海岸の落とし穴に転落死亡の夫婦 夫の両親が友人らを提訴

昨年8月、金沢市の海岸で夫を驚かせるために妻が友人と落とし穴を掘ったものの、夫婦ともに転落して死亡する事故がありました
夫の誕生日が近いためサプライズイベントとして妻が落とし穴を掘るのを思いつき、友人が協力した結果、悲惨な事故となったものです

自ら掘った落とし穴に転落し夫婦死亡

亡くなった出村裕樹さんの両親は、妻の両親と友人の計8人に約9100万円の損害賠償を求め、金沢地裁に提訴したと報じられています
落とし穴を掘るよう主導した出村さんの妻は死亡していおり、起訴されていません
落とし穴を掘った友人らも起訴猶予処分になっています。刑事事件としては責任が問われないまま決着したわけですが、出村さんの両親は息子の死に納得がいかなかったのでしょう。民事訴訟で責任を問う構えです

落とし穴に転落死の夫婦、夫の両親が妻らを提訴

友人らは自分たちの行為(軽いいたずらのつもり)が2人の人間を死亡させるという重大な事故を招いたこと、2人が落とし穴に転落し生き埋めとなってから消防に救助を要請するまで45分もの時間が経過しており、判断の遅れが致命傷となった事実などなど、重い責めを負ったと言えます
当然、友人らは出村さんの両親に謝罪もしたのでしょうし、葬儀では幾らかの香典を包んだのでしょう
それでも出村さんの両親が息子の死に納得できなかったのは、「息子が殺された」との思いが晴れなかったためだろうと推測されます
友人らの側には、「自分たちは出村さんの妻に頼まれたからやったまで」だとの言い分があり、消防に救助を要請するまでの45分の遅れも、「その間、2人を助けるため必死になって努力した」との主張があり、損害賠償までする気はなかった考えられます
裁判の結果は分かりませんが、亡くなった妻の両親にしろ、友人たちにしろ、重苦しい日々を過ごさなければなりません。友人らは落とし穴を掘るという危険な行為に加担したのですから、1人当り100万円くらいの損害賠償を支払うよう命じる判決が出るのではないか、と予想します
さて、上記の産経新聞の記事ですが、吉田豪(書評家&インタビュアー)が、「こういう事故によってバラエティ番組で落とし穴企画がやれなくなったりするから迷惑な話です」とコメントしています。何ともおバカなコメントをする人物がいるものだと呆れてしまいます。話は逆でしょう。バラエティ番組で落とし穴企画をやるから、危険も考慮せず真似する人間が出てくるわけで

(関連記事)
落とし穴事故で妻と友人に9100万円の賠償命じる判決
自ら掘った落とし穴に転落し夫婦死亡
浜名湖のボート訓練で中学生死亡
浜名湖ボート事故 何のための学校行事か?
浜名湖ボート転覆事故裁判 施設管理者に有罪判決
シャチが調教師を死亡させる事故
車椅子でエレベーターに突っ込み転落死 韓国
日本人観光客 万里の長城ツアーで死亡
西伊豆電気柵感電事故死を考える1 安全管理欠如
西伊豆電気柵感電事故死を考える2 440ボルトの電流
西伊豆電気柵感電事故死を考える3 容疑者自殺