福井女子高生刺殺 同居の祖父を逮捕

福井県で女子高生が同居していた祖父によって刺殺される事件がありました
しかし、祖父の供述がいかにも不自然で辻褄が合わず、なかなか事件の実態が見えてきません
現場は祖父と刺殺された女子高生の2人暮らしの住宅で、目撃者はいません。まずは警察発表の内容を伝える報道を引用します


10日、福井市の住宅で女子高校生が死亡しているのが見つかり、同居する80代の祖父が殺人の疑いで逮捕された事件で、事件の直後、祖父が親族に「けんかをしていたら動かなくなった」と話していたことが捜査関係者への取材でわかりました。
警察は、事件のいきさつについて慎重に調べを進めています。
この事件は9日深夜、福井県福井市の住宅で、無職の冨澤進容疑者(86)が同居していた孫で高校2年生の友美さんを(16)鋭利な刃物で刺して殺害したとして10日、殺人の疑いで逮捕されたものです。
警察によりますと10日午前0時前に冨澤容疑者から電話で連絡を受けた友美さんの父親が、冨澤容疑者の自宅を訪れたところ住宅の1階で倒れている友美さんを見つけ警察に通報したということですが捜査関係者によりますと父親が連絡を受けた際、冨澤容疑者が「けんかをしていたら動かなくなった」と話していたことが新たにわかりました。
警察によりますと友美さんは以前、福井市内の別の場所で父親などと暮らしていましたが、最近では、冨澤容疑者の自宅で一緒に暮らすようになっていたということで、警察は、冨澤容疑者と友美さんの間にトラブルがあった可能性があるとみて詳しいいきさつや動機について慎重に調べを進めています。
事件が起きた現場の近くに住む人によりますと冨澤容疑者はおよそ10年ほど前までは息子夫婦と一緒に暮らしていて孫の友美さんをよくかわいがっていたということです。
その後、息子夫婦や友美さんが福井市内の別の場所に引っ越してからは、妻と2人暮らしで半年ほど前に妻が体調を崩して入院してからは1人で生活していたということです。
冨澤容疑者の人柄を知る人は気さくで明るい人だったと印象を語っていますが、最近では冨澤容疑者が記憶力が衰えてきたなどと話すこともあったということです。
(NHKニュースの記事から引用)


警察も現時点ですべてを報道陣に明かしているわけではないので、疑問点や不明点だらけです
以下、幾つかを列挙しましょう(できるだけ多くの報道をチェックしたつもりですが、見落としがあればご容赦願います)
冨澤進容疑者が娘の父親に電話した内容は、「(孫娘と)口論しているうちに動かなくなった」というものです。しかし、友美さんは体の正面を無抵抗の状態で刺されたとの見方を警察は示しており、少なくとも口論中に刺されたのではなく就寝後にさされたのでしょう
しかし、凶器となった刃物が発見されたという記事はありますが、どこで発見されたのか、それが何であるのかは報じられていません
友美さんは1階和室で死んでいるのが発見されたとの報道はありますが、そこが犯行現場であるなら一面は血の海だったはずです。しかし、犯行現場の状況は伏せられたままです
冨澤進容疑者が凶器を隠匿したり、殺害現場に手を加えて犯行の痕跡を消してしまった事実はないのでしょうか?
警察に緊急通報したなら、電話で「事故ですか、事件ですか?」と確認するはずです。警察に通報したのですから、父親が駆けつけた際、友美さんはすでに絶命した状態だったのでしょう
となれば、死亡推定時刻と冨澤容疑者が友美さんの父親に電話した時刻が合致しているのかさえ、怪しい気がします。つまり、友美さんを刺殺したのは父親に電話をするよりもっと前だったのではないか、と
ざっと考えただけで以上のような疑問点、不審な点が浮かび上がってきます
冨澤進容疑者は「カッとなって刺した」と供述しているようですが、それが事実であるかは極めて疑わしく思います
犯行時酒を飲んでいたとの供述もあるようですが、酒を飲んでいたから分別を失ったのか、あるいは事件を起こした後に酒を口にして酒のせいにしようと企てたのか?
分からない点が多すぎます
そもそも孫と口論になったからとして、孫を刺し殺そうとするものなのか?

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