鹿児島5人殺害事件を考える 岩倉被告起訴も初公判はまだ

2018年3月 鹿児島県日置市で親族知人ら5人を殺害したとして逮捕されや岩倉知広は、2019年1月に鹿児島地方検察庁によって起訴されているのですが、裁判はまだ始まっていません
いわゆるニート状態であることを親族から咎められた岩倉被告が、親族を含む5人の成人を素手で絞殺し、遺体を遺棄するという特異な事件でした
逮捕後、岩倉被告は責任能力について判断するため、鑑定留置が行われたものの、鑑定期間を2度も延長するという異例の経過を辿りました。それだけ判断が難しかったのでしょう
その後、裁判官、検察官、弁護人による公判前の争点整理が行われているのですが、長引いています
犯行そのものは認めるものの、岩倉被告の責任能力を巡って意見の対立が続いているのでしょう
今年4月、読売新聞は以下のように伝えています


日置市で親族の男女ら計5人が殺害された事件は、6日で発覚から1年。殺人罪などで起訴された近くの無職岩倉知広被告(39)の裁判は、まだ始まっていない。「どうして弟が事件に巻き込まれたのか。真実が知りたい」。犠牲者の1人、後藤広幸さん(当時47歳)の兄、和秀さん(55)は初公判の日を待ち望んでいる。
「もう1年がたつのか。今もはらわたが煮えくり返っている」。和秀さんは、同市の自宅で、幼い頃に家族で撮った写真のアルバムをめくりながら、語気を強めた。3月31日には親族ら4人が市内の寺に集まり、一周忌の法要を営んだ。
起訴状などによると、岩倉被告は昨年3月31日夜~4月1日朝、祖母の岩倉久子さん(同89歳)宅で、久子さんと父の岩倉正知さん(同68歳)の首を腕で絞めて殺害し、遺体を山林に遺棄。同6日には、安否確認に訪れた伯母ら2人(同69歳、72歳)と後藤さんの首を両手で絞めるなどして殺害した、としている。
鹿児島地検は岩倉被告を昨年6月に鑑定留置し、2度の延長の末、今年1月に起訴した。この間、和秀さんは、裁判が開かれるかどうかもわからない状況に、もどかしさを感じていたという。
子どもの頃から「ヒロ」と呼んでかわいがっていた後藤さんとは、約8年前から音信不通になっていた。しかし、兄として弟のことをずっと気にかけていた。“再会”したのは、事件が発覚した昨年4月6日の夜。警察官に遺体の身元確認を頼まれて出向いた警察署の中だった。
「なぜ殺されなければならなかったのか」。残されたただ一人の兄弟として、「理由を知る必要がある」と和秀さん。「岩倉被告は法廷で本当のことを語ってほしい。裁判の結果をヒロに早く報告し、少しでも無念を晴らしてやりたい」と仏壇の前で静かに語った。
岩倉被告の弁護人によると、現在は裁判所と検察、弁護人の3者で、毎月1回程度の打ち合わせを行っているという。ただ、初公判の見通しは立っていない。
(読売新聞の記事から引用)


事件が発覚した当初は各メディアが報じていましたが、次第に取り上げられる機会も減り、情報が少なくなっています
2018年5月の週刊女性の記事によれば、高校を中退後、陸上自衛隊に入隊していたとあります(以前の報道では、高校中退後に運送会社に勤務したものの、長続きせず辞めたとありました)
自衛隊勤務も長続きはせず、一身上の都合を理由に辞めています。その後は就労したものの対人トラブルで辞めてしまい、長期間無職のままだったようです。居住していたアパート周辺の住民によれば、空き地で棒切れや鉄の棒を振る回す異常な行動が見られた、との目撃談もあり、怖い人物との評判だったとか
ただ、それだけで精神異常とは断定できません
接見した弁護士によれば、「弁護はいらない、弁護は結構です」と繰り返すばかりだが、「言葉遣いは丁寧」だと言うのですから、場面に応じた言葉の使い分けができる程度の分別があるのでしょう
さて、公判に漕ぎつけることはできるのでしょうか?

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