大阪ダブル選挙 橋下圧勝を考える

大阪市長選挙、大阪府知事選挙のいわゆるダブル選挙の結果、橋下知事率いる維新の圧勝に終わりました
平松候補は民主党、自民党の支持を取り付け、共産党まで非公式ながら平松支持の方針を打ち出すという鉄板の布陣でしたが、夜8時の開票作業開始と同時に橋下候補の当選確定が出て瞬殺されてしまいました
事前には橋下候補リードながらも平松候補が追い上げており、固い組織票をバックにした平松候補の逆転もあり得るかのような報道もされていたのですが
こうした「票読み」が外れるのは珍しくありません
さて、今回の選挙結果について、多くの報道・論評がされています
それをいちいち取り上げて是非を論じたり、コメントしていたのではきりがないので、ジャーナリストで参議院議員でもある有田芳生のブログを取り上げます

大阪「秋の陣」が問うた政治言語の是非

さまざまな論評が飛び交っている中で、有田ブログは短いながらも的確に今回の選挙をとらえていると自分には思えます
この選挙で目についたのは、週刊文春や週刊新潮が橋下攻撃のネガティブキャンペーンを展開し、橋下人気に傷をつけるべく行動した事実です
もちろん週刊文春も週刊新潮も編集者の方針で記事を掲載させただけであり、平松陣営に味方するためにやったわけではないと釈明するのでしょうが、誰の利益のためにネガティブキャンペーンを展開したのかは明らかです
そうまでして自民党と民主党は平松候補を勝たせたかったのでしょう
有田ブログは、橋下候補の政治手法を「ポピュリズムだ」と批判する安易な言論のあり方に批判を投げかけています
「ポピュリズムだから悪い」というのはあまりに空疎な批判です
中には橋下候補のやり方をヒトラーに例え、独裁を許せばとんどもない事態になると危機感を煽っている人物もいました
政治手法に問題があると叫び、政策論議に踏み込まないよう誘導したかったのかもしれません
大阪市と大阪府は第三セクターによる公共事業失敗の結果、巨額のツケを背負い込んでおり、財政破綻による公共サービス停止に追い込まれてもおかしくない状況にあります
そんな大阪市の抱える問題に有効な対策を示さなかった平松市政が否定されるのは当然です。そして、橋下候補のポピュリズム的な政治手法批判を展開したところで大阪市の財政問題が解決するはずもありません
政治家も政治ジャーナリズムも、何を問題にし、何を問うべきか考え直す必要があると思います
それができない無能な政治家、無能な政治ジャーナリズムが、「橋下人気にやられた」とか「橋下劇場だ」などと、陳腐な言説を展開するのでしょう

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