シベリア鉄道で「みかじめ料」を要求するロシア政府

「シベリア鉄道を利用すれば、日本からヨーロッパまで1本の鉄道で貨物を輸送できる」などという幻想に翻弄され、日本とロシアを海底トンネルで結ぼうとか、日本と韓国を海底トンネルで結ぼうなどという無謀な計画を振りかざす人がいます
こうした計画が机上の空論であると、当ブログでは再三指摘してきました
北海島と樺太を結ぶ海底トンネルにしろ、九州と朝鮮半島を結び海底トンネルにしろ、建設費や維持費が莫大でとても採算が取れないからです
さらに、シベリア鉄道は老朽化が著しく、鉄道ダイヤの乱れや貨物の盗難も多くてとても物流の基幹にふさわしい状態ではありません
そして今度は、シベリア鉄道での貨物輸送に際し、ロシア側が荷物の安全を確保するとの名目で正規運賃だけでなく「護衛料」の支払いを要求していると報じられています


シベリア鉄道を利用する日系荷主・物流企業などが「護衛料」と称して正規運賃以外の高額料金を要求されている問題で、11日に行われる国土交通省とロシア運輸省との次官級会合の際、日本側が改善検討を申し入れることが7日分かった。
護衛料はシベリア鉄道の民営化が本格化した直後の2003年頃から導入されたとみられ、20フィートコンテナ1個に対し、1キロメートルごとに0.7ルーブル(1.7円)程度を要求されていた可能性があるという。シベリア鉄道を中心としたモスクワ・ウラジオストク間は全長9297キロメートル。
護衛料についてはこれまでもロシアに進出しているメーカーなどから「価格競争力を阻害する」などとして問題視されていたが、7日枝野幸男経済産業相がロシアのベロウソフ経済発展相との二国間協議の際に、この問題を取り上げて抗議したことから、国交省でも改善を申し入れることにした模様。
(ロジスティック・ツディの記事から引用)


政府の関知しないところで鉄道業者が勝手に「護衛料」を上乗せしているのでしょうか?
よく分かりません
この他、シベリア鉄道では今年になって脱線事故が相次いでいるとの報道もあります。貨物輸送に使うウクライナ製の台車に問題があると指摘する記事もあります
が、故意に脱線事故を起こして貨物を略奪しようとする輩が介在している可能性もあります
前にも書きましたが、ロシア政府はシベリア鉄道の近代改修事業として60兆円もの莫大な投資を行うと、2008年にメドベージェフ大統領が公表しています
そして日本や韓国に投資を呼びかけました
シベリア鉄道の改修だけで本当に60兆円も必要なのか、その内訳は不明です
おそらくロシア政府関係者が20兆円くらい着服・横領する予定なのでしょう
こんな危険な計画に日本政府は巻き込まれないよう用心しなければなりません
ロシア政府が約束を守る可能性など皆無なのですから

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旅行人
蔵前 仁一

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