手塚治虫「ブラック・ジャック」をアメリカで実写ドラマ化

手塚治虫の人気作品である「ブラック・ジャック」をアメリカで実写ドラマ化する、とのニュースがありました

手塚治虫「ブラック・ジャック」がアメリカで実写ドラマ化

日本の漫画やアニメの実写化は過去にいくつの例がありますが、成功した例というのはあまり記憶にありません
もちろん、「バッドマン」や「スパイダーマン」といったアメコミ系列のヒーロー物ではヒット作がいくらでもあり、実写化するメリットは大きいのですが
となれば、「アメコミではなぜ実写化が成功するのか?」を考えなければなりませんし、同時に「日本の漫画の実写化はなぜ失敗するのか?」を考える必要があります
思い浮かぶのは、ハリウッド映画の「バッドマン」のようにエンターティメントとして仕掛けをふんだんに盛り込み、見せる工夫を凝らしているところでしょうか
大掛かりなセット、巧みな特殊効果など、お金をかけて作っています
仮面のヒーローが大暴れ、という点では映画化に向いているとも言えます
それに対して日本での実写化は低予算のためか、どうもちゃちに見えてしまいます。大掛かりなセットを組んだりはせず、役者の演技で勝負すると言えば聞こえはよいのですが見せ場に欠ける気がします
ましてや仮面のヒーローではない、ブラック・ジャックを生身の役者が演じて原作のファンを納得させるのは最初から無理があるとしか思えません

加山雄三演じるブラック・ジャック



加山雄三がいかに風格漂う演技をしようとも、原作のファンがブラック・ジャックのイメージを見出すのは困難でしょう
ちなみに1966年につくられた「バッドマン」は以下のようになっています

Batman 1966 S01e03 Fine feathered finks. Full episode.



事件が起き、それをバッドマンとロビンが解決するという軽快なテンポで話が進みます。原作コミックではバッドマンが内に抱えている複雑な要素(両親が強盗に殺害されたというトラウマなど)が描かれているのですが、実写ドラマの方にそのような内面描写はなく、あくまでヒーローアクション物として作られています
視聴者の多くは、画面で大暴れするバットマンとロビンに満足していたのでしょう
一方、「ブラック・ジャック」の場合、天才外科医が大活躍という要素だけ描いたのではドラマになりません。直面する事件と、彼が抱える内面の葛藤を描く必要があります
これをどう演出するのか、難しいところです
結果として原作のイメージをぶち壊す、大幅な改変が避けられないと予想されます
つまり、「ブラック・ジャック」とは別物の「何か」になってしまうのでしょう

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