海老蔵主演「利休にたずねよ」 モントリオール映画祭で受賞

山本兼一の小説を映画化した「利休にたずねよ」が、第37回モントリオール世界

映画祭で最優秀芸術貢献賞を獲得した、報道されています。日本映画としては2

3年ぶり3作目の受賞なのだとか



ちなみに過去にモントリオール世界映画祭で最優秀芸術貢献賞を受賞した映画は

勅使河原宏監督の「利休」です

「利休」絡みで受賞という背景を考えると、茶道=芸術という理解(刷り込みとも言

えます)が審査する側にあると言えます

勅使河原宏監督「利休」

なかなか豪華なキャストが演じていました

三國連太郎演じる利休を見てしまうと、これに対抗するのはなかなか大変だな、と

思ってしまいます

秀吉という暴虐な権力者に対峙した芸術家、という位置づけです

この重厚な三國連太郎の演技に、市川海老蔵がどのような演技で立ち向かうかも

みどころの1つでしょう

市川海老蔵・主演最新作『利休にたずねよ』 予告編


原作者山本兼一の説明では、「利休を描いた先行作品ではわび、さびが強調され

ているもののそれだけでは利休の本質をとらえているとは思えない。井上靖の『本

覚坊遺文』では、余計なものを削ぎ落した結果、そこには死が残ると考え、それを

利休の茶道の本質だと示した。が、自分はそれとは違い、余計なものを削ぎ落した

結果、そこには命が残ると考えた。命は恋から生まれる。だから利休の恋を描こう

とした」と述べています

この場合の恋とはエロスであり、利休の茶の本質はエロスであると解釈したわけで

す。これはなかなかの見識です

市川海老蔵がエロスをどう表現するのか、興味が湧いてきます

利休以前の茶道が、中国や朝鮮から渡来した珍しい器、高価な道具を並べた大名

やら公家の自慢大会だったとの見解も斬新です

井上靖の「本覚坊遺文」も映画化されており、そちらは第46回ヴェネツィア国際映

画祭で銀獅子賞を受賞しています

「利休を映画化すると海外でウケる」と決めつけるのは早計ですが、「そこに何やら

深遠な日本の美が表現されているらしい」と思わせる部分はあるのでしょう

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