ヒステリックブルーのナオキ 性犯罪ではないと釈明

刑事裁判の場合、事前に争点整理を行い、起訴内容に同意できる部分と同意できない部分を明らかにし、速やかに裁判が進むようにのが現在のやり方です。しかし、起訴内容に争いがある場合、公判の回数も増えますし、判決まで時間がかかります
ヒステリックブルーのナオキこと、二階堂直樹被告が起訴された強制わいせつ未遂事件は、検察官の起訴状の内容に同意しなかったため、裁判が長くなっています
5月20日の公判で行われた被告人質問の様子を毎日新聞は以下のように伝えています


女性の体を触ろうとしたとして、強制わいせつ未遂罪に問われた人気ロックバンド「ヒステリックブルー」(解散)の元ギタリスト、二階堂直樹被告(41)は20日、さいたま地裁(任介辰哉裁判官)の被告人質問で「尾行が目的だったが、一瞬触るだけなら大事にならないと思った」と事件当時の心境を説明した。
被告は弁護側の質問に対し、事件前に酒を飲んだ影響で正常な判断ができなかったと説明。その上で、数分間にわたって被害者を尾行した理由については「相手に近づき、支配欲を充足させるため」などと述べた。検察側から「性的な目的はなかったのか」と問われると、「そういう欲求はあまりなかった。最初は体を触るつもりもなかった」と答えた。
起訴状などによると、二階堂被告は2020年7月6日未明、埼玉県朝霞市の路上で通行人の20代女性の口を背後から塞ぎ、服の上から胸を触ろうとしたとしている。
(毎日新聞の記事から引用)


深夜、妻と口論になって家を飛び出した二階堂被告はラーメン店で酒を飲み、帰宅する女性の後を尾行する行動に出ます。1人目の女性の尾行は途中で止めたようですが、2人目の女性には背後から口を押さえつけています。当然ながら夜道でいきなり背後から襲いかかられたので女性はパニックになり、転倒して怪我をしてしまいました。二階堂被告はその場から逃げ去っています
よって、二階堂被告は上記の記事にあるように「強制わいせつの意図はなかった」と主張しているわけです
しかし、女性が怪我をしたのは二階堂被告が背後から口を塞いだためですから、女性の落ち度だと責めるのは大間違いであり、二階堂被告の責任が問われるのは確かでしょう
検察の主張と二階堂被告側の言い分は対立したままなので、後は裁判官が判断を下すしかありません
前回も述べたように、被害者女性は二階堂被告と示談が成立してはいるものの、彼を許す気はなく処罰するよう求めています
女性としては夜道で背後から襲いかかられれば恐怖するのであり、「わいせつの意図はなかった」などという身勝手な釈明を受け入れる気になれないのでしょう
ましてや記事にもあるような、「一瞬触るだけなら大したことにはならないだろう」との言い分を耳にすれば、「ふざけるな」と言いたくなるのでは?
二階堂被告は前回の事件で服役し刑期を終えたとはいえ、女性を蹂躙し陵辱して快感を得るという歪んだ性癖がまだ残っているのだな、と思うばかりです
実刑を科して短期間でも服役させ、もう一度考え直させるのが妥当ではないでしょうか?

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ひきこもり殺人 親子の修羅場

ひきこもりの息子の暴力に苦にして殺害してしまう、という事件が珍しくない時代です
あるいがひきこもりの息子が暴発し、通り魔殺人のように無関係の人まで巻き込む事件が起きたりもします
週刊誌「フライデー」が、ひきこもりの息子を殺害してしまった父親の事件についての記事を掲載しているので、考えてみましょう
長文の記事なので、全容は以下のサイトへアクセスねがいます

20年以上ひきこもりの息子を殺害した父親の「残酷な家庭事情」

高校生の頃には煙草の吸殻を収集するという、異常な行動が見られており、精神科への通院も始まっています。そして母親が暴力の対象となるのも多くにケースに共通して見られるのであり、母親を自宅から避難させて安全を確保する対応も適切だったと考えます
ただし、この長男は生活能力がない状態ですから、アパートを借りて独り暮らしをさせても自活できないのですから、何かが解決するはずもなく長続きはしません


40歳を迎える春、清太郎の精神状態をさらに悪化させる出来事が起こる。ほとんど唯一の外部の理解者だった地域活動支援センターの担当の女性が定年退職したのだ。
清太郎は、理解者を失った混乱からか、アパートで安男に対して暴力をふるった。これまで母親に手を上げることはあっても、安男にだけはしなかった。安男にしてみれば、ついに来る時が来てしまったという気持ちだったかもしれない。
さらに清太郎は長女一家にまで敵意を向けるようになる。7月の初め、長女の子供たちの誕生会に呼ばれた清太郎が、突然長女一家への殺意をほのめかすようになったのだ。幸せな家庭を目の当たりにし、逆恨みをしたようだ。
「なんであんなに幸せなのかな。みんなぶっ殺してやりたくなってくる!」
翌日になっても恨みはおさまらず、清太郎は殺意をむき出しにした。安男は、清太郎の言動にただならぬ不安を抱くようになる。


長男の精神状態が不安定になり、他の家族へ危害を加える虞がある以上、入院させるのが適切な選択でしょう。あるいは父親や母親に対する暴力を警察に通報し、逮捕させるという強硬手段も考えられます
もちろんそれで家族関係は悪化し、場合によっては破綻するかもしれません。しかし、家族で抱え込むのには限度がある以上、いつまでも「家族でなんとかすべき」だと考えるのは誤りです
残酷な言い方になりますが、どこかで見切りをつけなければならないケースもあるのですから


「清太郎は15歳の時から数えきれないくらいの病院へ行っていました。行く先々でたくさんの薬を処方されて、一生懸命に治療に励んでいたんです。それなのに、20年以上経って別の医者の先生から『統合失調症だった』と診断を覆されました。こんな中で、清太郎に医療者を信じろ、ちゃんと治療しろとは言えませんでした。
レスパイト入院も、他人と一緒にいると脅迫観念が膨らんでしまうので逆効果なんです。病院からもどってくると、毎回病状が悪化していて落ち着かせるのが大変でした」
警察については、もし清太郎が通報されたことを知れば、復讐されるという恐怖があったらしい。
第三者はよく「入院させろ」「警察に通報しろ」という。だが、事件にいたるプロセスを見ると、そんな簡単なことではないことがわかる。
本記事で紹介できるのはごく一部なので、詳細は拙著『近親殺人』を読んでいただければと思うが、こうした事件を理解するには、家族を取り巻く状況を的確に見つめなければならないのだ。
8050問題は、近い将来、今以上に大きな社会課題になることは間違いない。だからこそ、家族の間で起こる近親殺人の実態をしっかりと見つめて考える必要がある。


何でもかんでも精神病院に入院させるべきだとは言いませんが、本件のように父親が思いつめて息子を殺害する事態に至るより、強制入院させた方がより被害は小さくて済みます
残念ながら長男は在宅で治療を継続しても大きく改善する見込みはないのであり、家族がボロボロになってしまうのを避ける選択をする必要があります。苦渋の選択ではありますが、長男を見捨てる決断を早い時期にするよう、自分なら進言します
「どうにかしなければならない」という親の責任感は理解できますが、「どうにもならない事態」というのもあるわけで、抱えきれない事態を抱え込もうとするのは無理があります
日本は世界中を見ても長期入院患者が多いのですが、そのほとんどが精神疾患による長期入院によるものです
「精神疾患の患者を病院に閉じ込め薬漬けにしている」と批判される実態はあるものの、代替する手段がそう簡単に実現するものではないのであり、家族が犠牲になるのを防ぐという側面も強制入院の措置は必要でしょう
記事では、第三者はよく「入院させろ」「警察に通報しろ」という。だが、事件にいたるプロセスを見ると、そんな簡単なことではないことがわかると書いてありますが、それでも決断しなければ家族は守れません。どうにもならないのに、どうにかしなければと思い、抱え込んでしまう方が問題だと自分は思います

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