駒沢大吹奏楽部 野尻湖水死事件で和解成立

2013年、合宿として野尻湖を訪れていた駒澤大学吹奏楽部のメンバーが湖に飛び込み、2人が死亡する事故がありました
吹奏楽部の合宿では部員が野尻湖へ飛び込むのが恒例化しており、誰もそれを危険な行為だとは認識していなかったようです
引率責任者の責任ももちろんあるわけですが、吹奏楽部の部員たちも自分たちの行動に責任を持つのは当然です。湖で水死するために、両親は息子、娘を大学へ送り出したのではないのですから
この件で駒澤大学と死亡した学生の遺族との間で和解が成立した、と報じられています


上水内郡信濃町の野尻湖で2013年5月、合宿中の駒沢大吹奏楽部部員らが湖に飛び込み、1年生野呂千賀子さん=当時(18)、千葉県市川市=ら2人が死亡した事故で、野呂さんの両親が大学側に安全配慮義務違反があったとして学校法人駒沢大学(東京)などに7100万円余の損害賠償を求めた訴訟は20日、東京地裁(岸日出夫裁判長)で和解が成立した。大学側が哀悼の意を表し、弔慰金100万円を遺族側に支払う。
和解条項には、大学側が過去の吹奏楽部の合宿でも個人、パートで野尻湖に飛び込む事例があったことや、事故の発生を「重く受け止める」こと、事故発生について大学側に法的責任がないことが盛り込まれた。
訴訟では、部員が湖に入ることが恒例だったかどうかや、当時の部長だった男性元教授と、副部長だった女性大学職員の責任の有無などが争点となった。昨年10月に当時の部長らの本人尋問をした後、和解協議をしていた。
野呂さんの母美智代さん(50)は、大学側が過去の飛び込みの事実を「重く受け止める」としたことなどが和解につながったとした。一方、事故を止められなかったのか―との思いは残り、「どこかの段階でやめさせていれば事故は起きなかった。危険なことは注意するのが当たり前になってほしい」と訴えた。
今も野呂さんのスマートフォンに残された写真を時々見るといい、充実した日々を送っていたころを思い出すという。
駒沢大学は「改めて故人のご冥福を心よりお祈り申し上げます」とコメントした。
(信濃毎日新聞の記事から引用)


娘を亡くした親御さんの気持ちは推察するに余りあります。「なぜ娘が死ななければならなかったのか?」という、答えの見つからない問いを何千回と繰り返してきたのでしょう
大学の、吹奏楽部長だった教授の責任を問うたところで娘が生きて帰ってくるわけではないと分かっていても、訴訟に踏み切らざる得ないほど追い込まれ、憔悴していたのかもしれません
訴訟の中で、引率責任者や他の吹奏楽部メンバーが何を語ったのかは不明です
が、湖に飛び込んだのは誰かに強制されたからでもなく、その場のノリだったとも考えられます
大学に入学したばかりの、5月の初合宿で気分も高揚し、雰囲気に流されてしまったのかどうか
学生サークルの場合、部長やら幹事といった役割は決まっているものの、責任感は乏しく、参加メンバーの安全に配慮したり、行き過ぎた行動をたしなめるといったブレーキ役を果たせないのも珍しくありません
毎年、入学後の新入生歓迎コンパで未成年者に飲酒をさせ、急性アルコール中毒で死亡する事例が相次いでいるのに改善される気配がないというくらい、大学関係者は安全への配慮に無関心です
ですから遺族が大学の管理責任を問い、訴訟を起こすのは十分に意義があるわけです。が、他の大学がこの野尻湖の事故を真摯に受け止め、サークル活動など課外活動での安全にどれだけ注意を払うのかは疑問です。相変わらず無関心、無責任なまま、「学生が勝手にやったことで、大学としては関知しない」との姿勢であり続けるのでしょう

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