静岡女子大生殺害 同じ学部の学生が犯人

先月末、静岡県三島市で日大国際学部に通う女子大生が、コンビニエンスストアでのアルバイトから帰宅したところを、待ち伏せしていた男に刺され殺害される事件がありました
三島市の女子大生殺人事件と聞くと、どうしても2002年の服部純也死刑囚による殺人事件を思い起こしてしまいます。強姦した挙げ句、生きていた被害者の体にライターで火をつけて焼き殺すという残忍な事件です。被害者が1人であるケースで死刑判決が確定した稀有な例です
この事件とかぶってしまいますので、本件は静岡女子大生殺害事件と表記することにします
以下、女性自身に掲載された記事からの引用です


事件は6月27日の真っ昼間の1時20分ごろ、静岡県沼津市郊外のみかん畑が広がるのどかな海沿いの集落で起きた。コンビニでアルバイトを終えた未来さんが、取りたての免許で運転していた母親の車から降りた直後だった。
自宅から70メートルほど離れた狭い路地で待ち伏せしていた堀藍容疑者が、猛然と刃物で襲いかかったのだった。
「助けてください、助けてください!」
と、未来さんの叫び声が静かな住宅街に響き渡ったが、容疑者は未来さんに馬乗りの状態になったまま、刺し続けた。背中など傷は10か所にも及んだという……。
未来さんは病院に搬送されたが、約2時間後に失血死。
当初、堀容疑者は殺人未遂で現行犯逮捕されたが、殺人容疑に切り替わった。
全国紙の社会部記者が次のように説明する。
「容疑者は犯行については認めているようですが、詳細な動機についてはまだ供述していません。2人とも静岡の三島市にある日本大学国際関係学部の国際教養学科2年生です。顔見知りだったと思われますが、容疑者が一方的に好意を寄せていたうえでの“暴発”だったようです」
未来さんは今年1月、「自分の電話番号を店舗の落書きやSNSに書き込まれる」などと沼津警察署に相談していたが、堀容疑者の名前は出なかったという。
地元では有数のみかん農家の長女として生まれた未来さんは、80歳近い祖父母と、両親、高校生と中学生の弟と同居していた。
「未来ちゃんはおじいちゃん、おばあちゃんっ子。ここらで若い子は高校を出るとほとんどが都会へ出てしまうが、彼女はホントに優しい子だったから、自宅を離れなかったんじゃないの。以前は免許がなかったので、お父さんがアルバイト先まで送迎していてね。家族仲もとてもよかった」(近所の住民)
小学校時代は、読書感想文で賞をとったこともある成績優秀な子どもだった。
「でも、中学校の後半は学校を休みがちだったそうです。何があったのか、理由はわからないけど」(同級生の父親)
(中略)
(堀容疑者について)地元の小・中学校の同級生は、次のように述懐する。
「両親と3つ年上の兄とアパートで暮らしていた。怒ったりキレたりするところは、1度も見たことないです。あまりしゃべらずおとなしくて、優しいやつでしたね。野球が好きで、小さいころは一緒にキャッチボールをして遊びました。勉強はまあまあできましたが、おとなしく、目立つタイプではなかった。いつもニコニコしているから、友達の間では愛されキャラでいじられキャラ。先生からも評判がよかったです」
当時、異性との接触はほとんどなかったようだ。
「女の子と話している姿は見たことない。誰が好きとかも聞いたことないし、女の子に人気があるということもなかった」(同級生)
彼らが今回の事件を「信じられない」と驚くのには、容疑者の持病とのギャップがあるからだ。
「堀は小さいときから身体が弱くて、心臓にペースメーカーを入れていたんです。だから、激しい運動はできなくて、体育の球技は見学していました」(同)
そんな身体で、あのような事件を起こすとは、よほどの出来事があったのだろうか。(以下、略)
(週刊女性の記事から引用)


上記の記事にある堀容疑者のエピソードだけでは、何か特別な異常や性格の偏りがあるようには見えません
静岡地検沼津支部は堀容疑者の精神鑑定の実施に踏み切りました。逮捕はしたものの、警察の取り調べで何やら理解不能な言動が観察されたのでしょう。精神障害、あるいは人格障害が疑われているものと推測します
ただし、大学にも入学し、講義にも出席していた堀容疑者ですから、まったくの心神喪失で刑罰の対象にならない状態であるとは考えられないのであり、刑事責任を問えない…という判断はないものと思います
同じ日本大学国際関係学部に通う堀容疑者が山田未来さんに一方的に好意を寄せ、フラレて逆上した結果殺害に至ったものと考えられます
それだけ堀容疑者は自身のプライドを傷つけられて、山田さんを殺してやると思いつめたのか?
一見大人しく、目立たない人物であっても、強烈な自己愛の持ち主であったりします。自己愛の強い人物は何より自分が一番大切なのですから、女性にフラれるのは最大の屈辱であり、相手に報復してやろうとかこの世から抹消してやろうとか考えるのは珍しくありません
もちろん、フラレても自制ができ、殺人事件など起こさない人が多いのですが
堀容疑者が何かの妄執に囚われていた可能性も考えられますが、それならば大学内で異常な言動が目撃されていたはずです。講義受講中に突然大声で叫ぶとか、誰かに追われると称して助けを求めたり、妄想を語って聞かせるとか。しかし、そうした目撃談はいまのところないようです

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