日本の重力波観測装置「KAGRA」を羨む韓国

2012年1月に当ブログで、重力波観測装置の建設が始まったとの報道を取り上げました。その観測装置「KAGRA」が完成しましたので、再度、取り上げます


アインシュタイン予言の重力波、観測装置を公開
東京大学宇宙線研究所などは6日、岐阜県飛騨市の地下に建設が進む重力波観測装置KAGRA(かぐら)を報道陣に公開した。
重力波は、物理学者アインシュタインが約100年前に存在を予言したが、今も直接観測できていない。KAGRAは今年のノーベル物理学賞を受賞する同研究所長の梶田隆章さん(56)らが素粒子ニュートリノを観測した装置「スーパーカミオカンデ」の近くにあり、重力波の世界初観測を目指している。
装置は、L字形に交わるトンネル内に長さ3キロ・メートルの管2本を渡した構造。
管にレーザー光を通し、重力波によって起きると考えられる空間のゆがみを観測する。この日は山頂から約200メートル地下にあるレーザー光の検出装置などが公開された。2017年度から本格的に観測が始まる予定だ。
(読売新聞の記事から引用)


「重力波の観測って何?」という方は、KAGRAのホームページに重力波観測の歴史をまとめたものが掲載されていますので、そちらを参照願います

重力波観測の歴史

さて、この「KAGRA」完成の報道に反応しているのが隣の某国です中央日報は以下のように書いています


日本で重力波観測装置「KAGRA」完成…「観測成功すればノーベル賞級」
ノーベル物理学賞が決まった東京大宇宙線研究所の梶田隆章所長の次期研究テーマである重力波を観測する装備「KAGRA(かぐら)」が完成した。
3日、朝日新聞や読売新聞によると、大型低温重力波望遠鏡である「KAGRA」は、梶田氏のノーベル賞につながったニュートリノ観測装備「スーパーカミオカンデ」のある岐阜県神岡鉱山に設置された。建設費・約155億円が投じられた施設だ。KAGRAはアルベルト・アインシュタインがその存在を予言した重力波を直接観測する望遠鏡だ。
朝日新聞は重力波が初めて観測できればノーベル賞は確実だと伝えた。読売新聞も2017年度から本格的な観測を開始するとし、成功すればノーベル賞級だと伝え、た。


「世界で初めて重力波の観測に成功すればノーベル賞級の発見」という部分が、ビシビシと響いたのかもしれません
日本の報道に接し、「そんなに簡単な観測でノーベル賞が取れるなら、韓国が取り組むべきでは」と思っているのでしょう
重力波観測の難しさも、精密な装置を100分の1ミリ以下という精度で設置する技術的な難しさも、彼らには理解できないのでしょうから
そう書いていて思い出しましたが、韓国では原子炉からニュートリノを検出しようとする観測装置を完成させていたはずです。しかし、「ニュートリノの検出に成功した。ニュートリノ振動も観測した。しかし、論文発表で中国に先を越された」との報道以降、確たる成果は挙がっていないようです
ニュートリノもまだまだ未知の部分が多いだけに、観測が順調ならばその研究成果からさまざまな論文が書けるように思うんのですが
もう観測装置を壊してしまったのでしょうか?

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