完璧にこなそうと取り組んだ結果、友里子はしだいに体調を壊すこととなりました。
パニック障害・不眠症・うつ状態を引き起こし、この三年はいろいろな病院にもかかりましたが、結局、心通じ合う医師とはめぐり合うことができませんでした。
また今年六月には、ずっと苦楽を共に過ごしてきた姉妹のような最愛の母を亡くし、深い悲しみにも襲われ、友里子は自分のからだの一部を失ったかのようでした。
それだけ、友里子にとって母の存在は大きかったのだと思います。
その後も、手助けをしてくれる人達とできる限りのことはして参りましたが、今回このような結果となりましたのは、偏に私の力不足かと悔やんでおります。俳優という留守がちな仕事ではありますが、私が居りながら亡き母の穴を埋めきれず、愛する母のもとへ旅立たせてしまったこと、今はただただ残念な気持ちでいっぱいでございます。
友里子のファンの皆様、支えて下さった皆様、親交のあった方々にも申し訳なく思って居ます。
(以下略)

以下略の部分は、公演に関係した人たち、ファンへの謝罪、感謝などで埋められています
役者として立派な口上を述べるのが、その技量を示す行為なのですが、立派すぎて虚しささえ感じられます
つまり、松平健は世の人々が描いたような「役者の鏡」そのままに、身内の死があっても舞台に立ち続ける道を選んでいるのであり、それ以外の選択肢は思いも及ばないのでしょう
舞台も放り出し、泣きわめき、悲嘆にくれても不思議はないと自分などは思うのですが、松平健は「舞台に穴をあけるのは役者の恥」だと言うでしょう
「自分は役者だから」と言い聞かせ、脇目もふらず舞台に専念する生き方は立派なのでしょうが、それはそれで多くものを犠牲にし、かえりみようとしない行動です。高い代償を払うのを承知の上で、「妻の死」より「舞台」を優先するのが松平健の価値観であり、人生観なのでしょう
それを「良い」とか、「悪い」とか、部外者が言う立場にはありません
ただ、自分は虚しいと思うだけです

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