三鷹女子高生殺害を考える5 裸体写真をアップした理由

昨年10月に東京三鷹市で元交際相手であった女子高生を殺害し、逮捕された池永チャールストーマス被告の初公判がありました
罪状認否では犯行の事実を認めたものの、公判中は終始落ち着かない様子であったと報道されています
また、元交際相手であった女子高生の裸体写真をインターネット上に公開した動機については、以下のように語ったそうです


弁護側から、生徒の父から関わらないよう注意された後、しばらく連絡を取らなかった期間があったことを問われると「脅してまで関係を続けるのはおかしいと思い、忘れようとしたが(気持ちが)積もっていった」と説明。殺害に関しては「心の整理ができておらず混乱しているが、後悔している」とし、謝罪の気持ちは「まだ抱いていない」と話した。
交際中に撮影した生徒の画像を事件前後、インターネットに流出させたことについて「付き合った事実を半永久的に残すためだった」と述べた。
(産経新聞の記事から引用)


逮捕から9ケ月も経過しているのですが、どれだけ心境の変化があったのかは分かりません。謝罪の気持ちはないと口にしているところからすれば、殺害を正当化する身勝手な理屈にいまだ固執し続けており、自分を裏切った女子高生の方が悪いとの思いで凝り固まったままなのでしょう
そもそも池永被告が彼女のことをどれだけ大切に思い、彼女を1個の女性として尊重してきたかがまったく見えません
ただ交際=支配という関係で縛り付けていただけであり、だからこそ自分から離れていった彼女を許せなかったのでしょう
まったく自分本位の考え方しかしておらず、その結果が殺害という行為であり彼女の裸体写真をバラ撒くという行為であったと解釈できます
つまり彼女が傷つくことをまったく介さず、もっぱら自分の怒りや痛みばかりを主張し、相手にぶつけているわけです
こうした自己中心で共感性を欠いた池永被告の人格が、幼少時のネグレクト体験によって形成されたものなのか、より慎重に検討されるべきでしょう(弁護側はこのネグレクト体験による池永被告の未成熟な人格を情状酌量の材料にしたいようですが)
犯罪事実を争点にしない以上、公判はあと数回で結審し、秋口には判決が示されるものと思われます

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