静岡女子大生殺害 ストーカーの言い分

先日も取り上げたように、静岡県沼津市で2020年6月、アルバイト帰りの大学生山田未来さん(当時19歳)を待ち伏せ、刃物で殺害したとして殺人罪などに問われた堀藍被告(21)は、初公判で起訴事実を認めています
読売新聞が法廷でのやりとりを記事にしていますので、取り上げます
直接の動機は山田さんにラインをブロックされたため、だと堀被告は述べています


堀被告は頭を丸刈りにして、黒色のジャケットを着用して出廷。罪状認否で裁判長から起訴事実について問われ、「間違いありません」と真っすぐ前を見て答えた。
冒頭陳述で検察側は、堀被告が大学の同級生だった山田さんに一方的に好意を寄せていたと指摘。何度もラインを送信し、山田さんが「他の人とラインした方がいい」と返しても、「好きな人とラインしているときが楽しいから無理」などと連絡を続けていたことを明らかにした。堀被告は、やりとりを断ろうとする山田さんに対し、「後悔することになる。ラインのやりとりはやめないで」「無視してもいいことないよ」などとメッセージを送り、山田さんは20年6月23日にラインをブロックしたという。
検察側は殺害の動機について「ラインをブロックされ、逆恨みして殺害を決意した」と指摘。堀被告が自宅で山田さんに見立てた段ボールを包丁で刺す練習をするなど、計画的な犯行であることも強調した。
山田さんは友人に対し、「ブロックしたら、逆上して何をされるかわからない」と相談していたという。
山田さんの体には刺し傷や切り傷が49か所あり、検察側は「致命傷となるけがが多数あり、救命措置が早くても死が免れない状況だった」と説明。堀被告は山田さんを刺した後、死亡を確認するために呼吸や心拍の有無を調べていたことなども明らかにした。
一方、弁護側は、堀被告が山田さんとのやりとりを「生きがいのように感じていた」と説明。堀被告が小学生の時に、心臓の病気でペースメーカーを入れたことを明らかにしたうえで、「ラインをブロックされると、(生活に支障がある)使えない体だけが一生残ると思った。生きがいを奪った山田さんを殺害しようと考えた」と説明した。
公判は6日も開かれ、被告人質問などが行われる。8日に結審する予定。
(読売新聞の記事から引用)


弁護人は被告を弁護するのが仕事であり、情状酌量のためなら何でも利用するのでしょう。しかし、裁判員裁判という場において、上記のようにな堀被告の小学生時の心臓疾患を持ち出し、連綿と「生き甲斐を奪われた」と訴え続けても、裁判員はドン引きだと思われます
この説明で「ああ、それなら殺害に至るのは仕方ないね」、「被害者の側にも原因を作った落ち度があるね」と受けとめる裁判員はいないはずです
堀被告のストーカー気質は十分に伝わってくるとしても、山田さんの命を奪った事実をどう考え、反省しているのか?
法廷で堀被告がまだ謝罪を口にしていないのか、記事として取り上げなかったのかは不明ですが、小学生時の心臓疾患の話や「生き甲斐を奪った山田さんを殺害しようと考えた」と犯行理由を語るよりも優先されるのでは?
口八丁の経営コンサルタントみたいな発言はしたくないのですが、裁判員の心に響く弁護というものを弁護人は工夫し、展開するべきでしょう
過去には被害者遺族に対しケンカを売るような弁護をした弁護士もいるわけで、やはり弁護の上手な人と下手な人との格差が大きいと言わざるを得ません
としても、弁護士が自身の弁論の拙さを素直に認め改善に努める姿は想像できませんので、弁論の下手な弁護士はいつまで経っても下手なままなのでしょう

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