「少年革命家ゆたぼん」父の語る教育論

功なり名を遂げたスポーツ選手や企業経営者がそれぞれの経験に基づき、人生哲学やら経営哲学の本を出版したりします
そうした読み物を好む一定の層がいて自己啓発のために読むため、手堅い売上が期待できるのだそうです
ただし、己の経験に基づくということは「経験していないことについては語れない」のであり、その分内容が薄くなっていたり、自身の成功体験にのみ依存した話になっている危険があります
前置きはこれくらいにして、「少年革命家ゆたぼん」の父が週刊女性で教育論を語っているので取り上げます。父は次の国政選挙で「古い政党から国民を守る党」(旧・NHKから国民を守る党)から立候補すると表明しているのだそうです
つまり表に出る覚悟を決めたわけですから、彼の唱える「教育論」とやらを読んでみましょう

ゆたぼん父の語った教育論、“毒親”と批判も「僕が息子を叱らない理由」
https://www.jprime.jp/articles/-/21340
(前略)
「小学2年生までは、毎日楽しく学校に通っていました。ですが、3年生になったとき、彼の中で“なぜみんな同じように通い、教室に座っているんだろう─”。大人の言い方をすれば、一律で教育を受けさせられていることに対して、子どもながらに疑問を覚えたみたいです」(幸也さん、以下同)
決定打だったのが、宿題をしていなかったことをきっかけに、担任教師との間に起きたトラブルだった。
「怠惰から宿題を放棄したわけではなく、なぜ宿題をしなければいけないのか、宿題をする前にその理由を先生に聞きたかったんです。親として僕も、宿題をする意味を伝えたものの、ゆたぼんとしては学校から納得できる答えを求めていました。ところが、“ルールだから”という一辺倒の答えが返ってくるのみで、彼はさらに不信感を募らせてしまった」
結果的に、このやりとりが引き金となり、さらに学校とゆたぼんくんの溝は広がってしまう。
「不登校には葛藤はありました。ですが、本人が行きたくないと言っているのに、無理やり行かせることは本当に彼のためになるのかなって。だったら、行きたくないという気持ちを受け入れて、そのうえで親ができることを最大限サポートするほうが、子どものためになるのではないかと思いました」
そして、ゆたぼんくんは先述のとおり、学校に行かないことを宣言するのだが、「同級生たちがロボットに見えた」などの過激な発言が猛反発を招き、大炎上へと発展してしまう─。
「これほど大きな騒動になるとは想像できませんでした」
と、幸也さんは当時を振り返りながら苦笑する。
(中略)
「親の影響を受けて子どもが学校に行かないのであれば、娘たちも不登校になってますよね(笑)。僕は、子どもの気持ちを尊重することが大事だと思っているだけです。ゆたぼんは行きたくない、娘たちは楽しいから行きたい」
「たしかに、ゆたぼんは学校で体験できることを体験できないかもしれません。ですが、絶対に学校では体験できないことを体験している。不登校の子どもたちを集めてお泊まり会をするなど、友達をつくれるようにもしています」
そう幸也さんは、理解を求める。
毒親ではなく親バカ、強制的に命じない
一方で気になるのは、学校に通わないことで学力をどう補うかだ。否定的意見の多くを占めるのがこの点で、学力がないことで子どもの将来への選択肢が狭まるのでは、と危惧する声は大きい。小学校を卒業した後、宣言どおり彼は不登校のままだ。
「今はネットもあり、多様な学び方ができます。勉強に関しても、YouTubeや『スタディサプリ』などを使って、本人が勉強したいときに勉強しています」
と幸也さんは説明するが、義務教育と異なる高校以降を考えるとどうだろうか?自らの人生の指針を本格的に考え始める、多感な時期だ。
(以下、略)

ゆたぼん父は中卒ですが、独学で高卒認定試験に合格したそうで、自身のそうした独学の体験が主張の拠り所になっているものと推測します
ゆたぼんは自宅でスタディサプリ(リクルートが提供する学習教材動画)を使っているのであれば、学校のカリキュラムに匹敵する内容を学べるのでしょう
ただし、「学びたいものを学ぶ」という姿勢では、学びたくないものがすっぽりと抜け落ちてしまい大きなマイナスです。微分や積分など実社会では使わないし学ぶ必要はないとの意見を耳にしますが、大事なのは微分や積分の考え方です。数学で大切なのは解の公式を丸暗記することではなく、その考え方を理解し応用する能力です。それが身についている人と見についていない人では、社会人になってから差が開くでしょう
ところで上記の記事を読んで、「教育論?」と疑問に思うのは自分だけではないはずです。教育論などと呼べるほど体系化されたものではなく、単に自身の体験と息子の不登校への対処を併せて語っているに過ぎません
この程度の中身で、衆議院議員になった際に文部科学大臣に質問をぶつけ議論する気なのでしょうか?
居酒屋で酔っぱらったサラリーマンが「教育はかくあるべし」と吠えているのと同じで、とても政策論議にはなりません
国会議員を目指すのであれば、自身の考えをきちんと政策の形にまとめたり、法案の形にする必要があります
総理大臣田中角栄といえば、ロッキード事件による利益誘導型政治とのイメージが濃いのですが、議員活動としては33本もの議員立法を通すという他に類を見ない成果を残しています。これは田中角栄が若手官僚と一緒になって勉強会をやり、政策立案のノウハウを学び、生かした結果です
ゆたぼん父に文部科学省の官僚に頭を下げて勉強会に加えてもらい、政策立案のノウハウを学ぶことができるのでしょうか?
衆議院議員選挙に当選してからやるのではなく、国会議員を目指すなら今からやっておく必要があります

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