エスカレーターで車椅子の夫婦転落事故

駅の乗降用エスカレーターをベビーカーで利用する女性をしばしば見かけます
エレベーターが設置されていても遠回りしなければならないとか、ベビーカーで利用しても自分は大丈夫だと思っているとか、さまざまな理由があるのでしょうが、危険であるのは確かです
高松市の「ニトリ」で、車椅子の乗った妻を介助していた夫がエスカレーターを利用し、降り口の段差に車輪がひっかかって転落した上、後方にいた女性を巻き込んで死亡させる事故がありました
「ニトリ」にはエレベーターも設置されていたのであり、夫の判断ミスが無関係の女性の命を奪う結果となりました


ニトリのエスカレーター 車いす転落 巻き添え女性死亡 高松
高松市の家具インテリア店「ニトリゆめタウン高松店」の上りエスカレーターで10日、車いすの妻(79)と付き添いの夫(81)=いずれも同市=が転落し、後方にいた別の女性が巻き込まれて死亡したと香川県警が11日、発表した。
妻はあばら骨を折るなどの重傷、夫は左腕に軽傷。県警が事故の詳しい状況を調べる。
事故は10日午前10時40分ごろ発生。夫が車いすの妻を2階から3階に向かうエスカレーターに乗せていたところ、降り口付近の段差でバランスを崩し転倒した。
夫婦の後方にいた渡辺清美さん(76)=同市=が巻き込まれ、エスカレーターの中段付近まで転落。全身を強打し、同日夜、搬送先の病院で死亡が確認された。
妻と車いすはエスカレーターの乗り口付近まで転落したという。同店によると、エスカレーターの乗り口付近には「車いすのご利用はご遠慮ください」と書かれた看板を設置していた。
(産経新聞の記事から引用)


エレベーターを利用する手間を嫌ったがため、人命を奪う結果になったのですがこの老夫婦は事態をどう受け止めているのでしょうか?
常日頃からエスカレーターを車椅子で利用していた可能性もあります
それだけ「危険」を予期する能力が希薄になっていたかもしれません
81歳の夫では、車椅子が段差に引っかかった際、支えるだけの腕力もないと思われます。そうした自覚すらなかったのかも
よく似た事例で、高齢者の運転する車がコンビニエンスストアに突っ込むケースがあります。自動車の場合は自賠責保険や任意保険に加入しているため、補償は可能です。しかし、この事故の老夫婦は損害保険に加入していたとは思えず、被害者である女性の遺族に、果たして償いができるかどうか
むしろ、自分たち夫婦も負傷しているため、「こちらも被害者だ」と開き直って周囲を唖然とさせる展開もあり得ます
さらには「ニトリ」に対して、「エスカレーターの段差を放置していた責任がある」と難癖をつけ、損害賠償を求めるとか…
こうした高齢者の事故では、その後どうなったか報道されないままになるため、メディアはしっかりと顛末を見届け、報じてもらいたいところです

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