大口病院不審死 初公判は10月の予定

横浜市の大口病院はいわるゆ高齢の末期患者を受け入れる医療機関です。高齢で末期というのは、回復の可能性が極めて低く、いわば最後を病院で迎えるため受け入れている場所と理解してよいのでしょう
そこに勤務していた久保木愛弓被告は、患者の点滴に消毒液を混入させ48人を殺害したと考えられています。が、検察は立件を3人に絞り、久保木被告を起訴しています。48人の入院患者が相次いで死亡したものの、十分な検死は行われなかったため、久保木被告による犯行であると立件できる証拠がある3人の殺害について罪を問う構えです
起訴されてから2年半を経て、ようやく久保木被告の初公判が今年10月に開かれると報道されています


横浜市の病院で高齢の入院患者3人の点滴に消毒液を混入して殺害したなどとして起訴された病院の元看護師の女の初公判がことし10月、横浜地方裁判所で開かれることが決まりました。
横浜市神奈川区の旧「大口病院」の元看護師、久保木愛弓被告(34)は、5年前、70代から80代の入院患者3人の点滴に消毒液を混入し殺害したとして殺人の罪に問われています。
また、未使用だったほかの複数の点滴袋に消毒液を混入したとして殺人予備の罪にも問われています。
裁判員裁判を前に裁判所と検察、それに弁護側が争点を絞り込んだり日程を調整したりした結果、初公判はことし10月1日に横浜地方裁判所で開かれることが決まりました。
裁判所によりますと、初公判以外の審理日程は今のところ決まっていないということです。
久保木被告は、警察の調べに対し「患者が死亡した際の遺族への説明が、自分にできるのか常に不安だった」などと、自分の勤務時間外に患者が死亡するよう狙ったという趣旨の供述をしているということで、患者が短期間に相次いで殺害された事件の動機などについて、どのように主張するのか注目されます。
(NHKの記事から引用)


インターネット上では相変わらず「久保木被告はサイコパス」との書き込みが目につきます。この場合のサイコパスとは、アメリカの刑事ドラマなどに登場する精神異常の凶悪殺人者、という意味なのでしょう
しかし、サイコパスの定義は複雑であり、必ずしも精神異常の殺人者を指し示すものではありません。そもそも精神異常の殺人者なら刑事責任を問えない可能性もあります(心神喪失で起訴できない可能性も)
前回(2019年11月25日)にこの事件を取り上げた際には、「限局性恐怖症(Specific Phobia)」との見方を示す精神科医片田珠美の見解を紹介しました
聞き慣れない病名を並べると、ほとんどの人が関心を失うのかもしれません。それよりも久保木被告=サイコパス説を取り上げた方がウケがよいのだろうと思います
ただ、サイコパスとは精神病質を指すものであり、精神病とは断定できないけれども健常ではない人で、「成人において非社会性または反社会性を常況として社会生活上の困難をしめすパーソナリティ障害と解釈される」ケースです。自分が大好きで他者を省みず、傷つけても呵責を感じず平然としているタイプや、誇大妄想的な思いに囚われ周囲の意見にまったく耳を傾けようとしないタイプなど、幾つか類型化されてはいますが、必ずしもどれかにピタリと当てはまるとは限りません
久保木被告の場合は患者の死によって遺族から批判されたり説明を求められることへの不安、が引き金となり、これを回避するためには患者の点滴に毒物までも混入させて良心の呵責を覚えない…という異常さが目につきます
復讐のためでもなく、怒りからでもなく、看護師として自分の優秀さを誇示するためでもなく、ただ責任を回避するため48人の患者の点滴に毒物を混入する行為を淡々と繰り返したのでしょう(同僚看護師との軋轢、トラブルなど報じられたものもありますが、それが決定的な要因であるとは思えません)
ただ、初公判で久保木被告の弁護人が精神病質とか、パーソナリティ障害を理由に上げて死刑回避を求めるのかどうか、が注目されます

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知人の娘(小学生)に性暴行 52歳の男を逮捕

幼いこどもに対する性暴力の報道を取り上げるのは、何とも心地の悪いものです。が、記事を読んで「ふーん」と受け流す気にもなれません
こうした愚行に走る大人を減らすためにはどうすればよいのでしょうか?
決め手となる方策が思い浮かびません。せめて逮捕された性犯罪者に重い罰を科すことくらいでしょうか?
デイリー新潮の記事から引用します


「小学生の知人娘への性的暴行」で逮捕 ロリコン男の8年前の犯罪が掘り返されたワケ
逮捕された荒木博路容疑者は、2013年4月、都内の知人の自宅を訪問した際、知人の当時小学生の娘に性的暴行をした疑いが持たれ、強制性交容疑で警視庁捜査1課に逮捕されたという。
社会部記者に解説してもらうと、
「荒木容疑者と被害者の父親は仲が良く、被害者宅にしょっちゅう来て酒を飲んだりしていました。被害者の父親は酒を飲むときまって寝てしまうタイプで、その隙に犯行を繰り返していたと見られています。被害者は当時10歳、小学校4年生で、荒木容疑者は“10回くらいやった。性欲を抑えられず、自分の欲求を満たすためにやった”と取り調べに答えているようです」
同じ女児に対して繰り返し性的暴行を繰り返していた荒木容疑者。他の女児への犯行は今のところ確認されていないようだが、8年前の犯行がどうして今になって掘り起こされることになったのだろうか。
警察への相談は去年7月
「荒木容疑者は犯行時の動画や静止画を携帯で撮影し、ハードディスクに移して保存していました。それを被疑者の妻がたまたま見つけ、荒木容疑者を問い詰めたところ犯行を認めたため、被害者家族のもとに行き謝罪。容疑者の妻も被害者のことは知っている間柄でした。被害者の母親はその謝罪で初めて犯行を知り、“許せない”と警察に相談に訪れました。去年7月のことだったということです」
警察は捜査をスタートさせる。
「当然、現在18歳となった被害者にも事情を聞くことになるわけですが、彼女としては、“当時は自分が何をされたのかよく分かっていなかったが、成長するとともに自分がされたことはいけないことなのではないかと分かるようになっていった。とはいえ、自分が黙っていれば済むことではないのかとも思っていたので、親にも相談せずに黙っていた”などと話したそうです」
犯行当時の記憶がよみがえってくる中で、
「口止めについても当時はよくわからなかったが、“今思えば口止めされた。お父さんやお母さんには言っちゃダメだよ”といった文言だったのは覚えているということでした。犯行時刻はだいたい夜10時ごろだったと言います」
その一方で、荒木容疑者に対しての捜査はと言うと、
「今年4月にガサ(家宅捜索)をかけてハードディスクを押収したところ、データは消去されていました。後でわかったことですが、妻がデータを発見して問い詰めた後、事の全貌が発覚するのを恐れて荒木容疑者が消去していたようです。警察でデータを復元したところ、画像のうち50~60枚ほどが確認できて、犯行を裏付けることができたというわけです。荒木容疑者は典型的なロリコンで、妻との関係も疎遠だったようです」
(以下、略)


記事にある「荒木容疑者は典型的なロリコンで、妻との関係も疎遠だったようです」は、何だかなという感じです
ロリコンだと書いたところで何も言い当てなどいないわけで
もちろん、警察担当の記者が聞き出した内容そのままであり、捜査に当たった警察官が荒木容疑者を「典型的なロリコン」と形容しているのでしょうが、何とも貧しい表現であり語彙の不足を感じます
「典型的なロリコン」なる表現を考えれば、出会い系サイトで中学生や小学生に声をかけ援助交際に引き込もうとするオヤジが思い浮かびます
しかし、上記の記事では荒木容疑者が他の少女に手を出していた証拠はないようで、これを「典型的なロリコン」と言えるのかどうか?
ともあれ、荒木被告がどのような人物であったのか、週刊新潮なり週刊文春が取材して記事にするのでしょうから、続報を待ちましょう
荒木容疑者は会社員と書かれていますが、おそらくこの事件で解雇されるはずです。懲戒解雇にするのか、あるいは自己都合退職扱いにするかは会社次第です。職務とは直接関係しない犯罪ですから、自己都合退職を認めて退職金が支払われる可能性はあります
それでも被害者の親はカンカンでしょうから、荒木容疑者に数百万円の慰謝料支払いを求めるのでしょう
まさか、「娘(被害者)の方から誘惑してきた」などと開き直ったりはしないと思うのですが

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