原発芸者 神津カンナの現在

女優中村メイコの娘、神津カンナはエッセイストというよく分からないポジションにいる人物です。福島の原子力発電所事故前までは、電気業界系の新聞にエッセイを連載し、また電力会社系の講演会の講師も頻繁に務めて原子力発電を宣伝する役割を担っていました
本人は否定すると思いますが、外野から見れば原子力発電で収入を得ていた芸人の1人と言えます
事故後、何をしているたのか、産経新聞が彼女の近況を報じています


久しぶりに小説を書いている。しかも身の程知らずで、業界紙ではあるが、「電気新聞」というところで「風のゆくえ」という連載小説を執筆中。久しぶりの割にはえらく負担ののし掛かる仕事で、このところ、いたく真面目に、不規則な作家生活を送っている。
内容は、大正時代に木曽川の電源開発をした福沢桃介とそのパートナーだった川上貞奴を中心に、木曽という土地の歴史、電源開発というものが背負う宿命を描ければと、目下、捻(ねじ)りはちまき奮闘中というわけだ。
エネルギー関連業界との付き合いも長い。ペルシャ湾にある石油の掘削基地にヘリコプターで行ったり、今も天然ガスが湧き出す千葉の南関東ガス田を歩いたり、電力関係は原子力も水力も火力も太陽光も、かなり見てきた。
取材は面白い。下調べはきちんとしていたつもりでも、現場では分からないことだらけ。思わぬ発見もあって小躍りすることもあるが、自分でも判読できないような文字でひたすらノートを取り、帰宅してからは仕事机で資料やノートを広げて、取材で得た事実を自分の体の中に流し込む。
もの書きの仕事の一つには、異分野の橋渡しという役目があると思っている。その役目を果たすには、ただ伝えればよいというわけにはいかない。資料も取材も自分の血肉になり、自分の言葉に変わらなければ意味がない。だから門外漢の私が理解し咀嚼(そしゃく)し表現できるところまで到達するには時間がかかる。けれども、この時間が私は結構、好きだ。2、3行の文章に七転八倒し、ようやく自分なりの表現を見つけると、天才だ! と叫びながら缶ビールを開けたり、あるいは湯船に飛び込んで鼻歌を歌ったりしている。
「風のゆくえ」の取材をしながら、いろいろなことを思った。明治維新以降、経済発展を続ける日本に絶対的に不足しているのはエネルギーだった。そのために大規模な水力発電所があちこちにできたが、これは元祖環境破壊だった。今でこそ水力発電は自然エネルギーともてはやされているが、当時は大変な悪者だった。しかし、このエネルギーがなければ日本は生きていけなかったのだ。国が国民の暮らしを守ろうとしたとき、きれい事ではすまされないものがいくつも生じる。望んだものが有している負の部分は切り捨てる、などと虫の良いことはできない。表裏一体なのだ。
もう一つは電力群雄割拠時代の現実だ。昭和8年がピークだが、当時の電力事業者は818社だった。時代もシステムも異なるが、今の自由化の流れと似ている部分もある。
そんな中、1年半ぶりに福島第1原子力発電所を訪れた。震災以降、毎年のように訪れているが、5年の節目で見た福島は、廃炉という処理と未来へのロードマップという2方向の現実を抱えながら、地元は着実に寡黙に、そして勇壮に歩み出していた。
福島を考えることは人間の生き方、ありようを考えること。私たちがみつめ、考え続けることは、復興の後押しだと感じた。


相変わらず「電気新聞」から仕事をもらっていたとは驚きです。縁を切るべきだとは言いませんが、ここまでべったりと癒着してしまったら電力業界批判など到底できないのは明らかです
上記のエッセイ?の中でも、福島原子力発電事故の原因、欠陥、対応の拙さなどにはまったく触れないまま、「廃炉に向け力強く歩みだしている」とまるで美談のような取り上げ方です
「エネルギー資源のない日本は原子力発電に依存するしかない」との考えは彼女の持論なのでしょうが、事故の反省に一言も触れないまま「福島を考えることは人間の生き方、ありようを考えること。私たちがみつめ、考え続けることは、復興の後押しだと感じた」と都合よく、手前勝手にまとめるセンスには驚愕します
原子力発電をヨイショしておきながら、まったく反省の欠片も示さない点では、漫画家の弘兼憲史と双璧でしょう。神津カンナや弘兼憲史が原子力発電所事故と真摯に向き合い、その問題点をえぐるようなエッセイや漫画を発表したならば評価しますが、業界とのお付き合いにどっぷり嵌り込んでしまったためなのか、そんな動きはないようです(自分が目にしていないだけ、という可能性もあります。もしそのような作品を出しているのであれば、ご指摘を願います)

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