「カンフー・パンダ3」は中国で制作 ドリーム・ワークス

ドリーム・ワークスの人気アニメ映画「カンフー・パンダ」についてはこれまで何度も取り上げたように、中国は「アメリカが中国のシンボルであるパンダを盗んだ」と批判したり、「なぜ中国は『カンフー・パンダ』のような作品を作れないのか?」と自己批判をしたりと複雑な反応を示してきました
「カンフー・パンダ」の成功を喜ぶとともに、それが自分たちの作品でないことへの嫉妬、反発などなどが入り交じり、自らが手にするはずの世界的名声をアメリカの映画業界に横取りされたとの思いが捨てられないためです
ここにきてドリーム・ワークスは中国を有望な市場であると認め、「カンフー・パンダ3」を含む、いくつかの作品を中国で制作し公開すると発表しています
外国のアニメ作品を規制している中国ですが、中国企業との合作や中国国内で作られたものであればその規制の対象外とする例外的な措置があるからなのでしょう

「カンフー・パンダ3」は一部中国で製作、中国市場に期待=ドリームワークスCEO

上記の記事でドリーム・ワークスのカッツェンバーグCEOは「インドのアニメ映画市場は大きくなく、日本は自国アニメ映画だけを重視している。そのためアニメ映画では中国市場が大きな潜在力を持つ。中国は既に世界最大の映画市場の1つとなった。今後10年間、世界の映画は中国が主導すると言える。これからハリウッドは新作の製作で中国人の好みと需要をより多く満たすことになる」とコメントしています
ドリーム・ワークスにとって日本のアニメ市場は攻略しがたい、難しい場所であり、簡単には売り込みが成功しないと理解しているようです
日本のアニメーションファンにとっては「カンフー・パンダ」がどこの国で作られようと感心は薄く、間違っても「日本が中国に負けた。『カンフー・パンダ』はなぜ日本で作らないのか」と嘆いたりはしません
それにキャラクターデザインなど中国が手がけても、脚本や演出といった根幹部分はドリーム・ワークス本社が握っているのですから、「中国が作った作品」だと自慢されても困ります
中国にしてみれば、「カンフー・パンダ」は我々のものだ、という自尊心をようやく満たせる機会であり、公開時には大騒ぎしそうです

『カンフー・パンダ2』



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