カール・マルクス生誕200年アニメ 中国が制作

プロレタリア文学の名作「蟹工船」が映画化され、小林多喜二ブームが起こった…という報道があったのは何年前だったでしょうか?
実際、映画「蟹工船」は話題にはなったものの、興行成績はぱっとしませんでした
その後、「いまなぜ社会主義ブームなのか?」などという、怪しい報道があったりしたものの、ソ連の崩壊や中国共産党による人権抑圧と横暴を見た人たちが社会主義を賛美するはずもありません
日本では野党勢力の中核であった日本社会党の退潮が続き、社会主義のイメージは地に墜ちた感があります
いまだに「科学的社会主義」を標榜している中国では、カール・マルクス生誕200年を祝し、アニメ作品が公開されると報じられています


「社会主義の父」カール・マルクスの生誕200年を記念したアニメ作品、「領風者」の制作が中国で発表されました。ビリビリ動画でPVが公開されており、美形化された若き日のマルクスが見られます。
ビリビリ動画は「中国国産アニメ」事業を推進しており、大規模イベント「MADE BY BILIBILI」では24作品を一挙発表。「領風者」はその1つで、制作は中国の大手スタジオ娃娃魚(「魚」は本来簡体字)が担当します。
公開の時期や形式などは未発表。トレードマークの豊かなヒゲがないマルクスの姿に、コメント欄の反応は困惑気味ですが、エンゲルスとの関係性などを含め、ときめいた人も少なくないようです。
(ねとらぼの記事から引用)


公開されている予告編は次のようなものです

領風者




音楽がもうダメダメという感じです。壮大な物語…を印象づけようとしているのでしょうが、かえってしらけてしまいます
加えて背景描写の安っぽさが目につきます。主人公であるマルクスや相棒のエンゲルスをイケメンにするのは勝手でしょうが、もう少し陰影も加えないと人物が引き立ちません
実写映画によるマルクスとエンゲルスの物語がありますので、参考までに紹介しておきます。手の込んた作りで、「あの時代」をできるだけリアルに描き、資本論が生まれた背景を見せようとする意図がありありです
比べれば、予告編ながら中国アニメの薄っぺらさが際立ちます


映画「マルクス・エンゲルス」



中国アニメの関係者はこの映画「マルクス・エンゲルス」を見なかったのでしょうか?


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