東京新聞「不安倍増略して『安倍』」と腐すコラムを掲載

政権を批判するのはメディアの特権なのでしょうが、あまりに下卑た表現を用いるとメディアの品格を疑われます
東京新聞が安倍政権を批判するスタンスなのは毎度の話です。しかし、経済担当の論説委員が書いたコラムは、いかにも東京新聞らしい下品で頓狂な内容です
以下、全文を引用します


「不安倍増」略して「安倍」?
人間のすることとは思えない行為を、さも平然と行う。中東や北アフリカでの過激派組織の蛮行は冷酷非道、無慈悲といった言葉しか見つからない。
しかし、この一見平和に思える日本においても、忍び寄る不気味な不安を感じる。
軍靴の音が近づいてくるような、暗い時代に向かっていく恐怖である。その正体は無論、現政権がつくり出す危うい雰囲気による。
「決めるのは私だ」「この道しかない」などと異論を許さず、道理や機微が通じない。狡猾(こうかつ)で専制的。首相は昨年十一月の衆院解散を消費税増税先送りを問うためと言った。アベノミクスが争点とも強調した。なのに選挙の大勝が判明した途端、安保法制を含む政策全般が「国民の信を得た」と言ってのけた。
そんな詭弁(きべん)は子どもの教育に悪いからやめてほしいが本人は本気のようだから恐ろしい。一内閣の判断で戦争への道を暴走しているかのごとくだ。このままでは国防軍になった自衛隊が他国や武装勢力と戦火を交え、血が流れる。若者らに犠牲が出る。過激派の憎悪を煽(あお)り、日本が、国民がテロの標的になる。
3・11から四年。「汚染水はアンダーコントロール」と東京五輪招致活動で国際社会に大うそをついてからも一年半。事態は改善しないのに原発再稼働、原発セールスである。息苦しさの中で戯(ざ)れ言が聞こえた。「不安倍増」、略して「安倍」だと-。
(久原穏)


突っ込みどころだらけのグダグダなコラムです
「不安倍増」、略して「安倍」という部分に関して言えば、他所からの受け売りであって、この久原穏論説委員自身の発案ではないのでしょう
しかし、それを「言い得て妙」だとばかりに引用するのはいかにも頭の悪い発想であり、コラムの出来の悪さを倍増させているように映ります
こんな主張をコラムで展開する論説委員を置く東京新聞は大丈夫なのか?と心配にもなりますが、東京新聞の論調自体は概ねこのコラムのような水準であり、ズレているのは「平常運転」とも言えます
繰り返し指摘しているところですが、「テロとの対決」を政府が表明すれば、日本人がテロの標的にされてしまうとの論調は大間違いです
テロ組織の跋扈を報道せず、批判もせず、目と耳を口をふさいでいればテロ組織を刺激せずに日本人だけは安全でいられる、などと考えるのはあまりに愚かしい発想です
それこそテロ組織の思う壺であり、テロに屈する反応でしょう
憲法九条があろうと、イスラム国が2名の日本人を殺害したのは事実であり、この事実からも目を背けて己の身の安全だけを心配しているのが久原穏論説委員なのかと思うと、あまりに情けない態度です
あるいは安部首相個人を罵倒することはできても、イスラム国は怖くて批判できないのでしょうか?

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