北朝鮮攻撃を「非現実的」と批判 山口二郎法大教授

1年の締めくくりに山口二郎法政大学教授の寝言のような発言を取り上げるのも気がひけますが、自分の関心事の範疇なので良しとしましょう
北朝鮮の暴走に明け暮れた1年という気すらします。結果として北朝鮮が核兵器を手放すこともなく、弾道ミサイル開発を断念することもなく、状況は悪化しただけです
しかし、それでもなお武力行使ではなく、話し合いによる解決こそ真の平和につながると主張する人たちがいて、山口二郎法大教授もその1人です
話し合いを拒否しているのは北朝鮮ですから、話し合いでの解決などあり得ないのですが、それでも武力行使を頑なに否定し、批判しています
以下、ハンギョレ新聞に掲載された山口教授の発言を引用します


「防衛省は導入の根拠を練り直し、「北朝鮮の脅威からイージス艦を守るため」との「目的」を追加した。 核・ミサイル開発を加速化する北朝鮮と関連づければ「世論の理解を得やすい」(防衛省幹部)との狙いだった。
実際には北朝鮮のミサイル艇の対艦ミサイルの射程は100~200キロ程度。「イージス艦の脅威にはならず、長射程ミサイルの導入理由としては不十分だ」(防衛省幹部)との指摘もあるが、「北朝鮮の脅威」という金看板が慎重論を抑え込んだ」
従来、日本の安全保障政策の基本は専守防衛であった。他国に対する脅威にはならない、他国を攻撃するような軍事力は持たないというのが、憲法9条の下で可能な防衛政策であった。
実際には攻撃用兵器と防御用兵器の区別が難しいだろうが、ミサイルの射程距離は重要な基準である。日本が防衛の意思を持って長射程ミサイルを導入しても、こうした施策の転換は東アジアの緊張を増すだろう。
憲法9条の改正を求める人々の中には、敵国が日本を攻撃するまで何もできないのはおかしい、敵基地攻撃能力が必要だ、先制攻撃も防衛のためなら可能だという主張がある。
しかし、日本にとっての脅威である北朝鮮がどこにどれだけの兵器を置いているか、日本は正確に把握できない。第一撃で敵の能力をすべて破壊することができなければ、こちらからの攻撃は敵国からのさらに大きな反撃を招くだけである。
北朝鮮が核ミサイルを開発した今、敵基地攻撃は日本に取り返しのつかない破滅をもたらす可能性を伴う。
そもそも戦争、武力行使は朝鮮半島危機の解決策にはならないのである。北朝鮮と国境を接する韓国では、このことは常識であろう。日本では、武力行使を選択肢と考える観念的、空想的な防衛論がある。
こうした空論を唱える人々は現実的と呼ばれ、政治的解決を求める人々は平和ボケといわれる。そうしたレッテルは逆である。高性能の武器を買い込み、攻撃力を強化すれば安心と思う人々こそ、非現実的である。
年明けから日本の国会では来年度予算の審議が始まる。最大規模に膨れ上がった防衛予算の中身を精査し、憲法9条をなし崩しに破壊するような装備の拡大について歯止めをかけるような野党の追及を期待したい。
(以下、略)


従来の専守防衛は、いわば第二次世界大戦当時の攻撃(艦砲射撃や、航空機による爆撃)に対処するものであり、長距離弾道ミサイルを想定したものではありません
軍事的な攻撃手段が変化したのですから、それに対処する現実的な兵装を導入するのが当然です
左寄り(親北朝鮮)の立場であるハンギョレ新聞を意識しているのかどうかは分かりませんが、北朝鮮の暴走をたしなめる発言は一欠けらもなく、すべて日本政府批判で埋め尽くされています
周辺諸国への脅威となっている北朝鮮の行動こそ諸悪の根源なのに、それを指摘しないで日本の長距離ミサイル導入を問題視するのですから、呆れます
「日本を守る」との発想はなく、多くの国民を犠牲にしてでも「憲法九条を守れ」と言いたいのでしょう。うんざりするような倒錯ぶりです

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