中国のアニメ産業発展における3大問題

中国系メディアの報道によれば、中国文化部文化産業局の劉玉珠局長は12月27日に天津の濱海新区で開かれた中国アニメ産業ハイレベルフォーラムで、「中国のアニメ産業は全体の発展レベルが低く、不合理な構造と配置、ハイレベル人材の不足という3つの難題に悩まされている」と問題点を指摘したそうです

中国のアニメ産業発展における3大問題

記事の中身では売上が1億元を超えたアニメーション制作会社が増えたとか、株式を上場した会社も増えたなど、金の話が中心です
こうした報道で個別具体的に作品名が挙がるケースはほどんどありません
当ブログで取り上げたように、すでに中国では日本を上回る数のアニメーションが制作されているはずですが、あの作品が人気を集めているとか、この作品が社会現象を引き起こしているといったニュースは目にする機会がありません
売上が増えていると触れて回るのに、ヒット作の話題がないという不思議な状況です
そんなわけでいつも中国のアニメーションについて話題にする際には苦労しています
Amazonで検索すると中国で発行されているアニメ雑誌が日本でも手に入るようですから、それを購入してネタを補充しようかな、と考えたりもします
さて、今回もYoutubeで見つけた動画を紹介しておきましょう
中国の「青青樹」というアニメスタジオが手がけたOVA作品「地蔵」の予告編です
(動画が削除されてしまい、紹介できなくなりました)
かなり前にYoutubeで見つけた動画なのですが、詳細が不明なままでした
インターネットで拾った情報からすると、「青青樹」は独学でアニメーションを学んだ王川社長が作った制作会社で、高い技術を売りにしているそうです
韓国や日本の有名アニメーション企業から「下請けをやらないか」との誘いを受けたのですが、「共同制作ならやってもよいが、下請けはやらない」と断ったそうです。なかなか強気の構えです
上記の動画のラストの部分は宇多田ヒカルの「Passion」のプロモとそっくりですから、あのプロモのアニメパートを制作したのも「青青樹」なのかもしれません
ちなみに中国が力を入れて宣伝していた劇場版アニメ「魁拔」の制作にこの「青青樹」が手がけています

「魁拔」


中国語は理解できずとも、見れば大まかなストーリーは把握できます。主役キャラは明らかに「DRAGONBALL」の孫悟空をイメージしているのでしょう
残念ながら「魁拔」は中国で公開されたものの大して話題にもならず、ヒットもしませんでしたが

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