「鬼滅の刃」から日本文化批判へ飛ぶ韓国メディア

韓国で公開された「鬼滅の刃:無限列車編」が大ヒットとなっています
それが気に入らないのか、韓国メディアがまたおバカな記事を掲載していますので取り上げます。黙っていればよいものを、なぜか愚論を吐かずにはいられないようです
元記事が韓国語なので、いつものようにインターネットの掲示板「5ちゃんねる」に貼られた蚯蚓記者の翻訳から引用させてもらいます


日本歴代興行1位「鬼滅の刃:無限列車編」が今週韓国に上陸した。ピクサーアニメ「ソウル」と共に韓国劇場街で米国と日本のアニメ対決が繰り広げられている。
「ソウル」は封切り6日目の25日まで、45万人の観客を動員して久しぶりに劇場街に活力を吹き込み、「鬼滅の刃」もまた高い前売り率を記録して「原産地ハンディキャップ」の中でも善戦している。
(中略:「鬼滅の刃」の日本興行成績。日本人のアニメ愛)
韓国をはじめ中国、米国などで封切られた日本映画のトップ10もほとんどアニメが占める。韓国では「君の名は」(2017)、「ハウルの動く城」(2004)、「千と千尋の神隠し」が歴代日本映画興行1,2,3位だ。
中国もまたトップ10がみな日本アニメで米国も同じだ。異色なのは中国は「ドラえもん」シリーズ、米国は「ポケットモンスター」シリーズと「ドラゴンボール」等が布陣していて日本と差がある。アニメが子供用コンテンツと見なされているのだ。
(中略:鉄腕アトムからの日本アニメ史)
50年以上の間に作られたアニメはもう日本が誇る唯一のコンテンツになった。日本劇映画は悲惨なレベルに達した。過去、小津安二郎が「東京物語」(1953)に込めた小市民の淡泊な人生や、黒澤明が「影武者」(1980)に込めた雄壮な叙事詩に派手な舞台装置はもう旧時代の遺物になった。ロマンスは大騒ぎで、アクションは奇怪で、叙事詩は軽薄な映画だけ作り出す「下流」映画の呼称になっている。
劇映画に対する日本人の見解を端的に見せたのが是枝裕和監督の「万引き家族」(2018)だ。ささいなこそ泥で暮らす東京郊外の異色家族を描いた映画で2018年カンヌ映画祭で黄金奨励賞を受賞した。彼が受賞後に帰国した時、空港にはどんな歓迎の人波もなかった。日本の暗い裏面を世界に知らせた破廉恥な監督になっていたのだ。
ポン・ジュノ監督が「パラサイト」でアカデミー作品賞を受賞した時、全国民が歓呼して空港が歓迎の人波で人だかりができたのと対照的だ。「パラサイト」もまた半地下家族を通じて韓国社会の暗い部分を直接的に扱った。
このエピソードは現在、日本の文化コンテンツが孤立し枯死した理由を見せる例だ。かつて白眼視されたオタクの若者たちが作った日本アニメに熱狂しながら現実を否定し、漫画のような幻想に傾倒した彼らの文化的好みが日本の歴史上最高の興行映画「鬼滅の刃」に込められている。
(韓国毎日新聞の記事から引用)

いつもながらどこから突っ込めばよいのか、と思うばかりの記事です
わざわざ「日本の文化コンテンツが孤立し枯死した」と書いているところに悪意が丸出しです。上記の記事では最近の日本の実写映画が不振であると述べているだけなのに、文末ではわざと「日本の文化コンテンツすべてがダメ」であるかのように印象つける書き方をしているわけです
おそらく「K-POPが世界を制覇した」とか、「韓国ドラマにアメリカ人は夢中になっている」などと言いたくてたまらないのでしょう
また、空港への出迎え者の数で、コンテンツの価値が決まったりはしません
そう言えば、ヨン様ブームの頃は空港で出迎えたファンの数を、韓国メディアはやたらと誇らしげに報道していた記憶があります
ただし、日本の実写映画がダメという指摘は「まったく根拠がない言いがかり」であるとは思いません。ここ数年、公開される日本映画で見に行きたいと思うのはアニメーション作品がほとんどでした。例外は「屍人荘の殺人」で、出来栄えは感心しませんでしたが、浜辺美波が可愛らしかったので不満はありません(映画館ではなくネット配信を利用して視聴)
ともかく、人気漫画の実写化とか、もう勘弁してほしいところです

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甲子園優勝校主将が強盗 駒大野球部のしごきを暴露

強盗で逮捕・起訴された2017年甲子園優勝校花咲徳栄の主将、千丸剛被告が法廷で語った駒沢大学野球部での理不尽なしごきについて、日刊スポーツが記事にしています
被告人質問の場を借りて弁護人が千丸被告に語らせ、情状に訴えようとしたのでしょう


花咲徳栄が埼玉県勢として初めて夏の甲子園を制覇した2017年の主将で、19年4月に強盗致傷事件などを起こした千丸剛(ちまる・つよし)被告(21)らの裁判員裁判が27日、千葉地裁(坂田威一郎裁判長)で開かれ、千丸被告の被告人質問が行われた。
千丸被告はスポーツ推薦で18年に駒大に進み、2月から野球部に入部した。弁護側の被告人質問で、1年春からリーグ戦に出場していたにもかかわらず、退部した理由を、千丸被告は「深夜2時、3時までコンクリートの上に正座させられたり、雨の中、傘もさせずに先輩たちの買い出しに行かされたり、たばこの火で根性焼きさせられたりしました。3月から9月に退部するまでほぼ毎日ありました」と供述。「チームの体質、風習についていけなかった」ことが退部の理由と説明した。
通学は続けたものの、駒大はキャンパスがひとつのため「顔を合わせたくない先輩たちと顔を合わせるのが苦痛になった」ため、19年3月に退学したとした。
被告は「(花咲徳栄の同級生で)プロになった選手が2人(中日・清水達也、西武・西川愛也)いて、自分に不安と情けなさを感じた。野球をやっていない自分は価値がないと絶望した」という。
東京都町田市の自宅で引きこもりのようになり、小中学校時代の同級生と遊ぶようになったころ、同級生の1人から「人のいない家からお金を運ぶ仕事があるけど、やらない」と誘われた。報酬は数十万円。「大丈夫かな」と思ったが、「全然問題ないから」と言われた。「野球関係者と疎遠になっていく中で、野球をしていない自分を励ましたり、声をかけてくれた人間なので承諾しました」。
電話番号を渡され、犯行当日の19年4月26日、他の実行犯3人と初めて会った。現場の千葉県八街市に向かう車中で果物ナイフと粘着テープを渡された。「聞いていた話と違うので驚きました。バールを手にした吉添(主犯格の勇人被告)から『バックにやくざがついている。拒否したり逃げたりしたらお前やお前の家族が狙われる』と言われた。逃げたら殺されると思った。吉添には『覚悟を決めろ』と言われた」。
(中略)
千丸被告ら4人は20年1月逮捕された。被害男性は頭骸骨骨折など全治3カ月の重傷を負った。千丸被告の両親は30年入っていた保険を解約し、500万円の弁償金を受け取ってもらったが、被害者からは「実刑は望んでいない」など情状酌量を求める言葉はもらえなかった。情状証人に立った母親は「野球がやりたくて大学に入ったけど、その野球ができなくなった。(18年の)夏ごろ、夜中に泣きながら電話をかけてきて『限界だから助けてほしい』と言われました。野球のことしか考えないで生きてきて、(逮捕当日に事件を起こしたと聞いて)世間知らずの本当にばかな子だと思いました」と証言した。
(日刊スポーツの記事から引用)


情状に訴える作戦ですが、強盗致傷事件でしかも頭蓋骨骨折の重傷を負わせているケースなので、執行猶予付き判決はありません
さらに辛口の意見を述べると、千丸被告が駒沢大学野球部を辞めた事情と強盗事件とは直接関係ないのであり、駒沢大学野球部がいかに劣悪かつ卑劣な場で、先輩野球部員が人間のクズであろうとも、千丸被告が強盗団に加わった事実を帳消しにはできないのです
もちろん、ブログでこうして取り上げているのは千丸被告に多少なりとも同情しているからですが
さて、以前にもこの事件にかこつけて、法政大学野球部におけるしごきの実態を告発した江川卓の記事を引用しました。大学野球の場が、上記のように理不尽なしごきを繰り返している実態に唖然としますし、呆れます
大学生とは名ばかりで、やっているのはそこらのヤンキー集団と大差ありません。当然、大学側もそれを承知で放任しているのです。もちろん、駒沢大学だけでなく日本各地の大学の野球部、体育会系の部活で似たりよったりの行為が繰り返され、「伝統」と称しているのでしょう
上記の記事を読んで、駒沢大学の関係者がどう釈明するのか(釈明を聞いたところで虚しいだけですが)?

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老人ホーム睡眠薬殺人 最高裁判決懲役24年

仕事を終えて帰宅する同僚職員に睡眠薬入りのコーヒーやお茶を飲ませ、意識を失った状態で交通事故を起こさせたとして起訴された元准看護師波多野愛子被告の事件では、一審千葉地裁が交通事故に巻き込まれて負傷した対向車の運転者に対しても殺意があったものと認め、懲役24年(求刑は懲役30年)の判決を言い渡していました
控訴審の東京高裁は千葉地裁判決を、対向車の運転手にまで殺意を認めるのは誤りだとし、審議をつくすべきと差し戻していました。
上告審となった最高裁判所では一審千葉地裁の判決を認め、懲役24年の刑が確定しています


千葉県印西市の老人ホームで平成29年、睡眠導入剤入りの飲み物を同僚らに飲ませ、交通事故などで6人を殺傷したとして殺人や殺人未遂などの罪に問われた元職員の准看護師、波田野(はたの)愛子被告(74)の上告審判決で、最高裁第2小法廷(草野耕一裁判長)は29日、殺意の一部を認めなかった2審東京高裁判決を破棄し、被告側の控訴を棄却した。懲役24年とした1審千葉地裁の裁判員裁判判決が確定する。4裁判官全員一致の結論。
2審判決は「事故に巻き込まれた対向車の2人に対する殺意までは認められない」として1審判決を破棄、審理を地裁に差し戻した。これに対し第2小法廷は、対向車の2人が事故を避けられたとは限らず、2人が死亡することも「十分あり得る」などと指摘。殺意を一部否定した2審判決は「誤りだ」とした。
判決によると、波田野被告は29年2月、准看護師として勤務していた老人ホームで、同僚の山岡恵子さん=当時(60)=に睡眠導入剤入りの飲み物を飲ませた上、車を運転して帰宅するよう仕向け、交通事故を起こさせて殺害。対向車の男性にもけがをさせた。同様の手口で同年5~6月に別の同僚2人と同乗者、事故の相手の計4人にも重軽傷を負わせた。
(産経新聞の記事から引用)


波多野愛子被告は現在74歳で、裁判の途中から犯行動機を質問されても「忘れた」とか「思い出せない」と答えるようになっています。反省していない証拠、と被害者は憤っていたのですが、痴呆症の可能性も否定はできません
ただし、裁判の途中で痴呆症になったとしても、現に波多野被告の犯行によって1人を死亡し4人に重軽傷を負った事実に変わりはないのであり、被告が責任を負う必要があります。波多野被告が被害者に対してどこまで補償を行ったのか、記事では触れていないので不明ですが、十分な資産があったとは思えないので補償などほとんどしていないと推測されます。被害者と示談が成立しているとの報道もありません
74歳で痴呆症を発症したと推測される被告をこの先24年間、刑務所に服役させるというのは非現実的な話ではあるものの、それはまた別の問題としておきましょう
肝心の犯行動機ですが、はっきりしません。勤務先の施設が正看護師の採用を計画したため、高齢で准看護師の資格しかない波多野被告は、自分がクビになると邪推し、同僚職員への嫌がらせを計画した、とされているものの納得できません
職場で必要とされなくなりつつある波多野被告は、同僚たちの言動から自分が差別されていると感じたのでしょうか?
何人もの人を巻き込んだ理不尽な事件であるのに、犯行動機は曖昧という何とも後味の悪い事件です
波多野被告は自分がどうして刑務所にいるのか、それさえ思い出せないまま獄舎の中で日々を過ごす結果になります

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