米アニメのハンセン病差別表現が問題に

日本のアニメーションはしばしば暴力的だとか、性表現が露骨すぎるなどなど批判を浴びてきました
暴力のない「北斗の拳」はありえませんし、ギャグ(シモネタ)のない「クレヨンしんちゃん」はありえないのですが、それでも表現の範囲は自ずと決まっています
度を越した暴力表現や作風にそぐわないギャグは作品の世界そのものを破壊し、否定してしまう危険があるからです
さて、現在制作中にアニメーション「「The Pirates! Band of Misfits」の予告編で、ハンセン病患者に対する差別が問題となり、削除を要請される事態が生じていると報じられています

米アニメ映画で、ハンセン病差別表現が問題に

詳細が記事に書かれていますので繰り返すまでもないのですが、脚本を仕上げる段階で誰もこのシーンについて疑念を抱かなかったのか、不思議でなりません
当然、脚本家はウケると思って書いたのでしょう
しかし、演出家や監督、作画監督までもがこのシーンに何の疑念も懸念も抱かなかったとしたら、制作スタッフの感覚を疑うしかありません
問題の予告編は以下のようなものです


ギャグ100連発のようなアニメーションですから、ハンセン病患者の腕が落ちる場面も数あるギャグの1つという扱いで、制作スタッフは気にもしなかったのでしょうか?
相当の制作費を投入しているのでしょうからいまさら中止はありえませんし、問題とされたシーンだけカットして公開されるのでしょう
しかし、上記のような差別的な表現がギャグとして盛り込まれていた事実は消えません
たとえギャグ100連発でも笑って見ていられない気がします
さてハンセン病患者問題を扱った作品といえば、松本清張の小説を映画化した「砂の器」が挙げられます
「砂の器」自体もハンセン病に対する誤った認識を植えつけるものだと批判されたのですが、タブー視されていたハンセン病患者に対する差別を真正面から取り上げたという点では一定の評価が与えられてしかるべき作品だと思います


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