バッグに女児を詰み誘拐した小玉被告の裁判

2012年9月、広島で塾帰りの女子小学生を旅行カバンに詰め込んで誘拐した事件があり、成城大学の学生だった小玉智裕(当時20歳)が逮捕されています
逮捕時と初公判は当ブログでも取り上げましたが、その後の経過は言及してきませんでした
あらためてこの事件を考えてみましょう
昨年9月の逮捕から裁判が始まるまで随分と時間がかかっていますが、小玉被告の精神鑑定が行われていたためです(精神鑑定のための鑑定留置は通常、3ヵ月かかります)
初公判からの裁判情報をまとめたブログがありますので、参照願います

小玉被告「わいせつ目的ではない」、初公判で一部否認

小玉被告は裁判でわいせつ目的の誘拐と断じた検事の起訴状を否認し、「女の子でも、男の子でもよかった。子どもをさらわなければいけないという強迫観念に襲われていた」と供述し、さらに「植物工場の事業をするため、自分に忠実な人間をつくるためにやった」と意味不明な発言をしています
検察側は起訴前に精神鑑定を実施していますので、取り調べの中でもこのように理解不能な供述が散見され、責任能力が問題視されたのでしょう
しかし、精神鑑定によれば適応障害や広汎性発達障害などがあるものの、「犯行に影響を与えるほどではない」と結論付けられており、妄想念慮に支配された結果の犯行とは言い難いと考えられます。妄想念慮に支配され現実検討能力を欠いていれば、犯行そのものが杜撰であり決行段階で破綻したでしょう
当然、小玉被告は小学生の女児を誘拐し弄ぼうとの企みを抱いていたのでしょうが、それを取り調べ段階や公判でペラペラと口に出すほど自制心が失われてはいない証だと理解できます
11月下旬には判決が示される予定ですが、小玉被告がすんなりと有罪判決を受け入れようとするのかは分かりません
「わいせつ目的の誘拐ではない」との1点に執着し、控訴する可能性も考えれますが、それは小玉被告が自身の欲望を偽り、事件の意味から目を逸らそうとしているがゆえ、と解釈されます。もし控訴するのであれば、「植物工場の事業をするため、自分に忠実な人間をつくるためにやった」説を詳細に説明すべきです

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